愛の伝記

永遠の愛を求めて 日本人にない愛の世界

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湖の謎

愛の伝記

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 『あなたは、伝説を、愛の神秘を信じますか?』


    ----- 1969年 夏 イギリス(ロンドン) ----

「シルビア」
ここはローレンス大学の正門前である。
シルビア・クリアレンシス、十八歳、ローレンス大学哲史学部の一回生である。クラスメートのケテーの声である。
「ねえ、シルビア。やっと夏休みね。夏休みはどこかに行くの?」


「ええ、宿題のレポートがあるでしょケテー、ここは車の音で騒がしいから、ミレーネにある別荘に行こうかと思って、そこで、ゆっくり書くつもりよ。あなたは?」
「私はエーゲ海に行くの。レポートなんか適当に書いておくもの。じゃあ、お互い楽しい夏休みをね・・。」そう言いながら彼女は門の外へ出て行った。
 さて、彼女たちの大学ローレンス大学では夏休みに何か一つレポートを書かなければならなかったのある。それで彼女は別荘へ行って休みながらそれを書こうと思っていたのである。
 -----クローイン洲・ミレーネ地方----
 クローイン洲・ミレーネ地方。彼女、シルビアの別荘はその地にあった。ロンドンからは大分離れたとても静かな地である。彼女は高校時代からいつも夏になるとこの別荘地へ来るのである。father、motherは、仕事が忙しくて、めったにこの別荘には来ることはない。それで、別荘にはお手伝いを一人置いてあるのである。そのお手伝いは、この地方の生まれで、シルビアの家、クレアレンシス家に仕えて既に50年になるのである。それで、シルビアが別荘へ行くときは、何時も一緒についてくるのである。
「あら、婆や、お隣にも別荘ができたのね。去年は何もなかったのに」
「ええ、お嬢さん。今年の春でしょうかね。まだ、一度も誰かが来たのを見たことはないんですけど。」
「お友達になれるような人が来ればいいんだけどねえ。婆や」とそう言いながら彼女は机に向かって本を広げた。婆やは階下へ降りて行った。そして、数日が過ぎた。或る日、彼女はレポートに何を書いていいか悩んでいた。初めてのレポートでもあって何を書いてよいのかわからなかったのである。そんな彼女を見ていた婆やは、彼女の気分を和らげてあげようと思って、彼女にこんな話をしたのである。
「折角の夏休みじゃありませんか。お嬢さん。もっと、楽しくお過ごししてください。私が面白いお話をしてあげましょう。」
「お嬢さん、この地方一帯には、こんな伝説があるのをご存じですか。」
「へえ。この地方に伝説なんかあったの?」
 彼女は椅子から降りて下に座って婆やの方を見た。
「ええ、実は昔この地方一帯はとても広い草花の咲き誇っている平野だったのでございます。そして、その平野の真ん中にセルシアン城というある大きなお城があったのだそうでございます。そこにはトニー王というとっても若い王さまが住んでいたんでございます。ある時、その地方に他の国からエレクトラという美しい女王がやっていらっしゃったんです。トニー王は、一目彼女を見て、エレクトラ女王を好きになったんです。そして、いつしか、トニー王とエレクトラ女王はこの世にある何者でもない美しい愛を交わしたんでございます。トニー王はエレクトラ女王を姫としてこの城に迎えたんでございます。そして、それを祈念して、城の周りに広い庭園を造り、ビーナスと呼ばれているバラの園を造ったのでございます。それからというもの、その国は一層美しい国となり、騎士、諸侯たちも又、王、王妃に良く仕え、本当に世界一豊かな、幸せの満ち溢れた国となったのでございます。ところが、それから数年経ったある年、王妃が急死されたのでございます。・・・それからというもの、その国には災難ばかりが降り続きました。地震やら、雷やら、そしてその年から降り始めた雨が一年間も降り続け、ついにその城を国を雨水で沈めてしまったのでございます。でも、その水の中からは一人の死者も出てこなかったということでございます。王も王妃も、騎士も・・・。」
「ほら、その窓から小さな湖が見えるでしょう。それがその城を沈めた雨水の残りだと言われているんでございます。」
シルビアは、促されたかのようにその湖を凝視した。
「まあ、あれから数十年が経ちますが、その間に随分多くの人々が、その伝説を信じて湖に潜りましたが、城どころか、鎧一つ出てきませんでした。やっぱり伝説ってのは作り話なんでございますね。」と婆やは彼女の顔が和むのを見て笑いながら部屋を出て行った。
 そんな話を聞かされたシルビアは自分自身、その数千年前の国の中を彷徨っているような気持ちでいた。そして「そうよ、そうだわ、この伝説をレポートにしよう。きっとこの伝説は真実よ。」と、そう彼女は心に思っていた。いや既に彼女はその伝説が真実であると信じていたのである。
 早速、明日、あの湖に行って調べようと思って備えていると、婆やが部屋へやって来て、
「何をなさっているんですか・・・? お嬢さん。」
「婆や、私はさっきの話を信じるは。だから、明日、あの湖を調べに行くのよ。」
「飛んでもございません。お嬢さん。あの話は伝説ですよ。私はあなた様がレポートに悩んでおられたようでしたから、あんな話をお話したんでございまして、あれは単なる作り話、伝説でございますよ。あの湖を調べるなんておっしゃらないでくださいませ。もし湖でおぼれたりしたら、私はお父様やお母さまに何て言ってよいや・・・。」と婆やは床に手をついて泣いてしまいました。
「心配しないで婆や、無理はしないは。気をつけるかわ・・・」シルビアはそんなことを言って婆やを説き伏せた。でもシルビアの心はそうではなかったのである。彼女はこの伝説が真実だと思い込んで時から既に、とことんあの湖を調べようと決心していたりである。もともと、彼女には冒険心があった。特にこのような未知の伝説などのようなものには、激しい興味心を起こすのである。彼女が哲史学部を選んだのもそんな性格からだったのである。


(第二章)

    ----- 湖の謎 ------

 さて、次の日になって彼女は前夜用意した道具を袋の中に入れて、あの伝説の湖へ向かった。婆やは彼女の後姿を心配そうな顔で見送っていた。
湖へは数十分で着いた。別荘からはほんの小さな池のように見えた湖もなかなか大きいものであった。さて湖の周りを見回すと、おあつらえ向きに小舟が一艘、岸辺に着いていた。彼女はその船に乗り、湖の沖の方に出て行った。そして湖のほぼ真ん中の辺りで舟を止めた。さて湖の上に着いたにしても何をどうすればいいのか悩んでいると、ふと水面の上に一艘の小舟があるのに気付いた。そしてその舟に近づこうと自分の舟を近づけた。すると舟の近くの水面が突然揺らぎ始めたのに気付き、舟を止め、その水面を見ていると・・・、突然・・・
「キャー」シルビアは突然の出来事にびっくりした。黒い丸いものが見えたのである。と、よく見てみると、人間である。黒い海水服を着た人間であった。
「あなたは誰」
「君こそ誰だ」とその青年は小舟の上へあがりメガネを外し、海水服を脱いだ。
「私はほらあそこに見える別荘に住んでいるシルビア、シルビア・クレアレンシスという者よ」
「ああ、君があの別荘に良く来るという娘かい」
「僕は君の別荘の隣にある家に住んでいるんだよ。僕の名前は、オリビエ、オリビエ・ディ・ヘビラント。ロンドンのウェーリン大学の歴史学部に在学している。ところで君はこんな湖の上で何をしているんだい」
シルビアは彼の顔を見ながら、
「私はこの湖を調べに来たのよ。この湖の伝説なついてレポートを書こうと思って」
「へえ、君もこの湖の伝説について調べに来たのか、実は僕もこの湖の伝説についてレポートを書こうと思ってね」
そんな話を交わしたシルビアとオリビエはお互いおかしな親しみを感じていた。
「それで湖の下に潜っていたわけね、それで何か分かった」
「全然だよ、何一つ関係するようなものは出てこないよ」
「君の方は?」
「私は今来たばかりだもの・・・」
「君は一人で湖を調査するつもりかい」
「ええ、でも私一人じゃ何にもできないみたいなのよ、行きよくこの湖へ来たんだけれど、それて悩んでいた時に貴方が・・・」
 オリビエはシルビアのそんな心に感じ、
「じゃ、僕と一緒にこの湖を調べようか、僕も一人より二人の方が楽しいし、お互い、家も隣同士だし、君さえよければ・・・」と、こんなことをシルビアに向って言った。シルビアは一寸考えていたようであるが、すぐに、
「そうしましょうか」と軽い響きで答えた。
「まあ、今日はこれで帰ろう。そうと決まったからには、これから二人で計画を立て、一緒にこの湖を調査していかなくちゃ」オリビエはそう言ってシルビアの肩をたたいて促した。

 さて、それから様々な計画を立て、数日が経った。その数日の間何回となくあの湖に潜った。しかし、やっぱり何一つ出てこなかった。しかし、彼らは諦めなかった。そんな頃から、オリビエとシルビアの間は・・・。彼らは初めてこの湖の上で出会った時から、お互い、愛好を感じていたのである。それが、二人でこの湖を調べていくうちに、ますます・・・。そして、それはあの伝説の中のトニー王とエレクトラ女王の愛のように・・・。
 そんなある日、オリビエはシルビアにプレゼントを、僕達のペンダントをあげたのである。永遠の愛を込めて・・・。そして、そのペンダントこそ。

 さて、夏休みも終わりに近づいた或る日のことである。いつものように彼ら二人は、舟で湖の沖に出て湖に潜ろうとしたとき、シルビアはオリビエから貰ったペンダントを、ふとしたことから湖の中へ落してしまったのである。彼らは急いで落としたペンダントを探しに湖の中に・・・。しかし、ついに見つけることは出来なかった。シルビアは気を落としていた。折角のオリビエの愛の形を…。
 気を落としているシルビアの傍へ行ってオリビエは、
「ペンダントが無くても僕たちの愛は永遠だよ、シルビア」と優しく声をかけた。ところが、妙なことに、彼らが実の湖に来た時から今まで、雨一つ無い良い天候だったのに、そのペンダントを無しくしてしまったその晩から、雨が降り続けたのである。そして既に三日経っていた。シルビアは窓の前に立って、あの湖のことを思っていた。あの伝説の雨のことを・・・。
 しかし、四日目の朝、雨はすっかり上がり、太陽は眩しい光を放ち、小鳥は歌うさわやかな朝となった。シルビアとオリビエは今日こそはと思い、同じようにあの湖に行った。湖は三日間の雨で、水が満水して、今にも溢れそうであった。彼らは何時ものように舟で沖に出て、そして、その湖の中に潜っていった。彼らは湖に潜るや否やびっくりした。三日間も雨が降り続いたのに、湖の中の水は何事もなかったかのように澄んでいたのである。オリビエとシルビアも不思議がっていると、シルビアが、
「ねえ、オリビエ、あの光は何?」と奥の方を指さして言った。
「とってもきれいな光だわ」シルビアは嘆いていた。
「・・・・・・」
「よし、」あの光の出所に行ってみよう」
そとて、オリビエとシルビアはその光の方向に向かって、どんどん深く奥へ潜っていった。どのくらい潜っただろうか? その光はある横穴の中から出てきていた。二人は顔を見合わせ、
「こんなところに横穴なんかあったろうか?」
「きっと、先日の雨で湖の底が変わったんじゃない」と、そんなことを言いながら、彼らはその横穴をどんどんどんどん入っていくと、・・・。ついに、その先の出口の前に来た。近づいてみると。そうされは四日前にシルビアが落としたあのペンダントであった。シルビアはそれを拾って、
「どうして、光もないのにこのペンダントは光っていたのかしら? ねえ、オリビエ」
「見てごらん・・・シルビア」
「まあ・・・・」
「城だよ、僕達の探していた城だよ、あの伝説の中の真っ白な城だよ、あの伝説は本当だったんだよ、僕達はついにあの伝説の城を・・・・、そして今この目で見ているんだよ・・・」
それは、将にあの伝説の城であった、正面には大きな門、そしてその奥には真っ白い大きな城、その周りには広いバラの園が、そして今を盛りに咲いている。美しく。そして・・・・。
「綺麗!こんな綺麗なところがこの湖の下にあったなんて・・・。夢じゃないわよね。幻じゃないわよね?」シルビアはその城をじっと見つめていた。
「さあ、あの城へ行ってみよう」と横穴から城に近づくと急に体が重くなったような感じがして、
「あら、体がみ重くなったわ、どうしたのかしら」
「重くなった?・・・、見てごらん! シルピア、周りを、魚が沢山いるよ・・・・、シルビア、ここは水が無いんだよ・・・、地上と同じ状態だよ。空気もある・・・だから、バラの花も咲いているんだ。ほら、上を見てごらん、あの水面が分かるかい? 湖だよ。湖の水面だよ・・・」
「オリビエ、どうしてここから湖の水面が見えるの、湖からは何一つこんな城なんか見えなかったわ、私達は湖の横穴を通ってここに着いたのよ?」
「分からない。でもあれは湖だよ、ほら僕達の舟があるじゃないか!」
「でもどうして湖が・・・・」
「怖いは・・・」シルビアは上の水面を不思議そうに見ているオリビエに抱きついた。オリビエは震えるシルビアの手を取ってその城の門の中に入っていった。そして大分長い宮廷までの道をゆっくり歩いて行った。そして宮廷の門を静かに開けると・・・・・、前方には、白い真っ白な廊下が続いている。壁には美しい色彩で絵が、模様が描かれてある。彼らはその状影に目を見張りながら、その白い廊下をゆっくりと歩いて行った。
「誰もいないのかしら?」シルビアが小さな声で言った。
「さあ、分からない」
「でも、本当に素晴らしいお城ね。美しい模様が壁に描かれているし、素敵なバラの香りがして・・・」
「将に、伝説の城だよ。それに・・・・」そんなことを言いながら、その廊下を真っすぐ歩いていくと、大きなドアにぶつかった。そして、そのドアを開けてみるや否や、シルビアとオリビエもびっくりした。そこは宮廷の中心の大広間であったのだ。そこには沢山の兵隊が頭を下げ静止している。そうそれはあたかも王と王妃を迎え入れるかのように。しかし、王も王妃の姿も見えない。
「ねえ、オリビエ、この人たちは・・・? 動かないは」「死んでいるのかしら」
「いや死んでいるんじゃないよ、彼らは人間じゃない、人形だよ、よく見てごらん、ほら・・・」
「あら、ほんと! でもどうして人形がこんなところに・・・?」
「分からない」彼らはその広間の中に入って、その真ん中の通り道を前に向かって歩いて行った、すると・・・・。
「シルビア・・・、あの王と王妃の椅子の上を見てごらん・・・、あの絵を・・」
「まあ!  この王と王妃、私達とそっくりじゃない。」
「こんなところに、どうして私達の肖像画が・・・」
シルビアとオリビエはその肖像画に近づき、その肖像の前に立った。まったく、彼ら二人とそっくりであった。
「肖像画の下のところを見てオリビエ、何か書いてあるは・・・」

『二千二百年後、再び地上に現表、この肖像画の王、王妃とともに新しい国を・・・、
 そして再び、永遠の愛を 永遠の幸せを! シルビア・クリアレンシス オリビエ・ディ・ヘビラント』

「オリビエ、私達は二千二百年後の王と王妃というわけ・・・」
「そうなるだろうか? でもどうして二千二百年後のことが・・・」
オリビエもシルビアもその肖像画の前で佇みずっとその肖像画を見ていた。何も考えることなく、その文字の神秘に誘われて・・・。
「これこそ伝説よ、美しい愛の伝説よ、そして・・・・」
「そして・・・私達の愛も・・・・」

 ----- 永遠の城 -----

 シルビアはふと我に返り、
「でも、本当に美しい城、汚い地上の下にこんな美しい城が、世界があったなんて・・・・、本当に夢のようね、オリビエ・・・・、オリビエ・・・」
「うーん」
「ねえ、シルビア・・・、僕もこの城を見て美しいと思った。こんな美しいところが今の世界にあるなんて夢のように思った。そして、もしこのことを僕たちがレポートに書いて出したとしたら、世界の人はどうするだろう? 多分、世界中の人がこの地にやって来て、そしてこの湖の中を徹底的に調べるだろう、そしたら、この城はどうなるだろうか・・・? すべてのものが壊され、また、盗まれていくんじゃないだろうか・・・?  僕はこの美しい世界を、城を壊したくないんだよ、あのトニー王とエレクトラ女王の築いたこの美しい城を、この城は、伝説の中だけの、僕達の心の中だけの城としてしまっておこうと思うんだ。そして静かに、この地で再び眠らせてやりたいと思うんだよ・・・、ねえ、シルビア・・・。」
「オリビエ・・・・、やっぱりあなたはこの国の二千二百年後の王だわ…、分かったわ、私もそう思うわ」
二人は肖像画の前で向き合い、そして・・・・・・・。
「それじゃ、この伝説の城とさようならをしようか」そう言って再びその肖像画に向かい、そして、通ってきた通りを通ってその宮廷の門の頃まで来た。そして宮廷の門を出てあの横こ穴のところまできて城の方を振り返った、すると、
「見てごらん、最後の伝説の城を・・・」城の周りを霧が包み、ついにその城は姿を隠してしまった・・・・。
「やっぱり伝説の城だったのね・・・」

 そして、再びその城を見ることは出来なかった。
「さあ、地上へ戻ろう・・・、僕達の世界へ」


 元の舟に戻り彼らは湖の岸へ着いた。そして彼らは何時までもその湖の中を覗き込んでいた。そして、
「ねえ、オリビエ。私、『愛の神秘さ』についてのレポートを書くわ」シルビアは、湖の中を覗き込みながら、そんなことを呟いていた。
「シルビア、僕も今そう考えていたよ」
「伝説は真実だった・・・。でも伝説は伝説としてそのまま人々に伝え継がれ、そしてその時代、時代において考えてこそ・・・、その伝説は素晴らしいのかもしれない、そしてこの二人の王と王妃の愛のためにも、そして愛の尊さと、愛の貴さを知るためにも・・・、そして・・・・・・・。」


 ほんの少しの時間ではあったが、新しい世界を、愛の世界を見た。シルビアとオリビエはこれからの世界で愛の尊さを信じて生きていくことであろう・・・・・・・。

 千九百七十四年・・・、現在なおもイギリス・クローイン洲のミレーネ地方には、このトニー王とエレクトラ女王の伝説はあるということである。しかし、真実であるとは信じられていない・・・・・・。

 
 私は、伝説とは真実であると思う。しかし、それを信じてその伝説を探す、真実であることを立証するために、というようなことはしてはならないというような気がする・・・・・・・・・・。

 この小説のように。


                                          完










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