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春塵
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まるで交換日記みたいだと小日向さんが言ったメモ帳。みっちゃんさんと俺たちの、さりげない会話は本の一文だけだったけど。
俺が書いたヘッセの『車輪の下』のあとに続いたみっちゃんさんの綺麗な筆記体。
「“人間は、負けるように造られてはいない。殺されることはあっても、負けることはないんだ”
ヘミングウェイの『老人と海』の一文だよ」
海外小説が好きな岸本にそう言われた。何故だかこの一言が、今の俺に凄くぴったりだったから。
「君のお兄さんは面白い」
「…そう、ですかねぇ」
空を見上げたら本当に綺麗だな、なんて柄にもなく思っちゃって。なんで死んだら人は空に昇るとか言うんだろうとか、ぼんやりと考えてみたりして。
「いいお兄さんだなぁ…」
本当、そんな言葉しか出てこないよ。
お兄さんもあんたも、互いになんの気も張らずに大切にし合ってんのがなんでこんな、赤の他人に伝わってくるんだろうね。
小日向さんが話してるのを聞いてても、想いが溢れてて。
あんたらだって元は他人だろうに。なんでだろうね。
美しくて、俺にはもう、羨みすら出てこなくて。
「歩?」
「ん、今日は帰るよー」
いたたまれなくなっちゃって、逃げてしまった。
俺はそんな兄貴じゃないだろうなって、思ったから。
だけど。
まだまだ、俺は…。
何故だかその足で図書室に向かっていて。ドアを開けたら一喜がビックリした顔して「どうしたんだよ歩」とか言ってきて。
「この世の終わりみてぇな顔しやがって」
「一喜…」
来たはいいけど。
なんで来たんだろ、俺。
「一喜、俺さ…」
ヤバい。
ヤバいヤバい。
多分伝えたいことある。けど伝えらんない。そんなとき思い付いたのが、あのメモ帳で。
一喜の前に座った。
「…ペン貸して」
「いいけど」
一喜はふう、と一息ついて鞄から筆記用具入れを出してペンを一本テーブルに置いた。
俺じゃ、うまい言葉が見つからない。
ペンを走らせて、メモ帳とペンを一喜の前に置いた。
それを見て一喜は。
「あ?」
凄く、不機嫌になった。
「なにこれ」
「俺の言葉は見つからなかった」
「…喧嘩売ってんの?」
「え?」
どうやら、一喜を怒らせてしまったようだ。
「悪かったな、こんなクソみてぇな兄貴でよ」
「違う、そうじゃなくて」
「だがてめぇには負けるよ」
「違うって、一喜、」
「じゃぁてめぇの言葉で話してこいよ」
俺の一言?
そんなの、一つしかない。けど…。
「…なぁ歩。
俺は知りたいんだよ。俺なんも知らねぇんだよ。お前が抱えてるすべても、真実も。あれから止まってんだよ。それで前を向けって、どうやれって言うんだよ。
辛くても誰も俺にぶつかってこないんだよ。野次しかな。でも現状これ。どうしろってんだよ!
幼馴染みを一人亡くして、お前を、理穂を、みんなを疑わなくちゃいけなくて、だから悔しくて、前向こうにも何も事実が降ってこなくて、理穂は閉じ籠っちゃって。
友達として、兄貴として、俺は、俺は…何もしてやれてねぇし出来ねぇの!逃げられなければ背負えもしねぇの!
こんな虚しいことってあるか、お前味わったことあるか?ねぇよな?なんもねぇ空虚。でも前見なきゃいけねぇ強迫観念。
お前の辛さなんてわかってやれねぇよ、やりたくもねぇよ、だけど、」
「ごめん」
それしか出てこねぇよ。
「いや…、だからさ、」
「一喜、」
それでいいんだよ。
「恨むなら、全部俺でいいんだよ。お前が思ってる通りだ。
そんな知りたいなら教えてやるよ。
理穂が好きだから理穂を苛めた澄が許せなくてぶん殴ってたら澄が死んだ。
あの日たまたま理穂と会う約束をしていた。そのまま理穂を強姦した、俺が。だから散々恨んでくれ。なんなら、俺はお前になら殺されても仕方ないと思ってる」
「嘘吐いてんじゃねぇよ!そんなんじゃねぇ、俺が聞きたいのはそんな見え透いた嘘じゃねぇんだよ」
「それでいいじゃねぇかよ何が悪い?
