ネクロマン・サイカ

アフ郎

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悪魔の使い

お母さんじゃないよ

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「おーい狩りドン。こっち来てみなよ」

私は漆黒の狩人を呼んだ。漆黒の狩人は少女をにらめつける。

漆黒の狩人
「この子供はなんです?」


「さぁ、気づいたらいたんだよね」

漆黒の狩人
「ふむ・・・転移に巻き込まれたとかでしょうか・・・?」

私は膝をついて、少女の手を握って


「ごめんね。私は君のお母さんじゃないよ」

と話した。

少女
「・・・分かった」

ベルモット
「ん?何のさわぎですかな?」


「ベロちんこの子のこと知らない?」

ベルモット
「んんん!?この子は!?」

少女
「おじさんだれ?」

ベルモット
「吾輩はベルモットと言います。あなたのお名前は何ですかな?」

少女
「・・・わかんない」

ベルモット
「そうか・・・。ステラさんこの子私に任せてもらってもいいですか?」


「いいけど、どうするの?」

漆黒の狩人
「私は反対です。子供とはいえ情報が漏れる可能性も!」

ベルモット
「そんなことしないよね~?」

少女
「ね、ね~?」

漆黒の狩人
「どうなっても知りませんよ!!全く・・・」

漆黒の狩人は頭をかいてそこを後にした。
ベルモットは少女に耳打ちをした。
少女はコクコクと頷いた。

少女
「お母さん!よろしくおねがいします!」


「お母さんじゃないよ」


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