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第三部
第六章・ロミオとジュリエット(その14)
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潮音たちが紫の家を後にして、駅で電車に乗ってからも、光瑠はきょろきょろと辺りを見回しながら、落着きのないそぶりをしていた。潮音は光瑠が慣れない花柄のスカートに戸惑っている様子を目の当りにして、光瑠の気持ちもわかるような気がしただけに、光瑠に対してどのような態度を取るべきか戸惑わずにはいられなかった。
そうしているうちにも、電車は神戸の街を過ぎて美術館の最寄駅に着いていた。潮音は紫に案内されて駅から緩やかな坂道を下り、海辺の再開発したエリアにある美術館に着くと、そのしんと静まり返った空気に思わず息をつかされた。
みんなでチケットを館員に示して展示室の中に入ると、紫や琴絵、さらには光瑠までもが壁に飾られた絵画の数々を熱心に鑑賞していた。紫は特に、田園の積みわらや庭園の池に咲き誇る睡蓮を描いたモネの絵や、着飾った女性を描いたルノワールの絵、ドガの踊り子を描いた絵を眺めながら、その光彩を放つ色使いや繊細な筆致に魅せられているようだった。
潮音はこれらの絵を眺めているうちに、先ほど文化祭で見た国岡真桜の描いた絵を思い出していた。潮音がこれらの美術館に飾られた絵画にしても真桜の描いた絵にしても、どうすればこのような深い色あいが出せるのかと思っていると、琴絵が潮音のそばに来て声をかけた。
「モネはフランスの画家だけど、日本の浮世絵を見てその色彩に感動し、自分の家に日本風の庭園まで造ったのよ。ゴッホも浮世絵を模写した絵を描いただけでなく、その色彩を求めて南フランスのアルルに移り住んだし。今では日本の漫画やアニメはフランスでも人気があるみたいだけど、そのような動きはずっと昔からあったのかもしれないね」
潮音は琴絵の説明を聞いて、日本の漫画やアニメが好きなキャサリンのことを思い出していたが、その一方でこのような説明をさらりと行ってみせる琴絵の知識には、自分はやはりかなわないと感じて、気恥ずかしさを覚えずにはいられなかった。そこで潮音は暁子の方にちらりと目配せをしたが、暁子も同じように感じているようだった。
そして展示も後半になって、ゴッホの絵が飾られている部屋に入ると、潮音はその鮮やかな色彩や力強い筆致に見入るようになっていた。潮音は美術館を訪れる前と今とでは、展示室内に飾られた絵の数々を見る目が明らかに違っていることを感じていた。
──ほんとの友達って、こうやって自分を成長させてくれるような人のことを言うのだろうか…。
潮音たちが絵を見終って展示室を出ると、そこはミュージアムショップだった。カタログは高校生の小遣いでは少々高価だったので、紫は展示されていた絵の絵ハガキを何点か買い集めていた。
しかしその傍らで光瑠は、ルノワールの少女の絵をプリントしたかわいらしい感じのするポーチを手にしながら、それを買おうかどうか迷っているようだった。潮音は光瑠はクールに見える一方で、かわいらしいものが好きな一面もあるのだから、遠慮せずにポーチを買えばいいのにと思っていると、しばらくして光瑠は覚悟を決めたように、一呼吸するとそのポーチを買い求めた。
みんなは美術館を後にすると、近くの喫茶店で一息つくことにした。潮音は喫茶店の椅子に腰を下ろすなり、大きくため息をついた。
「なんか疲れた…。美術館で絵を見て回るって、けっこう体力要るよな」
しかし紫と琴絵、光瑠は紅茶やケーキを口にしながら、互いに美術館で見た絵の感想を言い合い談笑していた。潮音はそれを聞きながら、紫や琴絵はバレエや文学だけでなく、絵画や美術に対しても広い知識を持っていることに対して、あらためて気後れを感じずにはいられなかった。
──美術館に行ってものを見る目を鍛えるのも、紫や琴絵にとってはバレエの練習や小説書くのに役に立つのかな…。
そこで潮音や暁子が会話についていけないそぶりを見せているのを見て、光瑠が心配そうな顔をした。
「藤坂さんも石川さんも、あまり遠慮することないよ。あまり難しいことは知らなくてもいいから、あの絵のどの辺がよかったとか、あの絵は色がきれいだったとか、そういう自分自身の感想を大事にすればいいんじゃないかな。そりゃ私だって絵のことは紫や琴絵ほどは知らないけど、あの睡蓮の池や海岸の景色を描いた絵なんかきれいだったじゃない」
その「自分自身の感想を大事にする」という光瑠の言葉に、潮音は少し考えさせられた。潮音は高校に入って以来、紫の後を追いかけようと必死で頑張ってきたものの、何をやっても紫にはかなわないとコンプレックスを抱いていただけに、自分にしかできないことは何かと考えざるを得なかった。
潮音は文化祭までの間、劇でジュリエットの役に取り組んできたことを思い出していた。クラスの中には紫だけでなく、ジュリエットの役にふさわしい子など何人もいるのに、なぜあえて紫は自分にジュリエットの役を演じるように勧めたのか、そしてその劇を通して自分は何を得られたのか、あらためて問われるときちんと答えられる自信がなかった。
そのような潮音の、不安げなおどおどした様子を見て、紫はきっぱりと言った。
「潮音、もっと自信を持ちなさい。あなたは今度の劇だってちゃんとやり遂げたでしょ。何も引け目を感じることなんかないのよ。できないことがあるなら、これからできるように頑張ればいいじゃない」
紫に諭すように言われても、潮音の顔からは不安の色が消えなかった。
「でも私は何をやっても、紫にはかなわないんだもの。勉強やバレエだけじゃなくて、今日だって私は絵のことなんか全然知らないのに、紫はあんなに詳しいし…」
その潮音の様子を見て、紫は眉をひそめながら首を横に振った。
「それは違うわ。私だってバレエの発表会の前の日には、緊張で眠れないことだってあるんだからね。潮音は無理に私のことを追いかけたりなんかしないで、潮音らしくしてるのが一番だよ」
「その『私らしく』っていうのがわからないから、こんなに悩んでいるのに…」
そのような潮音の態度を見て、紫はじれったそうに声を上げた。
「そんなのがわかってる人なんて誰もいないよ。潮音だってその『ほんとの自分』を見つけたいと思ったからこそ、今度の劇でジュリエットの役に名乗り出たんでしょ? それで十分じゃない。バレエのダンサーが血のにじむような練習をするのだって、自分らしいバレエの仕方を見つけるためだよ」
そこで潮音は、自分の性別が変ってしまった直後の、まだ悩んでいた頃に綾乃から言われた言葉を思い出していた。
──その『ありのままの自分』であるってこと、そして『自分らしく生きる』ってことこそがね、本当は一番つらくて厳しい道なんだよ。
潮音は喫茶店のテーブルの下で、拳を固く握りしめていた。
──オレが今、本当に「自分らしい生き方」をしているなんて自信はない。でも、それでもオレは今の自分の目の前の現実から逃げることなく、前に進むしかない。少なくとも、「ほんとの自分」から目を背けて楽な道に逃げ込むような真似はしたくない。
そのとき光瑠が、潮音に顔を向けた。光瑠は潮音の表情や様子から、潮音の心情を察したようだった。
「藤坂さんが悩むのは当り前だよ。でも悩みながらもこうやってちゃんと学校に行ってる、それだけで十分すごいことだと思うけど」
そこで潮音は、愛里紗に自宅の公営アパートに誘われたときに聞いた言葉を思い出していた。
──正直に言うよ。私は中等部にいた頃は、自分はこの学校の雰囲気にはついていけないのかもしれないと思って、学校をやめたいと思ったことさえあるんだ。でも、母が私を松風に入れるために苦労していることを思うと、どうしてもこんなことなんか言えなかった。
潮音はそこで、あらためて口を開いた。
「学校のみんなが、自分のこと考えてくれているのはわかるよ…でも悩んでるのは自分だけじゃないんだ。みんなそれぞれに悩みを抱えているんだ。だから私だけが、みんなの好意に甘えてばかりいるわけにはいかないんだ」
そこで暁子が、困ったような顔をしながら声を荒げていた。
「潮音…もういいよ。だからいいかげんに、そうやってうじうじ悩むのよしてよ。あたしは潮音には、あたしがちっちゃな頃からよく知っていた潮音のままでいてほしいだけなのに」
そこで紫が、重くなりかけたこの場の空気を和らげるように、みんなに声をかけた。
「せっかくだから少しこの辺の公園でも散歩しない? そしたら潮音の気持ちだって少しはまぎれるかもしれないから」
みんなは黙ったまま、その紫の提案に従うことにした。
そうしているうちにも、電車は神戸の街を過ぎて美術館の最寄駅に着いていた。潮音は紫に案内されて駅から緩やかな坂道を下り、海辺の再開発したエリアにある美術館に着くと、そのしんと静まり返った空気に思わず息をつかされた。
みんなでチケットを館員に示して展示室の中に入ると、紫や琴絵、さらには光瑠までもが壁に飾られた絵画の数々を熱心に鑑賞していた。紫は特に、田園の積みわらや庭園の池に咲き誇る睡蓮を描いたモネの絵や、着飾った女性を描いたルノワールの絵、ドガの踊り子を描いた絵を眺めながら、その光彩を放つ色使いや繊細な筆致に魅せられているようだった。
潮音はこれらの絵を眺めているうちに、先ほど文化祭で見た国岡真桜の描いた絵を思い出していた。潮音がこれらの美術館に飾られた絵画にしても真桜の描いた絵にしても、どうすればこのような深い色あいが出せるのかと思っていると、琴絵が潮音のそばに来て声をかけた。
「モネはフランスの画家だけど、日本の浮世絵を見てその色彩に感動し、自分の家に日本風の庭園まで造ったのよ。ゴッホも浮世絵を模写した絵を描いただけでなく、その色彩を求めて南フランスのアルルに移り住んだし。今では日本の漫画やアニメはフランスでも人気があるみたいだけど、そのような動きはずっと昔からあったのかもしれないね」
潮音は琴絵の説明を聞いて、日本の漫画やアニメが好きなキャサリンのことを思い出していたが、その一方でこのような説明をさらりと行ってみせる琴絵の知識には、自分はやはりかなわないと感じて、気恥ずかしさを覚えずにはいられなかった。そこで潮音は暁子の方にちらりと目配せをしたが、暁子も同じように感じているようだった。
そして展示も後半になって、ゴッホの絵が飾られている部屋に入ると、潮音はその鮮やかな色彩や力強い筆致に見入るようになっていた。潮音は美術館を訪れる前と今とでは、展示室内に飾られた絵の数々を見る目が明らかに違っていることを感じていた。
──ほんとの友達って、こうやって自分を成長させてくれるような人のことを言うのだろうか…。
潮音たちが絵を見終って展示室を出ると、そこはミュージアムショップだった。カタログは高校生の小遣いでは少々高価だったので、紫は展示されていた絵の絵ハガキを何点か買い集めていた。
しかしその傍らで光瑠は、ルノワールの少女の絵をプリントしたかわいらしい感じのするポーチを手にしながら、それを買おうかどうか迷っているようだった。潮音は光瑠はクールに見える一方で、かわいらしいものが好きな一面もあるのだから、遠慮せずにポーチを買えばいいのにと思っていると、しばらくして光瑠は覚悟を決めたように、一呼吸するとそのポーチを買い求めた。
みんなは美術館を後にすると、近くの喫茶店で一息つくことにした。潮音は喫茶店の椅子に腰を下ろすなり、大きくため息をついた。
「なんか疲れた…。美術館で絵を見て回るって、けっこう体力要るよな」
しかし紫と琴絵、光瑠は紅茶やケーキを口にしながら、互いに美術館で見た絵の感想を言い合い談笑していた。潮音はそれを聞きながら、紫や琴絵はバレエや文学だけでなく、絵画や美術に対しても広い知識を持っていることに対して、あらためて気後れを感じずにはいられなかった。
──美術館に行ってものを見る目を鍛えるのも、紫や琴絵にとってはバレエの練習や小説書くのに役に立つのかな…。
そこで潮音や暁子が会話についていけないそぶりを見せているのを見て、光瑠が心配そうな顔をした。
「藤坂さんも石川さんも、あまり遠慮することないよ。あまり難しいことは知らなくてもいいから、あの絵のどの辺がよかったとか、あの絵は色がきれいだったとか、そういう自分自身の感想を大事にすればいいんじゃないかな。そりゃ私だって絵のことは紫や琴絵ほどは知らないけど、あの睡蓮の池や海岸の景色を描いた絵なんかきれいだったじゃない」
その「自分自身の感想を大事にする」という光瑠の言葉に、潮音は少し考えさせられた。潮音は高校に入って以来、紫の後を追いかけようと必死で頑張ってきたものの、何をやっても紫にはかなわないとコンプレックスを抱いていただけに、自分にしかできないことは何かと考えざるを得なかった。
潮音は文化祭までの間、劇でジュリエットの役に取り組んできたことを思い出していた。クラスの中には紫だけでなく、ジュリエットの役にふさわしい子など何人もいるのに、なぜあえて紫は自分にジュリエットの役を演じるように勧めたのか、そしてその劇を通して自分は何を得られたのか、あらためて問われるときちんと答えられる自信がなかった。
そのような潮音の、不安げなおどおどした様子を見て、紫はきっぱりと言った。
「潮音、もっと自信を持ちなさい。あなたは今度の劇だってちゃんとやり遂げたでしょ。何も引け目を感じることなんかないのよ。できないことがあるなら、これからできるように頑張ればいいじゃない」
紫に諭すように言われても、潮音の顔からは不安の色が消えなかった。
「でも私は何をやっても、紫にはかなわないんだもの。勉強やバレエだけじゃなくて、今日だって私は絵のことなんか全然知らないのに、紫はあんなに詳しいし…」
その潮音の様子を見て、紫は眉をひそめながら首を横に振った。
「それは違うわ。私だってバレエの発表会の前の日には、緊張で眠れないことだってあるんだからね。潮音は無理に私のことを追いかけたりなんかしないで、潮音らしくしてるのが一番だよ」
「その『私らしく』っていうのがわからないから、こんなに悩んでいるのに…」
そのような潮音の態度を見て、紫はじれったそうに声を上げた。
「そんなのがわかってる人なんて誰もいないよ。潮音だってその『ほんとの自分』を見つけたいと思ったからこそ、今度の劇でジュリエットの役に名乗り出たんでしょ? それで十分じゃない。バレエのダンサーが血のにじむような練習をするのだって、自分らしいバレエの仕方を見つけるためだよ」
そこで潮音は、自分の性別が変ってしまった直後の、まだ悩んでいた頃に綾乃から言われた言葉を思い出していた。
──その『ありのままの自分』であるってこと、そして『自分らしく生きる』ってことこそがね、本当は一番つらくて厳しい道なんだよ。
潮音は喫茶店のテーブルの下で、拳を固く握りしめていた。
──オレが今、本当に「自分らしい生き方」をしているなんて自信はない。でも、それでもオレは今の自分の目の前の現実から逃げることなく、前に進むしかない。少なくとも、「ほんとの自分」から目を背けて楽な道に逃げ込むような真似はしたくない。
そのとき光瑠が、潮音に顔を向けた。光瑠は潮音の表情や様子から、潮音の心情を察したようだった。
「藤坂さんが悩むのは当り前だよ。でも悩みながらもこうやってちゃんと学校に行ってる、それだけで十分すごいことだと思うけど」
そこで潮音は、愛里紗に自宅の公営アパートに誘われたときに聞いた言葉を思い出していた。
──正直に言うよ。私は中等部にいた頃は、自分はこの学校の雰囲気にはついていけないのかもしれないと思って、学校をやめたいと思ったことさえあるんだ。でも、母が私を松風に入れるために苦労していることを思うと、どうしてもこんなことなんか言えなかった。
潮音はそこで、あらためて口を開いた。
「学校のみんなが、自分のこと考えてくれているのはわかるよ…でも悩んでるのは自分だけじゃないんだ。みんなそれぞれに悩みを抱えているんだ。だから私だけが、みんなの好意に甘えてばかりいるわけにはいかないんだ」
そこで暁子が、困ったような顔をしながら声を荒げていた。
「潮音…もういいよ。だからいいかげんに、そうやってうじうじ悩むのよしてよ。あたしは潮音には、あたしがちっちゃな頃からよく知っていた潮音のままでいてほしいだけなのに」
そこで紫が、重くなりかけたこの場の空気を和らげるように、みんなに声をかけた。
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