21 / 59
海洋
6
しおりを挟む
彼は少し俯いた。
人の目を見て嘘は吐けない、か。健全だよ、君。本当にごく普通の学生であり、人間じゃないか。
「…高いって聞くからなぁ。まぁ、無理にとは言わないけど、糸口になればと思って」
ガーゼを乗せテーピングし、袖を戻してやる。
そのとき彼がポツリと「案外上手くやれてないのかな、俺」と言ったのは聞き逃さなかったが、聞こえなかったふり、まだ反応は見せないでおこうと思った。
人間、そんなもんなんだよ。
これ以上踏み込んで助言するのは仕事上だけじゃない、人間として綺麗事になる気がしてしまう、それに心が痛い。
このエゴや愛は一体何に向いているのか。わからないままでは彼を傷付ける、使い古した刃物でしかなくなってしまう。
彼は多分、もっと色々な場所が痛くて、麻酔を掛ける手前なのだ。
諦めたのか本当に身体が辛かったのかはわからないが、彼はその後あっさりと一緒に帰宅してくれた。しゃがみ込むこともなく。
ただ、彼は部屋に戻る前に「ちゅーざいさん」と、心許なく振り向いた。
「…メンタルクリニックじゃないけど」
「あぁ、」
「また切ったら目、覚まさせてくれる?」
あぁ、そうか。
「癖になられても困る」
「……ありがと。
約束、守るようにまずは」
「頑張らなくていいから」
彼は少し黙った後にふっと笑って「メンタルクリニックかよ」と…遠目でもわかる、網膜は輝いて見えた。
「うんじゃあ、それでいいよ」
また不思議そうに俺を見た少年は、ふっと表情を柔らかくし「じゃーね」と部屋へそっと戻って行った。
向かい側に行き部屋を眺めると、昼の、人通りも少ないアパート。どこだという断定は出来ないが概ねそう。バルコニー隣の部屋あたりで微かに、女の喘ぎ声が聞こえる。
多分今の今までは聞こえなかったあの男の声が、まるで煽る…いや、聞かせるかのように聞こえてきた。
バルコニー側の、恐らく布団があるだろうカーテンの向こうで、芳沢春雪だろう、人が寝転がった気配がする。
…あの男は、そうか。
彼に精神的な苦痛を与えているのかもしれない。なるほど、これで切りたくなって眠るのか、君は。
今日は母親が高梨のクリニックに行くという予想だった。あとで確認しなければ。
…本当に彼が今日、学校に行ったのかはわからないが、他人が見ても具合が悪そうだった。
…高梨が言っていた、代理ミュンヒハウゼンは病気を子供に肩代わりさせ看病をし周囲の目を引く。薬物使用もよくあることらしいが母親は何故そのようになってしまうのか。
医療費だって全額免除ではないのだし、精神科は高いと聞く。
俺の情報から子供が本当に実在したとわかり、子供を病院に連れて行かない理由がわからない、この病はなんだと迷い込む高梨の悩みも確かにそうだ。
子供を看病する親、病院に連れて行く親、これが代理ミュンヒハウゼン症候群の症状としては一般的なんだろうが、俺はいま感じた。
この母親の虚偽、隠したい部分が「ネグレクト」なのではないかと。それを疑わせないように病院に連れ回す親もいるそうだが。
ネグレクトならば今、春雪くんが風邪で苦しんでいるのなんて、本当はどうでもいいのだろう。リスカ痕の腕を掴んだのも、どうでもよかったから。
春雪くんは未成年、子供で、家の中では恐らく一番の弱者だ。理不尽の対象として向かいやすいのも理解する。
併発。
…これは確かに複雑だし、本当に誰もなかなか気付けない、気付いたとして誰が手を差し伸べられるのか。
事件が起こらないと動けない、謂わば彼を囮にした俺の強行突破が正しくないのはわかっているのに。
元から俺は正義の見方ではない。これは綺麗事などという簡単な問題ではないから…。
交番に戻り、彼の時計が忘れられていることに気付いた。
……それに、胸が痛くて仕方ない。
「…署長」
「おぉ、お帰」
「明日の勤務、遅れても良いですか」
「…どうした」
俺は気付けばその時計を握っていて「勤務時間前に彼の家を…」までしか言わないうちに署長は「わかった」と言ってくれた。
「明日の引き継ぎは確か半田くんだ。まぁ、聞かなかったことにするが、事件があれば俺だな、それは」
「…すみません、非番の日に」
「勘違いするなよ。非番は自宅待機だ」
「…はは、休み返上になるのはまぁ、覚悟ですよ」
