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第四部
第七章・スイート・バレンタイン(その1)
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二月に入ると、街にもバレンタインデーにプレゼントをするための、華やかな包装で彩られたチョコレートの箱が店頭に飾られるようになり、さらに松風女子学園の生徒たちの間でもバレンタインデーのことがぼちぼち話題に上がるようになる。生徒たちの間にも彼氏にどのような贈り物をすればいいのか考えている者もいる一方で、親しい仲間同士で「友チョコ」を贈り合うための相談をする生徒もいた。
しかし潮音は、昼休みに校内のカフェテリアで暁子や美鈴、さらにクラスメイトで軽音部に所属している能美千夏とおしゃべりしながらも、どこか浮かれた校内の雰囲気を少し斜に眺めていた。
「女子校のバレンタインってこんなもんなのかよ。でもうちの学校にも、学校の外とかで彼氏作ってる子が案外いたとはね」
潮音が息をつく一方で、美鈴はいつもの明るくお調子者な雰囲気とは裏腹な、照れくさそうな様子をしていた。暁子と千夏はいぶかしむような表情で、美鈴の顔に目を向けた。
「どうしたのよ。今日の美鈴はちょっと変だよ」
そこで美鈴は、ますます顔を赤らめながら小声でぼそりと口を開いた。
「このことはあまり大きな声では言えへんけどな…あたしもチョコを贈ろうと思うとる男の子がおるんや」
その美鈴の言葉に一同は一瞬驚いた顔をしたが、すぐに潮音はニヤニヤしながら聞き耳を立てるようなそぶりをした。
「これはどういうことか、ちょっと聞かせてもらおうかな」
美鈴は少しいやそうな顔をしながら、潮音を落ち着かせようとした。
「そんな大したことやあらへんよ。うちは中学で陸上部におったけど、そのとき一緒に陸上やっとった男子がおってな。その子とは高校別になってもたけど、今でもその高校で陸上やっとって、ときどきSNSで話したり会ったりするんや。あの子のことは中学におった頃からちょっとかっこいいと思っとったけど、この際やからチョコをあげようと思っとってな」
惚れっぽい顔をしている美鈴を、千夏はどこかさめた様子で眺めていた。
「やっぱり高入生はいいよね。あたしたちなんか中等部から女子校で、男の子と一緒になる機会なんかなかったから…」
そのような千夏の顔を、美鈴はニコニコしながら見返した。
「もっと積極的にならんとあかんよ。あたしら高入生かて、去年の今ごろはまさに受験の真っ最中で、とてもバレンタインデーどころやなかったし。だいたい千夏やったらバンドやっとるけど、その関連で彼氏とかできへんの?」
美鈴が乗り気になって話をするのを見て、千夏はますますいやそうな顔をした。潮音はそのようなやりとりを、はたから呆れ気味に眺めていた。
「美鈴にそんなところがあったとは意外だな」
そう言いつつも潮音は、内心では美鈴には案外惚れっぽいところがあるのかもしれないと思っていた。その潮音の言葉には、美鈴も少しむっとしていた。
「その『意外』ってどないな意味よ。ところでアッコはさっきから黙っとるけど、アッコは潮音と中学一緒やったんやろ。そのときはどないやったん」
暁子は美鈴に視線を向けられたものの、バレンタインデーを控えた校内の雰囲気にいまいち乗り切れないのは、暁子も潮音と同感のようだった。
「あたしたちの通っていた中学校では、校内でのプレゼントの持ち込みややりとりは禁止されていたもんね」
「そもそも中学のときの暁子は、そういう色恋沙汰とは縁がなかったからな。だから能美さんも、男女共学だからといって彼氏ができるなんて思わない方がいいよ」
潮音が千夏の方を向き直すと、暁子はいやそうな顔をした。
「潮音、あまり余計なことばかり言わないでよ。あんたこそどうなのよ」
潮音はふて腐れている暁子を横目に、話を続けた。
「それでもうちの学校の男子に水泳がすごく上手で、スポーツ推薦で南稜に行ったやつがいるけど、彼は放課後になって何人もの女子からこっそりチョコレートを手渡しされていたな」
潮音はそのとき、浩三にチョコを渡していた女子の中には玲花もいたにもかかわらず、潮音本人はそれを黙ったまま眺めることしかできなかったことを思い出していた。
その潮音の話には美鈴や千夏も、積極的に身を乗り出してきた。
「南稜みたいなスポーツの強豪校に入るなんてすごいやん。で、潮音とその水泳部のかっこいい彼氏との関係はどないやったん?」
そこで潮音は赤面すると、思わず声を荒げていた。
「だから、全然そんなことなかったってば。そいつはクラスの一番かわいい子と仲良しだったけど、その子は今一緒に南稜で水泳部のマネージャーをやってるよ。第一彼は南稜で強化選手として寮に入ったから、なかなか会うことすらできないし」
そこで潮音は、自分が定期入れの中にはさんでいた、中学生の時に水泳部のメンバーと一緒に撮った集合写真を美鈴と千夏に見せて、指で浩三を示してやった。特に美鈴は、浩三の鍛えぬかれたたくましい体に対して、どこか感じるものがあったようだった。
「筋肉モリモリでめっちゃ強そうやん。やっぱり強化選手になる子はちゃうな。それになかなかのイケメンやし。あ、優菜かて写っとるやん」
「でも藤坂さんに、中学のときのかっこいい男子の写真を定期入れに入れておくなんて、そんなところがあるなんて思わなかったわ」
潮音は写真を示しながらも、美鈴や千夏が中学生のときの男の子だった自分に気づきやしないかと内心で冷や冷やしていた。しかしそこで、昼休みの終りを告げる予鈴が鳴った。潮音が教室に戻ろうと席を立ったとき、千夏が笑顔で話しかけた。
「藤坂さんとその水泳のうまい彼氏とが仲良くなれたらいいのにね」
千夏の屈託のない明るい様子には、潮音だけでなく暁子までもが呆気に取られざるを得なかった。
その日の放課後になって、潮音が帰宅するためにコートを着ようとしていたときに、暁子が潮音を一緒に帰ろうと呼びとめた。暁子は潮音と連れ立って校門を後にするなり、やや声を抑え気味に潮音に話しかけた。
「さっきの昼休み、天野さんや能美さんはだいぶあんたのこと誤解してたみたいだけど、ほんとのこと話したってますます話がややこしくなるだけかもしれないね」
「ああ…そうかもしれないな。ここはあまり余計な話はしない方がいいよ。でもオレなんかバレンタインデーといったって、これまでは姉ちゃんから義理チョコをもらうくらいだったけどな」
「あんたはバレンタインといったって、その当日は男子同士でふざけ合うばかりだったもんね」
「暁子こそ、義理だっていいから栄介に何かあげたらどうだよ」
そこで暁子は、いきなり潮音の顔をまじまじと見つめながら口を開いた。
「あんた、もしかして自分が女の子になったから、もうチョコはもらえないなんて思ってるんじゃない?」
その暁子の意表を突くかのような反応に、潮音はどきりとさせられた。
「今は『友チョコ』といって、仲のいい女の子同士でチョコを贈り合うなんてこともあるみたいよ。ましてあんたは、女の子になってから後の方が、女の子にもてるようになったからね」
そのように話す暁子は、顔に笑みを浮べていた。潮音はそのような暁子の顔を前にして、ますます当惑の色を浮べていた。
「バ、バカ…。何言ってるんだよ、暁子」
しかし暁子は、赤面している潮音のことなどお構いなしに話を続けた。
「そもそも今のあんたは、チョコを贈られる番じゃなくて、贈る番じゃないの? たとえばあの尚洋に行ってるかっこいい彼氏とか」
「いいかげんにしないと怒るぞ」
そう言うなり潮音は、唇をかみしめてしまった。
「ともかく、いくらバレンタインデーで周りが浮かれているからといって、あんたがあまり気にすることなんかないよ。キャサリンだって言ってたよ。『イギリスではバレンタインデーは友達同士がカードやプレゼントを贈り合う日だけど、むしろ男性が女性の方にプレゼントを贈ることの方が多い』って。誰でもいいから世話になっている人に『ありがとう』と言うくらいの気持ちで、プレゼントを贈ればいいんじゃないかな。そういう人がいればだけど」
「そういう暁子はどうするんだよ」
「当日までは内緒だよ。ともかくあんたが誰かに手作りのチョコを贈りたいとか思うようになったら、今度の週末にでもあたしのとこに相談に来な。作り方教えてあげるよ」
暁子のはぐらかすような様子を見て、潮音はますます狐につままれたような顔をした。潮音は今年のバレンタインデーは、なにやら波乱含みになりそうだと思って、内心でやれやれと思っていた。
潮音は帰宅してからも、皆がバレンタインデーにはどうするのか気になっていた。日ごろは男の子のことには興味なさそうに振舞っている紫も、この日は先のクリスマスに「くるみ割り人形」で共演した栗沢渉にチョコを贈るのかもしれないと潮音は思っていた。さらに玲花も、この日は浩三にチョコを贈るかもしれないと思うと、潮音は心に波風が立つのを覚えずにはいられなかった。
そこで潮音は、あらためて昇のことを思い出していた。もし自分が昇にチョコレートを贈ったら、昇はどのような表情をするのかと考えただけで、潮音は照れくさい気持ちになった。
――たしかに昇には去年から勉強でもだいぶ世話になったし、クリスマスだって一緒に過ごしたけど…。
そこで潮音は、自分が今になってどうしてこんなことでウジウジ悩んでいるのかと思って、ますますじれったさを感じずにはいられなかった。とりわけ潮音は、暁子の先ほどの表情が気になっていた。
――あいつだってこれまでは、バレンタインデーだからといって浮かれたりなんかしなかったのに。やっぱりあいつも、変ってきているのだろうか…。
しかし潮音は、昼休みに校内のカフェテリアで暁子や美鈴、さらにクラスメイトで軽音部に所属している能美千夏とおしゃべりしながらも、どこか浮かれた校内の雰囲気を少し斜に眺めていた。
「女子校のバレンタインってこんなもんなのかよ。でもうちの学校にも、学校の外とかで彼氏作ってる子が案外いたとはね」
潮音が息をつく一方で、美鈴はいつもの明るくお調子者な雰囲気とは裏腹な、照れくさそうな様子をしていた。暁子と千夏はいぶかしむような表情で、美鈴の顔に目を向けた。
「どうしたのよ。今日の美鈴はちょっと変だよ」
そこで美鈴は、ますます顔を赤らめながら小声でぼそりと口を開いた。
「このことはあまり大きな声では言えへんけどな…あたしもチョコを贈ろうと思うとる男の子がおるんや」
その美鈴の言葉に一同は一瞬驚いた顔をしたが、すぐに潮音はニヤニヤしながら聞き耳を立てるようなそぶりをした。
「これはどういうことか、ちょっと聞かせてもらおうかな」
美鈴は少しいやそうな顔をしながら、潮音を落ち着かせようとした。
「そんな大したことやあらへんよ。うちは中学で陸上部におったけど、そのとき一緒に陸上やっとった男子がおってな。その子とは高校別になってもたけど、今でもその高校で陸上やっとって、ときどきSNSで話したり会ったりするんや。あの子のことは中学におった頃からちょっとかっこいいと思っとったけど、この際やからチョコをあげようと思っとってな」
惚れっぽい顔をしている美鈴を、千夏はどこかさめた様子で眺めていた。
「やっぱり高入生はいいよね。あたしたちなんか中等部から女子校で、男の子と一緒になる機会なんかなかったから…」
そのような千夏の顔を、美鈴はニコニコしながら見返した。
「もっと積極的にならんとあかんよ。あたしら高入生かて、去年の今ごろはまさに受験の真っ最中で、とてもバレンタインデーどころやなかったし。だいたい千夏やったらバンドやっとるけど、その関連で彼氏とかできへんの?」
美鈴が乗り気になって話をするのを見て、千夏はますますいやそうな顔をした。潮音はそのようなやりとりを、はたから呆れ気味に眺めていた。
「美鈴にそんなところがあったとは意外だな」
そう言いつつも潮音は、内心では美鈴には案外惚れっぽいところがあるのかもしれないと思っていた。その潮音の言葉には、美鈴も少しむっとしていた。
「その『意外』ってどないな意味よ。ところでアッコはさっきから黙っとるけど、アッコは潮音と中学一緒やったんやろ。そのときはどないやったん」
暁子は美鈴に視線を向けられたものの、バレンタインデーを控えた校内の雰囲気にいまいち乗り切れないのは、暁子も潮音と同感のようだった。
「あたしたちの通っていた中学校では、校内でのプレゼントの持ち込みややりとりは禁止されていたもんね」
「そもそも中学のときの暁子は、そういう色恋沙汰とは縁がなかったからな。だから能美さんも、男女共学だからといって彼氏ができるなんて思わない方がいいよ」
潮音が千夏の方を向き直すと、暁子はいやそうな顔をした。
「潮音、あまり余計なことばかり言わないでよ。あんたこそどうなのよ」
潮音はふて腐れている暁子を横目に、話を続けた。
「それでもうちの学校の男子に水泳がすごく上手で、スポーツ推薦で南稜に行ったやつがいるけど、彼は放課後になって何人もの女子からこっそりチョコレートを手渡しされていたな」
潮音はそのとき、浩三にチョコを渡していた女子の中には玲花もいたにもかかわらず、潮音本人はそれを黙ったまま眺めることしかできなかったことを思い出していた。
その潮音の話には美鈴や千夏も、積極的に身を乗り出してきた。
「南稜みたいなスポーツの強豪校に入るなんてすごいやん。で、潮音とその水泳部のかっこいい彼氏との関係はどないやったん?」
そこで潮音は赤面すると、思わず声を荒げていた。
「だから、全然そんなことなかったってば。そいつはクラスの一番かわいい子と仲良しだったけど、その子は今一緒に南稜で水泳部のマネージャーをやってるよ。第一彼は南稜で強化選手として寮に入ったから、なかなか会うことすらできないし」
そこで潮音は、自分が定期入れの中にはさんでいた、中学生の時に水泳部のメンバーと一緒に撮った集合写真を美鈴と千夏に見せて、指で浩三を示してやった。特に美鈴は、浩三の鍛えぬかれたたくましい体に対して、どこか感じるものがあったようだった。
「筋肉モリモリでめっちゃ強そうやん。やっぱり強化選手になる子はちゃうな。それになかなかのイケメンやし。あ、優菜かて写っとるやん」
「でも藤坂さんに、中学のときのかっこいい男子の写真を定期入れに入れておくなんて、そんなところがあるなんて思わなかったわ」
潮音は写真を示しながらも、美鈴や千夏が中学生のときの男の子だった自分に気づきやしないかと内心で冷や冷やしていた。しかしそこで、昼休みの終りを告げる予鈴が鳴った。潮音が教室に戻ろうと席を立ったとき、千夏が笑顔で話しかけた。
「藤坂さんとその水泳のうまい彼氏とが仲良くなれたらいいのにね」
千夏の屈託のない明るい様子には、潮音だけでなく暁子までもが呆気に取られざるを得なかった。
その日の放課後になって、潮音が帰宅するためにコートを着ようとしていたときに、暁子が潮音を一緒に帰ろうと呼びとめた。暁子は潮音と連れ立って校門を後にするなり、やや声を抑え気味に潮音に話しかけた。
「さっきの昼休み、天野さんや能美さんはだいぶあんたのこと誤解してたみたいだけど、ほんとのこと話したってますます話がややこしくなるだけかもしれないね」
「ああ…そうかもしれないな。ここはあまり余計な話はしない方がいいよ。でもオレなんかバレンタインデーといったって、これまでは姉ちゃんから義理チョコをもらうくらいだったけどな」
「あんたはバレンタインといったって、その当日は男子同士でふざけ合うばかりだったもんね」
「暁子こそ、義理だっていいから栄介に何かあげたらどうだよ」
そこで暁子は、いきなり潮音の顔をまじまじと見つめながら口を開いた。
「あんた、もしかして自分が女の子になったから、もうチョコはもらえないなんて思ってるんじゃない?」
その暁子の意表を突くかのような反応に、潮音はどきりとさせられた。
「今は『友チョコ』といって、仲のいい女の子同士でチョコを贈り合うなんてこともあるみたいよ。ましてあんたは、女の子になってから後の方が、女の子にもてるようになったからね」
そのように話す暁子は、顔に笑みを浮べていた。潮音はそのような暁子の顔を前にして、ますます当惑の色を浮べていた。
「バ、バカ…。何言ってるんだよ、暁子」
しかし暁子は、赤面している潮音のことなどお構いなしに話を続けた。
「そもそも今のあんたは、チョコを贈られる番じゃなくて、贈る番じゃないの? たとえばあの尚洋に行ってるかっこいい彼氏とか」
「いいかげんにしないと怒るぞ」
そう言うなり潮音は、唇をかみしめてしまった。
「ともかく、いくらバレンタインデーで周りが浮かれているからといって、あんたがあまり気にすることなんかないよ。キャサリンだって言ってたよ。『イギリスではバレンタインデーは友達同士がカードやプレゼントを贈り合う日だけど、むしろ男性が女性の方にプレゼントを贈ることの方が多い』って。誰でもいいから世話になっている人に『ありがとう』と言うくらいの気持ちで、プレゼントを贈ればいいんじゃないかな。そういう人がいればだけど」
「そういう暁子はどうするんだよ」
「当日までは内緒だよ。ともかくあんたが誰かに手作りのチョコを贈りたいとか思うようになったら、今度の週末にでもあたしのとこに相談に来な。作り方教えてあげるよ」
暁子のはぐらかすような様子を見て、潮音はますます狐につままれたような顔をした。潮音は今年のバレンタインデーは、なにやら波乱含みになりそうだと思って、内心でやれやれと思っていた。
潮音は帰宅してからも、皆がバレンタインデーにはどうするのか気になっていた。日ごろは男の子のことには興味なさそうに振舞っている紫も、この日は先のクリスマスに「くるみ割り人形」で共演した栗沢渉にチョコを贈るのかもしれないと潮音は思っていた。さらに玲花も、この日は浩三にチョコを贈るかもしれないと思うと、潮音は心に波風が立つのを覚えずにはいられなかった。
そこで潮音は、あらためて昇のことを思い出していた。もし自分が昇にチョコレートを贈ったら、昇はどのような表情をするのかと考えただけで、潮音は照れくさい気持ちになった。
――たしかに昇には去年から勉強でもだいぶ世話になったし、クリスマスだって一緒に過ごしたけど…。
そこで潮音は、自分が今になってどうしてこんなことでウジウジ悩んでいるのかと思って、ますますじれったさを感じずにはいられなかった。とりわけ潮音は、暁子の先ほどの表情が気になっていた。
――あいつだってこれまでは、バレンタインデーだからといって浮かれたりなんかしなかったのに。やっぱりあいつも、変ってきているのだろうか…。
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