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ハツキ怒りの一撃!
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「勝者一輪の薔薇」
アベリアが一輪の薔薇の勝ち名乗りをあげる。
「くだらんことをやりやがって」
シェーンが放った正拳突きからは波動が飛び出し、『イケメン倶楽部』の待機席に座っている水も滴るいい男の胸部に命中したが、体を通り抜けて待機室の椅子を破壊した。
「シェーンさんは一体何をしたかったの?」
私はシェーンの行動が理解できなかった。
「待機席に座っている人が幻影だと伝えたかったのだよ」
プリンツが私の胸ポケットから顔を出して教えてくれた。
「幻影???」
「そうだよ。あそこに座って待機している人は1人しかいないよ。後の2人は幻影で、観客席から一輪の薔薇への支援魔法を使ったり、ムスケルやニーゼンの邪魔をしていたよ」
「えっ!どういうことなのプリンツちゃん。ちゃんと説明してよ」
「待機室に座っている羨望の眼差しが、仲間2人の幻影を作り待機席に座っているように装い、その2人は、本当は観客席から魔法を使って一輪の薔薇に支援魔法をかけたり、ムスケル達の邪魔をしていたんだよ。シェーンは何かおかしいと感じ取っていたみたいだね。だからそれを暴くために待機席に正拳突きをしたのだよ」
「それって卑怯じゃないの!」
「戦いに卑怯なんてないよ。あらゆることを想定して戦わないと死んでしまうよ。『イケメン倶楽部』の策略を見抜けなかったから、あの3人は負けたのだよ。この決闘は殺されない安全な場所、だから気が緩んでいたのかもね」
「プリンツちゃん、教えてくれたらよかったのに」
「あれくらい見抜けないようでは、ハツキお姉ちゃんの仲間としては失格だよ!魔心眼を使えば簡単にわかることだよ」
「マシンガン(魔心眼)・・・銃をぶっ放すの?」
「ハツキお姉ちゃん何を言っているのか全然わからないよ。魔心眼とは魔力を目で捉える力のことだよ。魔力はみんな異なる色形をしていてそれぞれ個性があるんのだよ。魔心眼を使えば一輪の薔薇に別の魔力が加わっているのがわかるから、強化魔法が使われているとすぐにわかるし、魔力の色でどのような強化魔法が使われているかもわかるんだよ」
魔力には色がありその色で魔法の効果を識別できる。攻撃魔法は具現化されて発射されるので目に見えるが、回復魔法や支援魔法など目に目えない魔法は魔心眼を使えば見ることができる。しかし、この魔心眼の方法は、魔獣の一部のモノだけが使える技術であり、人間はこの魔心眼の技術を知らない。
「そんなことができるんだね。プリンツちゃんすごいじゃないの」
「えっへん。僕は黒の厄災の王になる器なんだ。これくらい出来て当然だよ」
「でも、私にはちゃんと言ってくれないと。そうすれば、ムスケルさん達は傷つかなくても済んだのに」
「ごめんさなさい。次からはちゃんと言うね」
「残りはあのガキだけか。さっさと終わらせてやるか!アベリア、次も俺がやるぜ」
「相手の同意を得てください」
「おい!魔力0のガキ。俺が相手をしてやるが文句はないよな」
「望むところよ!」
私は怒っている。プリンツは戦いの場に卑怯などないと言っていたが、ここは戦いの場ではあるけど、ルールに則った戦いの場であり正々堂々と戦うことが望まれるはずである。なので卑怯なマネをしてムスケルさん達を痛め付け、なおかつ冒涜した一輪の薔薇を許すわけにはいかない・・・が、殺すわけにもいかないので力の制御が難しいと考えていた。
一輪の薔薇も卑怯なマネをして3人を痛めつけたが殺すことはしなかった。それは、ルールで殺しは失格という最低限のルールを守っているからである。なので、私も殺すことはしない。それに、ここは観客を入れて行われている決闘であり、私が本気を出して戦えば、ここの円形の闘技場は破壊され、観客までにも被害が及ぶ危険がある。魔獣や盗賊達の時のように周りを気にせずに戦うわけにもいかないのである。
「肉体ちゃん、相手を殺さない程度の力を頂戴ね」
と私は肉体に声をかけるが、心の中ではムスケルさん達を卑怯な手でいたぶった一輪の薔薇への憎悪が込み上げている。なので、肉体は私のどちらの気持ちを優先すべきなのか迷っている。
「1秒だ。お前がこの闘技上の場に足を下ろした瞬間に試合を終わらせやる」
魔力量0の私に、仲間からの援助魔法を必要としない一輪の薔薇は、人差し指を立てて私を1秒で倒すと宣言した。
「黙りなさい!あなたなんかに私は負けないわよ」
私の怒りはヒートアップした。私が魔力量0で魔法が使えない雑魚だと勘違いしてイキリだしたアイツを私は絶対に許さない。
私は待機席から颯爽と駆け出して、闘技場に登る階段をジャンプして闘技場に舞い降りた。いや舞い降りる予定だった。
『バコーン ガリガリガリ ズドーーン』
激しい地鳴りとともに闘技場が真っ二つ割れ、その間に一輪の薔薇が落ちていく。
私はやってしまったのである。私は勢いよく階段をジャンプして闘技場に飛び降りる予定だったが、地面を激しく蹴った時に地面が砕けて躓いて、額から闘技場にダイブして、闘技場を破壊してしまった。
