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新たな世界
この世界での成長
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スケイルというリザードマンに襲われた。
私たちはスケイルに勝利した。3人で戦ったのだけど。
この時、不思議なことが起こった。私はスキルが使えなくなっていたのだ。
理由はわからなかった。アジ助とファミリアもスキルが使えないようだった。
スケイルは自分の家に招待してくれた。
スケイルは本当は侍でなく、ただ侍にあこがれているリザードマンだと妻のリーンさんが教えてくれた。
私は自分のスキルが使えなくなったと話した。
2人もスキルが消えた原因はわからないようだった。
その代わりに、ルザードのスキルやクラスについて教えてくれた。
ルザードには大きく分けて2つの成長方法があるという。
1つ目はクラスの成長。
INFINITE ROADと同じようにクラスを選ぶことでクラスにあったスキルや能力を手に入れることが出来る。
2つ目は進化。
これは獣耳族、有羽族、魔族、モンスターのみが出来るという。
進化がクラスと違うところは見た目の変化だろう。これらの種族は、レベルが上がるにつれて自らの姿を変化させていく。戦いが得意なリザードマンは鱗がより硬くなり、手先が器用なリザードマンは職人向きの手になる。といった具合だそうだ。
私は一つの可能性を考えた。
進化があるこの世界では、魔族であるネクロマンサーはクラススキルを使えずに進化によって成長するのではないかと。そういうことならアジ助やファミリアがスキルを使えないのもうなずける。ファミリアは悪魔だから魔族だろう。アジ助は・・・よくわかんないけど使えないみたいだから使えないのだろう。
私たちはその日、スケイルの家に泊めてもらった。外から聞こえる虹音虫の鳴き声が耳に心地よかった。
______________
ステラ、アジ助、ファミリアが眠りについたころ。
スケイルは家の外で自らの武器を磨いていた。スケイルの武器はドラグーンサーベル。刀では無かった。スケイルは見た目刀に見えなくもないこのサーベルを気に入っていた。
スケイル
「眩しいなぁ・・・」
スケイルはそう呟いた。今は夜で月も雲に隠れている。
リーン
「ふふっ、何がまぶしいんです?」
いつからかリーンが後ろにいた。スケイルは驚いてサーベルを水の中に落としてしまう。
スケイル
「あ!?あぁ~!!!」
水の中に飛び込んでスケイルはサーベルを拾い上げた。
リーン
「ふふっ、ごめんなさい。驚かせちゃいましたね」
スケイル
「いや、いいんだ」
スケイルとリーンは2人で空を眺めるように座った。
スケイル
「…さっきの事だけど眩しいって思ったのは、あいつらだよ」
スケイルは10年前、冒険者だった。
同じリザードマンの仲間たちとパーティーを組んでそれはそれは楽しい日々だった。
スケイルが侍にあこがれたのもそこで出会ったある人が関係していた。
冒険の途中で、仲間の1人だったリーンに告白。2年間の交際を経て2人は結婚した。
スケイルの冒険者としての夢は、そこで終わった。
スケイル
「思い出しちまってさ、色々。楽しかったなぁって」
リーン
「・・・」
スケイル
「まぁでも!今ではこの俺も所帯持ち!夢に区切りをつけるには、いい機会だろうよ…」
リーンはスケイルが夢をあきらめきれていない事を知っていた。
扱う武器は、かつて彼を熱中させた侍というクラスの刀という武器によく似ていた。
きっと本心では彼らみたいに旅がしたいと思っているのだろう。だけどそんな心を殺して、私を尊重しようとしてくれている。だからリーンは
リーン
「行ってきても、いいわよ?」
スケイル
「え?」
リーン
「ただし!行くからには手ぶらで帰ってこないでくださいね。うーん…あ!ここよりも、もっと!!!大きな一軒家が欲しいです!」
スケイル
「・・・」
リーン
「時々帰ってくれたら私はそれで充分です。もう一度夢を、追いかけて」
スケイル
「・・・!」
スケイルはリーンを抱きしめた。
スケイル
「ありがとう…リーン!」
リーン
「…それはこっちのセリフですよ。いつも私を大切にしてくれて、本当にありがとう」
月にかかる雲が晴れて、あたたかな月光が2人を照らしていた。
その後ろに忍び寄る1つの陰・・・。2人の様子を覗き見る者がいた。
「アジ」
私たちはスケイルに勝利した。3人で戦ったのだけど。
