読書感想文

二色燕𠀋

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7 / 53
谷崎潤一郎『フェティシズム小説集』

感想

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いやぁ
このあらすじ書いた人もう多分谷崎好きだよね(笑)でもね、私も好き。だから凄いわかる~!

内容はなんかもうそんな感じ。

私がタニジュンに出会ったのは「刺青」でしたねぇ。いやぁなんたる変態と、10代の頃の純潔さでは、まるで親の情事を見ちまった時のような背徳感に泣きそうになりましたー。これを書けるとか、書いてるときどんな面してんだろとか、初見はどこか冷めてました、良い意味で。
そんくらい卓逸してるんすよーこの人。歴史に名を残すだけあるわー。

「刺青」からいくと、
始終「これはっ…」悶絶。陳腐な感想ですがまるでセックス。けど話的にはただ刺青を入れたというだけの話。


「美しくさえなるのなら、どんなにでも辛抱してみせましょうよ」
 と、娘は身内みうちの痛みを抑えて、強いて微笑ほほえんだ。
「ああ、湯がみて苦しいこと。……親方、後生だから私をちゃって、二階へ行って待っていておくれ、私はこんな悲惨みじめざまを男に見られるのが口惜くやしいから」

これにエロスを感じないやついるかぁ!
てか
普通ならドン引きもんだよ、あたしゃぁ何故これを昼に読んで書いてるんだいと、
何故か私の性癖をさらした気分に陥る!タニジュンマジック。しかしこれ、エロ本の背徳とはまた別もんなんだよー。

あらすじにあった「富美子の足」もたまらないが、私は「青い花」が好きっすね。
ふざけてないけどふざけてますよね谷崎さん。な表現。なんだコチコチの地面。足の肉を型にハメたように締め付けてるって。


彼の懐には金がある、そして彼女の服の下には白い肌がある。靴屋の店、宝石商、雑貨商、毛皮屋、織物、……金さえ出せばそれらの店の品物がどれでも彼女の白い肌にぴったりまつわり、しなやかな四股にからまり、彼女の肉体の一部となる。


しかしそう、タニジュンで冷めるのはこう言うところ。
エロスを交えて人を刃物でぶっ刺しに掛かってくる。一篇一篇読むまでに凄く間が開くのは、
一篇読み終わったら大体血塗れだからだと思います。谷崎潤一郎で私は言葉の凶器を知った気がします。

抜粋、わりとしたからいいよね(笑)ルビの振り方地味に面倒なんだ(笑)

これにて感想、終了!
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