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12.皇子は杞憂する
エルヴィスがシルバの怪我を治した日から数日。
エルヴィスは自室で、治療道具の発注リストと睨めっこをしていた。騎士の怪我を治すと大口を叩いたが、エルヴィスが治癒魔法を使うと筋繊維まで修復してしまい、訓練の成果をパーにしてしまうため軽傷には普通に手当を施している。宮廷治癒師たちの居る、いわゆる職場にも足を運んでみたのだが、エルヴィスに対する擦り寄りがうざったらしく一瞬でその場を後にした。同行してくれていたニコルも、治癒師たちの態度に青筋を立てていた。
その他の患者はと云うと、シルバに続き不本意な欠損部分を持った騎士達が訪れてきた位だろう。完治した途端に拝み始めたりして慌てて止めたりと、エルヴィスとこの世界の人々の違いに驚く日々だった。
「エルヴィス様、また今日も恥知らずな貴族から治癒依頼がきたみたいですよ」
「どうせ、令嬢の顔に出来た傷を治してくれ、そんな感じの依頼だろう?」
エルヴィスは、ここ最近増えてきた依頼の内容を思い出す。
顔に出来た傷を治す事は容易いが、エルヴィスは治す必要性を感じなかった為、依頼を断ったのだ。
エルヴィスがルーカスに治癒魔法の試行の許可を取ったのは、騎士達だけで他に例外があるとするならルーカスへ忠誠を誓い、その命をかけて盾となり剣となる、そんな者達を治す事を約束したのだ。
当然、王へ許可を貰えば噂は広がる。
それを勘違いしたのか、一部の馬鹿な貴族は私欲のためにエルヴィスを頼った。
自分が売るために攫ってきた傷物の奴隷を、傷をなくすために依頼をしてくるなんてのもあった。
もちろん、エルヴィスがそんな依頼を受けるはずもなく、その貴族はエルヴィスにボロクソに言われて終わった。
その見当違いな貴族からは、奴隷を没収して攫われる前の場所に戻した。エルヴィスの魔法は便利だが、その傍らこの世界にある理をも、簡単に壊してしまえると思っている。だからエルヴィスが必要を感じなければ、他人に対して変化が訪れる魔法は、なるべく使わないようにする。
それでも、元いた世界の感覚が抜けずに魔法を使用してしまう事はよくある。
バカ貴族の胸糞悪い出来事は、気軽に自分の元へ来い、と言ったばかりに起きた自業自得の出来事だが、自分の立場を分かっている賢い貴族も多い、逆にこういった出来事の方が少ない。
「陛下からは、あまり目立つなと言われたのではありませんか?」
「ああ、言われたよ。他国の間諜がどこに潜んでるのか分からないから、俺の能力を把握されるのは危険だと」
「いいのですか?」
ニコルが言いたいのは、良くも悪くも目立ってしまっているこの状況を指しているのだろう。しかし、エルヴィスはほくそ笑む。そんな顔に、ニコルもやれやれとため息をついた。
「他国の人間に目をつけられたなら俺ではなく、教会に保護されている魔法使いを育成すればいいだけだ。魔法が使えるのは、なにも俺だけじゃない。そもそも、魔法使いには教会に行けば会えるんだろ?
