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第三部
第四章・漣の場合(その4)
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そして布引女学院の文化祭の当日が来た。潮音と紫が二人で電車に乗り込んでからも、紫は講堂で行われる劇の演目を楽しみにしているようだった。
「流風先輩のカムパネルラが楽しみだわ」
その一方で潮音は、持参していた「銀河鉄道の夜」の本をあらためて広げてみた。
「紫はやっぱりすごいよ…本もたくさん読んでいろんなこと知ってるんだから。私なんかこの本読んだってわかんないことだらけだよ」
「宮沢賢治は独特の言い回しとかも多いから、たしかに難しいところはあるかもね。でもあんたもバレエやってるんだったら、いろんな物語について詳しくならなきゃダメだよ」
「でもジョバンニが言ってた『ほんとのさいわい』って何なのだろうね」
「その答えは、その本を読んだ人によってみんな違うんじゃないかしら。この辺をどのように演じるかも、この劇の見どころになりそうね」
潮音はその紫の回答を聞いて、そんなものかなと思いながら、車窓を流れる秋の瀬戸内海や淡路島に目を向けた。
潮音たちが電車を降り、坂道を登って布引女学院に着くと、日ごろは落ち着いたたたずまいの布引女学院も、この日ばかりは色とりどりの模擬店が校内を彩っていた。潮音が模擬店を見て回っていると、夏休みに水泳部の合同練習で一緒になった富川花梨が焼きそばを作っていた。花梨も潮音に気がつくと、嬉しそうな顔をした。
「夏休みに水泳部の合同練習に来てた、藤坂流風先輩の親戚の子じゃない。うちの文化祭にも来てくれたんだ」
花梨が威勢よく声をかけたので、むしろ潮音の方が気恥ずかしい思いをした。それを見て紫も、ご機嫌そうな表情で潮音を向き直した。
「潮音もずいぶん顔が広いじゃない」
そこで潮音は、あらためて花梨を向き直して言った。
「流風姉ちゃんは劇に出るんだって?」
「ああ。今年の文化祭でやる劇の演目が『銀河鉄道の夜』に決まってからいろいろあって、漣が主役のジョバンニの役に決まってね。漣ってちょっとボーイッシュで中性的なところがあるからじゃないかと思うんだけど」
「でもあの『漣』って子、なんか引っ込み思案で目立たなさそうな感じするけど、ちゃんと劇で主役をやれるのかな」
潮音が心配そうな表情をしても、花梨はあまり気にしていないようだった。
「あたしも最初はちょっと心配だったよ。本人も最初はあまり乗り気じゃなかったみたいだし。でもこないだのリハーサルを見たら、案外うまくやってたよ。劇だったらもう少ししたらあそこの講堂で始まるから、見に行けばいいんじゃないかな」
そこで潮音と紫はしばらく模擬店や文化部の展示を回った後で、劇が始まる時間が近づくと講堂に向かった。
幕が開いて劇が始まると、最初は貧しい身なりをしたジョバンニに扮した漣と、カムパネルラに扮した流風をはじめとした生徒たちが、教室で理科の授業を受けている様子が舞台の上で繰り広げられた。紫はカムパネルラの役を演じる流風にもっぱら目を向けていたが、潮音はむしろ、ジョバンニの役を演じる漣に目を引きつけられていた。
漣は発声も演技も流風に比べたらだいぶつたなくて粗削りで、漣に演劇の心得などないことは潮音の目にも明らかだった。しかしだからこそ潮音には、漣が自分と同様に慣れない演劇で頑張ろうとしている様子がひしひしと伝わってきた。何よりも、どこか少年っぽいあどけない顔つきをした連にとって、ジョバンニはなかなかのはまり役であるかのように思われた。
その間に劇は場面が変って、ジョバンニとカムパネルラが銀河鉄道の客車に乗って宇宙を旅する間に、さまざまな幻想的な情景が繰り広げられていた。潮音は劇を見ながら、もともとミステリアスな雰囲気をたたえた流風にとって、どこか愁いをたたえたカムパネルラははまり役だと感じていた。
そして劇がクライマックスにさしかかると、漣は照明の光を指差しながら、講堂全体に響き渡るような大きな声で言った。
「僕もうあんな大きな暗の中だってこわくない。きっとみんなのほんとのさいわいをさがしに行く。どこまでもどこまでも僕たち一緒に進んで行こう」
そしてカムパネルラの流風もそれに応えて声をあげた。
「ああきっと行くよ。ああ、あすこの野原はなんてきれいだろう。みんな集ってるねえ。あすこがほんとうの天上なんだ」
「カムパネルラ、僕たち一緒に行こうねえ」
そこで舞台は暗転し、夢から覚めたジョバンニが、カムパネルラが川に落ちた友達を助けようとしたまま姿が見えなくなったことをカムパネルラの父親から知らされる場面で劇は終った。しかし潮音は、劇が終ったときには涙ぐまずにはいられなかった。潮音ははっきりと感じていた。漣はジョバンニのように孤独にさいなまれてきた、そしてそれだからこそジョバンニのような演技ができたということを。
いったん降りた幕が再び上がり、出演者たちが舞台の上に並んで舞台挨拶が行われると、特にジョバンニ役の漣とカムパネルラ役の流風には観客席から割れんばかりの拍手が浴びせられた。そして紫と潮音が席を立ち、講堂を後にすると、二人に声をかける者がいた。その声の主は、カムパネルラの衣裳をまとったままの流風だった。その傍らには、ジョバンニに扮した漣も立っていた。
「潮音ちゃんと紫ちゃんも見に来てくれたのね。どうもありがとう」
紫は流風の顔を見るなり、興奮気味に身を乗り出して話していた。
「流風先輩…カムパネルラの役、すごく良かったです。感動しました。私たちも文化祭で劇をやるけど、その参考になりそうです」
すっかり舞い上がっている紫を横目に、潮音は漣に声をかけた。
「若宮さんだっけ…主役がんばったじゃん」
「ぼくは今まで劇なんかやったことなかったから、いろいろ大変だったよ」
漣がそう言うと、紫はあらためて漣の方を向き直した。
「文化祭の劇は上手いとか下手とか、そんなんじゃないよ。どれだけ強く、心の中の思いを見ている人に伝えられるかじゃないかな」
紫にそう言われて、漣は少し当惑したような表情をした。漣にとっても、人に伝えたい自分の思いとは何か、紫や潮音に伝えかねているようだった。そこで潮音が、助け舟を出してやった。
「私だって少し後に松風の学園祭で、クラスの劇に出ることになってるんだ。私だって今まで劇なんかやったことなかったし、うまくいかないことばかりだけど、それでも今日若宮さんの演技見てたら、自分でもがんばってぶつかっていけば、きっとできるんじゃないかって自信がついたよ。良かったら松風の文化祭にも来てくれない?」
潮音の明るく屈託のない表情や声色に、漣はますます照れくさそうな表情をした。そこで流風が声をかけた。
「せっかくだから、そして私たちがやっているボランティア活動の紹介でも見に行かない?」
そして潮音が、紫と一緒に流風と漣のもとを立ち去ろうとしたとき、いきなり漣が潮音の背後から声をかけた。
「あの…流風先輩の親戚の子だっけ。うちの学園祭が終って落ち着いたらいっぺん会ってみたいんだ。話したいことがあるから…」
漣のこの発言を聞いたとき、潮音の脳裏にずっとくすぶっていた「もしかしたら」という思いがあらためて潮音の心をよぎった。しかし潮音はその疑念をぐっと心の奥深くに押し込んで、漣の方を振り返ると返事をした。
「いいよ。若宮さん…だっけ。私も若宮さんのことはここしばらく気になっていたんだ。都合のいい日が決まったら、また私のスマホに連絡してよ」
ちょうどそこに、模擬店の番を他の生徒に代ってもらった富川花梨が姿を現した。
「漣…ちゃんと劇やれたんだ。あたしは焼きそば屋が忙しくて見に行けなかったけどよかったじゃん」
花梨が現れると、その場の雰囲気が一気に明るくなった。花梨は潮音と漣が一緒にいるのを見て、元気そうに声をあげた。
「藤坂さんと漣も仲良くなれて良かったね。それに…漣もここで劇をやって、ちょっと明るくなれたような気がするよ」
花梨はクラスの中でも引っ込み思案だった漣が多少なりとも積極的になれたことや友達ができたことが、やはり嬉しいようだった。
「流風先輩のカムパネルラが楽しみだわ」
その一方で潮音は、持参していた「銀河鉄道の夜」の本をあらためて広げてみた。
「紫はやっぱりすごいよ…本もたくさん読んでいろんなこと知ってるんだから。私なんかこの本読んだってわかんないことだらけだよ」
「宮沢賢治は独特の言い回しとかも多いから、たしかに難しいところはあるかもね。でもあんたもバレエやってるんだったら、いろんな物語について詳しくならなきゃダメだよ」
「でもジョバンニが言ってた『ほんとのさいわい』って何なのだろうね」
「その答えは、その本を読んだ人によってみんな違うんじゃないかしら。この辺をどのように演じるかも、この劇の見どころになりそうね」
潮音はその紫の回答を聞いて、そんなものかなと思いながら、車窓を流れる秋の瀬戸内海や淡路島に目を向けた。
潮音たちが電車を降り、坂道を登って布引女学院に着くと、日ごろは落ち着いたたたずまいの布引女学院も、この日ばかりは色とりどりの模擬店が校内を彩っていた。潮音が模擬店を見て回っていると、夏休みに水泳部の合同練習で一緒になった富川花梨が焼きそばを作っていた。花梨も潮音に気がつくと、嬉しそうな顔をした。
「夏休みに水泳部の合同練習に来てた、藤坂流風先輩の親戚の子じゃない。うちの文化祭にも来てくれたんだ」
花梨が威勢よく声をかけたので、むしろ潮音の方が気恥ずかしい思いをした。それを見て紫も、ご機嫌そうな表情で潮音を向き直した。
「潮音もずいぶん顔が広いじゃない」
そこで潮音は、あらためて花梨を向き直して言った。
「流風姉ちゃんは劇に出るんだって?」
「ああ。今年の文化祭でやる劇の演目が『銀河鉄道の夜』に決まってからいろいろあって、漣が主役のジョバンニの役に決まってね。漣ってちょっとボーイッシュで中性的なところがあるからじゃないかと思うんだけど」
「でもあの『漣』って子、なんか引っ込み思案で目立たなさそうな感じするけど、ちゃんと劇で主役をやれるのかな」
潮音が心配そうな表情をしても、花梨はあまり気にしていないようだった。
「あたしも最初はちょっと心配だったよ。本人も最初はあまり乗り気じゃなかったみたいだし。でもこないだのリハーサルを見たら、案外うまくやってたよ。劇だったらもう少ししたらあそこの講堂で始まるから、見に行けばいいんじゃないかな」
そこで潮音と紫はしばらく模擬店や文化部の展示を回った後で、劇が始まる時間が近づくと講堂に向かった。
幕が開いて劇が始まると、最初は貧しい身なりをしたジョバンニに扮した漣と、カムパネルラに扮した流風をはじめとした生徒たちが、教室で理科の授業を受けている様子が舞台の上で繰り広げられた。紫はカムパネルラの役を演じる流風にもっぱら目を向けていたが、潮音はむしろ、ジョバンニの役を演じる漣に目を引きつけられていた。
漣は発声も演技も流風に比べたらだいぶつたなくて粗削りで、漣に演劇の心得などないことは潮音の目にも明らかだった。しかしだからこそ潮音には、漣が自分と同様に慣れない演劇で頑張ろうとしている様子がひしひしと伝わってきた。何よりも、どこか少年っぽいあどけない顔つきをした連にとって、ジョバンニはなかなかのはまり役であるかのように思われた。
その間に劇は場面が変って、ジョバンニとカムパネルラが銀河鉄道の客車に乗って宇宙を旅する間に、さまざまな幻想的な情景が繰り広げられていた。潮音は劇を見ながら、もともとミステリアスな雰囲気をたたえた流風にとって、どこか愁いをたたえたカムパネルラははまり役だと感じていた。
そして劇がクライマックスにさしかかると、漣は照明の光を指差しながら、講堂全体に響き渡るような大きな声で言った。
「僕もうあんな大きな暗の中だってこわくない。きっとみんなのほんとのさいわいをさがしに行く。どこまでもどこまでも僕たち一緒に進んで行こう」
そしてカムパネルラの流風もそれに応えて声をあげた。
「ああきっと行くよ。ああ、あすこの野原はなんてきれいだろう。みんな集ってるねえ。あすこがほんとうの天上なんだ」
「カムパネルラ、僕たち一緒に行こうねえ」
そこで舞台は暗転し、夢から覚めたジョバンニが、カムパネルラが川に落ちた友達を助けようとしたまま姿が見えなくなったことをカムパネルラの父親から知らされる場面で劇は終った。しかし潮音は、劇が終ったときには涙ぐまずにはいられなかった。潮音ははっきりと感じていた。漣はジョバンニのように孤独にさいなまれてきた、そしてそれだからこそジョバンニのような演技ができたということを。
いったん降りた幕が再び上がり、出演者たちが舞台の上に並んで舞台挨拶が行われると、特にジョバンニ役の漣とカムパネルラ役の流風には観客席から割れんばかりの拍手が浴びせられた。そして紫と潮音が席を立ち、講堂を後にすると、二人に声をかける者がいた。その声の主は、カムパネルラの衣裳をまとったままの流風だった。その傍らには、ジョバンニに扮した漣も立っていた。
「潮音ちゃんと紫ちゃんも見に来てくれたのね。どうもありがとう」
紫は流風の顔を見るなり、興奮気味に身を乗り出して話していた。
「流風先輩…カムパネルラの役、すごく良かったです。感動しました。私たちも文化祭で劇をやるけど、その参考になりそうです」
すっかり舞い上がっている紫を横目に、潮音は漣に声をかけた。
「若宮さんだっけ…主役がんばったじゃん」
「ぼくは今まで劇なんかやったことなかったから、いろいろ大変だったよ」
漣がそう言うと、紫はあらためて漣の方を向き直した。
「文化祭の劇は上手いとか下手とか、そんなんじゃないよ。どれだけ強く、心の中の思いを見ている人に伝えられるかじゃないかな」
紫にそう言われて、漣は少し当惑したような表情をした。漣にとっても、人に伝えたい自分の思いとは何か、紫や潮音に伝えかねているようだった。そこで潮音が、助け舟を出してやった。
「私だって少し後に松風の学園祭で、クラスの劇に出ることになってるんだ。私だって今まで劇なんかやったことなかったし、うまくいかないことばかりだけど、それでも今日若宮さんの演技見てたら、自分でもがんばってぶつかっていけば、きっとできるんじゃないかって自信がついたよ。良かったら松風の文化祭にも来てくれない?」
潮音の明るく屈託のない表情や声色に、漣はますます照れくさそうな表情をした。そこで流風が声をかけた。
「せっかくだから、そして私たちがやっているボランティア活動の紹介でも見に行かない?」
そして潮音が、紫と一緒に流風と漣のもとを立ち去ろうとしたとき、いきなり漣が潮音の背後から声をかけた。
「あの…流風先輩の親戚の子だっけ。うちの学園祭が終って落ち着いたらいっぺん会ってみたいんだ。話したいことがあるから…」
漣のこの発言を聞いたとき、潮音の脳裏にずっとくすぶっていた「もしかしたら」という思いがあらためて潮音の心をよぎった。しかし潮音はその疑念をぐっと心の奥深くに押し込んで、漣の方を振り返ると返事をした。
「いいよ。若宮さん…だっけ。私も若宮さんのことはここしばらく気になっていたんだ。都合のいい日が決まったら、また私のスマホに連絡してよ」
ちょうどそこに、模擬店の番を他の生徒に代ってもらった富川花梨が姿を現した。
「漣…ちゃんと劇やれたんだ。あたしは焼きそば屋が忙しくて見に行けなかったけどよかったじゃん」
花梨が現れると、その場の雰囲気が一気に明るくなった。花梨は潮音と漣が一緒にいるのを見て、元気そうに声をあげた。
「藤坂さんと漣も仲良くなれて良かったね。それに…漣もここで劇をやって、ちょっと明るくなれたような気がするよ」
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