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告白
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4月。高校1年になる、この春。私、堀谷 沙紀帆は期待と緊張で丘の上高校に入学した。
「ハァ~…。緊張するなぁ…友達できるかな…」
私は独り言を呟きながら、教室へ向かった。
「さっちゃん!わぁ!同じクラスだぁ~!!」
さっちゃんと私を呼ぶ友達は、間宮 明日香。とても身長が小さい。メガネの髪の毛サラサラな黒髪のかわいい子だ。
メガネと言っても、今はコンタクトだ。高校生になったらコンタクトにすると決めていたらしい。
「明日香!やっぱり明日香はメガネがない方が可愛いね!」
私がそう言うと明日香は照れたように笑った。
「えへへっ!ありがとう!今年もよろしくね!」
「明日香~!沙紀帆~!私も同じクラスだよ~!!」
すごく頭がいい鈴木 萌。私の親友である。でも、明日香も親友と言えるほど仲がいい。
「すごーい!同じクラスなんだ!!」
私たち3人は大喜びした。
「おい!萌!」
萌ちゃんの後ろから齋藤 冬弥が出てきた。
「あらあら?萌ちゃん?彼氏さんが呼んでいますよ~?」
「う、うるさい!まだ彼氏じゃないし!」
萌ちゃんは顔を真っ赤にしながら冬弥の所へ行った。冬弥は私たち3人と小学校の頃からの付き合いだ。私は男子に非常にいじられやすく、冬弥からもよくからかわれていた。
萌ちゃんと冬弥は、話を聞くかぎり、両思いらしい。けれどまだ付き合ってない…らしい!
「沙紀帆!」
後ろから私を呼ぶ大好きな人の声が聞こえた。
「つ、翼!」
振り向くとそこには山田 翼がいた。実は、私の好きな人は、翼なのだ。私は勉強がとても苦手だった。けれど翼がサッカーの強いこの高校を受けると聞き、私は死にものぐるいで勉強し、ようやくこの高校に受かったのだ。
「沙紀帆!この高校受かったんだな!おめでとう!!」
翼は微笑んで言った。
「ありがとう。翼もおめでとう!」
私も微笑み返して言った。
「やっぱりこのおかげかな」
翼が取り出したのは、ウサギの合格祈願のキーホルダーだった。
そのキーホルダーは私が翼の机の中にひっそりしのばせたのだ。そして、そのキーホルダーと色違いのピンクのウサギの合格祈願のキーホルダーを私が持っている。
「それ、何?」
私は何も知らないふりをして、そう聞いた。
「これな、中学の時、俺の机の中にあったんだよ。なんか、このウサギ見てると、緊張がなくなる気がして…。最初は何これ?って思ったんだけどな。捨てるに捨てられなくて…。このウサギのおかげで冷静に問題が解けて、面接でもちゃんとできた気がするんだ。」
私はちょっと安心した。捨てられなくて良かった…
「良かった…」
私はそう呟いてしまった。
「何が?」
翼は私に首をかしげて聞いた。
「あ!いや、えっと…あっと…あ、UFO!!」
私は空を指さして言った。
「ヘタクソかよ。」
翼が呆れた表情で言った。
「ア…アハハ…」
私はとりあえず笑った。
「そういえば、沙紀帆って何組?」
「あ、私は3組だよ!」
私がそう言うと、翼は驚いた顔をした。
「あ。もしかして…翼も3組?」
「大正解」
「本当!?」
翼も3組なんだ。
そう思うと、勝手に頬がゆるんだ。
うれしい…すっごくうれしい…!
「何ニヤニヤしてるの?あ、もしかして…俺と同じクラスになれたのがそんなにうれしかった?」
翼がニヤニヤしながら聞いてきた。
「うん」
「は?」
「あ。」
うわぁぁぁ!!やってしまったぁぁぁぁぁ!!何言ってるの!?私!?
