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ご先祖さま
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「よろしく……。その、さっきは……ごめん。」
フーリの都そのホーム内にある酒場。カテラ、バッドを含む俺たち三人は医務室で会った少女と邂逅していた。
「あ、ああ。」
締まらない返事が漏れる。その美しい見た目に翻弄されたせいだ。先ほど見たラフな格好とは違い、今は戦闘向きの衣装になっていた。胸にアーマーのついた青いショートドレス、腰の鞘からは見事な曲線を描く銀のヒルトのついた柄が覗いていた。
「メイゼーー!!あと一人ってメイゼのことだったんだ!!うれしー!!」
その少女────メイゼの同伴に喜ぶカテラは跳ねる度にぴょこぴょことウサギ耳を揺らしている。
「珍しいなお前が来るなんて。」
「バーゼに無理やりね。」
「ああ、なるほど。」
バッドが目を丸くすると表情を動かすことなく淡白に返した。なんとなくカテラが「そっけない子」と言っていた理由が分かった気がした。
「そういえばメイゼはジンのこと知ってるの?」
「え!?な、なんで!?」
だがその鉄仮面が割れるのは早かった。カテラの問いにメイゼの顔が見る見るうちに赤くなっていく。
「だってージンのこと気になってるみたいだし―。」
そこで俺はそういえばと医務室で起きた時のことを思い出す。
「そうだ、気のせいじゃなければ俺の顔触ってなかったか?」
メイゼはびくっと体を跳ねさせ、後ろめたいのか視線を横にスライドさせる。
「あ、あれはその、似てて。」
「似てて?」
一体何に似ているというのだ。坂口〇太郎あたりだと嬉しいんだが。
「ご先祖様に……。」
・・・・・・・・・・・・・・・・・ご先祖様??
想定の斜め上の答えに思考が一瞬止まる。
「ご先祖さまってのは、君の?」
赤くなった顔を俯かせながら静かにうなずくメイゼ。
「あ?メイゼの祖先て確か。」
「うん、ゼンゼ・バルデンシア。」
また知らない名前が出てきた。
「だれ?」
「ゼンゼ・バルデンシアは開拓期の英雄だ。」
「英雄……。」
「今、汚染区について分かっている環境は三つ。第一層目『悲観の砂漠』ここはお前も知ってるあの灰まみれの場所だ。第二層目『失意の巨森』そして第三層目『絶望の大穴』。ゼンゼバルデンシアは400年前に『悲観の砂漠』で止まっていた汚染区の開拓を『失意の巨森』まで推し進め、さらには『絶望の大穴』にもその手をかけたんだ。」
「そんなすごい人と俺が?」
あの灰の砂漠地帯を超えたさらに奥に繰り出した英雄。しかもこの美少女のご先祖様。そんな偉人レベルの人と似ているときいて少しばかり自分の容姿に自信がついた。
「うん、すごく似てる。家に飾られてる肖像画と瓜二つ。」
「へぇ、そんな英雄が祖先てことはメイゼはかなり良い家柄の出なんだな。」
「まあ……家柄はいいかもね。」
あからさまにメイゼの表情が陰る。家柄に触れたのはミスだったか?
「おーお前ら、ちゃんと全員いるな。」
若干の沈黙を破ったのは階段から姿を現したバーゼリア。
「あ、ボス―!!遅いよー!!」
「悪い悪い。ちと、面倒があってな。」
そう笑うバーゼリアの後ろでこちらを睨むエルフがいた。しかしそいつはこちらが気づいたのを見て背を向けて階段を下りて行ってしまった。
あれはたしか……バッドを連れてったエルフ?なんだったんだ?
「────ン!!おいジン!!聞いてるのか?」
「あ、ああ悪い、なんだっけ?」
「たく、しっかり聞いておけ。今から行くのは第一層『悲観の砂漠』だ。あそこにいる幻血種は大体が等級BかC。Aもいることにはいるがそれらは『失意の巨森』の手前にいるから今から行くところで遭遇することはない。安心しろ。」
「等級ってのは?」
「等級は幻血種をCからSまでの強さに分類する強さの指標。それに合わせて使われるのが魔術等級。これは五芒星から十二芒星まである。それぞれ五芒星から六芒星の適正等級がC。七芒星から九芒星がB。十から十一がAだ。そして等級Sに唯一対抗しうるのが十二芒星。かの英雄ゼンゼ・バルデンシアすら到達し得なかった魔術等級の最高位だ。」
幻血種の等級は魔術等級の指標でもあるのか。
【等級S】が【魔術等級:十二芒星】と同格
【等級A】が【魔術等級:十~十一芒星】と同格
【等級B】が【魔術等級:七~九芒星】と同格
【等級C】が【魔術等級:五~六芒星】と同格
聞いた感じこんな風に分けられているっぽい。
「私は魔術が使えないから魔術等級がないけどバッドは九芒星なんだよ!!」
九芒星……。等級Bに対抗できる強さか。
「バッドで九芒星なら俺はさらに上の十二芒星も夢じゃねぇな!」
「ハッ!!九芒星でも綺麗好きな冒険者の中でひと握りっつーのに、てめー程度が歴代でも該当者のいねぇ十二芒星になるなんて夢のまた夢だな。」
足を組んで大きく鼻で笑うバッドに俺はカチンときた。
「あ?やってみねぇと分かんねーだろうが九芒星止まりぃ……!!」
「一生夢見てやがれよぉ寝坊助ぇ……!!」
「その喧嘩買ってやるよコラァ!!」
「かかってこいやボケェ!!」
詰め寄って挑発すると負けじとバッドも俺の挑発にのる。そしてついには取っ組み合いの喧嘩にまで発展した。
「もーまたやってる……。」
「いつもああなの?」
「そう!止めるこっちの身にもなってほしいよねー!!」
お手上げと言わんばかりに呆れた顔をするカテラにメイゼは違和感を覚えた。
(カテラとバッドは面倒見がいい分、進んで騒ぐタイプじゃなかった。けどジンがいる今はなんだか……楽しそう。それこそ兄妹みたいに。)
「ははは!賑やかでいいじゃないか!!が、それはそうと時間が無くなっちまうな、おいジン喧嘩はその辺にして聞け!!」
「あぐ?」
バッドに頬をつねられながらもバーゼリアの声に耳を傾ける。
「いいか、体に異変が起こったらこいつらに伝えてすぐに帰ってこい。そしてお前の中の”何か”と接触、またはそれに関わる何かが起こったら帰還し次第、その内容を余すことなく私に伝えろ。」
「分かったけど。帰還し次第ってバーゼリアは来ないのか?」
「大遠征でもないのに付いていくわけないだろ。こう見えても私は激務なんだ、ガキのおもりまでするつもりはないさ。」
んな無責任な。最終的に決めたのは俺とはいえ、お前のせいで綺麗好きな冒険者になったんだぞ!!最後まで責任もってお世話しやがれ!!
「でも、それはちょっとまずいんじゃない?」
「カテラの言うとおりだ。仮にもジンは保護観察対象。今回の遠征で死ぬなんてことがあったらまずいんじゃねーの。」
カテラもバッドもさすがに不安なのかバーゼリアに提言を始める。
「だからお前らを付けたんだ。ま、せいぜいがんばれ!」
しかし当のバーゼリアはそう言うなりバシッとカテラの背を叩いた。
どうやら腹をくくるしかないらしい。
フーリの都そのホーム内にある酒場。カテラ、バッドを含む俺たち三人は医務室で会った少女と邂逅していた。
「あ、ああ。」
締まらない返事が漏れる。その美しい見た目に翻弄されたせいだ。先ほど見たラフな格好とは違い、今は戦闘向きの衣装になっていた。胸にアーマーのついた青いショートドレス、腰の鞘からは見事な曲線を描く銀のヒルトのついた柄が覗いていた。
「メイゼーー!!あと一人ってメイゼのことだったんだ!!うれしー!!」
その少女────メイゼの同伴に喜ぶカテラは跳ねる度にぴょこぴょことウサギ耳を揺らしている。
「珍しいなお前が来るなんて。」
「バーゼに無理やりね。」
「ああ、なるほど。」
バッドが目を丸くすると表情を動かすことなく淡白に返した。なんとなくカテラが「そっけない子」と言っていた理由が分かった気がした。
「そういえばメイゼはジンのこと知ってるの?」
「え!?な、なんで!?」
だがその鉄仮面が割れるのは早かった。カテラの問いにメイゼの顔が見る見るうちに赤くなっていく。
「だってージンのこと気になってるみたいだし―。」
そこで俺はそういえばと医務室で起きた時のことを思い出す。
「そうだ、気のせいじゃなければ俺の顔触ってなかったか?」
メイゼはびくっと体を跳ねさせ、後ろめたいのか視線を横にスライドさせる。
「あ、あれはその、似てて。」
「似てて?」
一体何に似ているというのだ。坂口〇太郎あたりだと嬉しいんだが。
「ご先祖様に……。」
・・・・・・・・・・・・・・・・・ご先祖様??
