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しおりを挟むリヴァル様は服を着たまま私を綺麗に洗い上げてくれた。
大人しくされるがままになっていると、今日はおとなしいですね。と言われ、何時も通りですと返しておいた。
クスクス話ないながら綺麗に洗われているのが何とも恥ずかしかった。
ふと前を見れば鏡。貧相な身体といわれたが、何処までが貧相なのだろう?
自身で両胸を持ち上げてみる。私の手よりも大きく、そして少し重い。冒険者としてやっていくには邪魔でしかない。でも、女であるからなくなるわけでもなく・・・・・思考の海に沈んでいく。
「胸がどうかしましたか?」
「ヴィ様。いえ、知らない女の人に貧相な身体と言われたので、何処までが貧相になるのかなと思って。ヴィ様から見たら私の身体は貧相ですか?」
「いいえ、とても魅力的ですよ。僕の手に収まる乳房も可愛らしい頂も、とても魅力的です。思わず口に含みたく成るほどに」
「そ、それは、私の胸は食べ物ではありません」
「おやそれは残念です。ですがリリム。貴女はまだ成長の途中なのですから身体のことは気にすることはありませんよ。無理に制限すれば悪く成ることもありますからね。分かりましたか?」
「・・・・はい」
「上がったらお茶でもしながら話をしましょう。聞きたい事、あるのでしょう?」
こくんと頷く。
言われた意味がわからず、どう対処していいのかわからない。そういう時は慣れている大人に任せれば良いと、お祖父様やバーナードさんが言っていた事を思い出した。
迷惑かもとリヴァル様を見上げれば、私の身体にお湯を掛けながら、迷惑ではありませんよ。と笑顔で言われ頭を撫でられた。両方気持ち良くて、心が軽くなる。
湯殿から上がって、服を着たて暫くはリヴァル様が膝の上で抱き締めていてくれた。温かくて泣きそうになったのは言うまでもなく。涙がこぼれないようにするので精一杯だった。
なんで知らない人にまで私の存在を否定されなければいけないのだろう?
そんなに自分は生まれてきてはいけなかったのだろうか?・・・・でも、お祖父様もバーナードさん達邸の人達も、レイも、リヴァル様も影の人も私を見て私を評価してくれる。それだけでもすごく嬉しいのに、それ以上を求めるのはいけない事なのかな?
お腹が膨れていたのと、お湯に浸かって気持ち良くなった私は、そのまま夢の住人となった。
コンコン、「失礼しますよ」
扉を開けてレイが入ってくると、リヴァルの膝の上で眠るリリムの姿があった。
「ああ、寝てしまわれましたか。・・・泣かせたのですか?」
「レイ、君は僕に喧嘩を売っているのですか?」
「まさか、貴方様に喧嘩を売るなど命がいくつあっても足りませんよ。で?」
「貧相な身体と言われたそうです」
「それはなんと命知らずな」
リリム頭を優しく撫でている様は神々しい程であるが、何分声色がかなり低い。これは相当お怒りですね。レイが苦笑いになる。
実際リリムは閨の事や、汚い言葉をあまり知らない(と思われている)。なので、ベッドの上で男女がする事など想像もつかないはずだ。でなければ、リヴァルと共に寝る事に違和感を覚える筈。
だが、実際リリムはリヴァルと共に一つのベッドで休み朝迄共にする。寝ている時に身体に悪戯されているなど思いもしないだろう。それだけ初心なのだ。
だが、冒険者として猛獣の駆除などをしていれば、口の悪い者もいる。しかしリリムが影響を受けている様には見えない(受けてます)。実際リリムの口から汚い言葉が出たことは一度も無い(怒られるとわかっているから)。
今回あの女がリリムに何を言ったのか2人は早く聞き出したかった。その前にリリムの心が疲れて寝てしまい今に至るのだが・・・。
レイとリヴァルの2人はリリムの心情を乱す者を許す気はない。そうしなければ、自分たちの中にある闇に呑まれそうになるから
そうリリムはレイとリヴァルの光の様な存在なのである。
※※※※※
リリムお祖父様視点
リリムに付いているレイから連絡があった。レストランで、お持ち帰りされそうになったが、無事。
その後、リリムが調べ上げていた、侯爵けのなかで子爵位を持つものが怪しい動きをしている旨を伝えてきた。
女癖が悪く、子供から熟女まで手を出し黒い噂が絶えない。そこにリリムを送り込もうという馬鹿がいると言うのだ。
家令と執事、バーナードにも連絡を取り悪事の露呈及びお家取りつぶしに持っていこうと策を練る。
私の可愛いリリムに余計な事をすればどうなるか身の程を持ってわからせてくれるわ。
次にリリムが訪れてくるまでに周辺を綺麗にして迎えようと頑張る決意をした。
無論、家の者からは歳なんですから無理しないでくださいね。と何度も口煩く言われたのは愛嬌であろう。
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