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黒の帳 『一つ目の帳』
+ 片桐視点『気付いてなかったのかよ』〜
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ムカつく。
ムカつくムカつくムカつく。
胸の中で、ドス黒く赤黒い醜い感情が、渦を巻いている。嫉妬、それと、怒り。いつまでも子供っぽい自分に対するもの、どこまでも純粋でお人好しな幼馴染みに対するもの、そして、その幼馴染みを陥れようとするクソ野郎に対するもの。
体育館前のベンチで、昼飯を食った。勿論俺のせいで鈴は居ない。クリミツと二人で食うのは、クリミツには悪いが、結構寂しかった。鈴、どうしてんのかな。屋上で紅陵先輩と食ってんのかな。
ふとした瞬間に鈴のことを考えてしまう。
俺から、突き放したのに。
最低な、心無い悪口を、いくつも吐いた。心無いとはまさしくそうで、こんなことを言われたら鈴は心外だろうな、と、いつしか考えていたことだ。俺がそう思ったことは、誓って一度も無い。あの悪口に、俺の本心は一つもない。
だって、好きなんだ。
でも、好き、だから、
あの、恋する顔が許せない。
あのハーフが何だってんだよ。アイツのどこがそんなにいいんだよ。鈴はあんなチャラ男が好みだってのか?初対面の人間に、平気でキスするような男が?
クソ、またイライラしてきた。
定期的にくるコレには本当に調子を狂わされる。こなかったらこなかったで不安になるし、きたらイライラするし、もう悪い事づくしだ。
クリミツはそのことを知っているので、隠さなくていいが、鈴は知らない。というか、知られたくない。だから、いつもよりイライラしてたからさっきの悪口を言った俺はいつもの俺じゃないんだ、という言い訳も通用しない。というか、まず悪口を言ったこと自体許されない。
鈴、俺の事、嫌いになっちゃったかな。
俺が悪口を言う羽目になったのは、紅陵先輩のせいでもある。紅陵先輩が鈴にキスしなきゃ、紅陵先輩が鈴を誑かさなきゃ、俺がこんなにイライラすることはなかった。鈴は何にも悪くねぇ。
さっきだってその苛立ちからクリミツと軽い言い合いをしてしまった。その勢いでベンチを離れ、フラフラ適当な場所を歩いていたら、最悪の光景を目にしてしまった。
額と額をくっつけて、照れくさそうに笑った鈴。
にやりといやらしい笑みを浮かべ、鈴にキスしたゴミ野郎。
両方ムカつく。
鈴をそういう目で見ているアイツも、
それを純粋な好意と勘違いしてデレデレする鈴も。
ふと、中学の同級生を思い出した。
こんな俺に恋をしてくれた彼も、
こんな憤りや葛藤を味わったのだろうか。
彼からすれば、名も知らぬ男である鈴。彼と恋人であったにも関わらず、鈴を想い続ける俺は、彼の目にどう映っただろうか。
そこまで考えたところで、校舎内の行き当たりまで来てしまった。俺、校舎内歩いてたのか。引き返そうかと思ったが、目の前の教室の室名札を見て気が変わった。
鍵はかかっていない。
扉をそっと開け、中を覗いても誰も居ない。
少し奥の方にピアノが見えた。
少しだけ、いいだろうか。
月光。
最初しか弾けないし、両手はスムーズに動かない。俺は不器用だから。
でも、弾きたい。好きな曲だから。
『…こんな下手くそな奴に教えてんのに、何で笑ってんだよ』
『好きな奴が俺の好きな曲知りたいって言ってくれてんだぜ?嬉しくないわけねーだろ!』
アイツに教えてもらった、曲だから。
恋人同士で楽しむ曲にしちゃあ暗いと思う。
アイツが言うには、別れの曲らしい。
でも、今の俺にはこれしかない。
例え二度とアイツにこれを聞かせられなかったとしても、俺はふとした時にこれを弾くんだろう。
下手くそで、アイツくらいにしか聞かせられない、この不器用な演奏。
弾くのに必死だから、弾いている間だけはあらゆる悩みから逃れられる。
でも、最初の部分しか弾けないから、その時間はあっという間だ。
俺が演奏を止めれば、静寂に包まれた。
俺が音を出していたのだから当然だ。ここには俺しか居ない。そう思っていた。
パチパチと、小馬鹿にしたような拍手が、俺しか居ないはずの音楽室に響く。
「いやいや、素晴らしい演奏だね」
「………誰だ」
どこに隠れていたのか、ある生徒が俺の前に進み出てくる。学年章は三年、クリミツに負けず劣らずの天パだ。長すぎる前髪で目元は暗く、かけられた眼鏡に意味があるのかは分からない。
「失礼だね。僕先輩だよ?そ、れ、に、無断で音楽室を利用し、ピアノまで弾いている。君こそ誰かな?」
「…さーせん」
その三年からは僅かな苛立ちが感じられた。知らない奴だし、三年は二年と折り合いが悪い。二年生側に立ちつつある俺が仲良くなっても、良いことは余りないだろう。早々にその場を立ち去ろうとするが、素早く出口を塞がれた。
「ああ違うよ、待って待って。責めている訳じゃないんだ。とても美しい音色だから、もっと聞かせて欲しい。僕が君に思っているのはそれだけ」
「これしか弾けねえっすよ」
「ならそれを何度も聞かせてよ。君のようなエキゾチックかつ美しい男が昼下がりの教室で優雅にグランドピアノを奏でる…、中々絵になると思わない?新作にぴったりだ。不良受けってね」
なんだコイツ、キモイ。第一印象は最悪。
フリョウウケってなんだ。
頭にぱっと浮かんだ感想はそんなものだ。
俺のどこが美しいのだろうか。強いて言うなら母方の祖母譲りのきめ細やかな金髪だろうか。これは俺の誇りだ。手入れは欠かさないし、毎日括る時だって丁寧にやっている。この髪色がエキゾチックだというならわかる。だが美しいとはどういうことだ。
美しいなんて言葉、もっと相応しい奴がいる。鈴とかな。
…ダメだ、鈴を思い出したせいでまたイライラしてきた。
ポケットに手を突っ込み、目の前の奴にガンを飛ばす。どけテメェ。
「…どこへ行くのかな?」
「帰るんすよ」
「明日また、来てくれる?」
「気が向いたら来ます」
「嬉しいなぁ。待ってるからね!」
「うぃーっす」
こういうのは適当に流しておくのが正解だ。
先輩をあしらって俺は教室を出た。
気が向いたら、とは二度とやらないの意である社交辞令だ。でも、本当に、万が一、気が向いたら行ってもいいかもしれない。
ピアノを弾けば、アイツを思い出すから。
ムカつくムカつくムカつく。
胸の中で、ドス黒く赤黒い醜い感情が、渦を巻いている。嫉妬、それと、怒り。いつまでも子供っぽい自分に対するもの、どこまでも純粋でお人好しな幼馴染みに対するもの、そして、その幼馴染みを陥れようとするクソ野郎に対するもの。
体育館前のベンチで、昼飯を食った。勿論俺のせいで鈴は居ない。クリミツと二人で食うのは、クリミツには悪いが、結構寂しかった。鈴、どうしてんのかな。屋上で紅陵先輩と食ってんのかな。
ふとした瞬間に鈴のことを考えてしまう。
俺から、突き放したのに。
最低な、心無い悪口を、いくつも吐いた。心無いとはまさしくそうで、こんなことを言われたら鈴は心外だろうな、と、いつしか考えていたことだ。俺がそう思ったことは、誓って一度も無い。あの悪口に、俺の本心は一つもない。
だって、好きなんだ。
でも、好き、だから、
あの、恋する顔が許せない。
あのハーフが何だってんだよ。アイツのどこがそんなにいいんだよ。鈴はあんなチャラ男が好みだってのか?初対面の人間に、平気でキスするような男が?
クソ、またイライラしてきた。
定期的にくるコレには本当に調子を狂わされる。こなかったらこなかったで不安になるし、きたらイライラするし、もう悪い事づくしだ。
クリミツはそのことを知っているので、隠さなくていいが、鈴は知らない。というか、知られたくない。だから、いつもよりイライラしてたからさっきの悪口を言った俺はいつもの俺じゃないんだ、という言い訳も通用しない。というか、まず悪口を言ったこと自体許されない。
鈴、俺の事、嫌いになっちゃったかな。
俺が悪口を言う羽目になったのは、紅陵先輩のせいでもある。紅陵先輩が鈴にキスしなきゃ、紅陵先輩が鈴を誑かさなきゃ、俺がこんなにイライラすることはなかった。鈴は何にも悪くねぇ。
さっきだってその苛立ちからクリミツと軽い言い合いをしてしまった。その勢いでベンチを離れ、フラフラ適当な場所を歩いていたら、最悪の光景を目にしてしまった。
額と額をくっつけて、照れくさそうに笑った鈴。
にやりといやらしい笑みを浮かべ、鈴にキスしたゴミ野郎。
両方ムカつく。
鈴をそういう目で見ているアイツも、
それを純粋な好意と勘違いしてデレデレする鈴も。
ふと、中学の同級生を思い出した。
こんな俺に恋をしてくれた彼も、
こんな憤りや葛藤を味わったのだろうか。
彼からすれば、名も知らぬ男である鈴。彼と恋人であったにも関わらず、鈴を想い続ける俺は、彼の目にどう映っただろうか。
そこまで考えたところで、校舎内の行き当たりまで来てしまった。俺、校舎内歩いてたのか。引き返そうかと思ったが、目の前の教室の室名札を見て気が変わった。
鍵はかかっていない。
扉をそっと開け、中を覗いても誰も居ない。
少し奥の方にピアノが見えた。
少しだけ、いいだろうか。
月光。
最初しか弾けないし、両手はスムーズに動かない。俺は不器用だから。
でも、弾きたい。好きな曲だから。
『…こんな下手くそな奴に教えてんのに、何で笑ってんだよ』
『好きな奴が俺の好きな曲知りたいって言ってくれてんだぜ?嬉しくないわけねーだろ!』
アイツに教えてもらった、曲だから。
恋人同士で楽しむ曲にしちゃあ暗いと思う。
アイツが言うには、別れの曲らしい。
でも、今の俺にはこれしかない。
例え二度とアイツにこれを聞かせられなかったとしても、俺はふとした時にこれを弾くんだろう。
下手くそで、アイツくらいにしか聞かせられない、この不器用な演奏。
弾くのに必死だから、弾いている間だけはあらゆる悩みから逃れられる。
でも、最初の部分しか弾けないから、その時間はあっという間だ。
俺が演奏を止めれば、静寂に包まれた。
俺が音を出していたのだから当然だ。ここには俺しか居ない。そう思っていた。
パチパチと、小馬鹿にしたような拍手が、俺しか居ないはずの音楽室に響く。
「いやいや、素晴らしい演奏だね」
「………誰だ」
どこに隠れていたのか、ある生徒が俺の前に進み出てくる。学年章は三年、クリミツに負けず劣らずの天パだ。長すぎる前髪で目元は暗く、かけられた眼鏡に意味があるのかは分からない。
「失礼だね。僕先輩だよ?そ、れ、に、無断で音楽室を利用し、ピアノまで弾いている。君こそ誰かな?」
「…さーせん」
その三年からは僅かな苛立ちが感じられた。知らない奴だし、三年は二年と折り合いが悪い。二年生側に立ちつつある俺が仲良くなっても、良いことは余りないだろう。早々にその場を立ち去ろうとするが、素早く出口を塞がれた。
「ああ違うよ、待って待って。責めている訳じゃないんだ。とても美しい音色だから、もっと聞かせて欲しい。僕が君に思っているのはそれだけ」
「これしか弾けねえっすよ」
「ならそれを何度も聞かせてよ。君のようなエキゾチックかつ美しい男が昼下がりの教室で優雅にグランドピアノを奏でる…、中々絵になると思わない?新作にぴったりだ。不良受けってね」
なんだコイツ、キモイ。第一印象は最悪。
フリョウウケってなんだ。
頭にぱっと浮かんだ感想はそんなものだ。
俺のどこが美しいのだろうか。強いて言うなら母方の祖母譲りのきめ細やかな金髪だろうか。これは俺の誇りだ。手入れは欠かさないし、毎日括る時だって丁寧にやっている。この髪色がエキゾチックだというならわかる。だが美しいとはどういうことだ。
美しいなんて言葉、もっと相応しい奴がいる。鈴とかな。
…ダメだ、鈴を思い出したせいでまたイライラしてきた。
ポケットに手を突っ込み、目の前の奴にガンを飛ばす。どけテメェ。
「…どこへ行くのかな?」
「帰るんすよ」
「明日また、来てくれる?」
「気が向いたら来ます」
「嬉しいなぁ。待ってるからね!」
「うぃーっす」
こういうのは適当に流しておくのが正解だ。
先輩をあしらって俺は教室を出た。
気が向いたら、とは二度とやらないの意である社交辞令だ。でも、本当に、万が一、気が向いたら行ってもいいかもしれない。
ピアノを弾けば、アイツを思い出すから。
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