「いや、その別にその…ぼーっとしてて…」
私は真っ赤になりながら言った。
「今の返事本当だな?」
翼は私をしっかり見て言った。
「へ?わぁ!!」
グイッと手を引かれ、新入生の人混みを抜け、人気がない所へ連れていかれた。
「ちょ…ちょっと…翼…?」
翼は私の両手をつかんで壁に押し付けた。
「沙紀帆…」
翼は私の肩に頭を乗せた。
「本当は合格発表の日に言うつもりだった。でも、沙紀帆が泣いてて…俺は沙紀帆に言うことが出来なかった…。沙紀帆……沙紀帆が好きだ…」
しばらく沈黙が続いた。
「あの…翼…」
「あのさっ!」
翼は私の言葉を遮った。
「返事はまだいい…」
そう翼が言うと、私の両手を解放して、新入生の中に入っていった。
ポロッ
私は一筋の涙を流した。
「ウソ…」
うれしい…翼それ、本当なの?
「沙紀帆!」
「あ…萌ちゃん…」
萌ちゃんは私を心配して走ってきた。その後ろから冬弥が走ってきた。
冬弥は私が泣いているのを知り、萌ちゃんを追い越して、萌ちゃんよりさきに私の元へ来た。
ガッ
「ひゃっ!!」
冬弥はすごい形相で私の肩を掴んだ。
「沙紀帆!泣いているのか!?大丈夫か!?何があったんだ!?」
「と…冬弥…どうしたの?」
私は冬弥がなぜそんなに言っているのか分からなかった。
「あ…いや…その…泣いてたから…」
「え?何?心配してくれたの~?」
しどろもどろで話す冬弥に、私はニヤニヤしながら言った。
「は!?ってかお前元気じゃん!!心配して損した!」
やっぱり心配してくれたんだ…
「冬弥」
私が冬弥の名前を呼ぶと、不機嫌そうに振り向いた。
「ありがとう」
私は微笑みながら言った。
「…沙紀帆…」
冬弥は私の頬に手を伸ばした。
「冬弥!」
後ろで萌ちゃんが呼んだ。すると、冬弥はハッとしたように手を引っ込めた。
「冬弥。あとは私に任せてよ。さきに教室行ってて」
萌ちゃんは冬弥にそう言った。そして、冬弥は私の頭をポンッと撫でて、去り際に行った。
「俺も3組だから」
その時と見た冬弥の表情は切なそうに笑っていた。
「沙紀帆…大丈夫?」
萌ちゃんの質問に私はコクリとうなづいた。
「あのね…えっと…その…放課後に話すから…とりあえず教室行こ?」
私はニコリとしながら言った。萌ちゃんは首をかしげながらコクンとうなづいた。
「今年はどんなクラスになるか楽しみだね!」
萌ちゃんは教室に向かいながら言った。
「そうだね!あれ?そういえば、明日香は?」
「明日香は多分さきに教室行ったよ」
呆れた表情で萌ちゃんは言った。
「ええっ!なんでさきに行っちゃうの~…」
私は驚きながら言った。それを見た萌ちゃんはフッと笑った。
「明日香は本当に自由だよね~。逆に羨ましいわ…」
そう他愛のない話をしながら、ついに1-3に着いた。
カラ
私はそっと教室に入り、自分の席を見つけた。
そして、自分の席に着いた。前の人は…誰!?
そう思っていると前の人がいきなり振り向いた。
「どーも!俺、野中 優斗!」
わ、私に話しかけてるのかな?ずいぶんと可愛い人だなぁ…
「あ、えっと…私は堀谷 沙紀帆。えっと1年間よろしくね?」
そう笑って言うと、野中 優斗は目をキラキラさせた。
「すっげーな!俺のクラスにこんな美女がいるなんて!」
…何こいつ…あっ!もしかしてやっぱり私に言ってなかったのかな!?うわぁ!恥ずかしい~!!つい自己紹介しちゃったよ~!!
