幼女無双~魔王の子供に転生した少女は人間界で無双する~

ninjin

文字の大きさ
68 / 107
ローガンの逆襲

第68話 ローガン対大司教

しおりを挟む
 「ガハハハハハ、ガハハハハハ、ガハハハハハハ。俺って最強だぜ」


 ローガンは大声で叫ぶ。


 「おい、シンク。お前は俺に何度も舐めた口を聞いていたな」
 「も……申し訳ありません」


 ジュピターとローガンの戦いを一部始終見ていたシンクは、ローガンの恫喝に生きた心地がしない。


 「すぐに間違いを正せるのは良いことだ。ガハハハハハ、ガハハハハハ」
 「ローガンさん、ありがとうございます」

 「この無礼者!誰に向かって口を聞いているのだ。ローガンさんではなくローガン様だろ。口の利き方には気を付けろ」


 ローガンはシンクを殴り飛ばす。


 「も……申し訳ありません。ローガン様」

 
 顔を倍ほど腫らしたシンクは土下座して謝る。


 「ガハハハハハ、ガハハハハハ、ガハハハハハハ。ちょ~気持ちいい~」


 ローガンはシンクに復讐を果たして清々しい顔をして喜んだ。


 「俺が新しい天空神12使徒になってやるぜ。シンク、俺をスキャラブ大司教に会わせるのだ」
 「ローガン様、キャベッジへ向かわなくても良いのでしょうか」

 「黙れ!俺に指図するな」
 「申し訳ございません。すぐにご案内致します」

 
 シンクはローガンをスキャラブ大司教の元へ案内した。


 ここは天空神大教会の最上階にある大司教の部屋。 その部屋は全面の壁にダイヤが張り詰められたダイヤの部屋。全ての家具にはダイヤが埋め込まれている。


 『ドンドン、ドンドン』


 「スキャラブ大司教様、ローガン……様が面会に来られています」
 「ローガン?誰だそいつは」


 スキャラブ大司教が知らないのは当然だ。


 「ガハハハハハ、ガハハハハハ。俺のことを知らないのなら教えてやろう」


 『ドン、ドン、ドドン、ドカーン』


 扉はローガンの拳により破壊された。ローガンは中腰になり窮屈な姿勢で部屋の中へ入る。


 「な……なんだこの化け物は」


 ローガンの姿を見たスキャラブ大司教は身の毛がよだつ。


 「スキャラブ大司教様、ローガン様はジュピター様がお作りになった合成魔獣です」
 「シンク、雑魚野郎に敬称など必要ないぜ」

 「はい。ローガン様」


 シンクは怯えながら返事をする。


 「お……お前は合成魔獣なのか?」


 合成魔獣はジュピターがインプットした言葉を復唱することしかできない。合成魔獣が自分の意思で喋ることなどありえないのである。


 「ガハハハハハ、ガハハハハハ。他のポンコツ合成魔獣と俺を一緒にするな」
 「シンク、ジュピターを連れて来なさい。この男では話になりません」
 「スキャラブ大司教様、ジュピターはローガン様に殺されました」