想定の斜め上の答えに思考が一瞬止まる。
「ご先祖さまってのは、君の?」
赤くなった顔を俯かせながら静かにうなずくメイゼ。
「あ?メイゼの祖先て確か。」
「うん、ゼンゼ・バルデンシア。」
また知らない名前が出てきた。
「だれ?」
「ゼンゼ・バルデンシアは開拓期の英雄だ。」
「英雄……。」
「今、汚染区について分かっている環境は三つ。第一層目『悲観の砂漠』ここはお前も知ってるあの灰まみれの場所だ。第二層目『失意の巨森』そして第三層目『絶望の大穴』。ゼンゼバルデンシアは400年前に『悲観の砂漠』で止まっていた汚染区の開拓を『失意の巨森』まで推し進め、さらには『絶望の大穴』にもその手をかけたんだ。」
「そんなすごい人と俺が?」
あの灰の砂漠地帯を超えたさらに奥に繰り出した英雄。しかもこの美少女のご先祖様。そんな偉人レベルの人と似ているときいて少しばかり自分の容姿に自信がついた。
「うん、すごく似てる。家に飾られてる肖像画と瓜二つ。」
「へぇ、そんな英雄が祖先てことはメイゼはかなり良い家柄の出なんだな。」
「まあ……家柄はいいかもね。」
あからさまにメイゼの表情が陰る。家柄に触れたのはミスだったか?
「おーお前ら、ちゃんと全員いるな。」
若干の沈黙を破ったのは階段から姿を現したバーゼリア。
「あ、ボス―!!遅いよー!!」
「悪い悪い。ちと、面倒があってな。」
そう笑うバーゼリアの後ろでこちらを睨むエルフがいた。しかしそいつはこちらが気づいたのを見て背を向けて階段を下りて行ってしまった。
あれはたしか……バッドを連れてったエルフ?なんだったんだ?
「────ン!!おいジン!!聞いてるのか?」
「あ、ああ悪い、なんだっけ?」
「たく、しっかり聞いておけ。今から行くのは第一層『悲観の砂漠』だ。あそこにいる幻血種は大体が等級BかC。Aもいることにはいるがそれらは『失意の巨森』の手前にいるから今から行くところで遭遇することはない。安心しろ。」
「等級ってのは?」
「等級は幻血種をCからSまでの強さに分類する強さの指標。それに合わせて使われるのが魔術等級。これは五芒星から十二芒星まである。それぞれ五芒星から六芒星の適正等級がC。七芒星から九芒星がB。十から十一がAだ。そして等級Sに唯一対抗しうるのが十二芒星。かの英雄ゼンゼ・バルデンシアすら到達し得なかった魔術等級の最高位だ。」
幻血種の等級は魔術等級の指標でもあるのか。
【等級S】が【魔術等級:十二芒星】と同格
【等級A】が【魔術等級:十~十一芒星】と同格
【等級B】が【魔術等級:七~九芒星】と同格
【等級C】が【魔術等級:五~六芒星】と同格
聞いた感じこんな風に分けられているっぽい。
「私は魔術が使えないから魔術等級がないけどバッドは九芒星なんだよ!!」
九芒星……。等級Bに対抗できる強さか。
「バッドで九芒星なら俺はさらに上の十二芒星も夢じゃねぇな!」
「ハッ!!九芒星でも綺麗好きな冒険者の中でひと握りっつーのに、てめー程度が歴代でも該当者のいねぇ十二芒星になるなんて夢のまた夢だな。」
足を組んで大きく鼻で笑うバッドに俺はカチンときた。
「あ?やってみねぇと分かんねーだろうが九芒星止まりぃ……!!」
「一生夢見てやがれよぉ寝坊助ぇ……!!」
「その喧嘩買ってやるよコラァ!!」
「かかってこいやボケェ!!」
詰め寄って挑発すると負けじとバッドも俺の挑発にのる。そしてついには取っ組み合いの喧嘩にまで発展した。
「もーまたやってる……。」
「いつもああなの?」
「そう!止めるこっちの身にもなってほしいよねー!!」
お手上げと言わんばかりに呆れた顔をするカテラにメイゼは違和感を覚えた。
(カテラとバッドは面倒見がいい分、進んで騒ぐタイプじゃなかった。けどジンがいる今はなんだか……楽しそう。それこそ兄妹みたいに。)
「ははは!賑やかでいいじゃないか!!が、それはそうと時間が無くなっちまうな、おいジン喧嘩はその辺にして聞け!!」
「あぐ?」
バッドに頬をつねられながらもバーゼリアの声に耳を傾ける。
「いいか、体に異変が起こったらこいつらに伝えてすぐに帰ってこい。そしてお前の中の”何か”と接触、またはそれに関わる何かが起こったら帰還し次第、その内容を余すことなく私に伝えろ。」
「分かったけど。帰還し次第ってバーゼリアは来ないのか?」
「大遠征でもないのに付いていくわけないだろ。こう見えても私は激務なんだ、ガキのおもりまでするつもりはないさ。」
んな無責任な。最終的に決めたのは俺とはいえ、お前のせいで綺麗好きな冒険者になったんだぞ!!最後まで責任もってお世話しやがれ!!
「でも、それはちょっとまずいんじゃない?」
「カテラの言うとおりだ。仮にもジンは保護観察対象。今回の遠征で死ぬなんてことがあったらまずいんじゃねーの。」
カテラもバッドもさすがに不安なのかバーゼリアに提言を始める。
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