ネクロマン・サイカ

アフ郎

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アジ助編

始まりの村を経つ

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私はブルースライムを1週間狩り続けてレベルが6になった。
銅貨は173枚になっていた。
武器も初心者の剣からぷるぷるソードに変わっている。

ぷるぷるソード
攻撃力 3
スライム系モンスターに与えるダメージ3%上昇

宿屋の受付の人に次はどこに行けばいいのかを聞いた。
私と同じ時期に始めたプレイヤーたちも最近旅立ち始めている。
だから次の町へ行こうと思ったのだ。

宿屋の受付
「そうだねぇ。この初心者の村は広い草原に囲まれているだろう?」

「平原を北に進むと嘆きの谷がある。だがここはお勧めできないよ道は険しいしモンスターだってレベル30をこえたやつらがほとんどさ」

「西に向かうと俺最強が治める国「グランド王国」がある。ここはおすすめだね。だいたいのプレイヤーがここを目指して最初の旅をするよ。途中そよ風の森を抜ける必要はあるがモンスターの強さも君の実力なら困らないだろう」

「東には採掘場があって、職人を目指してる子たちはそこに向かうね」

「南にはあああああが治める港町「オーシャン」があるよ。他の大陸に向かいたい人はここを訪れることもある」

「そうか、分かったよ」

私は宿屋を後にした。
そして村のベンチに座り考える。
東には採掘場があるらしいが職人を目指しているわけではない。北も危なそうだし船に乗る予定もないか。

「グランド王国に行こう」

私は立ち上がる。
その時ピコンと通知音がした。

______________


フレンド申請が届いています

______________


私はフレンド画面を開きフレンド申請をしてきたプレイヤーの名前を見た。

〇〇〇〇〇

書くことができない名前だったから私は拒否を選択して村を出た。





______________

俺の名前はち〇〇〇〇
先日今流行っている話題のゲーム「インフィニット ロード」
をダウンロードした齢21の男だ。
俺はこの世界に入るとわけのわからぬままゴンダスとかいう大男につかまり
聞きたくもない説明をみっちり受けていた。
大男の説明は夕方やっと終わりへとへとで宿屋へと向かっていた。

「ゴンダスって誰だよ!!!」

そこで出会ったのだ・・・!

「ん・・・あれは?」

絶世の美少女・・・

「!!!!!!!???????」

ステラさんに・・・!!!



それから俺はブルースライムを狩りながらステラさんを眺める日々を過ごした。

「なんて可愛いんだステラさん。いや、ステラたん・・・」

綺麗な顔立ちに凛とした表情。美しい長髪にクールな性格・・・。
彼女のことを思うと心がギュッと締め付けられて俺は思った

「・・・好きだ」

俺の初恋だった。
そんな彼女が今日、この「はじまりの村」を離れると宿屋のおばちゃんに聞いた。
俺はこのまま離れるくらいなら!と腹をくくり彼女がベンチに座っているのを見つけ、木の陰から彼女にフレンド申請をした。

数秒後・・・フレンド申請が却下されたという文字が表示され、彼女は村を去って行ってしまった。
俺は宿屋に戻り、

「おばちゃん・・・部屋借りるから」

と言い銅貨2枚をカウンターに置いて部屋にこもった。
それから3時間ほどだった頃だろうか。

「コンコン」

とドアをたたく音が聞こえた。

「ステラたん!?」

俺は勢いよくドアを開けた。そこに立っていたのは宿屋のおばちゃんだった。

「なんだおばちゃんか・・・」

「なんだとは失礼だねぇ。あんたを心配してきてやったのに」

「俺を・・・心配?

「あんな泣きっ面で部屋にこもってたら心配もするさ。私でいいなら話を聞くよ」

「お、おばちゃん・・・!」

俺はありのままの気持ちをおばちゃんに伝えた。
ステラさんが好きなこと。フレンド申請を送ったが拒否されて旅を出て行ってしまったこと。

「はは~ん。なるほどねぇ」

おばちゃんは少し考えて話した。

「しつこく追わなかったのは正解だ。ブロックなんてされた日には一生会えないからねぇ」

「俺・・・どうすりゃいいんだろう・・・」

俺がそういうとおばちゃんは笑った。

「簡単なことさ。強くなればいい」

「え?」

「強くなって彼女が困っているときに助けてやればいい。今の強さでしつこく話しかけてもブロックされて終わりだよ。この世界で一番モテる方法。それは・・・強さだ!」

「そうか。強くなれば・・・ステラたんも俺に振り向いてくれるかも・・!おばちゃん!教えてくれ!どうやったら強くなれる!?」

「険しい道になるよ」

「かまわねぇ!」

「覚悟はいいんだね?」

「初恋なんだ!なんだってやれるさ!」

「そうかい・・・なら」





「お前が行くべきなのは嘆きの谷だよ」

こうしてち〇〇〇〇は初恋の相手ステラを守れる強さを手に入れるため北に向かうのであった。
2人が再開するのはまだまだ遠い先の話である。


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