69 / 104
継戦
しおりを挟む
ディアスは砲撃を金髪の女に向けて砲弾を放つ。対する金髪の女は床の石材から構成した防壁でディアスの攻撃を防ぐ。
「このままじゃ向こうの魔力よりこちらの砲弾が尽きちまう」
金髪の女が下腹部をおさえる。彼女の周囲の床の石材が無数の針へと変化する。
「魔力が湧いてくる……ラプスニードル」
「アンリ!早めにかたをつけるぞ!」
ディアスは石の針を躱しながら、アンリへ呼びかける。
「ああ……そうだな」
アンリが回し蹴りを放つと、魔力により生み出された幾本もの氷の刃が金髪の女に襲いかかる。
「アンリ、どうした?」
アンリは汗を流している……少し呼吸も乱れているようだ。
「いや……問題ない……」
アンリは氷壁を作り出し、攻撃を防ぎながら、汗を拭った。
「それより奴の身体に魔力が集まってきている……まずいぞ」
「あの女、覚醒体になるつもりか?」
「……かもな」
「……気持ちいい……魔力が身体の奥をついてくる……いいものを手に入れた……」
金髪の女は攻撃を躱しつつ、ディアスへと距離を詰める。
「くそっ!」
彼女はディアスの身体に掌底を打ち込む。ディアスの身体が大きく後方へ吹き飛ばされる。
「……このシェイマの身体いいわ……良く鍛えられてる」
「こいつ!」
アンリが金髪の女の頭部をめがけて蹴りを入れる。女はアンリの蹴りを躱すが、飛び散った氷の破片が女の腕に傷をつくった。アンリは更に女に向け回し蹴りを放つ。
「軽い……」
金髪の女はアンリの蹴りを受け止め、アンリの足を掴んだ。
「……筋力はそれほどでもない……肉体を強化もさほど得意ではない、でも魔性持ちで魔力の質は上々……なかなかいい身体、貴女もわたしの……」
その時、金髪の女の身体に砲弾が直撃し、爆炎に包まれた。アンリは女の手を振り払う。
「ディアス!助かった!」
アンリは顔に付いた煤と血を手で拭う。
「すまんアンリ、巻き込んじまった、大丈夫か?」
「大丈夫だ、問題ない、さっきの攻撃、奴程の術者でも直撃ならそれなりのダメージを受けたはずだが……」
……爆炎の中から金髪の女が姿を現した。
「……少し、油断した……やっぱり頑丈でいい身体……」
爆炎と砲弾の破片によって傷ついた女の身体が血が流れ落ちている。衣服が燃え落ちて、普段は衣服で隠された日焼けしていない白く滑らかな肌と身に着けたピンク色の下着が露になっている。
「このままじゃ向こうの魔力よりこちらの砲弾が尽きちまう」
金髪の女が下腹部をおさえる。彼女の周囲の床の石材が無数の針へと変化する。
「魔力が湧いてくる……ラプスニードル」
「アンリ!早めにかたをつけるぞ!」
ディアスは石の針を躱しながら、アンリへ呼びかける。
「ああ……そうだな」
アンリが回し蹴りを放つと、魔力により生み出された幾本もの氷の刃が金髪の女に襲いかかる。
「アンリ、どうした?」
アンリは汗を流している……少し呼吸も乱れているようだ。
「いや……問題ない……」
アンリは氷壁を作り出し、攻撃を防ぎながら、汗を拭った。
「それより奴の身体に魔力が集まってきている……まずいぞ」
「あの女、覚醒体になるつもりか?」
「……かもな」
「……気持ちいい……魔力が身体の奥をついてくる……いいものを手に入れた……」
金髪の女は攻撃を躱しつつ、ディアスへと距離を詰める。
「くそっ!」
彼女はディアスの身体に掌底を打ち込む。ディアスの身体が大きく後方へ吹き飛ばされる。
「……このシェイマの身体いいわ……良く鍛えられてる」
「こいつ!」
アンリが金髪の女の頭部をめがけて蹴りを入れる。女はアンリの蹴りを躱すが、飛び散った氷の破片が女の腕に傷をつくった。アンリは更に女に向け回し蹴りを放つ。
「軽い……」
金髪の女はアンリの蹴りを受け止め、アンリの足を掴んだ。
「……筋力はそれほどでもない……肉体を強化もさほど得意ではない、でも魔性持ちで魔力の質は上々……なかなかいい身体、貴女もわたしの……」
その時、金髪の女の身体に砲弾が直撃し、爆炎に包まれた。アンリは女の手を振り払う。
「ディアス!助かった!」
アンリは顔に付いた煤と血を手で拭う。
「すまんアンリ、巻き込んじまった、大丈夫か?」
「大丈夫だ、問題ない、さっきの攻撃、奴程の術者でも直撃ならそれなりのダメージを受けたはずだが……」
……爆炎の中から金髪の女が姿を現した。
「……少し、油断した……やっぱり頑丈でいい身体……」
爆炎と砲弾の破片によって傷ついた女の身体が血が流れ落ちている。衣服が燃え落ちて、普段は衣服で隠された日焼けしていない白く滑らかな肌と身に着けたピンク色の下着が露になっている。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる