8 / 8
第8話(終) 第四写(下)これもある意味確かにあった光景なのですよ。
しおりを挟む
電話を受けてすぐに、史郎と佳乃が写真館にやってきた。
「これがご依頼の写真になります」
二人にソファーを勧めてから、店主は兄妹の前に二十数枚の、サービス判よりちょっと大きい、いわゆるL判の写真を並べた。
「「これは!」」
兄妹二人は目を見開いた。
レトロな感じのタワーの前での三人での記念写真。テレビで見たことのある大きな木の前を散策する母と佳乃。コンドミニアムのキッチンでおぼつかない手つきで料理をする史郎と、それを見守る母。どこかの火山だろうか、固まった溶岩の上を怖々歩く母と、今度はそれを見守る佳乃。
二人のフラダンサーに挟まれて、満面の笑みを見せる三人。誰でも知っているビーチを散策する母と史郎。ここで買ったのか、ショッピングセンターの看板の前で、アロハシャツを見せ合う母と佳乃……
まぎれもない、家族三人のハワイ旅行の光景。ひとつひとつに幸せが溢れている光景。
兄妹は一枚一枚を愛おしそうに見た。
「ありがとうございます。これで母を元気付けられると思います」
史郎がそう言ったあと、佳乃がちょっと不思議そうに尋ねた。
「本当にうれしいです。ただ、ひとつ伺ってもよろしいでしょうか」
「どうぞ、ご遠慮なく」
「この写真に写っている私たち三人は、間違いなく今の私たちです。ただ、写っているハワイの風景が、ちょっと古いように見えるのですが」
「おわかりになりましたか」
「はい、ハワイ旅行を計画する時に、家にあった母の古いガイドブックを見たのですが、気になったスポットは、念のためネットで調べ直しました。このフラダンサーと写っている写真の後ろに、『コダックフラショー』とありますが、このショーはかなり前になくなったはずです」
佳乃の言葉に史郎が続ける。
「この、キングスビレッジというショッピンセンター、私もレトロっぽくていいなと思ったのですが、調べたら再開発のために数年前に取り壊されていました」
「ええ、これはどれも三十年前くらいのハワイの光景です。余談ですが、フィルム会社提供のフラショーがなくなったことは、写真館としては人ごとではありません」
店主がそう答えた。
「今ではなく、どうしてその頃のハワイの光景を選ばれたのですか。というか、そもそも、この写真はどうやって……」
史郎の言葉を店主が遮った。
「この写真をお母様に見せれば、おわかりになると思いますよ。そもそもについては、それはお聞きにならないで下さい。先日史郎さんがおっしゃったように、AIが作ったとでもお伝えいただければと思います。でも、これもある意味確かにあった光景なのですよ」
「わかりました。それで、お代はいくらになりますか」
「千三百円いただければと思います」
「千三百円!」
史郎が驚きの声をあげた。
「二十四枚撮りフィルムの同時プリントの値段と同じにさせていただきました。昔はもっと安かったのでとても心苦しいのですが、今はどうしてもそれだけかかってしまうので」
「いえ、こんな素晴らしい写真をその値段でいただけるとは思いませんでした。こちらこそ心苦しいです」
「そうおっしゃられてもそれ以上はいただけません。お母様がこの写真で少しでもお元気になれば、それに勝る喜びはありません」
「「ありがとうございます!」」
史郎と佳乃は声を揃えてそう言い、写真を大切にカバンにしまい写真館をあとにした。
二人を送り出した店主の表情には、昨日のような迷いはもうなかった。
「母さん、帰りましたよ」
そう史郎が声をかけると、リビングのソファーに横になっていた母、好子は体を起こして二人を迎えた。
「ママ、横になっていていいのよ。無理しないで」
「大丈夫よ。かなり吐き気もおさまってきたし」
佳乃の言葉に好子は笑顔でそう答えたが、その顔は青白く、無理に笑顔を作っていることは兄妹二人にはよくわかる。
「それにしても、昨日今日と、二人してどこへ行っていたの。せっかくの土日なのに」
「実はね、大学の後輩で、AIの研究をしている奴がいて、俺たちそいつのところに行ってたんだ」
写真館の帰り道に打ち合わせたとおり、史郎がそう答えた。
「AI?」
「うん、ママ、この写真を見て」
佳乃はそう言って、写真館で受け取った写真を広げた。
「写真?私たちが写っているけど、あ、これ、もしかしてハワイ?」
「うん」
「アロハタワーに、この大きな木はモアナルア・ガーデンパークね。あなたたちもCMで見たことあるでしょ。それとワイキキのコンドミニアムに、この溶岩のところはハワイ島のキラウエア火山だわ」
写真を見ていくうちに、好子の顔に徐々に赤味が差してきた。
「コダックフラショーやワイキキビーチ、ワイキキビーチはみんな大好きね。そしてキングスビレッジの写真もあるわね。でも、どうして私たち三人が写っているのかしら」
二人が答える前に好子が言った。
「ああ、わかったわ。これ、もしかして、AIが作った写真?AIって、今はこんなこともできるのね」
「う、うん、そうだよ、母さん」
「どの写真も、とっても懐かしいわね」
「「懐かしい?」」
そう言って、史郎と佳乃は顔を合わせた。
「そうよ、これ、どこも私が行ったことがあるところよ。あなたたち、私が隠していた昔のアルバムをこっそり持ち出したんでしょ?ハワイで出会った時の私とお父さんが写っているので、恥ずかしくてこれまで見せたことがなかったけど、そのアルバムがあるって知っていたのね」
「そんなアルバムが……いえ、うん、そうよ、ママ。黙って持ち出してごめんなさい」
佳乃が慌ててそう答えた。
「仕方ないわね。アルバム、持ってくるわ」
そう言って好子は自室から一冊のアルバムを持ってきて、二人の前に広げた。陽光あふれるハワイの景色のなか、どの写真でも、若い頃の好子と、後に夫になる男性、つまり二人の父親の笑顔が輝いている。
「すごいわね、今のAIって。あの頃のハワイの写真に、今の私たちの姿をこんなに違和感なく乗せることができるのね」
アルバムを食い入るように見ていた史郎と佳乃だが、はっとした表情で史郎が答えた。
「そ、そうだよ、母さん。このアルバムと、今の俺たち三人の写真を後輩のところに持ち込んで、AIに、もし俺たちがハワイに行ったらという写真を作ってもらったんだ」
「私たちも、こんなにうまくできるとは思わなかったけど」
佳乃もそう付け加えた。
「このハワイの景色、いつかあなたたち二人に見せたかったのよ。なくなってしまった物もあるけど、ハワイの太陽や爽やかな風は変わらないわ。だから、ハワイ旅行を計画してくれた時は本当に嬉しかったの。でも、私が病気になって二度とも行けなくなってしまって、二人には本当に申し訳ないわ」
「母さん、申し訳ないなんてそんなこと」
「ママ、そうよ、そんなことないわ」
「でもね、この写真を見せてもらって、ずっとハワイに三人で行きたいと思っていた気持ちを思い出したわ。それに、家族で海外旅行に行きたいっていうのは、お父さんの夢でもあったの。ここで夢を諦めたら、お父さんにも叱られるわ」
好子は目を上げて、どこか遠くにいる夫の姿を追った。写真を見る前とは異なり、その目には、力強い光が灯っている。
「母さん……」
「ママ……」
「病気になんて負けてはいられないわ。そうだわ、母さんとお父さんと若い頃の写真、もっと見る?」
「「うん!」」
好子が持ってきた何冊ものアルバムを見ながら、三人は久しぶりに、いつまでも笑顔で語り合った。
私鉄駅前の商店街もそろそろ尽きようかという少し寂しい場所に、今日もその写真館は建っている。
写真館は変わらず客の間で密かにこう呼ばれている。「想い出写真館」と。
了
「これがご依頼の写真になります」
二人にソファーを勧めてから、店主は兄妹の前に二十数枚の、サービス判よりちょっと大きい、いわゆるL判の写真を並べた。
「「これは!」」
兄妹二人は目を見開いた。
レトロな感じのタワーの前での三人での記念写真。テレビで見たことのある大きな木の前を散策する母と佳乃。コンドミニアムのキッチンでおぼつかない手つきで料理をする史郎と、それを見守る母。どこかの火山だろうか、固まった溶岩の上を怖々歩く母と、今度はそれを見守る佳乃。
二人のフラダンサーに挟まれて、満面の笑みを見せる三人。誰でも知っているビーチを散策する母と史郎。ここで買ったのか、ショッピングセンターの看板の前で、アロハシャツを見せ合う母と佳乃……
まぎれもない、家族三人のハワイ旅行の光景。ひとつひとつに幸せが溢れている光景。
兄妹は一枚一枚を愛おしそうに見た。
「ありがとうございます。これで母を元気付けられると思います」
史郎がそう言ったあと、佳乃がちょっと不思議そうに尋ねた。
「本当にうれしいです。ただ、ひとつ伺ってもよろしいでしょうか」
「どうぞ、ご遠慮なく」
「この写真に写っている私たち三人は、間違いなく今の私たちです。ただ、写っているハワイの風景が、ちょっと古いように見えるのですが」
「おわかりになりましたか」
「はい、ハワイ旅行を計画する時に、家にあった母の古いガイドブックを見たのですが、気になったスポットは、念のためネットで調べ直しました。このフラダンサーと写っている写真の後ろに、『コダックフラショー』とありますが、このショーはかなり前になくなったはずです」
佳乃の言葉に史郎が続ける。
「この、キングスビレッジというショッピンセンター、私もレトロっぽくていいなと思ったのですが、調べたら再開発のために数年前に取り壊されていました」
「ええ、これはどれも三十年前くらいのハワイの光景です。余談ですが、フィルム会社提供のフラショーがなくなったことは、写真館としては人ごとではありません」
店主がそう答えた。
「今ではなく、どうしてその頃のハワイの光景を選ばれたのですか。というか、そもそも、この写真はどうやって……」
史郎の言葉を店主が遮った。
「この写真をお母様に見せれば、おわかりになると思いますよ。そもそもについては、それはお聞きにならないで下さい。先日史郎さんがおっしゃったように、AIが作ったとでもお伝えいただければと思います。でも、これもある意味確かにあった光景なのですよ」
「わかりました。それで、お代はいくらになりますか」
「千三百円いただければと思います」
「千三百円!」
史郎が驚きの声をあげた。
「二十四枚撮りフィルムの同時プリントの値段と同じにさせていただきました。昔はもっと安かったのでとても心苦しいのですが、今はどうしてもそれだけかかってしまうので」
「いえ、こんな素晴らしい写真をその値段でいただけるとは思いませんでした。こちらこそ心苦しいです」
「そうおっしゃられてもそれ以上はいただけません。お母様がこの写真で少しでもお元気になれば、それに勝る喜びはありません」
「「ありがとうございます!」」
史郎と佳乃は声を揃えてそう言い、写真を大切にカバンにしまい写真館をあとにした。
二人を送り出した店主の表情には、昨日のような迷いはもうなかった。
「母さん、帰りましたよ」
そう史郎が声をかけると、リビングのソファーに横になっていた母、好子は体を起こして二人を迎えた。
「ママ、横になっていていいのよ。無理しないで」
「大丈夫よ。かなり吐き気もおさまってきたし」
佳乃の言葉に好子は笑顔でそう答えたが、その顔は青白く、無理に笑顔を作っていることは兄妹二人にはよくわかる。
「それにしても、昨日今日と、二人してどこへ行っていたの。せっかくの土日なのに」
「実はね、大学の後輩で、AIの研究をしている奴がいて、俺たちそいつのところに行ってたんだ」
写真館の帰り道に打ち合わせたとおり、史郎がそう答えた。
「AI?」
「うん、ママ、この写真を見て」
佳乃はそう言って、写真館で受け取った写真を広げた。
「写真?私たちが写っているけど、あ、これ、もしかしてハワイ?」
「うん」
「アロハタワーに、この大きな木はモアナルア・ガーデンパークね。あなたたちもCMで見たことあるでしょ。それとワイキキのコンドミニアムに、この溶岩のところはハワイ島のキラウエア火山だわ」
写真を見ていくうちに、好子の顔に徐々に赤味が差してきた。
「コダックフラショーやワイキキビーチ、ワイキキビーチはみんな大好きね。そしてキングスビレッジの写真もあるわね。でも、どうして私たち三人が写っているのかしら」
二人が答える前に好子が言った。
「ああ、わかったわ。これ、もしかして、AIが作った写真?AIって、今はこんなこともできるのね」
「う、うん、そうだよ、母さん」
「どの写真も、とっても懐かしいわね」
「「懐かしい?」」
そう言って、史郎と佳乃は顔を合わせた。
「そうよ、これ、どこも私が行ったことがあるところよ。あなたたち、私が隠していた昔のアルバムをこっそり持ち出したんでしょ?ハワイで出会った時の私とお父さんが写っているので、恥ずかしくてこれまで見せたことがなかったけど、そのアルバムがあるって知っていたのね」
「そんなアルバムが……いえ、うん、そうよ、ママ。黙って持ち出してごめんなさい」
佳乃が慌ててそう答えた。
「仕方ないわね。アルバム、持ってくるわ」
そう言って好子は自室から一冊のアルバムを持ってきて、二人の前に広げた。陽光あふれるハワイの景色のなか、どの写真でも、若い頃の好子と、後に夫になる男性、つまり二人の父親の笑顔が輝いている。
「すごいわね、今のAIって。あの頃のハワイの写真に、今の私たちの姿をこんなに違和感なく乗せることができるのね」
アルバムを食い入るように見ていた史郎と佳乃だが、はっとした表情で史郎が答えた。
「そ、そうだよ、母さん。このアルバムと、今の俺たち三人の写真を後輩のところに持ち込んで、AIに、もし俺たちがハワイに行ったらという写真を作ってもらったんだ」
「私たちも、こんなにうまくできるとは思わなかったけど」
佳乃もそう付け加えた。
「このハワイの景色、いつかあなたたち二人に見せたかったのよ。なくなってしまった物もあるけど、ハワイの太陽や爽やかな風は変わらないわ。だから、ハワイ旅行を計画してくれた時は本当に嬉しかったの。でも、私が病気になって二度とも行けなくなってしまって、二人には本当に申し訳ないわ」
「母さん、申し訳ないなんてそんなこと」
「ママ、そうよ、そんなことないわ」
「でもね、この写真を見せてもらって、ずっとハワイに三人で行きたいと思っていた気持ちを思い出したわ。それに、家族で海外旅行に行きたいっていうのは、お父さんの夢でもあったの。ここで夢を諦めたら、お父さんにも叱られるわ」
好子は目を上げて、どこか遠くにいる夫の姿を追った。写真を見る前とは異なり、その目には、力強い光が灯っている。
「母さん……」
「ママ……」
「病気になんて負けてはいられないわ。そうだわ、母さんとお父さんと若い頃の写真、もっと見る?」
「「うん!」」
好子が持ってきた何冊ものアルバムを見ながら、三人は久しぶりに、いつまでも笑顔で語り合った。
私鉄駅前の商店街もそろそろ尽きようかという少し寂しい場所に、今日もその写真館は建っている。
