皆と仲良くしたい美青年の話

ねこりんご

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黒の帳 『一つ目の帳』

先生頑張って!

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パタパタと急いで走り、下駄箱で靴を履き替えた。担任の如月先生は十分くらい遅れるから、急げば間に合う!
自分の教室の扉に手をかけようとしたが、それより先に勢いよく扉が開き、出てきた誰かに勢いよくぶつかった。

「わあっ!?」
「ぅおっ!!」

相手は少しよろけただけのようだが、私は鞄を下敷きにして・・・・・・・・思いっきり尻餅をついてしまった。作用反作用の法則が通用していない。どうしてだ、私が貧弱なのか!?

相手を見上げると、龍牙だった。それなら倒れたのも納得…いや、出来ない!体格は似通っているんだけどなあ、どうして私だけ倒れたんだ。
龍牙の後ろから見覚えのある眼鏡さんが歩いてくる。黒宮君だ。二人に手を引かれ、ゆっくりと起き上がった。

「無事でありますか!?けっ、怪我はございませぬか!!すみません、小生、紫川氏のご友人を呼ぶことしか出来ず…」
「鈴っ、ごめん、また俺くだらねえことで拗ねた。黒宮から鈴が絡まれてたって聞いて、今から行こうとしてたんだ。大丈夫か、あのてるてる坊主に何もされてないか!?」
「う、うん、大丈夫」

二人の気迫に押され、たじたじと答える。私の答えを聞いた黒宮君は安堵の表情を浮かべた。後から、沼津君 今市君 山口君 宇野君も来た。今日も眼鏡の五人組は健在のようだ。
黒宮君が心配してくれたんだ。紅陵さんを呼んだ時みたいに、龍牙のことを呼んでくれたんだ。本当に優しい人だ。本人は自分が助けられないと落ち込んでいたけど、助けに繋がる行動をしているのだから落ち込まないで欲しい。
どうやら、木曜日は天野君が怖くて校門に行けなかった黒宮君達は、今日は渡来さんが怖くてまたしても入れなかったらしい。渡来さんが校門から離れたのを見て駆け込もうとしたところ、渡来さんが私と天野君の所へ向かい、話しかけているのが見えたそうだ。天野君が私に殴りかかりそうだったところも見ていたから、このままでは紫川氏が危ない!と龍牙を急いで呼んでくれたらしい。

でも、だからといって龍牙に声をかけるのもすごく怖かっただろうな。本当に感謝の念しかない。

「あ、龍牙。クリミツと何か話した?」
「…クリミツ?お前と一緒に居ただろ?」
「ん?龍牙を追いかけて行ったけど…」

二人きりに出来たかな。いい話出来たかな。そう期待を込めて聞いたのだけど、クリミツと龍牙は会わなかったらしい。驚きだ。クリミツはどこに行ったんだろう。自分のクラスのB組に居るのかな。

「アイツ、鈴を一人にしたのかよっ!」
「ちがっ、違うって、クリミツは悪くないよ。私が大丈夫って言ったからなんだよ」
「鈴の『大丈夫』は彩の『もう絶対しない』より信用出来ないからな!ここ数日でよーく分かった」
「な、なっ…!!」

龍牙の妹の彩ちゃんと比べられるなんて!
イタズラっ子でヤンチャな彩ちゃんは、何度も人を困らせて怒られては、後悔も反省も無い謝罪を繰り返していた。どれだけ怒られても、何があっても、イタズラは止めなかった。
そんな彩ちゃんの口癖は、
『もう絶対しない』
信用出来ない言葉No.1として彩ちゃんのイタズラ被害者達に認知されている。
そんな言葉より信用出来ないだって!?

「…き、きみっ、き、君達…」
「あっ、おはようございます如月先生!」

私が衝撃を受けて固まっていると、後ろから話しかけられた。担任の如月先生だ。おどおどとしながら教室を指さしている。そうだ、私遅刻しそうで…いや、もう遅刻してるか。遅刻の現行犯だ。見られてしまっては仕方がない。諦めよう。

「きょっ、きょ…教室、に、入って…ください」
「はい、分かりました」
「あ?指図すんな」
「ひっ」
「龍牙!!」
「ふんっ」

龍牙はどうして先生を脅すようなことを言うんだ。初日は協力してくれたのに。まあ、龍牙は先生と仲良くするのはダサいと思っているから仕方がないか。いや、それでも威嚇はダメだ、動物じゃないんだから。
龍牙は私たちを鼻で笑い、颯爽と教室へ入っていった。私もそれに倣って教室に入った。

先生は俯きがちに教室を見渡すと、手元の出席簿に何かを記入し始めた。出欠を取っているのだろうか。気になった私はこっそり覗かせてもらった。菊池、という欄に欠席と書いてある。見渡すと、遠藤君、菊池君、新村君の三人組が窓際に居た。

「先生」
「ひいっ!?…ああ、紫川くんですか。どうしました?」
「菊池君来てます、遅刻じゃないですよ」
「……どれ…ああいや、誰が菊池くんですか?」
「あそこの窓際の、ピンクの髪の人です」

窓際に目を向けると、菊池君が笑顔で手を振ってくれたので、私も振り返す。すると隣に居る先生から小さな悲鳴があがった。

「…ひっ、こ、こっち見ました?」
「私を見ただけなので、大丈夫ですよ。菊池君はオシャレさんで優しいんです、安心してください」
「紫川くんはすごいですねえ…」
「先生、岡崎君は居ないです。小嶋君は居ます、それから…」
「待ってください紫川くん」

私は全員の顔と名字を覚えているので、先生にどこが間違っているか伝えようとしたのだが、止められてしまった。何か間違っていただろうか。

「その…紫川くんに書いて頂きたいのです。ほら、今日の遅刻は不問ということにしますから」
「ダメです、でも協力はします。先生が自分で書かないと駄目じゃないんですか?」
「そんなあ…」
「協力しますから、ね?」

余りの情けなさに、苦笑いをしてしまった。遅刻は見なかったことにするから、出欠代わりにとって!だなんて…、先生としてどうなんだろうか。不良さん達が怖くて出欠さえとれないらしい。まあ、仕方ない、怖いものは怖い。私だってホラー映画を一人で見られない。それと一緒だ。
少し頼りないけど、きちんとこうして教室に来てくれているし、その分他の先生より度胸があるんじゃないだろうか。

先生と一緒に出席簿を覗き込んだ。よく見ると、先生の眼鏡のフレームに、金色の縁の黒猫が描いてある。可愛いなあ、先生猫好きなのかな。

「先生、とても可愛いですね」
「え、…え?し、紫川くん…」

先生がきょとんとしている。ああ何が可愛いか言ってなかったな。

「あっ、猫です、猫。眼鏡のフレームに居る猫です」
「…何ですか驚かせないでください。く、口説かれたのかと…」
「先生照れました?ふふっ」
「教師をからかわないでくださいっ…」

自分自身の頬をぺちん、と先生が挟んだ。その耳は少し赤い。驚かせてしまった、申し訳ない。口説かれているかもしれない!と生徒相手に照れてしまうなんて、如月先生は可愛い先生だ。声の低さが程よいダンディなバリトンなので余計にそう思う。ギャップ萌えだ!

先生が困ったように笑い、そんな先生が可愛くて私も笑った。
二人で顔を見合わせてくすくすと笑っていると、突然、机を乱暴に蹴っ飛ばす音がした。
先生は笑みを顔から消し、いつもの怯えた顔に戻ってしまった。先生の笑顔、可愛かったのに。

一体、誰がやったのだろう。

「ひィっ!?」
「センコー出欠!」
「とっとと取れ、さきちゃんにやらせんじゃねえよぶっ殺すぞ!」
「…はぁ」

怒鳴り声も聞こえる。その声の主を見て思わずため息をついた。窓際には怒鳴っている菊池君と遠藤君、無言で先生を睨みつける新村君。もうまた威嚇だよ、いい加減にして欲しい。顔の距離が近いとか仲良さそうとか、どうせそんな理由だろう。
周りを見渡すと、他の不良さんも先生を睨んでいる。
…可哀想に。黒宮君達五人組がプルプル震えている。

そして教室の後ろを見ると、龍牙が椅子に座っていたが、その前の机が派手に散らかっている。
机を蹴っ飛ばしたのは龍牙!?
三白眼の目を見開いて般若のような恐ろしい形相でこちらを睨みつけている。新村君とは違い、私のことも睨んでいる。うう、少し怖い。どうしてそこまで怒っているの?拗ねたり心配したり喧嘩売ったり…朝から忙しいな、龍牙。

龍牙は私と目が合うと、顎で自分の隣の席を指した。ここに座れ、ということだろうか。
でも、私には言いたいことがあるんだ。もうちょっと待って欲しい。

「皆、先生に優しくして。皆怖いんだから…」
「でもさァ鈴ちゃん…」
「嫌だったら無理しなくていいよ。私と先生で出席簿書くから」
「うぅ……」
「ゴチャゴチャ言わずに、鈴、座れ」

足を組み腕を組み、龍牙が睨みつけてくる。何だ、何がそんなに気に障ったんだ。龍牙が怒っているのは分かるけど、どうしてかが分からない。先生のこと、そこまで気に入らないのかなあ。

不良さん達が私に抱いている感情を思うと、今の行動は人として最低だけど納得出来る。でも龍牙にはそんな理由ないはずだ。まあありえないけれど、私が先生を口説いていたとして、どうしてあそこまで憤慨しているんだろうか。この前の様子を考えると、尚更疑問に思う。先生にこれといった敵意は持っていなかったのだから。

「先生、後で教えますね」
「あっ、あ、ああ、よろしく…」

先生には後で教えよう。うん、今居ない人は把握した。ちゃんと覚えておこう。

龍牙の所へ行き、龍牙が蹴っ飛ばした机を起こす。私が目の前に机を持っていくと、勢いよく組んだ足を机の上に乗せた。お礼を言ってくれないなんて、相当機嫌が悪いな。
あとお行儀も悪い。不良さんといえど、私の前でそういうことをするのは止めて欲しい。龍牙の脛をぺちぺち叩き、話しかける。

「こら、龍牙」
「……」

無視か、へえ。

私は龍牙の顎を持ち、鼻と鼻が触れるくらいの距離まで顔を寄せた。前髪の隙間から目をしっかりと合わせ、言葉を紡ぐ。勿論、龍牙にだけ聞こえる声量だ。口角を上げ、目元を細め、不良さん達にお願いした時よりうんと甘い声で囁いた。

「お願いだから拗ねないで、可愛い可愛い私のうーちゃん」

龍牙は一瞬ぽかんとしてから、みるみるうちに赤くなった。

「バ…カっ!!バーーーーーーカ!!!!ばかっ、ばか、ばーか、あほ、あーもうリンちゃんのばかばかっ…」

大声を上げて足を降ろし、バタバタさせている。汗がすごいな。赤くなった顔を手で覆い隠しているが、見える耳も赤い。首まで赤いんじゃないか。リンゴみたいだ。
どうだ、驚いたか。うーちゃん呼びを恥ずかしがっていることは知っているけど、ここまで効果があるとは思わなかった。困った時は使わせてもらおう。
暫く騒いだ後、龍牙は机に突っ伏して動かなくなってしまった。長いポニーテールはダラりと垂れ、耳がまだ赤い。
ふっふーん、勝った。

「リンちゃんのばか、あほ、ちーび」
「うーちゃんだっておチビさんだよ」
「うっさい、リンちゃんは160ないだろ」
「平均いかないうーちゃんに言われたくありませーん」
「ばか」
「馬鹿って言う方がおバカさん」
「…きらい」
「私は大好きだよ」



「………好きだ、鈴」



「ふふ、私も!」

楽しいなあ、小学生の時もこんな言い合いをしたことを思い出した。今は周りに聞こえないように小声で話している。あだ名呼びは恥ずかしいと言われたからね。
ふと周りを見渡すと、先生の顔が見えた。私達のやり取りを見てにこにこ笑っている、あの怖がりの先生が!良かった、恐怖は無くなったかな。

「まだ用あんの?」
「あっ、ありませんっ!で…では…!」

遠藤君が声をかけると、如月先生は脱兎の如く駆け出してしまった。勿論浮かべていた表情は恐怖一色だ。前もこんな感じだったなあ。一度くらい、普通に退出して欲しい。不良さん達が話しかけないのが一番かもしれないけど、それでは先生としてどうなんだろうか。でも怯える先生は可哀想だしな…、どうしたらいいんだろうか。

隣で撃沈している龍牙をよそに、私はそんなことを考えた。
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