「そこまで気になるなら仕方ないな。俺にも若い頃はあったよ。だがまぁ、これがなければお前は今頃どうせ延々と違法駐輪の取締ばかりだったな」
別に、この件だって印象が良くなるかは微妙だが。
「…少し、休むのもありだけどな。終わるまでお前は休めないんだろうな。
まぁ仕事はやる男だが、今回はいつもより身入りが違うな」
自分でも確かに、理由はわからないけど。
「…俺は正義の見方でもなんでもないんです」
「そうだな。良い切り捨て方だよ」
そうか。
別にGOを待っていたわけでもなんでもない、ただただ自分にいま、我慢が利かないのだ、どうしても。
ここまで来たら、一度押し付けること、押し付けられることを互いに知った方が良いのかもしれない。
署長にはとにかく、頭を下げた。
明日何か見つかれば、いや、本当はない方がいいのだが。
俺は君のあの姿を、これからどれだけ年を重ねても忘れられないだろう、その時そう思った。
人の目を見て嘘は吐けない、か。健全だよ、君。本当にごく普通の学生であり、人間じゃないか。
「…高いって聞くからなぁ。まぁ、無理にとは言わないけど、糸口になればと思って」
ガーゼを乗せテーピングし、袖を戻してやる。
そのとき彼がポツリと「案外上手くやれてないのかな、俺」と言ったのは聞き逃さなかったが、聞こえなかったふり、まだ反応は見せないでおこうと思った。
人間、そんなもんなんだよ。
これ以上踏み込んで助言するのは仕事上だけじゃない、人間として綺麗事になる気がしてしまう、それに心が痛い。
このエゴや愛は一体何に向いているのか。わからないままでは彼を傷付ける、使い古した刃物でしかなくなってしまう。
彼は多分、もっと色々な場所が痛くて、麻酔を掛ける手前なのだ。
諦めたのか本当に身体が辛かったのかはわからないが、彼はその後あっさりと一緒に帰宅してくれた。しゃがみ込むこともなく。
ただ、彼は部屋に戻る前に「ちゅーざいさん」と、心許なく振り向いた。
「…メンタルクリニックじゃないけど」
「あぁ、」
「また切ったら目、覚まさせてくれる?」
あぁ、そうか。
「癖になられても困る」
「……ありがと。
約束、守るようにまずは」
「頑張らなくていいから」
彼は少し黙った後にふっと笑って「メンタルクリニックかよ」と…遠目でもわかる、網膜は輝いて見えた。
「うんじゃあ、それでいいよ」
また不思議そうに俺を見た少年は、ふっと表情を柔らかくし「じゃーね」と部屋へそっと戻って行った。
向かい側に行き部屋を眺めると、昼の、人通りも少ないアパート。どこだという断定は出来ないが概ねそう。バルコニー隣の部屋あたりで微かに、女の喘ぎ声が聞こえる。
多分今の今までは聞こえなかったあの男の声が、まるで煽る…いや、聞かせるかのように聞こえてきた。
バルコニー側の、恐らく布団があるだろうカーテンの向こうで、芳沢春雪だろう、人が寝転がった気配がする。
…あの男は、そうか。
彼に精神的な苦痛を与えているのかもしれない。なるほど、これで切りたくなって眠るのか、君は。
今日は母親が高梨のクリニックに行くという予想だった。あとで確認しなければ。
…本当に彼が今日、学校に行ったのかはわからないが、他人が見ても具合が悪そうだった。
…高梨が言っていた、代理ミュンヒハウゼンは病気を子供に肩代わりさせ看病をし周囲の目を引く。薬物使用もよくあることらしいが母親は何故そのようになってしまうのか。
医療費だって全額免除ではないのだし、精神科は高いと聞く。
俺の情報から子供が本当に実在したとわかり、子供を病院に連れて行かない理由がわからない、この病はなんだと迷い込む高梨の悩みも確かにそうだ。
子供を看病する親、病院に連れて行く親、これが代理ミュンヒハウゼン症候群の症状としては一般的なんだろうが、俺はいま感じた。
この母親の虚偽、隠したい部分が「ネグレクト」なのではないかと。それを疑わせないように病院に連れ回す親もいるそうだが。
ネグレクトならば今、春雪くんが風邪で苦しんでいるのなんて、本当はどうでもいいのだろう。リスカ痕の腕を掴んだのも、どうでもよかったから。
春雪くんは未成年、子供で、家の中では恐らく一番の弱者だ。理不尽の対象として向かいやすいのも理解する。
併発。
…これは確かに複雑だし、本当に誰もなかなか気付けない、気付いたとして誰が手を差し伸べられるのか。