アベリアが一輪の薔薇の勝ち名乗りをあげる。
「くだらんことをやりやがって」
シェーンが放った正拳突きからは波動が飛び出し、『イケメン倶楽部』の待機席に座っている水も滴るいい男の胸部に命中したが、体を通り抜けて待機室の椅子を破壊した。
「シェーンさんは一体何をしたかったの?」
私はシェーンの行動が理解できなかった。
「待機席に座っている人が幻影だと伝えたかったのだよ」
プリンツが私の胸ポケットから顔を出して教えてくれた。
「幻影???」
「そうだよ。あそこに座って待機している人は1人しかいないよ。後の2人は幻影で、観客席から一輪の薔薇への支援魔法を使ったり、ムスケルやニーゼンの邪魔をしていたよ」
「えっ!どういうことなのプリンツちゃん。ちゃんと説明してよ」
「待機室に座っている羨望の眼差しが、仲間2人の幻影を作り待機席に座っているように装い、その2人は、本当は観客席から魔法を使って一輪の薔薇に支援魔法をかけたり、ムスケル達の邪魔をしていたんだよ。シェーンは何かおかしいと感じ取っていたみたいだね。だからそれを暴くために待機席に正拳突きをしたのだよ」
「それって卑怯じゃないの!」
「戦いに卑怯なんてないよ。あらゆることを想定して戦わないと死んでしまうよ。『イケメン倶楽部』の策略を見抜けなかったから、あの3人は負けたのだよ。この決闘は殺されない安全な場所、だから気が緩んでいたのかもね」
「プリンツちゃん、教えてくれたらよかったのに」
「あれくらい見抜けないようでは、ハツキお姉ちゃんの仲間としては失格だよ!魔心眼を使えば簡単にわかることだよ」
「マシンガン(魔心眼)・・・銃をぶっ放すの?」
「ハツキお姉ちゃん何を言っているのか全然わからないよ。魔心眼とは魔力を目で捉える力のことだよ。魔力はみんな異なる色形をしていてそれぞれ個性があるんのだよ。魔心眼を使えば一輪の薔薇に別の魔力が加わっているのがわかるから、強化魔法が使われているとすぐにわかるし、魔力の色でどのような強化魔法が使われているかもわかるんだよ」
魔力には色がありその色で魔法の効果を識別できる。攻撃魔法は具現化されて発射されるので目に見えるが、回復魔法や支援魔法など目に目えない魔法は魔心眼を使えば見ることができる。しかし、この魔心眼の方法は、魔獣の一部のモノだけが使える技術であり、人間はこの魔心眼の技術を知らない。
「そんなことができるんだね。プリンツちゃんすごいじゃないの」
「えっへん。僕は黒の厄災の王になる器なんだ。これくらい出来て当然だよ」
「でも、私にはちゃんと言ってくれないと。そうすれば、ムスケルさん達は傷つかなくても済んだのに」
「ごめんさなさい。次からはちゃんと言うね」
「残りはあのガキだけか。さっさと終わらせてやるか!アベリア、次も俺がやるぜ」
「相手の同意を得てください」
「おい!魔力0のガキ。俺が相手をしてやるが文句はないよな」
「望むところよ!」
私は怒っている。プリンツは戦いの場に卑怯などないと言っていたが、ここは戦いの場ではあるけど、ルールに則った戦いの場であり正々堂々と戦うことが望まれるはずである。なので卑怯なマネをしてムスケルさん達を痛め付け、なおかつ冒涜した一輪の薔薇を許すわけにはいかない・・・が、殺すわけにもいかないので力の制御が難しいと考えていた。
一輪の薔薇も卑怯なマネをして3人を痛めつけたが殺すことはしなかった。それは、ルールで殺しは失格という最低限のルールを守っているからである。なので、私も殺すことはしない。それに、ここは観客を入れて行われている決闘であり、私が本気を出して戦えば、ここの円形の闘技場は破壊され、観客までにも被害が及ぶ危険がある。魔獣や盗賊達の時のように周りを気にせずに戦うわけにもいかないのである。
「肉体ちゃん、相手を殺さない程度の力を頂戴ね」
と私は肉体に声をかけるが、心の中ではムスケルさん達を卑怯な手でいたぶった一輪の薔薇への憎悪が込み上げている。なので、肉体は私のどちらの気持ちを優先すべきなのか迷っている。
「1秒だ。お前がこの闘技上の場に足を下ろした瞬間に試合を終わらせやる」
魔力量0の私に、仲間からの援助魔法を必要としない一輪の薔薇は、人差し指を立てて私を1秒で倒すと宣言した。
「黙りなさい!あなたなんかに私は負けないわよ」
私の怒りはヒートアップした。私が魔力量0で魔法が使えない雑魚だと勘違いしてイキリだしたアイツを私は絶対に許さない。
私は待機席から颯爽と駆け出して、闘技場に登る階段をジャンプして闘技場に舞い降りた。いや舞い降りる予定だった。
『バコーン ガリガリガリ ズドーーン』
激しい地鳴りとともに闘技場が真っ二つ割れ、その間に一輪の薔薇が落ちていく。
私はやってしまったのである。私は勢いよく階段をジャンプして闘技場に飛び降りる予定だったが、地面を激しく蹴った時に地面が砕けて躓いて、額から闘技場にダイブして、闘技場を破壊してしまった。
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