なんも嘘なんてねぇよ。俺は最低なんだよ。
今までごめんね。俺のせいだよ全部。
悪かった。もう帰るよ」
「歩、待てって、歩!」
一喜の必死な呼び掛けも無視して俺は図書室を去った。
やっぱり俺には、俺が望むようにはみんな守ることは出来ない。
せめて、せめて出来ることはやらないとならない。
もう少しだけ。
もう少しだけ嘘を吐かせてくれ。
時間があまりない。
せめて、せめて。
今ある物だけは守りたいから。
澄、最悪俺はお前を捨てるかもしれない。
けどごめん、俺は最低な兄貴で最低な親友なようだから。
ここまで捨てたらやるしかないんだ。
「歩…!」
下駄箱で声を掛けられた。岸本だ。どうやら走ってきたらしい。
「何」
「何じゃないよ」
「帰るって言ったでしょ。また明日ね」
そう言ってるのになんだか焦ったように岸本に手首を掴まれて。
「…じゃぁ一緒に帰る」
「…嫌だ」
「俺も嫌だ。話したい。お前に伝えなきゃならないことがたくさんある」
「いいよあとでで」
「好きなんだ」
…は?
「は?」
「だから行かないで」
「は、え?何?」
「気になった?じゃぁ待ってて」
え?
岸本はそれだけ言って手を離し、一度、恐らく教室の方へ歩いていった。
待った、予想してないけど。は?
頭が整理される前に帰りの準備を済ませて岸本は現れ、立ち尽くす俺に「早く帰ろう」とか言ってくる。
仕方なく後ろから着いていくと一度振り向かれ、びびってしまう。
「あぁ、あれ嘘ね」
「あ、は?」
「引き止める嘘に決まってるだろ。お前そーゆーとこ頭足りないよな」
なに?
「は…はぁぁ!?」
「バイセクシャルって話したあとだから一回くらいこの嘘使ってみたいなって思ってた。思ったより上手くいったな」
一安心…?てゆーか…
「…お前ぶっ飛ばすよマジ」
「怖い怖い」
「ふざけんなよなんなの!?こっちただでさえ機嫌悪ぃんだっつーの」
「へぇ、なんで?」
「一喜に聞いてきたんだろどうせ。喧嘩したんだよ」
「ふーん」
「ふーんじゃねぇよ眼鏡割るぞクソが」
「歩」
「なんだよクソ眼鏡」
「理穂はお前が好きだったんだよ」
「は?」
なにそれ。
「言ってもムカつくから言わなかったけど。だから話が拗れてんだよ」
「え?は?」
どーゆーこと?
「お前そーゆーの鈍感だからね。お前以外みんな知ってた。だからお前が好きだから強姦した、それがショックで理穂が引き籠ってるなんて嘘誰にも通用しないんだよ」
え?
「えええー!?」
岸本は溜め息を吐いた。いやいや溜め息吐きたいのは俺の方だよ。
「だから…。いいよ嘘吐かなくて。悪者になろうとしなくていいんだよ」
「だって、じゃぁでも…」
じゃぁそれって。
本当にそれって。
「…いや。俺が」
「そう言うと思った。
じゃぁ澄ぶん殴ったのは誰だって話になるんだよ。だから俺は通夜の時、誰もいなかった?って聞いたんだよ。
つまり、澄を殺して理穂を強姦したやつがいるんじゃないの?って話なんだよ」
「…うん」
「で、それはお前じゃない。じゃぁ誰がなんのためにって話なんだよ」
「…なるほどな」
「わかった?
