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第十八章 悪役令嬢VS学院四天王
87本目
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「マクシス様、そろそろランチを注文しましょう」
「ん、そうだな、さすがにお腹が空いてきた」
「まちなさい!! わたくしを無視するなどあってはなりませんわ!!」
ちぇっ、スルー出来なかったよ。絶対に関わったらいけないタイプの人なのに。綺麗なブラウンの縦ロールお嬢様……意外にもこの学院に来て初めて見たよ縦ロール。
「あなたに言っているのですよアーリャ・アルダーク!!」
「え? わたしですか?」
初対面なのにわたしを名指しだなんて……ちょっと変だよね。確かにチョッピリ目立つ事をした気はするけど。カルス家は伯爵家だったっけ?
「そうですわよ。あなた……最近はずいぶん評判が良いようですわね」
「お褒めに預かり光栄です」
「いやだわ成り上がりの男爵家は皮肉も通じないのですね」
「そうですね、ランチタイムを邪魔していることに気付かない無粋などこかのお嬢様くらいでしょうか?」
「口の利き方に気を付けなさい成り上がり者」
「学院では身分は関係なく身に付けた学術を誇れと学習院創設者は仰いました……そのセリフを学院長の前でも言えますか?」
「ふふん、わたくしはその学院長に言われてここにいるのよ!!」
チョロイ!! チョロすぎるよこの人!! はい、キャレルさんの根回し確定だよ!! わたしを授業でまーくんから引き離すのを諦めて身分の高い貴族をぶつけて妨害する方向へシフトしたんだねきっと。
よく見ると対立したわたし達を囲む人だかりの一人にキャレルさんがいる。よかったの? こんな子を差し向けちゃって? いきなり学院長に言われて来ましたと語る彼女を差し向けた本人……キャレルさんの頬に汗が流れているのは見なかった事にしよう。
「学院長は確かに学院在学中は身分は関係ありませんが、その関係を勘違いしたまま卒業したあとも引きずるのはお互いの為にならないと懸念されておりました。わたくしエレガンスキャトルの一人であるこのミリョーネ・カルスがその懸念を取り払って差し上げますのよ!!」
「マクシス様、実は新メニューがあるのをご存じですか?」
「そうなのか、それは楽しみだ」
「まちなさーーーい!! ですから、わたくしを無視するなど許されませんわ!!」
ちぇっ、逃げられなかったよ。もう、早くしないとまーくんとのラブラブランチタイムの時間が短くなっちゃうよ~ わたしはため息をつくとミリョーネさんに向き直った。
「お昼の時間も限りがありますので、ご用がありましたら手短にお願いしますね」
「成り上がり風情が生意気な口をきいて……まぁいいわ、本当は良くないけどひとまず置いておいて……マクシス様、本日はあなた様に相応しい場所へランチタイムをお誘いに来ましたの」
「俺に? 悪いが先約が……「まずはお話しを聞いていただきたいのです」」
断りを入れようとするまーくんを遮ってミリョーネさんは更に話を進める。
「この学食が改装していた部分はこちらだったのです!!」
彼女が手を広げた部分には未だに2階のフロアからより高い位置から布が被せられている方だった。ちなみに他にも1階部分にも布が被せられているが今回の件には関係ない。
そして掲げた手に持っていたブラウンのバラをふぁさっと投げるとそのタイミングで布が取り払われた……下で生徒達が落ちてきた布に溺れて騒いでいるがミリョーネさんはお構いなしだ。
「こ、これは!?」「今まで無かった3階席!?」「なんて美しい造形のフロアだ!!」
それを見た生徒達が驚きの声を上げる。その声に得意そうな顔をしたミリョーネさんが言葉を続ける。
「あのニューフロアこそわたくし達高位な者に相応しいステージ……ノーブルフロアですわ。あの席は伯爵以上の者以外は立ち入り禁止です。もちろんこの国の第二王子であるマクシス様は学院いち相応しいお方ですわ」
あなたにはもうどうすることも出来ないわよ……とばかりにわたしに視線を送るミリョーネさん。なるほど身分を利用してわたしとまーくんを引き離そうとするつもりなんだね? でも、悪役令嬢ムーブをする覚悟を決めたわたしは引かないよ。反撃に容赦はしないからね?
