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お泊まり学習 10
しおりを挟む広場では他のみんなも集まっておった。
というのも、迷子になってはいかんと、早く買い物が終わった者や、特にすることのない者は集まる様に言われておったのじゃ。
なんども言うが、飛行機は待ってくれんからの!
それぞれ大きな荷物を持っていたり、何故か5匹位であわせてサングラスを掛けているのを見た時には、「怪しい集団が現れた!」と思ってしまった。
その集団に声を掛けられた時には、心臓飛び上がるかと思ったわい。
ノミーに関しては・・・言わずがなと欲しい!を連発しておったが。
天気も良いし、のんびりしておったら路地の方から何やら怪しい動きをしているものに気がついた。
?
あれは・・・レイ・・にテンか?
周りを伺う様にしておるが・・・明らかにノミーを餌にしようとしておるな!?
と言うことはカラコが来るか?
そう呑気に構えていた時もありました。
おふざけでシリアスぶって御免なさい。
急降下で舞い降りてきたのはオオワシ。そしてノミーには目もくれずにワシを掴んだ!
何故じゃー!!何故ワシなんじゃー!!!!
ノミーは転げ落ちワシはそのまま宙に連れて行かれると思ったその時!
ドッゴーーーーーーン!!!!!
物凄い衝撃と共にオオワシはワシをこぼし、無様に宙を舞い、ワシはワシでスローモーションの様に流れる景色が目に入ってきた。
遠くでナミ達が話している声が聞こえた。
「流石ノミー!一撃でオオワシを吹っ飛ばしたよ!」
「あっ見て、カラコが蒼白な顔して建物の上に居る!」
「あー良かったねー。自分でノミー達襲わなくて。運が悪けりゃ帰れないとこだったんじゃないかな?」
「ノミーの攻撃力って、何気に凄いよね。侮るなかれ」
「ケンタ涙流しながら回転してるね」
「あっ、ウルフ先生が優しくキャッチしてくれたね!ウルフ先生の毛並みふわふわでなめらかでとっても気持ちいいもんね~。羨ましい」
「でもかなり怖かったんじゃない?」
「「「「「デスヨネー」」」」」
呑気に言わんでも怖かったわい!!
チビらんかっただけでも褒めんかい!
涙目になりながらウルフ先生の柔らかな毛に抱かれてウジウジと丸まることしかできんかった。
「ケンタ、無理せずゆっくりしておきなさい」
優しく諭され、落ち着いてきた頃にノミーやナミ達のところに連れて行かれた。
その間にも、ノミーに狙いを付けていたオオワシが、喰い殺さんばかりの目で見、飛び掛かろうと翼を広げ脚を踏みしめた瞬間・・・
ハイエナの集団がオオワシに飛びかかり、その身体を抑え込む。
オオワシの前に牙と爪を剥き出しにして威嚇する体格の良いハイエナが見下ろす感じで睨みつける。
それだけでオオワシの顔色がなくなっていった。
そのハイエナ、この国では無慈悲で有名な警備部隊のリーダーなのだ。
犯罪者には容赦無いが、仕事もできて仲間想い。かっこよすぎる方だ。
(この国ではアイドル並みの人気なんだとか)
そーんなハイエナ様を横目に、お尻を振りながら今にもオオワシに飛び掛かろうとしているのはネコのミーシャ。
本能に忠実で如何なる時も自分を優先する強者。というか場の空気を読まない者。
が、走り出しオオワシの頭に爪を立てようとしたその時!
違うハイエナが優しくミーシャを咥え止め、ぽーーーーーいっと放り投げた。
受け止めるのは、毛皮がふさふさのウルフ先生!
「ゴロニャーン」
の一鳴きで見事に着地。そして毛繕い。女子は大変じゃな。
と言うか、邪魔しちゃいかんじゃろ!
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