一喜はそこが知りたいんだよ。無理矢理お前を恨みたくないんだよ。だけど場合によっては…」
「…あぁ」
岸本は、やはり何かを知っている。だがそれは多分。
「隠さなきゃならないのね」
「…うん」
「わかった」
「ただ、俺ももうさ、嫌になったんだよ、お前がそんな風になってくの。
黙っててごめん」
この、嘘が下手なりゅうちゃんが。
一丁前に一年以上、みんなを守ろうとしていたなんて。
俺だけじゃなかったなんて。
「俺こそ」
「うん。じゃぁ言うけど。さっきのマジね」
「ん?」
「俺歩のこと多分好きだから。ずっと、多分好きだったから」
「んん?」
「今回気付いた。凄く、大切なんだって。
歩って呼ぶの気持ち悪いって言われたときに、気付いたんだよ」
それはあまりにも真剣に言うから。
そしてりゅうちゃんは嘘が下手くそだから。
「…ありがとう。
まぁ、気持ちは受け取っとく」
「うん、それでいい。俺、昔みたいに戻れるだけでいい」
それはもう少しだけかかるけど。
「俺も」
同じ思いだよ。
昔みたいに、みんな仲良くしたいんだ。
俺が書いたヘッセの『車輪の下』のあとに続いたみっちゃんさんの綺麗な筆記体。
「“人間は、負けるように造られてはいない。殺されることはあっても、負けることはないんだ”
ヘミングウェイの『老人と海』の一文だよ」
海外小説が好きな岸本にそう言われた。何故だかこの一言が、今の俺に凄くぴったりだったから。
「君のお兄さんは面白い」
「…そう、ですかねぇ」
空を見上げたら本当に綺麗だな、なんて柄にもなく思っちゃって。なんで死んだら人は空に昇るとか言うんだろうとか、ぼんやりと考えてみたりして。
「いいお兄さんだなぁ…」
本当、そんな言葉しか出てこないよ。
お兄さんもあんたも、互いになんの気も張らずに大切にし合ってんのがなんでこんな、赤の他人に伝わってくるんだろうね。
小日向さんが話してるのを聞いてても、想いが溢れてて。
あんたらだって元は他人だろうに。なんでだろうね。
美しくて、俺にはもう、羨みすら出てこなくて。
「歩?」
「ん、今日は帰るよー」
いたたまれなくなっちゃって、逃げてしまった。
俺はそんな兄貴じゃないだろうなって、思ったから。
だけど。
まだまだ、俺は…。
何故だかその足で図書室に向かっていて。ドアを開けたら一喜がビックリした顔して「どうしたんだよ歩」とか言ってきて。
「この世の終わりみてぇな顔しやがって」
「一喜…」
来たはいいけど。
なんで来たんだろ、俺。
「一喜、俺さ…」
ヤバい。
ヤバいヤバい。
多分伝えたいことある。けど伝えらんない。そんなとき思い付いたのが、あのメモ帳で。
一喜の前に座った。
「…ペン貸して」
「いいけど」
一喜はふう、と一息ついて鞄から筆記用具入れを出してペンを一本テーブルに置いた。
俺じゃ、うまい言葉が見つからない。
ペンを走らせて、メモ帳とペンを一喜の前に置いた。
それを見て一喜は。
「あ?」
凄く、不機嫌になった。
「なにこれ」
「俺の言葉は見つからなかった」
「…喧嘩売ってんの?」
「え?」
どうやら、一喜を怒らせてしまったようだ。
「悪かったな、こんなクソみてぇな兄貴でよ」
「違う、そうじゃなくて」
「だがてめぇには負けるよ」
「違うって、一喜、」
「じゃぁてめぇの言葉で話してこいよ」
俺の一言?
そんなの、一つしかない。けど…。
「…なぁ歩。
俺は知りたいんだよ。俺なんも知らねぇんだよ。お前が抱えてるすべても、真実も。あれから止まってんだよ。それで前を向けって、どうやれって言うんだよ。
辛くても誰も俺にぶつかってこないんだよ。野次しかな。でも現状これ。どうしろってんだよ!
幼馴染みを一人亡くして、お前を、理穂を、みんなを疑わなくちゃいけなくて、だから悔しくて、前向こうにも何も事実が降ってこなくて、理穂は閉じ籠っちゃって。
友達として、兄貴として、俺は、俺は…何もしてやれてねぇし出来ねぇの!逃げられなければ背負えもしねぇの!
こんな虚しいことってあるか、お前味わったことあるか?ねぇよな?なんもねぇ空虚。でも前見なきゃいけねぇ強迫観念。
お前の辛さなんてわかってやれねぇよ、やりたくもねぇよ、だけど、」
「ごめん」
それしか出てこねぇよ。
「いや…、だからさ、」
「一喜、」
それでいいんだよ。
「恨むなら、全部俺でいいんだよ。お前が思ってる通りだ。
そんな知りたいなら教えてやるよ。
理穂が好きだから理穂を苛めた澄が許せなくてぶん殴ってたら澄が死んだ。
あの日たまたま理穂と会う約束をしていた。そのまま理穂を強姦した、俺が。だから散々恨んでくれ。なんなら、俺はお前になら殺されても仕方ないと思ってる」
「嘘吐いてんじゃねぇよ!そんなんじゃねぇ、俺が聞きたいのはそんな見え透いた嘘じゃねぇんだよ」
「それでいいじゃねぇかよ何が悪い?
