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第84話 再会
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私たちは掲示板に従って進んで、迷うことなく宝の部屋の前へ辿り着いた。
「親切に扉の前に宝の部屋と表示されているのね」
メーヴェは呆れ顔で言う。
「リーリエさん、この宝の部屋のカギは本物なのかしら?罠の可能性はないのでしょうか?」
私たちは掲示板に従って宝の部屋のカギも入手していた。しかし、あまりにもあっさりと入手したのでイーリスたちは疑っていた。
「問題ないと思いますが、念の為シェーンに開けてもらいましょう」
ゲームでは宝の部屋の扉には罠が仕掛けられていないのでリアルでも問題ないと思われる。しかし、ゲームでは怒涛の如く出現した傀儡兵に一度も遭遇していないので私は警戒を怠らない。
「わかったわ。俺が開けるわ」
『ガチャ……ギィィィィィィ~~~』
シェーンはカギを使って宝の部屋の扉を開いた。
「おい!大丈夫か」
シェーンは大声をあげて急いで宝の部屋の中へ入って行く。
「シェーン、何があったの」
私たちもシェーンの後に続く。
「……」
私は思わず絶句した。
「リーリエさん、この老婆は誰なのでしょうか」
イーリスが問う。宝の部屋には聖剣スーパーノヴァは無く、1人の老婆が手かせを嵌められた状態で横たわっていた。その老婆の顔色は真っ青で長期間十分な栄養を取れていないのだろう。シェーンが老婆に何度も声をかけるが死人のようにピクリとも動かない。
「……」
私はこの老婆を知っている。しかし、私は恐ろしくて体が震えて声が出せない。
「リーリエさん、体調でも悪くなったのでしょうか?すごい量の汗が流れています」
「……だ……大丈夫です」
私は声を絞り出す。
「イーリスさん、リーリエの様子が明らかにおかしいわ」
「そのようですね。リーリエさん、この女性の対処は私たちで行いますので、ゆっくりと休んで下さい」
「いえ、もう……大丈夫よ。シェーン、その老婆を目覚めさせるのは危険よ」
「え!リーリエさんはこの老婆をご存じなの」
「……ええ、……その老婆は……先読みの魔女ロベリアよ」
どうしてプッペンシュピール礼拝堂の地下にロベリアがいるのだろう。しかも、状況から推測するとロベリアは宝の部屋に監禁されているようだ。
「以前に聞いた占い館【フルーフ】の店主のロベリアさんでよろしいのでしょうか」
「……そうです」
激しく動揺している私に代わって、イーリスがメーヴェとシェーンにロベリアのことを説明する。
「そんな危険人物ならこのまま放置したほうが良いわ」
メーヴェは危険だと察知してロベリアを放置することに賛成する。幸いにもロベリアは手かせによって拘束されているので私たちを追って来ることはないだろう。
「私は反対です。この方が魔女であろうが同じ人間です。捕らえられているということは改心したと思いますので助けてあげましょう」
正義の令嬢と呼ばれるイーリスは慈愛に満ちている。真っ向から私の意見に反対する。
「俺には判断はできないわ。リーリエさん本当に放置した方がよろしいのかしら」
「……」
私はできるだけロベリアとは関わりたくはない。しかし、私はロベリアに聞きたいことが2つある。その1つは呪いのリングとブレスレットの解除方法である。
「リーリエさん、ロベリアさんのことを信じましょう」
黙り込んだ私にイーリスは優しい笑みを浮かべて問いかける。
「このまま放置するのが一番安全な選択になると思うわ……。でも、私はロベリアと話をしたいの。ロベリアが改心したと信じてみるわ」
私がロベリアに聞きたいことの2つ目は、プッペンシュピール礼拝堂の地下にロベリアが監禁されている理由だ。もしかするとロベリアは改心したことで監禁されているのかもしれない。それならば占い館【フルーフ】の店主がロベリアからヘスリッヒに変わっていたことにも納得がいく。
「リーリエがロベリアと話したいのならば、私もイーリスさんの意見に賛成するわ」
「俺も同じよ」
「……2人共ありがとう」
「お礼なんて不要よ。私はあなたの直感を信じているだけよ」
「俺は君の全てを信じているよ」
「皆さんの意見が揃いましたのでロベリアさんを助けましょう」
イーリスはロベリアに治癒魔法を施す。ロベリアの顔は少し良くなるがすぐに目覚めることはなさそうだ。
「ロベリアさんが目を覚ますには少し時間がかかると思います。その間どう致しましょう」
ゲームでは宝の部屋に入ると部屋の中央に宝箱があり、その宝箱に聖剣スーパーノヴァが入っている。だがリアルでは人が最低限生活できる部屋に様変わりしていた。
「この部屋に聖剣スーパーノヴァがあるはずです。どこかに隠されていないか探しましょう」
