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第三部
番外編・ふしぎの国のキャサリン (その2)
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翌日キャサリンたちはホテルで朝食を済ませると、高山駅前からバスに乗り込んだ。この日の予定は、まず合掌造りで知られる白川郷を訪れることだった。
バスが高山の市街を抜けて高速道路に入ると、山が深くなるにつれて車窓にも霞がかかり、秘境のムードが高まっていった。やがてバスは長いトンネルを抜けてインターチェンジを下り、白川郷のバスターミナルに着いた。
キャサリンは高い山に囲まれた狭い盆地に、夏の強い日差しを浴びて合掌造りの家並みが建ち並ぶ情景を見て、山からの新鮮な空気を胸いっぱいに吸い込んだ。そして合掌造りの家を実際に見学すると、その室内や二階で養蚕が行われていた様子、家を支えるしっかりとした梁を興味深く眺めていた。
「お蚕さんを飼って繭から生糸をとるのは、昔の日本の田舎では貴重な収入源だったのよ。桑の葉っぱを摘んで、お蚕さんに食べさせていたのね」
絹代の説明を、キャサリンもうなづきながら聞いていた。
昼前になってみんなで食堂に入ると、キャサリンはさっそくそばを注文した。キャサリンも日本のそばは低カロリーで健康にいいと聞いていたのだった。キャサリンがそばを味わっていると、俊輔がキャサリンに説明した。
「この白川郷は今でこそ高速道路ができて簡単に行けるようになったけど、それまでは山の中の狭い道をずっと行かなければならず、訪れるのも一苦労だったんだよ。特に冬は深い雪に閉ざされるから、ここで暮らすのは大変だっただろうね。キャサリンが今食べているそばだって、もともとは寒くて土地がやせていて、米がとれないところでも育つ作物として植えられていたんだよ」
「あの家は雪の重みでつぶれないように、あんなにとんがった屋根をしているのですね」
キャサリンはその俊輔の話を聞いて、氷雪に閉ざされるこの村の冬を、あの合掌造りの家の中で過ごすのは大変だろうなという感慨を抱いた。
そして一行は食事を済ませると、次の目的地である金沢行の高速バスに乗り込んだ。バスは高速道路に乗ると山間を抜け、白川郷から一時間余りで金沢駅前に着いた。
キャサリンが金沢駅に着くと、駅前にある鼓門と呼ばれる大きな赤い門が目をとらえた。それからみんなでバスに乗り茶屋町に着くと、キャサリンはさっそく街角のレンタル着物店で淡い色合いの和服に着替えた。
キャサリンが和服に着替えると、それだけで気分が高鳴るような心地がした。和服姿で茶屋町を散策するキャサリンの姿を、俊輔と絹代も熱心に写真に収めていたが、観光客たちも和服を着たキャサリンの姿に視線を向けていた。
キャサリンは茶屋町を散策しながら、特に店先に飾られた加賀友禅の鮮やかな色あいや、金箔で彩られた工芸品に目を見開いていた。そしてキャサリンは雑貨をいくつか買い、喫茶店でスイーツを楽しんだ後、夏の日も西に傾いた頃になってレンタル店で着物を返した。そしてキャサリンたちは駅に戻ると、新幹線でその日の宿泊地の加賀温泉郷に向かった。
車窓に流れる白山連峰を眺める間もなく新幹線が加賀温泉駅に着くと、駅前には旅館の送迎バスが待っていた。やがてバスが和風の温泉旅館の前に止まると、夕食までのしばらくの時間、キャサリンは旅館のまわりを散策してぽつりぽつりと灯がともり始めた温泉町の情緒を楽しんだ。
温泉旅館のキャサリンたちが泊まる部屋は落ち着いた和室で、キャサリンはこれまで日本の漫画やアニメでしか見たことがなかった和風の温泉旅館に泊まれることが嬉しいようだった。旅館の売店に並ぶ温泉グッズの数々も、キャサリンの目を楽しませた。
キャサリンたちが浴衣に着替えてしばらくすると、旅館の女将が夕食ができたことを部屋まで伝えに来た。キャサリンが日本海で取れた魚や、近辺で取れた山の幸などを中心とした和食を味わっていると、俊輔もビールの入ったグラスを手にしながら満悦そうな表情をしていた。そこでキャサリンも口を開いた。
「楽しい旅でした。父と母、そしてエドワードもこの旅に招待したいです」
「エドワード」というのは、今ロンドンで両親とともに暮らしているキャサリンの弟の名前だった。しかしキャサリンの口から「母」という言葉を聞いたとき、俊輔の表情が少しこわばった。そこで絹代がキャサリンに言った。
「キャサリン、あなたのお母さんがお父さんと結婚してロンドンで暮らすと言ったとき、お祖父ちゃんはずいぶん寂しそうにしてたのよ。でもいざあなたの顔を見たとき、そのようなお母さんに対するわだかまりもどこかに吹っ飛んだみたいね。やっぱり孫はかわいいのかしら。おばあちゃんにとっても、キャサリンがこの旅を楽しんでいるようで何よりだわ。そしていつかエドワードも、ぜひ日本に呼んでくれない?」
「でもお祖父ちゃんとお祖母ちゃんには私が日本に来てから、いろんなことを教えてもらって感謝しています。私がイギリスに帰ったら、さっそく両親とエドワードにもお祖父ちゃんとお祖母ちゃんが元気にしていることを伝えようと思います。…お祖父ちゃんとお祖母ちゃんも、いつかイギリスに行けるといいですね」
そしてキャサリンはスマホに記憶させていた、来日する直前に両親やエドワードと一緒にロンドンで撮影した写真を俊輔と絹代に見せた。俊輔と絹代は、キャサリンの父にあたるロバート・カーライルや母にあたる小百合・武藤・カーライルの元気そうな顔、さらにエドワードの成長した様子を見て、嬉しそうに目を細めていた。
そして夕食を済ませた後で、キャサリンは温泉にゆったり浸かってから、夜風に当たって夏の宵闇に沈む、旅館の中庭にある日本庭園をじっと眺めていた。キャサリンは自分の母が父と結婚し、イギリスに永住することを決めたときにはどれだけの覚悟があったのだろうか、さらにロンドンにいた頃は少々生意気だったエドワードも、自分が日本に留学して寂しい思いをしていないだろうかと考えていた。温泉地も夜は静まり返り、夜空にはいくつもの星がまたたいていたが、キャサリンは家族もロンドンでその星空を眺めていたらいいのにと思っていた。
旅の最終日となる三日目の朝にキャサリンが目を覚ますと、日本庭園にも夏の朝の澄みわたった光が降り注いでいた。キャサリンたちは旅館で朝食を済ませた後で、加賀温泉駅の前から観光バスで東尋坊に向かった。
キャサリンは東尋坊の海の景色をいざ目の前にすると、その海の景色がいつも目にしている神戸の街に面した瀬戸内海とは打って変って荒々しいことに気がついた。キャサリンは頬に潮風を浴びながら、柱状の岩に打ち寄せる波をじっと眺めていた。キャサリンは英国にも、コーンウォールあたりにはこのような荒々しい海の景色はあるのになと感じていた。
東尋坊の食堂で日本海の海の幸を味わった後、キャサリンたちを乗せたバスは次に丸岡城に向かった。俊輔が今の日本の城で昔のままの天守閣が残っているのは十二だけで、丸岡城もその一つだと伝えると、キャサリンは大阪にも立派な城があるではないかと怪訝そうな顔をした。俊輔が大阪城の天守は二十世紀になってから再建されたものだと語ると、キャサリンは狐につままれたような顔をした。
丸岡城の天守は、キャサリンも写真を見せてもらった姫路城などに比べるとこじんまりとまとまっているように感じたが、それでも日本史にも少し興味を持っていたキャサリンには、日本の城を自分の目で見ることができただけでも面白く感じられた。
最後にバスが向かったのは永平寺だった。キャサリンが参道を抜けると、鬱蒼とした杉木立の合間からどっしりとした山門が姿を現した。キャサリンはセミの声の鳴り響く、緑の中に溶け込みそうな苔むした山深い寺の中の風景を見ただけで、身が引き締まるような思いがした。
キャサリンはそのまま伽藍を見学したが、この寺では禅僧たちが厳しい生活を送っているという説明を聞かされると、寺内がきれいに掃き清められていることにも納得がいく思いがした。特にキャサリンは、「傘松閣」と呼ばれる建物の大広間に描かれた天井画に目を引きつけられた。
キャサリンたちを乗せたバスが永平寺を後にすると、今回は観光旅行だから余裕がなかったが、次に永平寺に来るときにはキャサリンも坐禅を体験してみてはどうかと俊輔が言った。キャサリンは禅僧の厳しい生活のことを聞かされていただけに、苦笑いしながら手を横に振った。
観光バスは芦原温泉駅でキャサリンたちを下すと、三人はそのまま敦賀行の新幹線に乗って帰途についた。敦賀で在来線の特急に乗り継ぎ、夕暮れの琵琶湖の風景が車窓を流れるころには、俊輔と絹代はその歳のせいもあってか疲れ気味だった。しかしキャサリンはこの旅を通して、神戸のような都会だけではわからない日本の文化や歴史の奥深さがあらためてわかったような気がしていた。そしてキャサリンは、この感動を英国にいる家族や友人たち、そして日本に来て知り合った松風女子学園の仲間たちにもぜひ伝えたいと考えていた。
バスが高山の市街を抜けて高速道路に入ると、山が深くなるにつれて車窓にも霞がかかり、秘境のムードが高まっていった。やがてバスは長いトンネルを抜けてインターチェンジを下り、白川郷のバスターミナルに着いた。
キャサリンは高い山に囲まれた狭い盆地に、夏の強い日差しを浴びて合掌造りの家並みが建ち並ぶ情景を見て、山からの新鮮な空気を胸いっぱいに吸い込んだ。そして合掌造りの家を実際に見学すると、その室内や二階で養蚕が行われていた様子、家を支えるしっかりとした梁を興味深く眺めていた。
「お蚕さんを飼って繭から生糸をとるのは、昔の日本の田舎では貴重な収入源だったのよ。桑の葉っぱを摘んで、お蚕さんに食べさせていたのね」
絹代の説明を、キャサリンもうなづきながら聞いていた。
昼前になってみんなで食堂に入ると、キャサリンはさっそくそばを注文した。キャサリンも日本のそばは低カロリーで健康にいいと聞いていたのだった。キャサリンがそばを味わっていると、俊輔がキャサリンに説明した。
「この白川郷は今でこそ高速道路ができて簡単に行けるようになったけど、それまでは山の中の狭い道をずっと行かなければならず、訪れるのも一苦労だったんだよ。特に冬は深い雪に閉ざされるから、ここで暮らすのは大変だっただろうね。キャサリンが今食べているそばだって、もともとは寒くて土地がやせていて、米がとれないところでも育つ作物として植えられていたんだよ」
「あの家は雪の重みでつぶれないように、あんなにとんがった屋根をしているのですね」
キャサリンはその俊輔の話を聞いて、氷雪に閉ざされるこの村の冬を、あの合掌造りの家の中で過ごすのは大変だろうなという感慨を抱いた。
そして一行は食事を済ませると、次の目的地である金沢行の高速バスに乗り込んだ。バスは高速道路に乗ると山間を抜け、白川郷から一時間余りで金沢駅前に着いた。
キャサリンが金沢駅に着くと、駅前にある鼓門と呼ばれる大きな赤い門が目をとらえた。それからみんなでバスに乗り茶屋町に着くと、キャサリンはさっそく街角のレンタル着物店で淡い色合いの和服に着替えた。
キャサリンが和服に着替えると、それだけで気分が高鳴るような心地がした。和服姿で茶屋町を散策するキャサリンの姿を、俊輔と絹代も熱心に写真に収めていたが、観光客たちも和服を着たキャサリンの姿に視線を向けていた。
キャサリンは茶屋町を散策しながら、特に店先に飾られた加賀友禅の鮮やかな色あいや、金箔で彩られた工芸品に目を見開いていた。そしてキャサリンは雑貨をいくつか買い、喫茶店でスイーツを楽しんだ後、夏の日も西に傾いた頃になってレンタル店で着物を返した。そしてキャサリンたちは駅に戻ると、新幹線でその日の宿泊地の加賀温泉郷に向かった。
車窓に流れる白山連峰を眺める間もなく新幹線が加賀温泉駅に着くと、駅前には旅館の送迎バスが待っていた。やがてバスが和風の温泉旅館の前に止まると、夕食までのしばらくの時間、キャサリンは旅館のまわりを散策してぽつりぽつりと灯がともり始めた温泉町の情緒を楽しんだ。
温泉旅館のキャサリンたちが泊まる部屋は落ち着いた和室で、キャサリンはこれまで日本の漫画やアニメでしか見たことがなかった和風の温泉旅館に泊まれることが嬉しいようだった。旅館の売店に並ぶ温泉グッズの数々も、キャサリンの目を楽しませた。
キャサリンたちが浴衣に着替えてしばらくすると、旅館の女将が夕食ができたことを部屋まで伝えに来た。キャサリンが日本海で取れた魚や、近辺で取れた山の幸などを中心とした和食を味わっていると、俊輔もビールの入ったグラスを手にしながら満悦そうな表情をしていた。そこでキャサリンも口を開いた。
「楽しい旅でした。父と母、そしてエドワードもこの旅に招待したいです」
「エドワード」というのは、今ロンドンで両親とともに暮らしているキャサリンの弟の名前だった。しかしキャサリンの口から「母」という言葉を聞いたとき、俊輔の表情が少しこわばった。そこで絹代がキャサリンに言った。
「キャサリン、あなたのお母さんがお父さんと結婚してロンドンで暮らすと言ったとき、お祖父ちゃんはずいぶん寂しそうにしてたのよ。でもいざあなたの顔を見たとき、そのようなお母さんに対するわだかまりもどこかに吹っ飛んだみたいね。やっぱり孫はかわいいのかしら。おばあちゃんにとっても、キャサリンがこの旅を楽しんでいるようで何よりだわ。そしていつかエドワードも、ぜひ日本に呼んでくれない?」
