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14.皇子は魔法使いと邂逅する
リーガの自己紹介を終えて、次はユキヒョウの獣人が挨拶をした。
彼はエイビーと名乗り、リーガが出来ることは自分も出来るといった。
ネコ科の獣人の為、身体的特徴が似ているのだろう。そしてエルヴィスも気になっていた、ウサギの獣人が自己紹介をする。
「私はウサギの獣人と人間の混ざりで、人間の身体を他の獣人よりも引き継いでおります。獣人のように毛皮もなければ、獣の顔も持っておりません。しかし、身体の能力は普通の人間以上だと思います」
「なるほど見た目は殆ど人を受け継ぎ、身体能力はウサギの獣人の特徴を受け継いでいるようだな」
「はい、足が早いですね。その他にも、ご覧の通り耳がウサギのものですので、遠くの音を聞き分けることも可能です」
ピコピコと耳を動かすレヴィに、エルヴィスも納得の表情を浮かべた。シルバやリーガ、エイビーと比べてもレヴィは小柄で中性的な見た目をしている。
(憶測だが、随分と苦労をしてきたのだろうな。それと本人の自覚がないようだが、身のこなしを見ていると隠密に向いている気がする)
必要になればレヴィとリーガには、探索や密偵などあまり目立ちたくない、極秘の仕事を頼むかもしれない。
そんな事を考えていると、ニコルがジルベールが来たことを耳打ちで報告してきた。その報告に振り返れば、侍女と侍従を連れたジルベールが悠々と歩いて来ている。
こんな所でも優雅さは、損なわれてはいないようだ。皮肉なほど美しい体躯が、エルヴィスの目の前で止まる。
「エルヴィス様、遅れて申し訳ない。準備はいいか?」
「ええ、参りましょう」
ジルベールの流れるようなエスコートに一瞬だけ怯んだが、エルヴィスは不本意ながら無理やり納得して受け入れた。
ジルベールはいつも令嬢にする流れで手を差し伸べたのだが、エルヴィスが素直に手を取ったので拍子抜けしていた。
内心びっくりしていたのは、ここだけの話である。
馬車に乗り込むと直ぐに出発するようで、ジルベールとエルヴィスの護衛が1人づつ、2人と同じ馬車に乗り込む。
エルヴィスの護衛はシルバが担当する様だ。東につくまで2日から3日はかかるだろう。
途中、近くの村で宿泊して被害の大きな村を目指していく。
馬車の中は目を閉じたジルベールと、外の景色をみるエルヴィスの何ともいえない空間が広がっていた。
どちらも、話しかけてくるなとでも云うようなオーラを発している。
2人とも、人と話す事が苦手なのだ。
茶会やパーティなど、誰かと話す事が仕事の場合は笑顔を取り繕ってでも話題を絞りだす。
元々、お互いにマイナスなイメージからの出会いだった。
それ故に関わり難いようだ。
そんな気まずさも、目的地に着けば自然と無くなっていった。
途中の村で一泊して東の村へ着いた。
ここまで来るのに、特に変わったことは無く欠員なく無事にやってこれた。
流石は王宮の者達だ。
エルヴィスは、ジルベールのエスコートによって馬車を降りると、ソコは酷く荒れ果てた地が広がっていた。途中から野盗に襲われない為に、窓を布で塞がれていた。だから外の様子は分からなかったのだが、想像以上に荒れ果てている。
恐らく教会の前、一番被害の少ない場所で降ろされたようだ。
人々が路上で死んでいるのか、生きているのか分からない状態で倒れている。
なんとも、目を背けたくなるような状況だ。
(コレだけの有様で、よく戦争に発展しなかったものだ……今この場所から攻めれば、正直なところ王都は直ぐに陥落するぞ?)
エルヴィスは辺りを見回し、この土地を観察する。
すると、教会に怪我を治しに来たのであろう、老人と6歳ほどの子供がいた。
「魔法使い様!どうか、この子の怪我を治して下さい……!数日前から、熱も下がらないのですっ!」
「魔法使い様……お願いします……」
子供を抱えた老人が、頭を床に擦り付けるように嘆願する。子供も辛い中、頭をさげている。顔色も悪くやせ細っていた。
しかし、教会の神官と思わしき男は困ったように、2人に対する施術を断っている。
(教会には魔法使いがいると聞いているが、どうして治療を断る?お布施は任意な筈だ。それに今は干ばつで、緊急時だろう?)
エルヴィスはニコルから、この領地の話を聞きながらその様子を観察していた。
ジルベールは村を治める領主に、手紙をしたためていた。恐らく一応の連絡だろう。
「すみません。魔法使い様は、お会いしたくないと……」
「そこを何とか……っ!」
「申し訳ございません……私どもではどうにも」
「……うう、おじいちゃん……僕、辛いよぉ」
エルヴィスは、子供と老人を見ていられなくなった。
ジルベールとニコルに、事前にここを動くなと言われていたのに、その2人の元へ行ってしまう。
ニコル、シルバ、エイビー、リーガ、レヴィの5人を侍らせて神官に声をかけた。
「魔法使い様とやらは、どうして苦しんでいる者に手を貸さない?」
「き、貴殿は?」
「私の事など今はいい、質問に答えてくれ」
「そ、それは……」
言い吃る神官に、背後から近付いて来た人物が笑った。
「助けても金にならないゴミに、魔法を使うなんて魔力の無駄だからだよ」
(魔力の流れ……コイツが魔法使いか。随分と魔力の質が稚拙だな、魔力が身体からダダ漏れだ)
「金か……教会へのお布施と言われる献上金は、信者の任意によって寄付される。
しかしその金額やお布施の有無で、信者の信仰を否定してはいけない。
また、信者への施しも平等に行う。コレは聖書に書かれていたことなのだが?」
エルヴィスは、目の前の魔法使いをじっと見つめて言う。まるでこの世界で自分が、一番偉いとでも云うような態度だ。
そして案の定、エルヴィスの言葉を嘲る。
「はははっ!お兄さん、面白いね?
いいか?魔法使いは、神の力を分け与えられた人間なんだ。
そんな人間がそこらの人間に、施しなんてする筈がないだろう?
人に頼るだけなら誰でも出来る。この力は俺のモノだが、神のモノでもある。
俺の判断1つで、この世界を創り変えてしまう事態になったらどうする?」
(この男の言いたいことは分かる。俺が対価や余程の理由がないとき、相手の私利私欲を満たす魔法を使わない事と似ている。この男はそこまで考えが及ぶのに、目の前の村の惨状までは気が回らないのだろうか?)
「その考え方は、間違ってはいないのだろう。魔法は乱れた自然を補強する手段、私もそう思っている。
しかし、神の力が使用でき他の者より優れているなら、なぜそれを有効に使わない?」
「はあ?魔法が何たるかを知らない、アンタには言われたくないね?」
「ほう、なら貴殿は魔法の仕組みを知っているのか?」
「それは……」
「子どもの傷を治す。たったこれだけの事が出来ない魔法使いが、神の創った世界を創り変える事が出来ると、本当に思っているのか?」
──"イーフィー"
そう呪文を唱え子供を治癒したエルヴィスは、魔法使いの男から視線を外して子供の様子を尋ねる。
「大丈夫か?」
「はい……!凄いっ、凄いっ!
おじいちゃん、傷口が治ってるよ!もう、お腹も頭も痛くないっ!」
「治ったようだな、おじいさんとコレを持って帰ると良い。浅い傷ならソレを塗れば治る」
「ああ……魔法使い様、ありがとうございます……っ!」
エルヴィスは子供と老人に、軟膏が入った小さな袋を渡して帰らせる。
ニコルが「使ってしまいましたか……」と呟いた気がしたが、エルヴィスは気にせず神官と魔法使いに向かって言った。
「神が創った世界を創り変えられるなど、傲慢で勘違いも甚だしい。
私は王宮が抱えている、宮廷魔法治癒師だ。今この地に第2王子が、視察に来ている。教会は権力とは無縁だろうが、無礼は聖国の名を下げる事になるだろう。私への無礼は、此方が招待を明かしていなかった故に罪にはならないが、気をつける事だ」
エルヴィスの魔法を見ていた神官は、エルヴィスの事を魔法使いだと即座に思い出し跪いた。
しかし先程まで言い争っていた魔法使いの方は、信じられないモノでも見るように固まっていた。
(自分以外の魔法使いを、見た事がなかったのか?)
エルヴィスは適当にその場をおさめて、ジルベールの元へ戻って行った。
案の定、少し怒ったジルベールが待ち構えている。
(やってしまった……せっかく少し話を出来る仲になったというのに)
自業自得である。
彼はエイビーと名乗り、リーガが出来ることは自分も出来るといった。
ネコ科の獣人の為、身体的特徴が似ているのだろう。そしてエルヴィスも気になっていた、ウサギの獣人が自己紹介をする。
「私はウサギの獣人と人間の混ざりで、人間の身体を他の獣人よりも引き継いでおります。獣人のように毛皮もなければ、獣の顔も持っておりません。しかし、身体の能力は普通の人間以上だと思います」
「なるほど見た目は殆ど人を受け継ぎ、身体能力はウサギの獣人の特徴を受け継いでいるようだな」
「はい、足が早いですね。その他にも、ご覧の通り耳がウサギのものですので、遠くの音を聞き分けることも可能です」
ピコピコと耳を動かすレヴィに、エルヴィスも納得の表情を浮かべた。シルバやリーガ、エイビーと比べてもレヴィは小柄で中性的な見た目をしている。
(憶測だが、随分と苦労をしてきたのだろうな。それと本人の自覚がないようだが、身のこなしを見ていると隠密に向いている気がする)
必要になればレヴィとリーガには、探索や密偵などあまり目立ちたくない、極秘の仕事を頼むかもしれない。
そんな事を考えていると、ニコルがジルベールが来たことを耳打ちで報告してきた。その報告に振り返れば、侍女と侍従を連れたジルベールが悠々と歩いて来ている。
こんな所でも優雅さは、損なわれてはいないようだ。皮肉なほど美しい体躯が、エルヴィスの目の前で止まる。
「エルヴィス様、遅れて申し訳ない。準備はいいか?」
「ええ、参りましょう」
ジルベールの流れるようなエスコートに一瞬だけ怯んだが、エルヴィスは不本意ながら無理やり納得して受け入れた。
ジルベールはいつも令嬢にする流れで手を差し伸べたのだが、エルヴィスが素直に手を取ったので拍子抜けしていた。
内心びっくりしていたのは、ここだけの話である。
馬車に乗り込むと直ぐに出発するようで、ジルベールとエルヴィスの護衛が1人づつ、2人と同じ馬車に乗り込む。
エルヴィスの護衛はシルバが担当する様だ。東につくまで2日から3日はかかるだろう。
途中、近くの村で宿泊して被害の大きな村を目指していく。
馬車の中は目を閉じたジルベールと、外の景色をみるエルヴィスの何ともいえない空間が広がっていた。
どちらも、話しかけてくるなとでも云うようなオーラを発している。
2人とも、人と話す事が苦手なのだ。
茶会やパーティなど、誰かと話す事が仕事の場合は笑顔を取り繕ってでも話題を絞りだす。
元々、お互いにマイナスなイメージからの出会いだった。
それ故に関わり難いようだ。
そんな気まずさも、目的地に着けば自然と無くなっていった。
途中の村で一泊して東の村へ着いた。
ここまで来るのに、特に変わったことは無く欠員なく無事にやってこれた。
流石は王宮の者達だ。
エルヴィスは、ジルベールのエスコートによって馬車を降りると、ソコは酷く荒れ果てた地が広がっていた。途中から野盗に襲われない為に、窓を布で塞がれていた。だから外の様子は分からなかったのだが、想像以上に荒れ果てている。
恐らく教会の前、一番被害の少ない場所で降ろされたようだ。
人々が路上で死んでいるのか、生きているのか分からない状態で倒れている。
なんとも、目を背けたくなるような状況だ。
(コレだけの有様で、よく戦争に発展しなかったものだ……今この場所から攻めれば、正直なところ王都は直ぐに陥落するぞ?)
エルヴィスは辺りを見回し、この土地を観察する。
すると、教会に怪我を治しに来たのであろう、老人と6歳ほどの子供がいた。
「魔法使い様!どうか、この子の怪我を治して下さい……!数日前から、熱も下がらないのですっ!」
「魔法使い様……お願いします……」
子供を抱えた老人が、頭を床に擦り付けるように嘆願する。子供も辛い中、頭をさげている。顔色も悪くやせ細っていた。
しかし、教会の神官と思わしき男は困ったように、2人に対する施術を断っている。
(教会には魔法使いがいると聞いているが、どうして治療を断る?お布施は任意な筈だ。それに今は干ばつで、緊急時だろう?)
エルヴィスはニコルから、この領地の話を聞きながらその様子を観察していた。
ジルベールは村を治める領主に、手紙をしたためていた。恐らく一応の連絡だろう。
「すみません。魔法使い様は、お会いしたくないと……」
「そこを何とか……っ!」
「申し訳ございません……私どもではどうにも」
「……うう、おじいちゃん……僕、辛いよぉ」
エルヴィスは、子供と老人を見ていられなくなった。
ジルベールとニコルに、事前にここを動くなと言われていたのに、その2人の元へ行ってしまう。
ニコル、シルバ、エイビー、リーガ、レヴィの5人を侍らせて神官に声をかけた。
「魔法使い様とやらは、どうして苦しんでいる者に手を貸さない?」
「き、貴殿は?」
「私の事など今はいい、質問に答えてくれ」
「そ、それは……」
言い吃る神官に、背後から近付いて来た人物が笑った。
「助けても金にならないゴミに、魔法を使うなんて魔力の無駄だからだよ」
(魔力の流れ……コイツが魔法使いか。随分と魔力の質が稚拙だな、魔力が身体からダダ漏れだ)
「金か……教会へのお布施と言われる献上金は、信者の任意によって寄付される。
しかしその金額やお布施の有無で、信者の信仰を否定してはいけない。
また、信者への施しも平等に行う。コレは聖書に書かれていたことなのだが?」
エルヴィスは、目の前の魔法使いをじっと見つめて言う。まるでこの世界で自分が、一番偉いとでも云うような態度だ。
そして案の定、エルヴィスの言葉を嘲る。
「はははっ!お兄さん、面白いね?
いいか?魔法使いは、神の力を分け与えられた人間なんだ。
そんな人間がそこらの人間に、施しなんてする筈がないだろう?
人に頼るだけなら誰でも出来る。この力は俺のモノだが、神のモノでもある。
俺の判断1つで、この世界を創り変えてしまう事態になったらどうする?」
(この男の言いたいことは分かる。俺が対価や余程の理由がないとき、相手の私利私欲を満たす魔法を使わない事と似ている。この男はそこまで考えが及ぶのに、目の前の村の惨状までは気が回らないのだろうか?)
「その考え方は、間違ってはいないのだろう。魔法は乱れた自然を補強する手段、私もそう思っている。
しかし、神の力が使用でき他の者より優れているなら、なぜそれを有効に使わない?」
「はあ?魔法が何たるかを知らない、アンタには言われたくないね?」
「ほう、なら貴殿は魔法の仕組みを知っているのか?」
「それは……」
「子どもの傷を治す。たったこれだけの事が出来ない魔法使いが、神の創った世界を創り変える事が出来ると、本当に思っているのか?」
──"イーフィー"
そう呪文を唱え子供を治癒したエルヴィスは、魔法使いの男から視線を外して子供の様子を尋ねる。
「大丈夫か?」
「はい……!凄いっ、凄いっ!
おじいちゃん、傷口が治ってるよ!もう、お腹も頭も痛くないっ!」
「治ったようだな、おじいさんとコレを持って帰ると良い。浅い傷ならソレを塗れば治る」
「ああ……魔法使い様、ありがとうございます……っ!」
エルヴィスは子供と老人に、軟膏が入った小さな袋を渡して帰らせる。
ニコルが「使ってしまいましたか……」と呟いた気がしたが、エルヴィスは気にせず神官と魔法使いに向かって言った。
「神が創った世界を創り変えられるなど、傲慢で勘違いも甚だしい。
私は王宮が抱えている、宮廷魔法治癒師だ。今この地に第2王子が、視察に来ている。教会は権力とは無縁だろうが、無礼は聖国の名を下げる事になるだろう。私への無礼は、此方が招待を明かしていなかった故に罪にはならないが、気をつける事だ」
エルヴィスの魔法を見ていた神官は、エルヴィスの事を魔法使いだと即座に思い出し跪いた。
しかし先程まで言い争っていた魔法使いの方は、信じられないモノでも見るように固まっていた。
(自分以外の魔法使いを、見た事がなかったのか?)
エルヴィスは適当にその場をおさめて、ジルベールの元へ戻って行った。
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