なんも嘘なんてねぇよ。俺は最低なんだよ。
今までごめんね。俺のせいだよ全部。
悪かった。もう帰るよ」
「歩、待てって、歩!」
一喜の必死な呼び掛けも無視して俺は図書室を去った。
やっぱり俺には、俺が望むようにはみんな守ることは出来ない。
せめて、せめて出来ることはやらないとならない。
もう少しだけ。
もう少しだけ嘘を吐かせてくれ。
時間があまりない。
せめて、せめて。
今ある物だけは守りたいから。
澄、最悪俺はお前を捨てるかもしれない。
けどごめん、俺は最低な兄貴で最低な親友なようだから。
ここまで捨てたらやるしかないんだ。
「歩…!」
下駄箱で声を掛けられた。岸本だ。どうやら走ってきたらしい。
「何」
「何じゃないよ」
「帰るって言ったでしょ。また明日ね」
そう言ってるのになんだか焦ったように岸本に手首を掴まれて。
「…じゃぁ一緒に帰る」
「…嫌だ」
「俺も嫌だ。話したい。お前に伝えなきゃならないことがたくさんある」
「いいよあとでで」
「好きなんだ」
…は?
「は?」
「だから行かないで」
「は、え?何?」
「気になった?じゃぁ待ってて」
え?
岸本はそれだけ言って手を離し、一度、恐らく教室の方へ歩いていった。
待った、予想してないけど。は?
頭が整理される前に帰りの準備を済ませて岸本は現れ、立ち尽くす俺に「早く帰ろう」とか言ってくる。
仕方なく後ろから着いていくと一度振り向かれ、びびってしまう。
「あぁ、あれ嘘ね」
「あ、は?」
「引き止める嘘に決まってるだろ。お前そーゆーとこ頭足りないよな」
なに?
「は…はぁぁ!?」
「バイセクシャルって話したあとだから一回くらいこの嘘使ってみたいなって思ってた。思ったより上手くいったな」
一安心…?てゆーか…
「…お前ぶっ飛ばすよマジ」
「怖い怖い」
「ふざけんなよなんなの!?こっちただでさえ機嫌悪ぃんだっつーの」
「へぇ、なんで?」
「一喜に聞いてきたんだろどうせ。喧嘩したんだよ」
「ふーん」
「ふーんじゃねぇよ眼鏡割るぞクソが」
「歩」
「なんだよクソ眼鏡」
「理穂はお前が好きだったんだよ」
「は?」
なにそれ。
「言ってもムカつくから言わなかったけど。だから話が拗れてんだよ」
「え?は?」
どーゆーこと?
「お前そーゆーの鈍感だからね。お前以外みんな知ってた。だからお前が好きだから強姦した、それがショックで理穂が引き籠ってるなんて嘘誰にも通用しないんだよ」
え?
「えええー!?」
岸本は溜め息を吐いた。いやいや溜め息吐きたいのは俺の方だよ。
「だから…。いいよ嘘吐かなくて。悪者になろうとしなくていいんだよ」
「だって、じゃぁでも…」
じゃぁそれって。
本当にそれって。
「…いや。俺が」
「そう言うと思った。
じゃぁ澄ぶん殴ったのは誰だって話になるんだよ。だから俺は通夜の時、誰もいなかった?って聞いたんだよ。
つまり、澄を殺して理穂を強姦したやつがいるんじゃないの?って話なんだよ」
「…うん」
「で、それはお前じゃない。じゃぁ誰がなんのためにって話なんだよ」
「…なるほどな」
「わかった?
一喜はそこが知りたいんだよ。無理矢理お前を恨みたくないんだよ。だけど場合によっては…」
「…あぁ」
岸本は、やはり何かを知っている。だがそれは多分。
「隠さなきゃならないのね」
「…うん」
「わかった」
「ただ、俺ももうさ、嫌になったんだよ、お前がそんな風になってくの。
黙っててごめん」
この、嘘が下手なりゅうちゃんが。
一丁前に一年以上、みんなを守ろうとしていたなんて。
俺だけじゃなかったなんて。
「俺こそ」
「うん。じゃぁ言うけど。さっきのマジね」
「ん?」
「俺歩のこと多分好きだから。ずっと、多分好きだったから」
「んん?」
「今回気付いた。凄く、大切なんだって。
歩って呼ぶの気持ち悪いって言われたときに、気付いたんだよ」
それはあまりにも真剣に言うから。
そしてりゅうちゃんは嘘が下手くそだから。
「…ありがとう。
まぁ、気持ちは受け取っとく」
「うん、それでいい。俺、昔みたいに戻れるだけでいい」
それはもう少しだけかかるけど。
「俺も」
同じ思いだよ。
昔みたいに、みんな仲良くしたいんだ。
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