ネクロマン・サイカ

アフ郎

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悪魔の使い

慈悲の悪魔

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ヘルズ・オブ・カラミティ
「少女を人質にするとは、救いようのないゲスだな」

ヘルズと名乗った男が空から降ってきた。
肉体、佇まい、空気が彼をとてつもない強者だと認識させていた。
私は災禍の呪槍を手に持ち、構えた。

ヘルズ・オブ・カラミティ
「その槍、先ほど倒した悪魔に似つかわしいな」


「倒した…悪魔?」

ヘルズ・オブ・カラミティ
「あぁ、少女の姿をした悪魔を先ほど殺してきたのだ、っとお前たちには関係ない話だったな」

私の中で1つの考えが浮上した。

ベルモット
「あの方を倒したというのか…では吾輩たちではもう…」

ベルモットも私と同じ考えに至ったのか、冷や汗がとまらず絶望しきっている。

メイ
「お父さん!?どうしたの大丈夫!?」

ベルモットは心配そうな顔をするメイの視界を覆うように優しく抱き着いた。
せめて悲惨な光景を見せないようにするためだろう。

ヘルズ・オブ・カラミティ
「どうやらそのなる少女も、悪魔の子だったらしい」


「逃がしてくれたりはしないかな」

ヘルズ・オブ・カラミティ
「しないな」

即答だった。ならば


「私だけじゃだめ?」

ヘルズ・オブ・カラミティ
「だめだな」

結局…この前と一緒だな。
アジ助とファミリアを失ったあの時と何も変わらない。
どんなに頑張っても、強くなったつもりでもやっぱりそれ以上に強い人はいて、私たちは「奪われる側」でしかないのだ。

メイ
「…お母さん!頑張って!!」


「…メイ」

メイが泣き崩れるベルモットを振り払って、私に向かって叫んだ。
「頑張って!お母さん頑張って!!」
メイは何度も何度も、精一杯私を応援してくれた。

ヘルズ・オブ・カラミティ
「耳障りだ、悪魔の子から消すとしよう」


「あの時とは…違う」

ヘルズ・オブ・カラミティは終月を構え、居合の体制に入った。


「あの時と一緒になんて・・・させるもんかぁ!!!!!」

私は決死の覚悟でヘルズに立ち向かった。

慈悲の悪魔
「やはりあなたに付いてきて正解でした、後は任せてください」

…声が聞こえた。

ベルモット
「お前、何する気だ!死んでじまうぞ!?」

…その声を私はいつも聞いていた。

慈悲の悪魔
「破壊の天使、心の癒手巨人、始祖の龍、禍根の僧。我らを脅かす者たちを遥か彼方へと飛ばせ」

災禍と並ぶ悪魔2強のもう1匹の正体は。

慈悲の悪魔(漆黒の狩人)
「Mercy・Teleport(慈悲の転移術)」

ずっと近くで、私たちを守ってくれていた。
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