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第一部
第三章・岐路(その11)
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しかしこのような潮音の戸惑いなどお構いなしに、入試の二日後には高校の合格発表が行われる。潮音は浩三や玲花と一緒に電車に乗り込んだものの、三人は互いに言葉を交わすこともなかった。
そして南稜高校の校門の前に来ると、そこに貼り出された合格者の一覧表の前には受験生たちが人だかりを作っていて、その中からは時折、自分の受験番号を確認した受験生の歓喜の声が上がっていた。潮音もその一覧表に目を向けたが…何度目を凝らしても、そこに潮音の受験番号はなかった。
潮音の隣では、浩三と玲花がそれぞれ自分の受験番号が一覧表に載っていることを確認していた。しかしその二人も、潮音の気落ちした様子を目の当たりにすると、合格の喜びも薄らいだようだった。
南稜高校を後にして、最寄りの駅に向かう間も、落胆したままの潮音に対して、玲花も慰めの言葉をかけるしかなかった。
「気にすることないよ。藤坂君はあんなにがんばっとったやん。そりゃ南稜は今年は二次の追加募集はあらへんみたいやけど、これからも県立高校の受験かてあるし。いずれにしても落ち込んどる暇なんかあらへんよ」
しかし浩三は、玲花よりももっとくやしげな表情を浮かべながら、坂の下に広がる神戸の港やその彼方の海をじっと見つめて、ぼそりと口を開いた。
「藤坂もあんなことになって入院なんかせえへんかったら、南稜受かっとったかもしれへんな。…今さらそんなこと言うたってしゃあないけど」
浩三は仮に潮音がどこの高校に入学したとしても、そこで女子としてちゃんとやっていけるのかという点をとりわけ気にしているようだった。
潮音は帰りの電車の車内でも、ぼんやりと車窓を流れていく瀬戸内海を眺めていた。玲花や浩三と一緒に南稜高校に通うという目標が失われたことを思うと、海を眺めても潮音の心が晴れることはなかった。そして潮音たちが自宅の最寄り駅で電車を降りると、ちょうど暁子と優菜も同じ電車に乗っていた。二人は松風女子学園の入試の合格発表を見に行っていたのだった。
「その様子では、アッコと優菜も松風に受かったみたいやね」
「うん。二人とも合格だったよ」
しかし玲花に会ったときには満面の笑みを浮かべていた暁子と優菜も、潮音が不合格だったことを知らされると途端に表情を曇らせた。
駅前でみんなが別れる間際、玲花は暁子に声をかけた。
「藤坂君のことはアッコと優菜に任せたで。なんせアッコは藤坂君と家も隣同士やし、ちっちゃいころからの付き合いらしいしな」
そして潮音が暁子や優菜と連れ立って自宅に向かっても、優菜は元気なく肩を落とした潮音の姿を直視することができなかった。
「藤坂君、そんなにがっかりせえへんといてよ。藤坂君は入試の前にあれだけのことがあったんやけど、それでも入試受けることできたんやろ? この経験は絶対ムダにはならんはずやと思うよ」
優菜になだめられても押し黙ったままの潮音の姿を見て、暁子がぼそりと口を開いた。
「潮音…松風の入試には一・五次もあるよ。受かる人数は多くないし、出願の期限は今日入れて四日しかないから、あまりうかうかしていられないけどね」
ここで説明しておくと、兵庫県では私立高校の一次入試は二月上旬、二次入試は三月に行われるが、一部の私立校には入試の合格発表の直後に追加入試を行って若干名を入学させる学校もあり、それは「一・五次試験」と呼ばれている。
その暁子の言葉を聞いて、潮音と優菜は一瞬目を丸くした。
「ちょっとアッコ、藤坂君に松風受けろと言うん?」
「いや…ちょっと言ってみただけよ。でもなんか今のあんた見てたら、あたしがそばにいて見ててやらないと不安でさ…でもそんなにまじめに受け止めないでよ。たしかに松風はきれいでいい学校だし、制服にはスカートだけじゃなくてスラックスもあるけどね」
「制服のスラックスはオプションで、あまりはいとる人おらんみたいやけどな」
その場で暁子と優菜が慌てて場を取り繕おうとするのを見ていると、潮音も少しは入試に落ちたショックから気が紛れたような気がした。
潮音が暁子や優菜と別れて自宅に戻り、夕方になるとさっそく家族で潮音の今後をどうするかについての話し合いが開かれた。潮音の家族も、くじけるなと潮音をなだめるばかりだったが、その時に潮音がふと、暁子から松風女子学園には一・五次試験があると言われたことを話した。
しかしそこで綾乃が口を開いた。
「いや…潮音が女子校行くのは案外悪い選択肢じゃないかもしれないよ。潮音は自分が男子からどう見られるかを気にしてるみたいだけど、それだったらいっそ女子校行った方が気が楽になるんじゃないかしら。女子校の方が、女の子は自分の個性が出しやすいとも言うしね。もちろん共学のいいところだってあるし、そもそも毎日女子の制服着て学校行くのに耐えられるならの話だけどね。ともかく県立行ったっていいわけだし、あまり余裕はないけど、今晩一晩ゆっくり考えな」
潮音が自室に戻ってベッドに横になっても、潮音の脳裏からは先ほどの暁子の表情が離れなかった。それだけでなく、潮音の心中にはさまざまな想いが交錯していた。浩三と一緒に水泳部の練習に明け暮れた夏休み、自分の体が変ってしまったことにショックを受けたこと、玲花の家ではじめてセーラー服を着たこと…。それらを考えているうちに、潮音の心の中までもがぐしゃぐしゃになりそうになった。
しばらくして潮音はすっくと立ち上がった。そして居間にいる家族のところに行くと、はっきりと口を開いた。
「オレ…松風受けてみることにしたよ」
その言葉に、潮音の家族は皆驚きの表情を浮かべた。しかしそこで潮音は一気に言葉を継いだ。
「オレ…どうであれ今の自分が『女』だということからは逃げられないと思う。だからここでもう一度自分をしっかり見直してみたいんだ。…オレはグズで弱虫で、そのために学校でもさんざんバカにされたり、父さんに叱られたりしてきた。だから強くなりたい、強くならなければいけないとずっと思っていた。…でも今になってわかったんだ。ほんとうの強さってものは、自分から目をそらさずにしっかり見つめることができることだって。オレが退院してからずっと勉強してたのだって、ほんとは目の前の現実から目をそむけて、そのような自分をごまかすためだったんだ。…もうこんなまねはしたくないんだ。…そのためには、暁子もいるし、さっき姉ちゃんが言ったように女子校も悪くないと思うんだ」
その潮音の言葉に雄一は複雑な表情を浮かべてむっつりしていたが、則子と綾乃がそこで潮音をなだめた。
「わかったわ。でも今日は疲れてるだろうから、ゆっくり休みなさい。明日になったらさっそく入試の出願に行かなきゃね」
そして翌日、さっそく潮音は入試の願書を提出するために松風女子学園に向かった。松風女子学園は神戸の市街から少し離れた高台に、中学から高校、大学まで一体になったキャンパスを構えている。潮音が桜並木の連なるスロープを登ると、その彼方に正門が見えてきた。
潮音が構内に足を踏み入れると、キャンパスは小ぎれいに整備されていて、その中央にはおしゃれでムードのある、立派な構えの校舎が建っていた。潮音は松風女子学園は私立の伝統ある女子校だけあって、金もあるんだなと思った。潮音はさっそく事務室に向かうと、入試の願書を書いて提出した。その日の夕方になって、潮音が暁子のSNSに松風女子学園を受験する決意を固めたことを書き込んでも、暁子からはしばらくして「頑張ってね」という短い返信が来たのみだった。
松風女子学園の一・五次入試は、出願期間から間を開けずに実施される。その日は朝から冷たい雨が降り続く寒い日だった。潮音はセーラー服の上にコートを着て、白い息を吐きながら傘をさして、雨に煙る松風女子学園に続く桜並木のスロープを登った。
試験会場に集まった生徒の数は少なかったが、潮音が指示に従って教室に入ると、説明があった後で問題用紙が配られた。試験が始まると、潮音はもうここまできた以上はやるしかないと思って、必死で解答用紙と向き合った。
午後は面接だ。潮音は冷え冷えとした控室の中で順番を待つ間、どのようなことをきかれるのかと身を硬くしていた。ようやく順番が来ると、深呼吸をして心をしずめて、面接会場のドアの前に立った。
面接会場の中央に坐っていたのは、髪の毛も銀色になりかけた温厚そうな五十代の女性で、その傍らには男女の教員が一人づつ控えていた。潮音が綾乃にさんざん仕込まれた坐り方のことを思い出しながら席につくと、中央の女性は松風女子学園理事長の吉野うららだと名乗った。
潮音はもう後には退けないと思い、しっかりと理事長の顔を見すえると、その質問のひとつひとつにはっきりと受け答えした。ここでごまかしたりすることは、自分自身から逃げることになると潮音は思った。時間がきて面接会場を後にしたときには、潮音はとりあえず心に背負った重い荷が下りた気がして、なんとか一息つくことができた。
合格発表はその日の夕方に行われる。受験生たちが不安な面持ちのまま控室で待っている間、潮音はすでに自分のできることはやったのだから、たとえその結果がどうであれ悔いはないと思っていた。
合格者の受験番号が発表になると、その中には潮音の受験番号もあった。しかし潮音は嬉しいというよりもむしろ、自分がすでに運命の扉を開けてしまったこと、そしてその扉から中に足を踏み入れた以上は、二度とそこから引き返すことができないということをひしひしと感じ取っていた。
そして南稜高校の校門の前に来ると、そこに貼り出された合格者の一覧表の前には受験生たちが人だかりを作っていて、その中からは時折、自分の受験番号を確認した受験生の歓喜の声が上がっていた。潮音もその一覧表に目を向けたが…何度目を凝らしても、そこに潮音の受験番号はなかった。
潮音の隣では、浩三と玲花がそれぞれ自分の受験番号が一覧表に載っていることを確認していた。しかしその二人も、潮音の気落ちした様子を目の当たりにすると、合格の喜びも薄らいだようだった。
南稜高校を後にして、最寄りの駅に向かう間も、落胆したままの潮音に対して、玲花も慰めの言葉をかけるしかなかった。
「気にすることないよ。藤坂君はあんなにがんばっとったやん。そりゃ南稜は今年は二次の追加募集はあらへんみたいやけど、これからも県立高校の受験かてあるし。いずれにしても落ち込んどる暇なんかあらへんよ」
しかし浩三は、玲花よりももっとくやしげな表情を浮かべながら、坂の下に広がる神戸の港やその彼方の海をじっと見つめて、ぼそりと口を開いた。
「藤坂もあんなことになって入院なんかせえへんかったら、南稜受かっとったかもしれへんな。…今さらそんなこと言うたってしゃあないけど」
浩三は仮に潮音がどこの高校に入学したとしても、そこで女子としてちゃんとやっていけるのかという点をとりわけ気にしているようだった。
潮音は帰りの電車の車内でも、ぼんやりと車窓を流れていく瀬戸内海を眺めていた。玲花や浩三と一緒に南稜高校に通うという目標が失われたことを思うと、海を眺めても潮音の心が晴れることはなかった。そして潮音たちが自宅の最寄り駅で電車を降りると、ちょうど暁子と優菜も同じ電車に乗っていた。二人は松風女子学園の入試の合格発表を見に行っていたのだった。
「その様子では、アッコと優菜も松風に受かったみたいやね」
「うん。二人とも合格だったよ」
しかし玲花に会ったときには満面の笑みを浮かべていた暁子と優菜も、潮音が不合格だったことを知らされると途端に表情を曇らせた。
駅前でみんなが別れる間際、玲花は暁子に声をかけた。
「藤坂君のことはアッコと優菜に任せたで。なんせアッコは藤坂君と家も隣同士やし、ちっちゃいころからの付き合いらしいしな」
そして潮音が暁子や優菜と連れ立って自宅に向かっても、優菜は元気なく肩を落とした潮音の姿を直視することができなかった。
「藤坂君、そんなにがっかりせえへんといてよ。藤坂君は入試の前にあれだけのことがあったんやけど、それでも入試受けることできたんやろ? この経験は絶対ムダにはならんはずやと思うよ」
優菜になだめられても押し黙ったままの潮音の姿を見て、暁子がぼそりと口を開いた。
「潮音…松風の入試には一・五次もあるよ。受かる人数は多くないし、出願の期限は今日入れて四日しかないから、あまりうかうかしていられないけどね」
ここで説明しておくと、兵庫県では私立高校の一次入試は二月上旬、二次入試は三月に行われるが、一部の私立校には入試の合格発表の直後に追加入試を行って若干名を入学させる学校もあり、それは「一・五次試験」と呼ばれている。
その暁子の言葉を聞いて、潮音と優菜は一瞬目を丸くした。
「ちょっとアッコ、藤坂君に松風受けろと言うん?」
「いや…ちょっと言ってみただけよ。でもなんか今のあんた見てたら、あたしがそばにいて見ててやらないと不安でさ…でもそんなにまじめに受け止めないでよ。たしかに松風はきれいでいい学校だし、制服にはスカートだけじゃなくてスラックスもあるけどね」
「制服のスラックスはオプションで、あまりはいとる人おらんみたいやけどな」
その場で暁子と優菜が慌てて場を取り繕おうとするのを見ていると、潮音も少しは入試に落ちたショックから気が紛れたような気がした。
潮音が暁子や優菜と別れて自宅に戻り、夕方になるとさっそく家族で潮音の今後をどうするかについての話し合いが開かれた。潮音の家族も、くじけるなと潮音をなだめるばかりだったが、その時に潮音がふと、暁子から松風女子学園には一・五次試験があると言われたことを話した。
しかしそこで綾乃が口を開いた。
「いや…潮音が女子校行くのは案外悪い選択肢じゃないかもしれないよ。潮音は自分が男子からどう見られるかを気にしてるみたいだけど、それだったらいっそ女子校行った方が気が楽になるんじゃないかしら。女子校の方が、女の子は自分の個性が出しやすいとも言うしね。もちろん共学のいいところだってあるし、そもそも毎日女子の制服着て学校行くのに耐えられるならの話だけどね。ともかく県立行ったっていいわけだし、あまり余裕はないけど、今晩一晩ゆっくり考えな」
潮音が自室に戻ってベッドに横になっても、潮音の脳裏からは先ほどの暁子の表情が離れなかった。それだけでなく、潮音の心中にはさまざまな想いが交錯していた。浩三と一緒に水泳部の練習に明け暮れた夏休み、自分の体が変ってしまったことにショックを受けたこと、玲花の家ではじめてセーラー服を着たこと…。それらを考えているうちに、潮音の心の中までもがぐしゃぐしゃになりそうになった。
しばらくして潮音はすっくと立ち上がった。そして居間にいる家族のところに行くと、はっきりと口を開いた。
「オレ…松風受けてみることにしたよ」
その言葉に、潮音の家族は皆驚きの表情を浮かべた。しかしそこで潮音は一気に言葉を継いだ。
「オレ…どうであれ今の自分が『女』だということからは逃げられないと思う。だからここでもう一度自分をしっかり見直してみたいんだ。…オレはグズで弱虫で、そのために学校でもさんざんバカにされたり、父さんに叱られたりしてきた。だから強くなりたい、強くならなければいけないとずっと思っていた。…でも今になってわかったんだ。ほんとうの強さってものは、自分から目をそらさずにしっかり見つめることができることだって。オレが退院してからずっと勉強してたのだって、ほんとは目の前の現実から目をそむけて、そのような自分をごまかすためだったんだ。…もうこんなまねはしたくないんだ。…そのためには、暁子もいるし、さっき姉ちゃんが言ったように女子校も悪くないと思うんだ」
その潮音の言葉に雄一は複雑な表情を浮かべてむっつりしていたが、則子と綾乃がそこで潮音をなだめた。
「わかったわ。でも今日は疲れてるだろうから、ゆっくり休みなさい。明日になったらさっそく入試の出願に行かなきゃね」
そして翌日、さっそく潮音は入試の願書を提出するために松風女子学園に向かった。松風女子学園は神戸の市街から少し離れた高台に、中学から高校、大学まで一体になったキャンパスを構えている。潮音が桜並木の連なるスロープを登ると、その彼方に正門が見えてきた。
潮音が構内に足を踏み入れると、キャンパスは小ぎれいに整備されていて、その中央にはおしゃれでムードのある、立派な構えの校舎が建っていた。潮音は松風女子学園は私立の伝統ある女子校だけあって、金もあるんだなと思った。潮音はさっそく事務室に向かうと、入試の願書を書いて提出した。その日の夕方になって、潮音が暁子のSNSに松風女子学園を受験する決意を固めたことを書き込んでも、暁子からはしばらくして「頑張ってね」という短い返信が来たのみだった。
松風女子学園の一・五次入試は、出願期間から間を開けずに実施される。その日は朝から冷たい雨が降り続く寒い日だった。潮音はセーラー服の上にコートを着て、白い息を吐きながら傘をさして、雨に煙る松風女子学園に続く桜並木のスロープを登った。
試験会場に集まった生徒の数は少なかったが、潮音が指示に従って教室に入ると、説明があった後で問題用紙が配られた。試験が始まると、潮音はもうここまできた以上はやるしかないと思って、必死で解答用紙と向き合った。
午後は面接だ。潮音は冷え冷えとした控室の中で順番を待つ間、どのようなことをきかれるのかと身を硬くしていた。ようやく順番が来ると、深呼吸をして心をしずめて、面接会場のドアの前に立った。
面接会場の中央に坐っていたのは、髪の毛も銀色になりかけた温厚そうな五十代の女性で、その傍らには男女の教員が一人づつ控えていた。潮音が綾乃にさんざん仕込まれた坐り方のことを思い出しながら席につくと、中央の女性は松風女子学園理事長の吉野うららだと名乗った。
潮音はもう後には退けないと思い、しっかりと理事長の顔を見すえると、その質問のひとつひとつにはっきりと受け答えした。ここでごまかしたりすることは、自分自身から逃げることになると潮音は思った。時間がきて面接会場を後にしたときには、潮音はとりあえず心に背負った重い荷が下りた気がして、なんとか一息つくことができた。
合格発表はその日の夕方に行われる。受験生たちが不安な面持ちのまま控室で待っている間、潮音はすでに自分のできることはやったのだから、たとえその結果がどうであれ悔いはないと思っていた。
合格者の受験番号が発表になると、その中には潮音の受験番号もあった。しかし潮音は嬉しいというよりもむしろ、自分がすでに運命の扉を開けてしまったこと、そしてその扉から中に足を踏み入れた以上は、二度とそこから引き返すことができないということをひしひしと感じ取っていた。
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