この時、不思議なことが起こった。私はスキルが使えなくなっていたのだ。
理由はわからなかった。アジ助とファミリアもスキルが使えないようだった。
スケイルは自分の家に招待してくれた。
スケイルは本当は侍でなく、ただ侍にあこがれているリザードマンだと妻のリーンさんが教えてくれた。
私は自分のスキルが使えなくなったと話した。
2人もスキルが消えた原因はわからないようだった。
その代わりに、ルザードのスキルやクラスについて教えてくれた。
ルザードには大きく分けて2つの成長方法があるという。
1つ目はクラスの成長。
INFINITE ROADと同じようにクラスを選ぶことでクラスにあったスキルや能力を手に入れることが出来る。
2つ目は進化。
これは獣耳族、有羽族、魔族、モンスターのみが出来るという。
進化がクラスと違うところは見た目の変化だろう。これらの種族は、レベルが上がるにつれて自らの姿を変化させていく。戦いが得意なリザードマンは鱗がより硬くなり、手先が器用なリザードマンは職人向きの手になる。といった具合だそうだ。
私は一つの可能性を考えた。
進化があるこの世界では、魔族であるネクロマンサーはクラススキルを使えずに進化によって成長するのではないかと。そういうことならアジ助やファミリアがスキルを使えないのもうなずける。ファミリアは悪魔だから魔族だろう。アジ助は・・・よくわかんないけど使えないみたいだから使えないのだろう。
私たちはその日、スケイルの家に泊めてもらった。外から聞こえる虹音虫の鳴き声が耳に心地よかった。
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ステラ、アジ助、ファミリアが眠りについたころ。
スケイルは家の外で自らの武器を磨いていた。スケイルの武器はドラグーンサーベル。刀では無かった。スケイルは見た目刀に見えなくもないこのサーベルを気に入っていた。
スケイル
「眩しいなぁ・・・」
スケイルはそう呟いた。今は夜で月も雲に隠れている。
リーン
「ふふっ、何がまぶしいんです?」
いつからかリーンが後ろにいた。スケイルは驚いてサーベルを水の中に落としてしまう。
スケイル
「あ!?あぁ~!!!」
水の中に飛び込んでスケイルはサーベルを拾い上げた。
リーン
「ふふっ、ごめんなさい。驚かせちゃいましたね」
スケイル
「いや、いいんだ」
スケイルとリーンは2人で空を眺めるように座った。
スケイル
「…さっきの事だけど眩しいって思ったのは、あいつらだよ」
スケイルは10年前、冒険者だった。
同じリザードマンの仲間たちとパーティーを組んでそれはそれは楽しい日々だった。
スケイルが侍にあこがれたのもそこで出会ったある人が関係していた。
冒険の途中で、仲間の1人だったリーンに告白。2年間の交際を経て2人は結婚した。
スケイルの冒険者としての夢は、そこで終わった。
スケイル
「思い出しちまってさ、色々。楽しかったなぁって」
リーン
「・・・」
スケイル
「まぁでも!今ではこの俺も所帯持ち!夢に区切りをつけるには、いい機会だろうよ…」
リーンはスケイルが夢をあきらめきれていない事を知っていた。
扱う武器は、かつて彼を熱中させた侍というクラスの刀という武器によく似ていた。
きっと本心では彼らみたいに旅がしたいと思っているのだろう。だけどそんな心を殺して、私を尊重しようとしてくれている。だからリーンは
リーン
「行ってきても、いいわよ?」
スケイル
「え?」
リーン
「ただし!行くからには手ぶらで帰ってこないでくださいね。うーん…あ!ここよりも、もっと!!!大きな一軒家が欲しいです!」
スケイル
「・・・」
リーン
「時々帰ってくれたら私はそれで充分です。もう一度夢を、追いかけて」
スケイル
「・・・!」
スケイルはリーンを抱きしめた。
スケイル
「ありがとう…リーン!」
リーン
「…それはこっちのセリフですよ。いつも私を大切にしてくれて、本当にありがとう」
月にかかる雲が晴れて、あたたかな月光が2人を照らしていた。
その後ろに忍び寄る1つの陰・・・。2人の様子を覗き見る者がいた。
「アジ」
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【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
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