私はロベリアが目覚めるまで聖剣スーパーノヴァを探すことにした。
「親切に扉の前に宝の部屋と表示されているのね」
メーヴェは呆れ顔で言う。
「リーリエさん、この宝の部屋のカギは本物なのかしら?罠の可能性はないのでしょうか?」
私たちは掲示板に従って宝の部屋のカギも入手していた。しかし、あまりにもあっさりと入手したのでイーリスたちは疑っていた。
「問題ないと思いますが、念の為シェーンに開けてもらいましょう」
ゲームでは宝の部屋の扉には罠が仕掛けられていないのでリアルでも問題ないと思われる。しかし、ゲームでは怒涛の如く出現した傀儡兵に一度も遭遇していないので私は警戒を怠らない。
「わかったわ。俺が開けるわ」
『ガチャ……ギィィィィィィ~~~』
シェーンはカギを使って宝の部屋の扉を開いた。
「おい!大丈夫か」
シェーンは大声をあげて急いで宝の部屋の中へ入って行く。
「シェーン、何があったの」
私たちもシェーンの後に続く。
「……」
私は思わず絶句した。
「リーリエさん、この老婆は誰なのでしょうか」
イーリスが問う。宝の部屋には聖剣スーパーノヴァは無く、1人の老婆が手かせを嵌められた状態で横たわっていた。その老婆の顔色は真っ青で長期間十分な栄養を取れていないのだろう。シェーンが老婆に何度も声をかけるが死人のようにピクリとも動かない。
「……」
私はこの老婆を知っている。しかし、私は恐ろしくて体が震えて声が出せない。
「リーリエさん、体調でも悪くなったのでしょうか?すごい量の汗が流れています」
「……だ……大丈夫です」
私は声を絞り出す。
「イーリスさん、リーリエの様子が明らかにおかしいわ」
「そのようですね。リーリエさん、この女性の対処は私たちで行いますので、ゆっくりと休んで下さい」
「いえ、もう……大丈夫よ。シェーン、その老婆を目覚めさせるのは危険よ」
「え!リーリエさんはこの老婆をご存じなの」
「……ええ、……その老婆は……先読みの魔女ロベリアよ」
どうしてプッペンシュピール礼拝堂の地下にロベリアがいるのだろう。しかも、状況から推測するとロベリアは宝の部屋に監禁されているようだ。
「以前に聞いた占い館【フルーフ】の店主のロベリアさんでよろしいのでしょうか」
「……そうです」
激しく動揺している私に代わって、イーリスがメーヴェとシェーンにロベリアのことを説明する。
「そんな危険人物ならこのまま放置したほうが良いわ」
メーヴェは危険だと察知してロベリアを放置することに賛成する。幸いにもロベリアは手かせによって拘束されているので私たちを追って来ることはないだろう。
「私は反対です。この方が魔女であろうが同じ人間です。捕らえられているということは改心したと思いますので助けてあげましょう」
正義の令嬢と呼ばれるイーリスは慈愛に満ちている。真っ向から私の意見に反対する。
「俺には判断はできないわ。リーリエさん本当に放置した方がよろしいのかしら」
「……」
私はできるだけロベリアとは関わりたくはない。しかし、私はロベリアに聞きたいことが2つある。その1つは呪いのリングとブレスレットの解除方法である。
「リーリエさん、ロベリアさんのことを信じましょう」
黙り込んだ私にイーリスは優しい笑みを浮かべて問いかける。
「このまま放置するのが一番安全な選択になると思うわ……。でも、私はロベリアと話をしたいの。ロベリアが改心したと信じてみるわ」
私がロベリアに聞きたいことの2つ目は、プッペンシュピール礼拝堂の地下にロベリアが監禁されている理由だ。もしかするとロベリアは改心したことで監禁されているのかもしれない。それならば占い館【フルーフ】の店主がロベリアからヘスリッヒに変わっていたことにも納得がいく。
「リーリエがロベリアと話したいのならば、私もイーリスさんの意見に賛成するわ」
「俺も同じよ」
「……2人共ありがとう」
「お礼なんて不要よ。私はあなたの直感を信じているだけよ」
「俺は君の全てを信じているよ」
「皆さんの意見が揃いましたのでロベリアさんを助けましょう」
イーリスはロベリアに治癒魔法を施す。ロベリアの顔は少し良くなるがすぐに目覚めることはなさそうだ。
「ロベリアさんが目を覚ますには少し時間がかかると思います。その間どう致しましょう」
ゲームでは宝の部屋に入ると部屋の中央に宝箱があり、その宝箱に聖剣スーパーノヴァが入っている。だがリアルでは人が最低限生活できる部屋に様変わりしていた。
「この部屋に聖剣スーパーノヴァがあるはずです。どこかに隠されていないか探しましょう」
私はロベリアが目覚めるまで聖剣スーパーノヴァを探すことにした。
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