それか俺を使って和平条約やら、貿易の優遇権をもぎ取るもの一つの手だな」
「貴方って人は……まさか、その事をルーカス王に進言したのですか?」
エルヴィスは、ニコルの心配など全く効かないとばかりに、「ああ、言ったさ」なんて返事をする。
エルヴィスもウォルトン国の、王と同じ立場であり、他国の貴族や王族相手に簡単に利用できない、利用されない立場だと自負している。
それに、王と同列と扱われてもルーカスの事を王として立てている為、それなりにわきまえている。
エルヴィスは頭を抱えるニコルに、追い打ちをかけるようそう言った。
「そんなことよりも一週間後に、やっと東へ出発する事が決まったんだ。護衛も選抜が済んだし、情報収集がてら何か面白い噂はないか?」
「噂ですか? そうですね、神の愛し子様がこの王宮にいるらしいと、もっぱらの噂ですよ」
「愛し子って、ね……」
「まぁ、エルヴィス様のことでしょうね。騎士達の欠損を治したり王妃様の病を治されたりと、まるで神の所業のような事が出来るのは、この国にはエルヴィス様しかいません」
ニコルは少し呆れながらそう言った。
そんなニコルに、エルヴィスは苦笑いしか浮かべる事ができない。なんとも恥ずかしい通り名だ。前の世界で言われていた、若き天才魔法使いなんて賛辞が霞んでしまう程に。
気恥ずかしさを誤魔化すように、紅茶を飲んで再び発注リストへ視線を戻した。
王妃とルーカスから褒美としてお金を貰った。いま直ぐに渡せるものは少ないが、干ばつが終息し貿易の軌道が元に戻ったらもっと上乗せして渡すと、契約書付きの褒美を貰ったのだ。エルヴィスはもちろん断ったが、王に借りを作る真似はさせるなと、遠回しに言われたため受け取る事にした。
エルヴィスはそのお金で包帯と消毒液、軟膏タイプの傷薬を少し多めに買い、騎士達に配布することにした。
必要分は経費で落として、騎士達へ配布する分はエルヴィスが出す。そういった感じに、貰った褒美を使っている。
骨折などは流石に自分で対処出来るものではないだろうが、剣などによる軽い切り傷はしっかりと消毒して薬を塗れば、十分自分で対処出来る。
手当てされるだけで、気分の悪くなる治癒師の力を借りるくらいなら、騎士たちもこれくらいは自分でやるだろう。お金のことに関しても、少なくて悪いと渡されたお金はエルヴィスが豪遊しない限り、直ぐに無くなることはないほど貰ってしまった。
だから、騎士達の投資に使うのは最適解でもあるのだ。それに、貿易が軌道に乗れば金額が増える事も約束されている。そもそも今は、王家が開く茶会などもなければパーティーも予定していない。
エルヴィスが大衆貴族の前に顔を出す機会も、まだないだろう。
(宮廷魔法治癒師という身分で縛っていても不安だから金でも縛っておこう、そんな魂胆だろうな……この金も税金だろうし。流石に遊んで暮らす予定はないが、使い方についてはしっかりと考える必要があるな)
「ところでエルヴィス様、東に出向く際に小姓は必要でしょうか?」
「……俺が人をアクセサリーとして連れ歩く男に見えるか?」
ニコルが思い出したように、エルヴィスに問う。
小姓とは主人が外出する際に、お伴する男性使用人だ。
手紙を渡す役目が殆どだが、見た目が整った者が選ばれる事が多く、その仕事は主人のアクセサリーとして扱われる事もある。特に位の高い貴族ならば、手紙を渡すメッセンジャーではなく飾りとして連れて行くことが殆どなのだ。
ニコルは後者の意味合いで尋ねたのだが、エルヴィスはそれを嫌った。もちろん、小姓にとってはそれで食いつないでいる者も多いため、否定はしないがその気軽さが不快だった。
「申し訳ございません、失言をお許しください」
「気にしなくていい」
すぐさま謝罪したニコルに、エルヴィスは目線を逸らしながら許す。ニコルは分かっていながら、わざと確認してきたようだ。
主人を試すとは、ニコルもエルヴィスと並ぶほどに策士だ。
「ありがとうございます。では東の領地への同行は、私とその他数名の従僕を連れていきます。当日はジルベール殿下の使用人も付きますので、少々人数が多くなります」
「ああ、分かった」
エルヴィスは発注リストの最終確認を行い、ニコルの入れた紅茶を口に含んだ。前にいた世界では、飲んだことが無い風味の茶葉だ。この世界は果物などの食材が豊富だ。元いた世界も決して少なくは無いのだが、この世界の方が豊富で料理の数も多い。
エルヴィスは意外にも元いた世界との違いを楽しんでいた、ここ数日で自分で出来る魔法の研究もしてみたのだが、使っている分には違いが分からず行き詰った。
この世界の魔法使いに会ってみないことには、現状なんとも言えない。それにエルヴィスが使う魔法は効率的になったが、この世界の魔法使い達がそうだとは限らない。
「ニコル、本当に俺以外の魔法使いは教会にいるのか?」
「いますよ。正確には、教会と聖教国に保護されています」
「それは本で読んだことあるが保護されているなら、何故ジンドはこの王国に力を貸したんだ?」
白い外套を羽織り、エルヴィスをこの世界に引っ張りこんだ張本人を思い出す。顔を見た気がするが、何故か思い出す事ができない。妙な気配と魔力を持った男だった。
「ジンドは自身が魔法使いだと分かり、教会の保護を拒んだ男です。普通なら魔法使いは力加減を覚えるまで、教会で保護され魔法について学ぶのが一般的になっております。しかし、ジンドは無神論者だった、そして何よりも金の亡者でした。ですので、金が手っ取り早く手に入る王国に一瞬だけ力を貸したんでしょう」
「……にわかに信じ難いな。俺を呼ぶことは死ぬ可能性だってあったと聞いている、ただ金が欲しかったからと云ってそこまでするか?」
「人は何を生きがいとするかによって、価値観が変わりますので。金のために命を掛けるなんて、案外よくある事ですよ」
「……俺には分からない感情だ」
エルヴィスは引っ掛かりを感じながらも、この話を終わらせた。
それからは魔法使いについて知るために、聖教国とこの国の歴史を調べて回った。
良好な関係ではあるようだが、聖教国にとって魔法使いの権威が大きかった。
エルヴィスはある程度の情報を頭に入れて、東に行くために知っていて損のない情報を集める事にした。エルヴィスはこの世界に来て、初めての遠出が少し楽しみだった。
エルヴィスは自室で、治療道具の発注リストと睨めっこをしていた。騎士の怪我を治すと大口を叩いたが、エルヴィスが治癒魔法を使うと筋繊維まで修復してしまい、訓練の成果をパーにしてしまうため軽傷には普通に手当を施している。宮廷治癒師たちの居る、いわゆる職場にも足を運んでみたのだが、エルヴィスに対する擦り寄りがうざったらしく一瞬でその場を後にした。同行してくれていたニコルも、治癒師たちの態度に青筋を立てていた。
その他の患者はと云うと、シルバに続き不本意な欠損部分を持った騎士達が訪れてきた位だろう。完治した途端に拝み始めたりして慌てて止めたりと、エルヴィスとこの世界の人々の違いに驚く日々だった。
「エルヴィス様、また今日も恥知らずな貴族から治癒依頼がきたみたいですよ」
「どうせ、令嬢の顔に出来た傷を治してくれ、そんな感じの依頼だろう?」
エルヴィスは、ここ最近増えてきた依頼の内容を思い出す。
顔に出来た傷を治す事は容易いが、エルヴィスは治す必要性を感じなかった為、依頼を断ったのだ。
エルヴィスがルーカスに治癒魔法の試行の許可を取ったのは、騎士達だけで他に例外があるとするならルーカスへ忠誠を誓い、その命をかけて盾となり剣となる、そんな者達を治す事を約束したのだ。
当然、王へ許可を貰えば噂は広がる。
それを勘違いしたのか、一部の馬鹿な貴族は私欲のためにエルヴィスを頼った。
自分が売るために攫ってきた傷物の奴隷を、傷をなくすために依頼をしてくるなんてのもあった。
もちろん、エルヴィスがそんな依頼を受けるはずもなく、その貴族はエルヴィスにボロクソに言われて終わった。
その見当違いな貴族からは、奴隷を没収して攫われる前の場所に戻した。エルヴィスの魔法は便利だが、その傍らこの世界にある理をも、簡単に壊してしまえると思っている。だからエルヴィスが必要を感じなければ、他人に対して変化が訪れる魔法は、なるべく使わないようにする。
それでも、元いた世界の感覚が抜けずに魔法を使用してしまう事はよくある。
バカ貴族の胸糞悪い出来事は、気軽に自分の元へ来い、と言ったばかりに起きた自業自得の出来事だが、自分の立場を分かっている賢い貴族も多い、逆にこういった出来事の方が少ない。
「陛下からは、あまり目立つなと言われたのではありませんか?」
「ああ、言われたよ。他国の間諜がどこに潜んでるのか分からないから、俺の能力を把握されるのは危険だと」
「いいのですか?」
ニコルが言いたいのは、良くも悪くも目立ってしまっているこの状況を指しているのだろう。しかし、エルヴィスはほくそ笑む。そんな顔に、ニコルもやれやれとため息をついた。
「他国の人間に目をつけられたなら俺ではなく、教会に保護されている魔法使いを育成すればいいだけだ。魔法が使えるのは、なにも俺だけじゃない。そもそも、魔法使いには教会に行けば会えるんだろ?
それか俺を使って和平条約やら、貿易の優遇権をもぎ取るもの一つの手だな」
「貴方って人は……まさか、その事をルーカス王に進言したのですか?」
エルヴィスは、ニコルの心配など全く効かないとばかりに、「ああ、言ったさ」なんて返事をする。
エルヴィスもウォルトン国の、王と同じ立場であり、他国の貴族や王族相手に簡単に利用できない、利用されない立場だと自負している。
それに、王と同列と扱われてもルーカスの事を王として立てている為、それなりにわきまえている。
エルヴィスは頭を抱えるニコルに、追い打ちをかけるようそう言った。
「そんなことよりも一週間後に、やっと東へ出発する事が決まったんだ。護衛も選抜が済んだし、情報収集がてら何か面白い噂はないか?」
「噂ですか? そうですね、神の愛し子様がこの王宮にいるらしいと、もっぱらの噂ですよ」
「愛し子って、ね……」
「まぁ、エルヴィス様のことでしょうね。騎士達の欠損を治したり王妃様の病を治されたりと、まるで神の所業のような事が出来るのは、この国にはエルヴィス様しかいません」
ニコルは少し呆れながらそう言った。
そんなニコルに、エルヴィスは苦笑いしか浮かべる事ができない。なんとも恥ずかしい通り名だ。前の世界で言われていた、若き天才魔法使いなんて賛辞が霞んでしまう程に。
気恥ずかしさを誤魔化すように、紅茶を飲んで再び発注リストへ視線を戻した。
王妃とルーカスから褒美としてお金を貰った。いま直ぐに渡せるものは少ないが、干ばつが終息し貿易の軌道が元に戻ったらもっと上乗せして渡すと、契約書付きの褒美を貰ったのだ。エルヴィスはもちろん断ったが、王に借りを作る真似はさせるなと、遠回しに言われたため受け取る事にした。
エルヴィスはそのお金で包帯と消毒液、軟膏タイプの傷薬を少し多めに買い、騎士達に配布することにした。
必要分は経費で落として、騎士達へ配布する分はエルヴィスが出す。そういった感じに、貰った褒美を使っている。
骨折などは流石に自分で対処出来るものではないだろうが、剣などによる軽い切り傷はしっかりと消毒して薬を塗れば、十分自分で対処出来る。
手当てされるだけで、気分の悪くなる治癒師の力を借りるくらいなら、騎士たちもこれくらいは自分でやるだろう。お金のことに関しても、少なくて悪いと渡されたお金はエルヴィスが豪遊しない限り、直ぐに無くなることはないほど貰ってしまった。
だから、騎士達の投資に使うのは最適解でもあるのだ。それに、貿易が軌道に乗れば金額が増える事も約束されている。そもそも今は、王家が開く茶会などもなければパーティーも予定していない。
エルヴィスが大衆貴族の前に顔を出す機会も、まだないだろう。
(宮廷魔法治癒師という身分で縛っていても不安だから金でも縛っておこう、そんな魂胆だろうな……この金も税金だろうし。流石に遊んで暮らす予定はないが、使い方についてはしっかりと考える必要があるな)
「ところでエルヴィス様、東に出向く際に小姓は必要でしょうか?」
「……俺が人をアクセサリーとして連れ歩く男に見えるか?」
ニコルが思い出したように、エルヴィスに問う。
小姓とは主人が外出する際に、お伴する男性使用人だ。
手紙を渡す役目が殆どだが、見た目が整った者が選ばれる事が多く、その仕事は主人のアクセサリーとして扱われる事もある。特に位の高い貴族ならば、手紙を渡すメッセンジャーではなく飾りとして連れて行くことが殆どなのだ。
ニコルは後者の意味合いで尋ねたのだが、エルヴィスはそれを嫌った。もちろん、小姓にとってはそれで食いつないでいる者も多いため、否定はしないがその気軽さが不快だった。
「申し訳ございません、失言をお許しください」
「気にしなくていい」
すぐさま謝罪したニコルに、エルヴィスは目線を逸らしながら許す。ニコルは分かっていながら、わざと確認してきたようだ。
主人を試すとは、ニコルもエルヴィスと並ぶほどに策士だ。
「ありがとうございます。では東の領地への同行は、私とその他数名の従僕を連れていきます。当日はジルベール殿下の使用人も付きますので、少々人数が多くなります」
「ああ、分かった」
エルヴィスは発注リストの最終確認を行い、ニコルの入れた紅茶を口に含んだ。前にいた世界では、飲んだことが無い風味の茶葉だ。この世界は果物などの食材が豊富だ。元いた世界も決して少なくは無いのだが、この世界の方が豊富で料理の数も多い。
エルヴィスは意外にも元いた世界との違いを楽しんでいた、ここ数日で自分で出来る魔法の研究もしてみたのだが、使っている分には違いが分からず行き詰った。
この世界の魔法使いに会ってみないことには、現状なんとも言えない。それにエルヴィスが使う魔法は効率的になったが、この世界の魔法使い達がそうだとは限らない。
「ニコル、本当に俺以外の魔法使いは教会にいるのか?」
「いますよ。正確には、教会と聖教国に保護されています」
「それは本で読んだことあるが保護されているなら、何故ジンドはこの王国に力を貸したんだ?」
白い外套を羽織り、エルヴィスをこの世界に引っ張りこんだ張本人を思い出す。顔を見た気がするが、何故か思い出す事ができない。妙な気配と魔力を持った男だった。
「ジンドは自身が魔法使いだと分かり、教会の保護を拒んだ男です。普通なら魔法使いは力加減を覚えるまで、教会で保護され魔法について学ぶのが一般的になっております。しかし、ジンドは無神論者だった、そして何よりも金の亡者でした。ですので、金が手っ取り早く手に入る王国に一瞬だけ力を貸したんでしょう」
「……にわかに信じ難いな。俺を呼ぶことは死ぬ可能性だってあったと聞いている、ただ金が欲しかったからと云ってそこまでするか?」
「人は何を生きがいとするかによって、価値観が変わりますので。金のために命を掛けるなんて、案外よくある事ですよ」
「……俺には分からない感情だ」
エルヴィスは引っ掛かりを感じながらも、この話を終わらせた。
それからは魔法使いについて知るために、聖教国とこの国の歴史を調べて回った。
良好な関係ではあるようだが、聖教国にとって魔法使いの権威が大きかった。
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