写真館は変わらず客の間で密かにこう呼ばれている。「想い出写真館」と。
了
30
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
敗戦国の姫は、敵国将軍に掠奪される
clayclay
恋愛
架空の国アルバ国は、ブリタニア国に侵略され、国は壊滅状態となる。
状況を打破するため、アルバ国王は娘のソフィアに、ブリタニア国使者への「接待」を命じたが……。
烏の王と宵の花嫁
水川サキ
キャラ文芸
吸血鬼の末裔として生まれた華族の娘、月夜は家族から虐げられ孤独に生きていた。
唯一の慰めは、年に一度届く〈からす〉からの手紙。
その送り主は太陽の化身と称される上級華族、縁樹だった。
ある日、姉の縁談相手を誤って傷つけた月夜は、父に遊郭へ売られそうになり屋敷を脱出するが、陽の下で倒れてしまう。
死を覚悟した瞬間〈からす〉の正体である縁樹が現れ、互いの思惑から契約結婚を結ぶことになる。
※初出2024年7月
あやかし警察おとり捜査課
紫音みけ🐾書籍発売中
キャラ文芸
※第7回キャラ文芸大賞にて奨励賞を受賞しました。応援してくださった皆様、ありがとうございました。
【あらすじ】
二十三歳にして童顔・低身長で小中学生に見間違われる青年・栗丘みつきは、出世の見込みのない落ちこぼれ警察官。
しかしその小さな身に秘められた身体能力と、この世ならざるもの(=あやかし)を認知する霊視能力を買われた彼は、あやかし退治を主とする部署・特例災害対策室に任命され、あやかしを誘き寄せるための囮捜査に挑む。
反りが合わない年下エリートの相棒と、狐面を被った怪しい上司と共に繰り広げる退魔ファンタジー。
後宮なりきり夫婦録
石田空
キャラ文芸
「月鈴、ちょっと嫁に来るか?」
「はあ……?」
雲仙国では、皇帝が三代続いて謎の昏睡状態に陥る事態が続いていた。
あまりにも不可解なために、新しい皇帝を立てる訳にもいかない国は、急遽皇帝の「影武者」として跡継ぎ騒動を防ぐために寺院に入れられていた皇子の空燕を呼び戻すことに決める。
空燕の国の声に応える条件は、同じく寺院で方士修行をしていた方士の月鈴を妃として後宮に入れること。
かくしてふたりは片や皇帝の影武者として、片や皇帝の偽りの愛妃として、後宮と言う名の魔窟に潜入捜査をすることとなった。
影武者夫婦は、後宮内で起こる事件の謎を解けるのか。そしてふたりの想いの行方はいったい。
サイトより転載になります。
屈辱と愛情
守 秀斗
恋愛
最近、夫の態度がおかしいと思っている妻の名和志穂。25才。仕事で疲れているのかとそっとしておいたのだが、一か月もベッドで抱いてくれない。思い切って、夫に聞いてみると意外な事を言われてしまうのだが……。
Zinnia‘s Miracle 〜25年目の奇跡
弘生
現代文学
なんだか優しいお話が書きたくなって、連載始めました。
保護猫「ジン」が、時間と空間を超えて見守り語り続けた「柊家」の人々。
「ジン」が天に昇ってから何度も季節は巡り、やがて25年目に奇跡が起こる。けれど、これは奇跡というよりも、「ジン」へのご褒美かもしれない。
後宮の胡蝶 ~皇帝陛下の秘密の妃~
菱沼あゆ
キャラ文芸
突然の譲位により、若き皇帝となった苑楊は封印されているはずの宮殿で女官らしき娘、洋蘭と出会う。
洋蘭はこの宮殿の牢に住む老人の世話をしているのだと言う。
天女のごとき外見と豊富な知識を持つ洋蘭に心惹かれはじめる苑楊だったが。
洋蘭はまったく思い通りにならないうえに、なにかが怪しい女だった――。
中華後宮ラブコメディ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる