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第五部
第三章・またも体育祭(その1)
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中間テストが一段落して五月も終りに近づき、新緑を照らす陽光がますます明るさを増して、昼間は汗ばむほどになってくると、松風女子学園の生徒の中にも夏服で登校する者が増えてくる。さらに六月の上旬に行われる体育祭に向かって、生徒たちのテンションはいやおうなしに高まってきており、中等部と高等部の両方で、クラス毎にどのような出し物をするかを話し合うようになっていた。
そのような折、潮音が暁子や優菜と一緒に昼休みに校内のカフェテリアの一角で弁当を食べていても、周囲の生徒たちの話題は体育祭のことで持ち切りだった。生徒たちの間では、生徒会長をつとめている紫や「女子校の王子様」的な存在の光瑠が、どのような衣裳で応援合戦に出るかを楽しみにしている者が多いようだった。潮音はそのような後輩たちの態度にやれやれと思っていたが、そこで優菜が潮音の顔を見つめながら笑みを浮べて尋ねた。
「潮音はやっぱり今年も体育祭の応援合戦に出るん? 去年は潮音の学ラン姿がけっこう受けとったやん」
その優菜の問いかけに、潮音は少し首を傾げた。
「まだわかんないね。もういっぺん学ランで出てほしいということになるかもしれないけど、去年と同じことやるのもつまんないし」
しかし暁子は、そのような潮音の話をいささか気づまりそうな表情で聞いていた。潮音が話し終ると、暁子はあらためてきっぱりと口を開いた。
「言っとくけどあたし、今年はもう応援団はやらないよ」
暁子がこのようにしてはっきりものを言ったのには、潮音と優菜も意外に思った。
「どうしてそんなこと言うんだよ」
潮音がいぶかしんでいると、暁子はやや遠慮がちに口を開いた。
「あたし…去年学ラン着てあんたと一緒に応援団に入って、暑い中汗だくになって練習だってやったのは、そうすればあんたの気持ちだってちょっとはわかるかもしれない、あんたに近づけるかもしれないって思ったからなんだ。あの頃のあたしは、あんたがちゃんとこの学校でやっていけるのか不安でしょうがなかったし、あんたがどんな気持ちでこの学校に通っているのかと思うと、気が重くならずにはいられなかったから…」
その暁子の告白を、潮音は無言のままじっと聞いていた。そこでさらに暁子は話を続けた。
「でも今は違うよ。あんたはあたしの手助けなんか借りなくたって、ちゃんと自分の道を歩き出しているからね。こうなるとあんたはもうあたしの手の届かないところに行っちゃったような気がするから…」
この話をしたときの暁子は、どこか寂しそうな顔をしていた。潮音は暁子にそこまで言われると、気恥ずかしさと戸惑いを覚えずにはいられなかった。そこで潮音は、暁子に対して語調を強めていた。
「ほんとに暁子っておせっかいなんだから。人の心配ばかりしてないで、もっと自分のこと考えたらどうだよ。暁子は暁子のやりたいようにすればいいんだから。応援合戦に出たくないんだったら、無理して出る必要なんかないよ。ともかく暁子はそうやって、他人のことにばかりとらわれてウジウジするのはよしてよ。中学の頃の暁子は、もっと裏表のない元気で明るい性格だったのに」
その潮音の言葉を聞いて、優菜は潮音をたしなめるように言った。
「潮音、アッコかて高校入ってからいろいろ悩んどるんやから、もうちょっとアッコの気持ちかて考えて、優しく接したらなあかんよ。でもアッコかて、潮音のことずっと心配しとったのはわかるけど、時には潮音のことを突き放して見ることかて必要とちゃうかな。ともかくアッコはもっと自分に自信持った方がええよ。無理して人に合わせる必要なんかないし。今度の体育祭かて、素直に自分の出たい種目に出たらええんとちゃうかな」
潮音と優菜から口々に言われて、暁子はどこかふっ切れたようだった。
「…ありがとう。潮音や優菜と話したおかげで、ちょっとは気が楽になったよ。今度の体育祭で何に出るにしたって、がんばっていこうね」
そこで優菜は暁子を落ち着かせるように言った。
「ともかく今日の放課後のホームルームで、うちの組は体育祭に何やるか決めるんやろ? 何かやりたいことがあったら、そのときに言えばええやん」
そうやって暁子も少し落着きを取戻した頃になって、昼休みの終りを告げる予鈴が鳴ったので、潮音たちは教室に戻ることにした。その途中で優菜は黙ったままの暁子の横顔をちらりと眺めながら、内心でふと考えていた。
――アッコも成長したな。アッコも潮音のことを、ちゃんと受け入れられるようになったんやから。
しかし優菜はその感慨を、他人には漏らさずに自分の心の中にしまっておくことにした。
その日の放課後のホームルームで、潮音たちの所属する二年梅組では体育祭の応援合戦で何をするかについての話し合いが行われることになった。生徒の間では、昨年潮音の学ラン姿が評判だったので、学ランを推す声も少なくなかった。しかしここで潮音は、照れくさそうな顔をしてみんなに言った。
「そりゃ学ランやってもいいけどさ…。学ランだったら桜組で峰山さんや吹屋さんだってやるだろ。よそのクラスと同じことやったってしょうがないからね」
潮音のその言葉には、クラスのみんなもどこか納得したような顔をした。その生徒の中に、紫や光瑠が凛々しく学ランを着こなした姿を想像してうっとりしているように見える者もいたのには、潮音もげんなりさせられた。
しかしそうなると、どのような衣裳で応援合戦に出場すればいいのかをめぐって、クラスの中からいろいろな意見が出た。中には流行りのアニメのコスプレをする案まで出たが、チア服はともかくとして去年愛里紗のいた楓組が行ったメイド服でやるという声が上がったのには、同じ梅組になっていた天野美鈴がいやそうな顔をしていた。
このようにしてなかなか話がまとまりそうになかったので、潮音はもしここに紫や光瑠がいたらちゃんとリーダーシップを発揮して場をまとめてくれそうなのにと思っていた。しかしそこで美鈴が提案をした。
「うちの学校の応援合戦では学ランと並んで、着物に袴かて伝統になっとるやろ。うちのクラスも今年はそれでええんやないかな」
その美鈴の提案には、クラスのみんなも納得したようだった。そのようにして、この年の二年梅組の体育祭は和服に袴姿で行うことが決定した。潮音は自分自身、和服に袴という装いは年初めの百人一首大会で経験していたので、なんとか無難な案でまとまったことに内心でほっとした。
こうなると、次は誰が応援合戦に出場するかを決める番だ。今期の生徒会で体育委員をつとめているだけでなく、もともとお調子者でお祭り好きな美鈴が応援団長に名乗りを上げたのは当然の成り行きとして、生徒たちの視線は潮音に集まっていた。やはり前年の応援合戦でも学ラン姿で応援を行い、場を盛り上げた潮音に対するクラス全体の期待は大きいようで、潮音もこのような空気を感じるとしぶしぶながらも応援団員を引き受けないわけにはいかなかった。しかし暁子は応援団員に挙手するそぶりもないまま、潮音の方をじっと見守っていた。
ほかにも何人か応援合戦への参加に名乗りを上げる生徒がいて、メンバーが決まるとホームルームは終了した。話がまとまったことを受けて、クラス担任の美咲もすっかりご機嫌そうな顔をしていた。
「私が学校に通っていた頃にも、体育祭の応援合戦には着物に袴姿で出る子がいたのよ。その伝統が今も受け継がれているようで嬉しいわ」
美咲が体育祭に対してすっかり乗り気になっていたのには、生徒たちも美咲は学生時代からそうだったのだろうかと思って、苦笑せずにはいられなかった。
ホームルームが解散すると、美鈴はさっそく潮音をはじめとする、応援合戦に参加する生徒たちを集めて言った。
「もともと着物に袴は、体育祭以外にもいろんな行事で使うから、生徒会で備品として保管しとるみたいやけど。ちょっと見に行ってみいへん? サイズが合うかどうかも見ておきたいし」
そして美鈴は、潮音たちを誘って生徒会の倉庫に向かった。美鈴は倉庫に着くと物置の中から、きちんと折り畳まれた矢絣模様の着物や、深紫や紺色などのシックな色あいの袴を取り出した。生徒たちはそれを見て歓声を上げたが、潮音は着物をじっと見つめながら、キャサリンや後輩たちはそれを見たら喜びそうだなと思うと同時に、今年の体育祭も一筋縄ではいかないことになりそうだと直感して、ふと息をついていた。
そのような折、潮音が暁子や優菜と一緒に昼休みに校内のカフェテリアの一角で弁当を食べていても、周囲の生徒たちの話題は体育祭のことで持ち切りだった。生徒たちの間では、生徒会長をつとめている紫や「女子校の王子様」的な存在の光瑠が、どのような衣裳で応援合戦に出るかを楽しみにしている者が多いようだった。潮音はそのような後輩たちの態度にやれやれと思っていたが、そこで優菜が潮音の顔を見つめながら笑みを浮べて尋ねた。
「潮音はやっぱり今年も体育祭の応援合戦に出るん? 去年は潮音の学ラン姿がけっこう受けとったやん」
その優菜の問いかけに、潮音は少し首を傾げた。
「まだわかんないね。もういっぺん学ランで出てほしいということになるかもしれないけど、去年と同じことやるのもつまんないし」
しかし暁子は、そのような潮音の話をいささか気づまりそうな表情で聞いていた。潮音が話し終ると、暁子はあらためてきっぱりと口を開いた。
「言っとくけどあたし、今年はもう応援団はやらないよ」
暁子がこのようにしてはっきりものを言ったのには、潮音と優菜も意外に思った。
「どうしてそんなこと言うんだよ」
潮音がいぶかしんでいると、暁子はやや遠慮がちに口を開いた。
「あたし…去年学ラン着てあんたと一緒に応援団に入って、暑い中汗だくになって練習だってやったのは、そうすればあんたの気持ちだってちょっとはわかるかもしれない、あんたに近づけるかもしれないって思ったからなんだ。あの頃のあたしは、あんたがちゃんとこの学校でやっていけるのか不安でしょうがなかったし、あんたがどんな気持ちでこの学校に通っているのかと思うと、気が重くならずにはいられなかったから…」
その暁子の告白を、潮音は無言のままじっと聞いていた。そこでさらに暁子は話を続けた。
「でも今は違うよ。あんたはあたしの手助けなんか借りなくたって、ちゃんと自分の道を歩き出しているからね。こうなるとあんたはもうあたしの手の届かないところに行っちゃったような気がするから…」
この話をしたときの暁子は、どこか寂しそうな顔をしていた。潮音は暁子にそこまで言われると、気恥ずかしさと戸惑いを覚えずにはいられなかった。そこで潮音は、暁子に対して語調を強めていた。
「ほんとに暁子っておせっかいなんだから。人の心配ばかりしてないで、もっと自分のこと考えたらどうだよ。暁子は暁子のやりたいようにすればいいんだから。応援合戦に出たくないんだったら、無理して出る必要なんかないよ。ともかく暁子はそうやって、他人のことにばかりとらわれてウジウジするのはよしてよ。中学の頃の暁子は、もっと裏表のない元気で明るい性格だったのに」
その潮音の言葉を聞いて、優菜は潮音をたしなめるように言った。
「潮音、アッコかて高校入ってからいろいろ悩んどるんやから、もうちょっとアッコの気持ちかて考えて、優しく接したらなあかんよ。でもアッコかて、潮音のことずっと心配しとったのはわかるけど、時には潮音のことを突き放して見ることかて必要とちゃうかな。ともかくアッコはもっと自分に自信持った方がええよ。無理して人に合わせる必要なんかないし。今度の体育祭かて、素直に自分の出たい種目に出たらええんとちゃうかな」
潮音と優菜から口々に言われて、暁子はどこかふっ切れたようだった。
「…ありがとう。潮音や優菜と話したおかげで、ちょっとは気が楽になったよ。今度の体育祭で何に出るにしたって、がんばっていこうね」
そこで優菜は暁子を落ち着かせるように言った。
「ともかく今日の放課後のホームルームで、うちの組は体育祭に何やるか決めるんやろ? 何かやりたいことがあったら、そのときに言えばええやん」
そうやって暁子も少し落着きを取戻した頃になって、昼休みの終りを告げる予鈴が鳴ったので、潮音たちは教室に戻ることにした。その途中で優菜は黙ったままの暁子の横顔をちらりと眺めながら、内心でふと考えていた。
――アッコも成長したな。アッコも潮音のことを、ちゃんと受け入れられるようになったんやから。
しかし優菜はその感慨を、他人には漏らさずに自分の心の中にしまっておくことにした。
その日の放課後のホームルームで、潮音たちの所属する二年梅組では体育祭の応援合戦で何をするかについての話し合いが行われることになった。生徒の間では、昨年潮音の学ラン姿が評判だったので、学ランを推す声も少なくなかった。しかしここで潮音は、照れくさそうな顔をしてみんなに言った。
「そりゃ学ランやってもいいけどさ…。学ランだったら桜組で峰山さんや吹屋さんだってやるだろ。よそのクラスと同じことやったってしょうがないからね」
潮音のその言葉には、クラスのみんなもどこか納得したような顔をした。その生徒の中に、紫や光瑠が凛々しく学ランを着こなした姿を想像してうっとりしているように見える者もいたのには、潮音もげんなりさせられた。
しかしそうなると、どのような衣裳で応援合戦に出場すればいいのかをめぐって、クラスの中からいろいろな意見が出た。中には流行りのアニメのコスプレをする案まで出たが、チア服はともかくとして去年愛里紗のいた楓組が行ったメイド服でやるという声が上がったのには、同じ梅組になっていた天野美鈴がいやそうな顔をしていた。
このようにしてなかなか話がまとまりそうになかったので、潮音はもしここに紫や光瑠がいたらちゃんとリーダーシップを発揮して場をまとめてくれそうなのにと思っていた。しかしそこで美鈴が提案をした。
「うちの学校の応援合戦では学ランと並んで、着物に袴かて伝統になっとるやろ。うちのクラスも今年はそれでええんやないかな」
その美鈴の提案には、クラスのみんなも納得したようだった。そのようにして、この年の二年梅組の体育祭は和服に袴姿で行うことが決定した。潮音は自分自身、和服に袴という装いは年初めの百人一首大会で経験していたので、なんとか無難な案でまとまったことに内心でほっとした。
こうなると、次は誰が応援合戦に出場するかを決める番だ。今期の生徒会で体育委員をつとめているだけでなく、もともとお調子者でお祭り好きな美鈴が応援団長に名乗りを上げたのは当然の成り行きとして、生徒たちの視線は潮音に集まっていた。やはり前年の応援合戦でも学ラン姿で応援を行い、場を盛り上げた潮音に対するクラス全体の期待は大きいようで、潮音もこのような空気を感じるとしぶしぶながらも応援団員を引き受けないわけにはいかなかった。しかし暁子は応援団員に挙手するそぶりもないまま、潮音の方をじっと見守っていた。
ほかにも何人か応援合戦への参加に名乗りを上げる生徒がいて、メンバーが決まるとホームルームは終了した。話がまとまったことを受けて、クラス担任の美咲もすっかりご機嫌そうな顔をしていた。
「私が学校に通っていた頃にも、体育祭の応援合戦には着物に袴姿で出る子がいたのよ。その伝統が今も受け継がれているようで嬉しいわ」
美咲が体育祭に対してすっかり乗り気になっていたのには、生徒たちも美咲は学生時代からそうだったのだろうかと思って、苦笑せずにはいられなかった。
ホームルームが解散すると、美鈴はさっそく潮音をはじめとする、応援合戦に参加する生徒たちを集めて言った。
「もともと着物に袴は、体育祭以外にもいろんな行事で使うから、生徒会で備品として保管しとるみたいやけど。ちょっと見に行ってみいへん? サイズが合うかどうかも見ておきたいし」
そして美鈴は、潮音たちを誘って生徒会の倉庫に向かった。美鈴は倉庫に着くと物置の中から、きちんと折り畳まれた矢絣模様の着物や、深紫や紺色などのシックな色あいの袴を取り出した。生徒たちはそれを見て歓声を上げたが、潮音は着物をじっと見つめながら、キャサリンや後輩たちはそれを見たら喜びそうだなと思うと同時に、今年の体育祭も一筋縄ではいかないことになりそうだと直感して、ふと息をついていた。
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