 「合成魔獣が主人に逆らうことなどありえない」


 スキャラブ大司教は驚きを隠せない。


 「スキャラブ、俺がジュピターの代わりに新しい天空神12使徒とやらになってやるぜ」
 「それはできない。天空神12使徒を決めるのはゼーウス法王様だけだ」

 「そうか。それならお前は用なしだな」


 ローガンはスキャラブ大司教の頭をリンゴのように掴んで握りつぶした。


 「ガハハハハハ、ガハハハハハ。今日から俺が大司教だ」


 ローガンは両手を上げて喜んだ。しかし、その大きな手はダイヤの部屋の天井を破壊してしまう。


 「この部屋は俺には狭すぎるぜ。シンク、俺のサイズに変更させろ」
 「……」


 シンクは恐怖で絶句している。


 「お前も死にたいのか」
 「す……すぐに改修工事をさせます」


 シンクは逃げるように大司教の部屋から飛び出した。


 「ガハハハハハ、ガハハハハハ。俺は田舎町の町長でおさまる器ではない。いっそのこと法王とやらになるのも良いな」


 ローガンはニタニタとゲスイ笑みを浮かべる。


 「キャベッジのことはアイツらに任せて俺はこの町をローガンサマと改名させるために町長のところへ出向いてやろう」


 ローガンは強大な力を存分に披露して、ほんの数時間でパースリの町を乗っ取り町名をローガンサマに変えさせた。


 「ガハハハハハ、ガハハハハハ、ガハハハハハ。今日の仕事はこの辺にしといてやる」


 ローガンはシンクに用意させた大きなベットで一眠りに就いた。
 一方、先に出発したケレースとバッカスは、その日の夜にはシュティルの森へ到着していた。


 「ジュピターは、まだ来ないのか」


 バッカスが問う。ジュピターは新しい合成魔獣を造ったら合成魔獣に乗ってすぐに追いつくと豪語していた。


 「今回ばかりはちゃんと来ると思ったのだが……」


 ケレースは落胆した表情を浮かべる。


 バッカスとケレースがすぐ近くに来たのです。ヤバす!
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

セーブポイント転生 ~寿命が無い石なので千年修行したらレベル上限突破してしまった~

空色蜻蛉
ファンタジー
枢は目覚めるとクリスタルの中で魂だけの状態になっていた。どうやらダンジョンのセーブポイントに転生してしまったらしい。身動きできない状態に悲嘆に暮れた枢だが、やがて開き直ってレベルアップ作業に明け暮れることにした。百年経ち、二百年経ち……やがて国の礎である「聖なるクリスタル」として崇められるまでになる。 もう元の世界に戻れないと腹をくくって自分の国を見守る枢だが、千年経った時、衝撃のどんでん返しが待ち受けていて……。 【お知らせ】6/22 完結しました!

『異世界ガチャでユニークスキル全部乗せ!? ポンコツ神と俺の無自覚最強スローライフ』

チャチャ
ファンタジー
> 仕事帰りにファンタジー小説を買った帰り道、不運にも事故死した38歳の男。 気がつくと、目の前には“ポンコツ”と噂される神様がいた——。 「君、うっかり死んじゃったから、異世界に転生させてあげるよ♪」 「スキル? ステータス? もちろんガチャで決めるから!」 最初はブチギレ寸前だったが、引いたスキルはなんと全部ユニーク! 本人は気づいていないが、【超幸運】の持ち主だった! 「冒険? 魔王? いや、俺は村でのんびり暮らしたいんだけど……」 そんな願いとは裏腹に、次々とトラブルに巻き込まれ、無自覚に“最強伝説”を打ち立てていく! 神様のミスで始まった異世界生活。目指すはスローライフ、されど周囲は大騒ぎ! ◆ガチャ転生×最強×スローライフ! 無自覚チートな元おっさんが、今日も異世界でのんびり無双中!

伯爵家の三男に転生しました。風属性と回復属性で成り上がります

竹桜
ファンタジー
 武田健人は、消防士として、風力発電所の事故に駆けつけ、救助活動をしている途中に、上から瓦礫が降ってきて、それに踏み潰されてしまった。次に、目が覚めると真っ白な空間にいた。そして、神と名乗る男が出てきて、ほとんど説明がないまま異世界転生をしてしまう。  転生してから、ステータスを見てみると、風属性と回復属性だけ適性が10もあった。この世界では、5が最大と言われていた。俺の異世界転生は、どうなってしまうんだ。  

出来損ない貴族の三男は、謎スキル【サブスク】で世界最強へと成り上がる〜今日も僕は、無能を演じながら能力を徴収する〜

シマセイ
ファンタジー
実力至上主義の貴族家に転生したものの、何の才能も持たない三男のルキウスは、「出来損ない」として優秀な兄たちから虐げられる日々を送っていた。 起死回生を願った五歳の「スキルの儀」で彼が授かったのは、【サブスクリプション】という誰も聞いたことのない謎のスキル。 その結果、彼の立場はさらに悪化。完全な「クズ」の烙印を押され、家族から存在しない者として扱われるようになってしまう。 絶望の淵で彼に寄り添うのは、心優しき専属メイドただ一人。 役立たずと蔑まれたこの謎のスキルが、やがて少年の運命を、そして世界を静かに揺るがしていくことを、まだ誰も知らない。