事件が起こらないと動けない、謂わば彼を囮にした俺の強行突破が正しくないのはわかっているのに。
元から俺は正義の見方ではない。これは綺麗事などという簡単な問題ではないから…。
交番に戻り、彼の時計が忘れられていることに気付いた。
……それに、胸が痛くて仕方ない。
「…署長」
「おぉ、お帰」
「明日の勤務、遅れても良いですか」
「…どうした」
俺は気付けばその時計を握っていて「勤務時間前に彼の家を…」までしか言わないうちに署長は「わかった」と言ってくれた。
「明日の引き継ぎは確か半田くんだ。まぁ、聞かなかったことにするが、事件があれば俺だな、それは」
「…すみません、非番の日に」
「勘違いするなよ。非番は自宅待機だ」
「…はは、休み返上になるのはまぁ、覚悟ですよ」
「そこまで気になるなら仕方ないな。俺にも若い頃はあったよ。だがまぁ、これがなければお前は今頃どうせ延々と違法駐輪の取締ばかりだったな」
別に、この件だって印象が良くなるかは微妙だが。
「…少し、休むのもありだけどな。終わるまでお前は休めないんだろうな。
まぁ仕事はやる男だが、今回はいつもより身入りが違うな」
自分でも確かに、理由はわからないけど。
「…俺は正義の見方でもなんでもないんです」
「そうだな。良い切り捨て方だよ」
そうか。
別にGOを待っていたわけでもなんでもない、ただただ自分にいま、我慢が利かないのだ、どうしても。
ここまで来たら、一度押し付けること、押し付けられることを互いに知った方が良いのかもしれない。
署長にはとにかく、頭を下げた。
明日何か見つかれば、いや、本当はない方がいいのだが。
俺は君のあの姿を、これからどれだけ年を重ねても忘れられないだろう、その時そう思った。
0
あなたにおすすめの小説
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
BL 男達の性事情
蔵屋
BL
漁師の仕事は、海や川で魚介類を獲ることである。
漁獲だけでなく、養殖業に携わる漁師もいる。
漁師の仕事は多岐にわたる。
例えば漁船の操縦や漁具の準備や漁獲物の処理等。
陸上での魚の選別や船や漁具の手入れなど、
多彩だ。
漁師の日常は毎日漁に出て魚介類を獲るのが主な業務だ。
漁獲とは海や川で魚介類を獲ること。
養殖の場合は魚介類を育ててから出荷する養殖業もある。
陸上作業の場合は獲った魚の選別、船や漁具の手入れを行うことだ。
漁業の種類と言われる仕事がある。
漁師の仕事だ。
仕事の内容は漁を行う場所や方法によって多様である。
沿岸漁業と言われる比較的に浜から近い漁場で行われ、日帰りが基本。
日本の漁師の多くがこの形態なのだ。
沖合(近海)漁業という仕事もある。
沿岸漁業よりも遠い漁場で行われる。
遠洋漁業は数ヶ月以上漁船で生活することになる。
内水面漁業というのは川や湖で行われる漁業のことだ。
漁師の働き方は、さまざま。
漁業の種類や狙う魚によって異なるのだ。
出漁時間は早朝や深夜に出漁し、市場が開くまでに港に戻り魚の選別を終えるという仕事が日常である。
休日でも釣りをしたり、漁具の手入れをしたりと、海を愛する男達が多い。
個人事業主になれば漁船や漁具を自分で用意し、漁業権などの資格も必要になってくる。
漁師には、豊富な知識と経験が必要だ。
専門知識は魚類の生態や漁場に関する知識、漁法の技術と言えるだろう。
資格は小型船舶操縦士免許、海上特殊無線技士免許、潜水士免許などの資格があれば役に立つ。
漁師の仕事は、自然を相手にする厳しさもあるが大きなやりがいがある。
食の提供は人々の毎日の食卓に新鮮な海の幸を届ける重要な役割を担っているのだ。
地域との連携も必要である。
沿岸漁業では地域社会との結びつきが強く、地元のイベントにも関わってくる。
この物語の主人公は極楽翔太。18歳。
翔太は来年4月から地元で漁師となり働くことが決まっている。
もう一人の主人公は木下英二。28歳。
地元で料理旅館を経営するオーナー。
翔太がアルバイトしている地元のガソリンスタンドで英二と偶然あったのだ。
この物語の始まりである。
この物語はフィクションです。
この物語に出てくる団体名や個人名など同じであってもまったく関係ありません。
オッサン課長のくせに、無自覚に色気がありすぎる~ヨレヨレ上司とエリート部下、恋は仕事の延長ですか?