「でもお祖父ちゃんとお祖母ちゃんには私が日本に来てから、いろんなことを教えてもらって感謝しています。私がイギリスに帰ったら、さっそく両親とエドワードにもお祖父ちゃんとお祖母ちゃんが元気にしていることを伝えようと思います。…お祖父ちゃんとお祖母ちゃんも、いつかイギリスに行けるといいですね」
そしてキャサリンはスマホに記憶させていた、来日する直前に両親やエドワードと一緒にロンドンで撮影した写真を俊輔と絹代に見せた。俊輔と絹代は、キャサリンの父にあたるロバート・カーライルや母にあたる小百合・武藤・カーライルの元気そうな顔、さらにエドワードの成長した様子を見て、嬉しそうに目を細めていた。
そして夕食を済ませた後で、キャサリンは温泉にゆったり浸かってから、夜風に当たって夏の宵闇に沈む、旅館の中庭にある日本庭園をじっと眺めていた。キャサリンは自分の母が父と結婚し、イギリスに永住することを決めたときにはどれだけの覚悟があったのだろうか、さらにロンドンにいた頃は少々生意気だったエドワードも、自分が日本に留学して寂しい思いをしていないだろうかと考えていた。温泉地も夜は静まり返り、夜空にはいくつもの星がまたたいていたが、キャサリンは家族もロンドンでその星空を眺めていたらいいのにと思っていた。
旅の最終日となる三日目の朝にキャサリンが目を覚ますと、日本庭園にも夏の朝の澄みわたった光が降り注いでいた。キャサリンたちは旅館で朝食を済ませた後で、加賀温泉駅の前から観光バスで東尋坊に向かった。
キャサリンは東尋坊の海の景色をいざ目の前にすると、その海の景色がいつも目にしている神戸の街に面した瀬戸内海とは打って変って荒々しいことに気がついた。キャサリンは頬に潮風を浴びながら、柱状の岩に打ち寄せる波をじっと眺めていた。キャサリンは英国にも、コーンウォールあたりにはこのような荒々しい海の景色はあるのになと感じていた。
東尋坊の食堂で日本海の海の幸を味わった後、キャサリンたちを乗せたバスは次に丸岡城に向かった。俊輔が今の日本の城で昔のままの天守閣が残っているのは十二だけで、丸岡城もその一つだと伝えると、キャサリンは大阪にも立派な城があるではないかと怪訝そうな顔をした。俊輔が大阪城の天守は二十世紀になってから再建されたものだと語ると、キャサリンは狐につままれたような顔をした。
丸岡城の天守は、キャサリンも写真を見せてもらった姫路城などに比べるとこじんまりとまとまっているように感じたが、それでも日本史にも少し興味を持っていたキャサリンには、日本の城を自分の目で見ることができただけでも面白く感じられた。
最後にバスが向かったのは永平寺だった。キャサリンが参道を抜けると、鬱蒼とした杉木立の合間からどっしりとした山門が姿を現した。キャサリンはセミの声の鳴り響く、緑の中に溶け込みそうな苔むした山深い寺の中の風景を見ただけで、身が引き締まるような思いがした。
キャサリンはそのまま伽藍を見学したが、この寺では禅僧たちが厳しい生活を送っているという説明を聞かされると、寺内がきれいに掃き清められていることにも納得がいく思いがした。特にキャサリンは、「傘松閣」と呼ばれる建物の大広間に描かれた天井画に目を引きつけられた。
キャサリンたちを乗せたバスが永平寺を後にすると、今回は観光旅行だから余裕がなかったが、次に永平寺に来るときにはキャサリンも坐禅を体験してみてはどうかと俊輔が言った。キャサリンは禅僧の厳しい生活のことを聞かされていただけに、苦笑いしながら手を横に振った。
観光バスは芦原温泉駅でキャサリンたちを下すと、三人はそのまま敦賀行の新幹線に乗って帰途についた。敦賀で在来線の特急に乗り継ぎ、夕暮れの琵琶湖の風景が車窓を流れるころには、俊輔と絹代はその歳のせいもあってか疲れ気味だった。しかしキャサリンはこの旅を通して、神戸のような都会だけではわからない日本の文化や歴史の奥深さがあらためてわかったような気がしていた。そしてキャサリンは、この感動を英国にいる家族や友人たち、そして日本に来て知り合った松風女子学園の仲間たちにもぜひ伝えたいと考えていた。
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