……それじゃ次はわたしの番だよ!!
「ん、そうだな、さすがにお腹が空いてきた」
「まちなさい!! わたくしを無視するなどあってはなりませんわ!!」
ちぇっ、スルー出来なかったよ。絶対に関わったらいけないタイプの人なのに。綺麗なブラウンの縦ロールお嬢様……意外にもこの学院に来て初めて見たよ縦ロール。
「あなたに言っているのですよアーリャ・アルダーク!!」
「え? わたしですか?」
初対面なのにわたしを名指しだなんて……ちょっと変だよね。確かにチョッピリ目立つ事をした気はするけど。カルス家は伯爵家だったっけ?
「そうですわよ。あなた……最近はずいぶん評判が良いようですわね」
「お褒めに預かり光栄です」
「いやだわ成り上がりの男爵家は皮肉も通じないのですね」
「そうですね、ランチタイムを邪魔していることに気付かない無粋などこかのお嬢様くらいでしょうか?」
「口の利き方に気を付けなさい成り上がり者」
「学院では身分は関係なく身に付けた学術を誇れと学習院創設者は仰いました……そのセリフを学院長の前でも言えますか?」
「ふふん、わたくしはその学院長に言われてここにいるのよ!!」
チョロイ!! チョロすぎるよこの人!! はい、キャレルさんの根回し確定だよ!! わたしを授業でまーくんから引き離すのを諦めて身分の高い貴族をぶつけて妨害する方向へシフトしたんだねきっと。
よく見ると対立したわたし達を囲む人だかりの一人にキャレルさんがいる。よかったの? こんな子を差し向けちゃって? いきなり学院長に言われて来ましたと語る彼女を差し向けた本人……キャレルさんの頬に汗が流れているのは見なかった事にしよう。
「学院長は確かに学院在学中は身分は関係ありませんが、その関係を勘違いしたまま卒業したあとも引きずるのはお互いの為にならないと懸念されておりました。わたくしエレガンスキャトルの一人であるこのミリョーネ・カルスがその懸念を取り払って差し上げますのよ!!」
「マクシス様、実は新メニューがあるのをご存じですか?」
「そうなのか、それは楽しみだ」
「まちなさーーーい!! ですから、わたくしを無視するなど許されませんわ!!」
ちぇっ、逃げられなかったよ。もう、早くしないとまーくんとのラブラブランチタイムの時間が短くなっちゃうよ~ わたしはため息をつくとミリョーネさんに向き直った。
「お昼の時間も限りがありますので、ご用がありましたら手短にお願いしますね」
「成り上がり風情が生意気な口をきいて……まぁいいわ、本当は良くないけどひとまず置いておいて……マクシス様、本日はあなた様に相応しい場所へランチタイムをお誘いに来ましたの」
「俺に? 悪いが先約が……「まずはお話しを聞いていただきたいのです」」
断りを入れようとするまーくんを遮ってミリョーネさんは更に話を進める。
「この学食が改装していた部分はこちらだったのです!!」
彼女が手を広げた部分には未だに2階のフロアからより高い位置から布が被せられている方だった。ちなみに他にも1階部分にも布が被せられているが今回の件には関係ない。
そして掲げた手に持っていたブラウンのバラをふぁさっと投げるとそのタイミングで布が取り払われた……下で生徒達が落ちてきた布に溺れて騒いでいるがミリョーネさんはお構いなしだ。
「こ、これは!?」「今まで無かった3階席!?」「なんて美しい造形のフロアだ!!」
それを見た生徒達が驚きの声を上げる。その声に得意そうな顔をしたミリョーネさんが言葉を続ける。
「あのニューフロアこそわたくし達高位な者に相応しいステージ……ノーブルフロアですわ。あの席は伯爵以上の者以外は立ち入り禁止です。もちろんこの国の第二王子であるマクシス様は学院いち相応しいお方ですわ」
あなたにはもうどうすることも出来ないわよ……とばかりにわたしに視線を送るミリョーネさん。なるほど身分を利用してわたしとまーくんを引き離そうとするつもりなんだね? でも、悪役令嬢ムーブをする覚悟を決めたわたしは引かないよ。反撃に容赦はしないからね?
……それじゃ次はわたしの番だよ!!
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