ネクロマン・サイカ

アフ郎

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新たな世界

ドッペルゲンガー

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ステラです。
私たちは、新たな仲間スケイルを迎えて4人で旅をしています。
道中、野生のモンスターに襲われましたがスケイルを先頭に倒すことが出来ました。
エニカ湿地を抜けた私たちは、とても小規模な村「ポッポク村」にたどり着きました。
そこで驚くことがあったのです。
私と同じ姿をした魚を釣れた少女に出会ったのです。

アジ助
「アジ!?」

サバ助
「鯖!?」

アジ助とサバ助。

ファミリア
「私に似てるな」

ロザリア
「その様ですわね」

ファミリアとロザリア。


スケイル
「お前・・・どこかで会ったか・・・?

レザード
「俺も今・・・同じことを考えてた」

スケイルとレザード。


「あなたたち、一体・・・?」

サテラ
「わははは~!おんなじ顔だ~!」

私とサテラ。
皆それぞれどこかしらが似ていた。
立ち話もなんだということで、近くの酒場に8人で入った。
驚いた様子の店員をしり目に私たちは互いに自己紹介をした。

・・・どうやらサテラ達は、この世界で冒険者をしているらしい。
それもかなりの手練れの様で、装備スキルなどをとっても適うものが1つも見当たらなかった。

サテラは人族。私と同じ見た目をしているが、性格は正反対だ。明るく活発的で無邪気な女の子、といった印象だ。
サバ助の性格はクール。死にかけているサバ助を保護したのがサテラでそれから一緒に旅をしているようだった。
ロザリアはエルフ族の気品あふれる女性。しかし気品のかけらもないファミリアと楽しそうに話している。
レザードはドワーフ族。小柄だが力の強さはパーティー1だそうだ。スケイルと今も酒を交し合っている。


「ドッペルゲンガー・・・同じ顔の2人が会ったら死んじゃう・・・」

サテラ
「そんなわけないじゃん!ステラもお酒飲もうよ~!おかみさん!!ビール~!!」

明るすぎる性格のサテラに、私は少々押され気味だった。
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