「ご、ごめんなさい!あの、私、その、自分に話しかけてると思っちゃって!!間違えて答えてしまってごめんなさい!」
私が頭を下げて謝っていると、「あははははっ!!」といきなり野中 優斗が笑いだした。
「へっ!?」
私が驚いて顔を上げると、涙目で野中 優斗が言った。
「いや、俺、さっきから君に話しかけてるんだけど…くくっ…あー、本当に笑える…。この現代社会にこんな天然がいたんだ…」
笑いを堪えながら話す野中 優斗を目の前に私は呆然とするしかなかった。
「だ、だって…美女って…」
私はしどろもどろになりながら言った。
「だーかーらー、美女は君のことだって!他に誰がいるの?周りをよく見た方がいいよ。」
そう言われ、周りを見てみると周りは見事に男子ばかりだった。
「ね?周りに美女は君くらいしかいないんだから!」
「ハァ~…。緊張するなぁ…友達できるかな…」
私は独り言を呟きながら、教室へ向かった。
「さっちゃん!わぁ!同じクラスだぁ~!!」
さっちゃんと私を呼ぶ友達は、間宮 明日香。とても身長が小さい。メガネの髪の毛サラサラな黒髪のかわいい子だ。
メガネと言っても、今はコンタクトだ。高校生になったらコンタクトにすると決めていたらしい。
「明日香!やっぱり明日香はメガネがない方が可愛いね!」
私がそう言うと明日香は照れたように笑った。
「えへへっ!ありがとう!今年もよろしくね!」
「明日香~!沙紀帆~!私も同じクラスだよ~!!」
すごく頭がいい鈴木 萌。私の親友である。でも、明日香も親友と言えるほど仲がいい。
「すごーい!同じクラスなんだ!!」
私たち3人は大喜びした。
「おい!萌!」
萌ちゃんの後ろから齋藤 冬弥が出てきた。
「あらあら?萌ちゃん?彼氏さんが呼んでいますよ~?」
「う、うるさい!まだ彼氏じゃないし!」
萌ちゃんは顔を真っ赤にしながら冬弥の所へ行った。冬弥は私たち3人と小学校の頃からの付き合いだ。私は男子に非常にいじられやすく、冬弥からもよくからかわれていた。
萌ちゃんと冬弥は、話を聞くかぎり、両思いらしい。けれどまだ付き合ってない…らしい!
「沙紀帆!」
後ろから私を呼ぶ大好きな人の声が聞こえた。
「つ、翼!」
振り向くとそこには山田 翼がいた。実は、私の好きな人は、翼なのだ。私は勉強がとても苦手だった。けれど翼がサッカーの強いこの高校を受けると聞き、私は死にものぐるいで勉強し、ようやくこの高校に受かったのだ。
「沙紀帆!この高校受かったんだな!おめでとう!!」
翼は微笑んで言った。
「ありがとう。翼もおめでとう!」
私も微笑み返して言った。
「やっぱりこのおかげかな」
翼が取り出したのは、ウサギの合格祈願のキーホルダーだった。
そのキーホルダーは私が翼の机の中にひっそりしのばせたのだ。そして、そのキーホルダーと色違いのピンクのウサギの合格祈願のキーホルダーを私が持っている。
「それ、何?」
私は何も知らないふりをして、そう聞いた。
「これな、中学の時、俺の机の中にあったんだよ。なんか、このウサギ見てると、緊張がなくなる気がして…。最初は何これ?って思ったんだけどな。捨てるに捨てられなくて…。このウサギのおかげで冷静に問題が解けて、面接でもちゃんとできた気がするんだ。」
私はちょっと安心した。捨てられなくて良かった…
「良かった…」
私はそう呟いてしまった。
「何が?」
翼は私に首をかしげて聞いた。
「あ!いや、えっと…あっと…あ、UFO!!」
私は空を指さして言った。
「ヘタクソかよ。」
翼が呆れた表情で言った。
「ア…アハハ…」
私はとりあえず笑った。
「そういえば、沙紀帆って何組?」
「あ、私は3組だよ!」
私がそう言うと、翼は驚いた顔をした。
「あ。もしかして…翼も3組?」
「大正解」
「本当!?」
翼も3組なんだ。
そう思うと、勝手に頬がゆるんだ。
うれしい…すっごくうれしい…!
「何ニヤニヤしてるの?あ、もしかして…俺と同じクラスになれたのがそんなにうれしかった?」
翼がニヤニヤしながら聞いてきた。
「うん」
「は?」
「あ。」
うわぁぁぁ!!やってしまったぁぁぁぁぁ!!何言ってるの!?私!?