追放された『ただの浄化係』、実は国中の魔石を満たしていた精霊姫でした〜今さら戻れと言われても、隣国のイケメン皇帝が離してくれません〜

ハリネズミの肉球
ファンタジー
「おい、城の噴水が止まったぞ!?」 「街の井戸も空っぽです!」 無能な王太子による身勝手な婚約破棄。 そして不毛の砂漠が広がる隣国への追放。だが、愚かな奴らは知らなかった。主人公・ルリアが国境を越えた瞬間、祖国中の「水の魔石」がただの石ころに変わることを! ルリアは、触れるだけで無尽蔵に水魔力を作り出す『水精霊の愛し子』。 追放先の干ばつに苦しむ隣国で、彼女がその力を使えば……不毛の土地が瞬く間に黄金のオアシスへ大進化!? 優しいイケメン皇帝に溺愛されながら、ルリアは隣国を世界一の繁栄国家へと導いていく。 一方、水が完全に枯渇し大パニックに陥る祖国。 「ルリアを連れ戻せ!」と焦る王太子に待っていたのは、かつて見下していた隣国からの圧倒的な経済・水源制裁だった——! 今、最高にスカッとする大逆転劇が幕を開ける! ※本作品は、人工知能の生成する文章の力をお借りしつつも、最終的な仕上げにあたっては著者自身の手により丁寧な加筆・修正を施した作品です。

現代知識と木魔法で辺境貴族が成り上がる! ~もふもふ相棒と最強開拓スローライフ~

はぶさん
ファンタジー
木造建築の設計士だった主人公は、不慮の事故で異世界のド貧乏男爵家の次男アークに転生する。「自然と共生する持続可能な生活圏を自らの手で築きたい」という前世の夢を胸に、彼は規格外の「木魔法」と現代知識を駆使して、貧しい村の開拓を始める。 病に倒れた最愛の母を救うため、彼は建築・農業の知識で生活環境を改善し、やがて森で出会ったもふもふの相棒ウルと共に、村を、そして辺境を豊かにしていく。 これは、温かい家族と仲間に支えられ、無自覚なチート能力で無理解な世界を見返していく、一人の青年の最強開拓物語である。 別作品も掲載してます!よかったら応援してください。 おっさん転生、相棒はもふもふ白熊。100均キャンプでスローライフはじめました。

異世界転生雑学無双譚 〜転生したのにスキルとか貰えなかったのですが〜

芍薬甘草湯
ファンタジー
エドガーはマルディア王国王都の五爵家の三男坊。幼い頃から神童天才と評されていたが七歳で前世の知識に目覚め、図書館に引き篭もる事に。 そして時は流れて十二歳になったエドガー。祝福の儀にてスキルを得られなかったエドガーは流刑者の村へ追放となるのだった。 【カクヨムにも投稿してます】

異世界転生~チート魔法でスローライフ

玲央
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。 43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。 その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」 大型連休を利用して、 穴場スポットへやってきた! テントを建て、BBQコンロに テーブル等用意して……。 近くの川まで散歩しに来たら、 何やら動物か?の気配が…… 木の影からこっそり覗くとそこには…… キラキラと光注ぐように発光した 「え!オオカミ!」 3メートルはありそうな巨大なオオカミが!! 急いでテントまで戻ってくると 「え!ここどこだ??」 都会の生活に疲れた主人公が、 異世界へ転生して 冒険者になって 魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。 恋愛は多分ありません。 基本スローライフを目指してます(笑) ※挿絵有りますが、自作です。 無断転載はしてません。 イラストは、あくまで私のイメージです ※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが 少し趣向を変えて、 若干ですが恋愛有りになります。 ※カクヨム、なろうでも公開しています

処理中です...