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お泊まり学習 13
しおりを挟むなぜお前達がそこに居る!?
水溜りの上には、イカの五兄弟。
それぞれ大きさが微妙に違うのは、年齢順であるからだろう。
五匹(杯)は常に上の子を先頭に下が付いて回っているから。
・・・・・あれ?そう言えば、何処にいたんだろう?店の水槽には入り込んで居なかったと思うんだけどなぁ。
みんながそんな思いでいると、ウルフ先生が一言。
「お帰り。随分長いこと海にいてたが満足したか?」
((((はあああああああああ???))))
「昨日の夕方あたりから、下から順に涙目になってましたー」
((((そりゃそうだろ!!))))
「ちゃんと起きて話を聞かないからそんなことになるんだろうが。
旅行前にはちゃんとお前達の親にも連絡して説明は済んでたんだぞ!?
旅行中の事、親には何も言われなかったのか?」
「みんなうつらうつらしてて・・・説明書きもあったけど僕以外見てなかったらしいです
と言うか、存在すら知らないと・・・」
((((相変わらずだなー))))
「そうか・・・まあ、空港近くから呼びに行く予定が早まってよかったよ」
((((それってどうなの?))))
「そうですね~。良い思い出が沢山出来ました。
危うく食べられかけたけど、大丈夫だったんで良しとします」
「もうそろそろ落ち着くからゆっくりしてなさい」
「「「「「はーい」」」」」
((((それで良いのか?!))))
イカの五兄弟は揃って、ナミ達のところに浮遊して来た。
「ただいま~」
「ただいま」
「ただいま、グスッ」
「ただいま、グズズッ」
「ヒック、た、ただ、いま。ウェーーーーン!!」
一番小さいのが泣き出してしまった。
周りに兄弟しかいなかったのが、よっぽど怖かったらしい。
そんな末っ子を、落ち着きを取り戻したケンタが宥める。
そしてみんなが思う。
やっぱりケンタはオカンだな!!
ノミーも落ち着き、テンやカラコも綺麗にされていた。
水溜りはいつのまにか消えていて普通の地面だけがそこにあった。
どう言うカラクリなのか是非とも教えて欲しいものだ。
ハイエナ達が挨拶をして帰っていこうとしたら、連行されているオオワシの様子が変であった。
よくよく見ると、土の中に大量の海藻が詰め込まれて目を回していたのだ。
誰がこんな事を?!!!
と思っていたら・・・
「あ、それケンタ虐めたお返しね」
イカの長男は陽気に答える。
いつの間に、何やってんだイカ!!!
そんなにオカンがお気に入りか!まあみんな好きだけど!
手を出してはいけない者を再確認できたお泊まり学習であった。
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