「いや、その別にその…ぼーっとしてて…」
私は真っ赤になりながら言った。
「今の返事本当だな?」
翼は私をしっかり見て言った。
「へ?わぁ!!」
グイッと手を引かれ、新入生の人混みを抜け、人気がない所へ連れていかれた。
「ちょ…ちょっと…翼…?」
翼は私の両手をつかんで壁に押し付けた。
「沙紀帆…」
翼は私の肩に頭を乗せた。
「本当は合格発表の日に言うつもりだった。でも、沙紀帆が泣いてて…俺は沙紀帆に言うことが出来なかった…。沙紀帆……沙紀帆が好きだ…」
しばらく沈黙が続いた。
「あの…翼…」
「あのさっ!」
翼は私の言葉を遮った。
「返事はまだいい…」
そう翼が言うと、私の両手を解放して、新入生の中に入っていった。
ポロッ
私は一筋の涙を流した。
「ウソ…」
うれしい…翼それ、本当なの?
「沙紀帆!」
「あ…萌ちゃん…」
萌ちゃんは私を心配して走ってきた。その後ろから冬弥が走ってきた。
冬弥は私が泣いているのを知り、萌ちゃんを追い越して、萌ちゃんよりさきに私の元へ来た。
ガッ
「ひゃっ!!」
冬弥はすごい形相で私の肩を掴んだ。
「沙紀帆!泣いているのか!?大丈夫か!?何があったんだ!?」
「と…冬弥…どうしたの?」
私は冬弥がなぜそんなに言っているのか分からなかった。
「あ…いや…その…泣いてたから…」
「え?何?心配してくれたの~?」
しどろもどろで話す冬弥に、私はニヤニヤしながら言った。
「は!?ってかお前元気じゃん!!心配して損した!」
やっぱり心配してくれたんだ…
「冬弥」
私が冬弥の名前を呼ぶと、不機嫌そうに振り向いた。
「ありがとう」
私は微笑みながら言った。
「…沙紀帆…」
冬弥は私の頬に手を伸ばした。
「冬弥!」
後ろで萌ちゃんが呼んだ。すると、冬弥はハッとしたように手を引っ込めた。
「冬弥。あとは私に任せてよ。さきに教室行ってて」
萌ちゃんは冬弥にそう言った。そして、冬弥は私の頭をポンッと撫でて、去り際に行った。
「俺も3組だから」
その時と見た冬弥の表情は切なそうに笑っていた。
「沙紀帆…大丈夫?」
萌ちゃんの質問に私はコクリとうなづいた。
「あのね…えっと…その…放課後に話すから…とりあえず教室行こ?」
私はニコリとしながら言った。萌ちゃんは首をかしげながらコクンとうなづいた。
「今年はどんなクラスになるか楽しみだね!」
萌ちゃんは教室に向かいながら言った。
「そうだね!あれ?そういえば、明日香は?」
「明日香は多分さきに教室行ったよ」
呆れた表情で萌ちゃんは言った。
「ええっ!なんでさきに行っちゃうの~…」
私は驚きながら言った。それを見た萌ちゃんはフッと笑った。
「明日香は本当に自由だよね~。逆に羨ましいわ…」
そう他愛のない話をしながら、ついに1-3に着いた。
カラ
私はそっと教室に入り、自分の席を見つけた。
そして、自分の席に着いた。前の人は…誰!?
そう思っていると前の人がいきなり振り向いた。
「どーも!俺、野中 優斗!」
わ、私に話しかけてるのかな?ずいぶんと可愛い人だなぁ…
「あ、えっと…私は堀谷 沙紀帆。えっと1年間よろしくね?」
そう笑って言うと、野中 優斗は目をキラキラさせた。
「すっげーな!俺のクラスにこんな美女がいるなんて!」
…何こいつ…あっ!もしかしてやっぱり私に言ってなかったのかな!?うわぁ!恥ずかしい~!!つい自己紹介しちゃったよ~!!
「ご、ごめんなさい!あの、私、その、自分に話しかけてると思っちゃって!!間違えて答えてしまってごめんなさい!」
私が頭を下げて謝っていると、「あははははっ!!」といきなり野中 優斗が笑いだした。
「へっ!?」
私が驚いて顔を上げると、涙目で野中 優斗が言った。
「いや、俺、さっきから君に話しかけてるんだけど…くくっ…あー、本当に笑える…。この現代社会にこんな天然がいたんだ…」
笑いを堪えながら話す野中 優斗を目の前に私は呆然とするしかなかった。
「だ、だって…美女って…」
私はしどろもどろになりながら言った。
「だーかーらー、美女は君のことだって!他に誰がいるの?周りをよく見た方がいいよ。」
そう言われ、周りを見てみると周りは見事に男子ばかりだった。
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