中岡 始
BL
「新しい営業課長は、超敏腕らしい」
そんな噂を聞いて、期待していた橘陽翔(28)。
しかし、本社に異動してきた榊圭吾(42)は――
ヨレヨレのスーツ、だるそうな関西弁、ネクタイはゆるゆる。
(……いやいや、これがウワサの敏腕課長⁉ 絶対ハズレ上司だろ)
ところが、初めての商談でその評価は一変する。
榊は巧みな話術と冷静な判断で、取引先をあっさり落としにかかる。
(仕事できる……! でも、普段がズボラすぎるんだよな)
ネクタイを締め直したり、書類のコーヒー染みを指摘したり――
なぜか陽翔は、榊の世話を焼くようになっていく。
そして気づく。
「この人、仕事中はめちゃくちゃデキるのに……なんでこんなに色気ダダ漏れなんだ?」
煙草をくゆらせる仕草。
ネクタイを緩める無防備な姿。
そのたびに、陽翔の理性は削られていく。
「俺、もう待てないんで……」
ついに陽翔は榊を追い詰めるが――
「……お前、ほんまに俺のこと好きなんか?」
攻めるエリート部下 × 無自覚な色気ダダ漏れのオッサン上司。
じわじわ迫る恋の攻防戦、始まります。
【最新話:主任補佐のくせに、年下部下に見透かされている(気がする)ー関西弁とミルクティーと、春のすこし前に恋が始まった話】
主任補佐として、ちゃんとせなあかん──
そう思っていたのに、君はなぜか、俺の“弱いとこ”ばっかり見抜いてくる。
春のすこし手前、まだ肌寒い季節。
新卒配属された年下部下・瀬戸 悠貴は、無表情で口数も少ないけれど、妙に人の感情に鋭い。
風邪気味で声がかすれた朝、佐倉 奏太は、彼にそっと差し出された「ミルクティー」に言葉を失う。
何も言わないのに、なぜか伝わってしまう。
拒むでも、求めるでもなく、ただそばにいようとするその距離感に──佐倉の心は少しずつ、ほどけていく。
年上なのに、守られるみたいで、悔しいけどうれしい。
これはまだ、恋になる“少し前”の物語。
関西弁とミルクティーに包まれた、ふたりだけの静かな始まり。
(5月14日より連載開始)
鬼上司と秘密の同居
なの
BL
恋人に裏切られ弱っていた会社員の小沢 海斗(おざわ かいと)25歳
幼馴染の悠人に助けられ馴染みのBARへ…
そのまま酔い潰れて目が覚めたら鬼上司と呼ばれている浅井 透(あさい とおる)32歳の部屋にいた…
いったい?…どうして?…こうなった?
「お前は俺のそばに居ろ。黙って愛されてればいい」
スパダリ、イケメン鬼上司×裏切られた傷心海斗は幸せを掴むことができるのか…
性描写には※を付けております。
エリート上司に完全に落とされるまで
琴音
BL
大手食品会社営業の楠木 智也(26)はある日会社の上司一ノ瀬 和樹(34)に告白されて付き合うことになった。
彼は会社ではよくわかんない、掴みどころのない不思議な人だった。スペックは申し分なく有能。いつもニコニコしててチームの空気はいい。俺はそんな彼が分からなくて距離を置いていたんだ。まあ、俺は問題児と会社では思われてるから、変にみんなと仲良くなりたいとも思ってはいなかった。その事情は一ノ瀬は知っている。なのに告白してくるとはいい度胸だと思う。
そんな彼と俺は上手くやれるのか不安の中スタート。俺は彼との付き合いの中で苦悩し、愛されて溺れていったんだ。
社会人同士の年の差カップルのお話です。智也は優柔不断で行き当たりばったり。自分の心すらよくわかってない。そんな智也を和樹は溺愛する。自分の男の本能をくすぐる智也が愛しくて堪らなくて、自分を知って欲しいが先行し過ぎていた。結果智也が不安に思っていることを見落とし、智也去ってしまう結果に。この後和樹は智也を取り戻せるのか。
邪神の祭壇へ無垢な筋肉を生贄として捧ぐ
零
BL
鍛えられた肉体、高潔な魂――
それは選ばれし“供物”の条件。
山奥の男子校「平坂学園」で、新任教師・高尾雄一は静かに歪み始める。
見えない視線、執着する生徒、触れられる肉体。
誇り高き男は、何に屈し、何に縋るのか。
心と肉体が削がれていく“儀式”が、いま始まる。
死ぬほど嫌いな上司と付き合いました
三宅スズ
BL
社会人3年目の皆川涼介(みながわりょうすけ)25歳。
皆川涼介の上司、瀧本樹(たきもといつき)28歳。
涼介はとにかく樹のことが苦手だし、嫌いだし、話すのも嫌だし、絶対に自分とは釣り合わないと思っていたが‥‥
上司×部下BL
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる