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ルールに対する四つのモヤモヤ
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万年小説投稿初心者のエッセイです。
二回にわたって、表記のルールについて語りました。珍しく、愚痴ではなく調べものお役立ち系エッセイになりましたが、そろそろ通常運転の愚痴全開へ戻ります。
今回は、なぜ表記の話を書いたか、です。
私は、凝った文章より、わかりやすい文章の方が好きです。小説を読むときもストーリー展開を追っています。表記のルールは意識しません。
ただ、若干自分に知識があるジャンルだと気になりますし、ものすごーく重要なポイントで誤字を見つけると、ありゃ~もったいない~と思います。また、科学系読み物で式の間違いを発見すると、小躍りしちゃいます。性格ゆがんでるぜ。
なお自分の小説、もちろん見直していますが、誤字脱字に「てにをは」、ひどいです。
小説の宣伝目的でツイッターをやっていると、手厳しい意見に遭遇します。
・ルールは守るべき
・ルールが守られてない小説を、私は読まない
・ルールは検索すればすぐわかるのに、それをしないで小説を書くのは怠慢だ
・ルールを守ればそれだけで読者が増えるのに、なぜそれをしないか理解できない
ツイッターで見かけた意見は、こんな感じでしょうか。
1.ルールを守らないで書く人は、すごく少ない
ほとんどの方は、ルールを守って書いています。当たり前です。自分なりの基準に従わなければ、文章なんて書けませんから。
意図的にルールを破って書く人は、前衛アーティストぐらいでしょう。
たとえば、「。」と「、」や鍵括弧を逆転させて書く、全部の記号を省いて書くなど。それはそれで実験として面白そうですね。
ほとんどの人は、あえてルールを破って書いているわけではありません。単に、作者と読者のルールが違うだけです。
読者さんは「……」と書くべきと思っている。でも作者さんはそんなルールを知らない。読者からすると作者はルールを無視しているように見える。でも、作者は単にそのルールを知らないだけなのです。
そういう作者を見かけたら、怒るのではなく「この人無知なんだ」と思っていただければ幸いです。
そこで指摘するかどうかは……お任せします。
私は指摘、大歓迎です……ってこんな愚痴エッセイ書いていたら説得力ゼロです。
2.無知は罪か?
ルール無視に見える作者は、わざと無視しているのではなく、単にルールを知らないだけです。
では、無知は罪なのでしょうか?
現実の法律では、無知はもちろん罪です。多くの罪は、倫理的にアウトなことなので、普通に生活していたら問題ないでしょう。でも仕事をすると、えええ! こんなことが罪なの! というパターンもあるかと思います。気をつけましょう。
では、小説を書くルールを知らないということは、罪なのでしょうか? もちろん、罪ではありません。
しかし、ルールが守られていない小説は読まない、という方は、いらっしゃるようです。
ウェブ小説投稿者のうち、少なくとも半分以上の方は、一人でも読者を増やしたいと願っていることでしょう。読者を増やす手段として、基本的なルールを調べて書くことは効果あるかもしれません。何より貴重な読者さんに「この人、表記ルールわかってないなあ。教えてあげようかなあ。でも逆切れされたら怖いなあ」と、モヤモヤさせなくてすみます。
もしかすると、いや、もしかしなくても、私の小説をそんな理由で見限った人、いたかもしれないなあ……寂しいなあ……。
と、ここで終わったら普通の説教エッセイで、私が書く必要はありません。
3.ルールを守ることへのモヤモヤ
私はルール遵守で生きてきたと思います。バイク盗んだことないし、体育館のガラスを壊したこともないし、でも遅刻よくするなあ。一時間目サボったなあ。大学ほとんど行かなかったなあ。あれ? ルール遵守してないじゃん。いや、守りたいんですよ。守ろうとするけど眠いんだ……守ってないね。
大体のルールには、意味があります。二次方程式の解の公式、三角関数の半角の公式、みんな意味があります。
ほとんどの人は忘れてますが(私も覚えてない)、先生は数学の授業でこれらの公式の意味を、ちゃんと説明してくれたはずです。時間がなくて飛ばした可能性はありますが、教科書には書いてあるはずです。
表記ルールのほとんどは納得できますが、なかには、学校教育と一般書籍で異なるルールだの、3点リーダー二つ並べろだの、謎なルールがあります。
前々回、前回のエッセイで私は調べましたが、謎ルールにもちゃんと根拠があります。
が、書き方ルールを述べているサイトの多くでは、ルールの由来は説明されていないんですよね。
頭ごなしにルールを押しつけられれば誰でも反発するし、そういう教育はよくないと、多くの人が思っています。
でも、表記ルールだけではなく、マナーの常識、ビジネスルールなど、実用系サイトでは、決まりごとは載っているけどその根拠はあまり示されていません。とにかく守りなさい、というのが主流のようです。
私のモヤモヤポイントの一つはそこです。
繰り返しますが、表記のルールについては、こだわりがないなら守った方が無難です。
どうにも納得がいかなかったら、由来を調べてみましょう。結構おもしろいし、ルールを守るにしても何らかの根拠を見つけた方が、気持ちもスッキリするしね。
公式を丸暗記するのはきついけど、ちゃんと導出できるようになれば覚える必要ないんです。
4.さらなるモヤモヤ
小説を書く人──明治大正昭和の大文豪は破天荒がいますが、令和の現代では真面目な方が多いようです。
ツイッターでは、プロの方、プロ志望の方、私のような趣味人間、たくさんいらっしゃいますが、みなさま本当に真面目です。ストイックです。
リアル社会でも、良き家族で、良き社会人または学生であり、良き地域人、良き恋人で良き友人で、自己を律し規則的な生活を営んでいる……そんな姿が思い浮かびます。
でも、その良識的で真面目な人たちが書くのは……とんでもない無法地帯です。
強盗殺人なら手ぬるいぐらい。戦争だって日常茶飯事。人類どころか宇宙も平気で全滅します。
そういう無法地帯を描くのに、みなさま、実生活も創作活動もストイックに励んでいらっしゃる、当然表記のルールは厳守する。ルール無視の小説は読まない、ルールを無視するなんておかしい、と熱く語る方もいる。
一つ言えるのは、みなさま、真剣に小説を愛し、真摯に現実を生きているということです。
私は、多くのストイックな小説投稿者と違って、良き家族でも良き社会人でも良き地域人でも良き友人でもなく、だらしない生活を送っています。
小説を書くのはとんでもない時間帯だし、仕事中も小説……というより正確には小説的妄想してるし、運動とか節制とか全然してないし……やばいっす。家事やれ? 仕事真面目にしろ? うん、そうだよね。小説なんか書いてる場合じゃないよね……。
どーしよーもない人間なので、小説に対するスタンスもそんな感じです。
私の小説も、キャラクターは私と違って働き者ですが、小説世界そのものは、自分のだらしなさをベースとしています。「だらしなさ」が基本にあるので、スタンスとコンテンツの間に、悪い意味で矛盾はないんです。
矛盾がないというのは、小説そのものじゃないよ。私の小説は、特に長編だと(今のところ、ようやく二つ)、設定に穴がありすぎ矛盾だらけ……だと思います、作者は気がつかないけど。
穴があって矛盾だらけの世界を出せてしまう、というスタンスそのものが、悪い意味で言動一致しています。「こんな小説書いてるけど、こんなの自分じゃない!」といった文学的葛藤とは無縁です。
ルールの話からそれちゃいました。私は、ぬるいスタンスで書いております。
でも多くの人は、もっと真剣に小説に取り組まれています。ルールを守るのは当たり前。
一方、小説には、独創性・人間の暗部・既成概念の打破などが求められています。え? 私はそんな難しいこと書かないよ、自分の妄想願望を書いているだけだよ。
でも、一般的には、特に優れた書き手には、既成のルールを破ることが求められている気がします。
一方、表記のルールを守りなさい、とも要請される。
ルールを破ることとルールを守ることの両方が求められている……矛盾はしませんが、モヤモヤします。
グチャグチャ書きましたが、要約すると嫉妬と甘えです。自分、器が小さすぎます。小さすぎて、もはや器ではなく、計量スプーンの一番小さい2.5CCです。
自分は、そこまでの情熱ないなあ……情熱がない人間がテキトーな小説を書くのって、やっぱりダメなのかなあ……ランキング取りたいとか言わないからさあ、のほほんとテキトーに書くってだめかなあ?
私の小説のなかに、誤字脱字や間違った事実や矛盾を見つけたら、教えてくれるとありがたいです。でも小説のクオリティや創作に対するぬるーい姿勢は、見逃して欲しいなあ……。
前回、前々回と私にしては珍しく真面目路線で書いた反動か、今回はオール愚痴になりました。
次回も愚痴です。今回、四つのモヤモヤを取り上げましたが、四つ目のモヤモヤ「独創性とルール厳守の矛盾」について書いてみます。
二回にわたって、表記のルールについて語りました。珍しく、愚痴ではなく調べものお役立ち系エッセイになりましたが、そろそろ通常運転の愚痴全開へ戻ります。
今回は、なぜ表記の話を書いたか、です。
私は、凝った文章より、わかりやすい文章の方が好きです。小説を読むときもストーリー展開を追っています。表記のルールは意識しません。
ただ、若干自分に知識があるジャンルだと気になりますし、ものすごーく重要なポイントで誤字を見つけると、ありゃ~もったいない~と思います。また、科学系読み物で式の間違いを発見すると、小躍りしちゃいます。性格ゆがんでるぜ。
なお自分の小説、もちろん見直していますが、誤字脱字に「てにをは」、ひどいです。
小説の宣伝目的でツイッターをやっていると、手厳しい意見に遭遇します。
・ルールは守るべき
・ルールが守られてない小説を、私は読まない
・ルールは検索すればすぐわかるのに、それをしないで小説を書くのは怠慢だ
・ルールを守ればそれだけで読者が増えるのに、なぜそれをしないか理解できない
ツイッターで見かけた意見は、こんな感じでしょうか。
1.ルールを守らないで書く人は、すごく少ない
ほとんどの方は、ルールを守って書いています。当たり前です。自分なりの基準に従わなければ、文章なんて書けませんから。
意図的にルールを破って書く人は、前衛アーティストぐらいでしょう。
たとえば、「。」と「、」や鍵括弧を逆転させて書く、全部の記号を省いて書くなど。それはそれで実験として面白そうですね。
ほとんどの人は、あえてルールを破って書いているわけではありません。単に、作者と読者のルールが違うだけです。
読者さんは「……」と書くべきと思っている。でも作者さんはそんなルールを知らない。読者からすると作者はルールを無視しているように見える。でも、作者は単にそのルールを知らないだけなのです。
そういう作者を見かけたら、怒るのではなく「この人無知なんだ」と思っていただければ幸いです。
そこで指摘するかどうかは……お任せします。
私は指摘、大歓迎です……ってこんな愚痴エッセイ書いていたら説得力ゼロです。
2.無知は罪か?
ルール無視に見える作者は、わざと無視しているのではなく、単にルールを知らないだけです。
では、無知は罪なのでしょうか?
現実の法律では、無知はもちろん罪です。多くの罪は、倫理的にアウトなことなので、普通に生活していたら問題ないでしょう。でも仕事をすると、えええ! こんなことが罪なの! というパターンもあるかと思います。気をつけましょう。
では、小説を書くルールを知らないということは、罪なのでしょうか? もちろん、罪ではありません。
しかし、ルールが守られていない小説は読まない、という方は、いらっしゃるようです。
ウェブ小説投稿者のうち、少なくとも半分以上の方は、一人でも読者を増やしたいと願っていることでしょう。読者を増やす手段として、基本的なルールを調べて書くことは効果あるかもしれません。何より貴重な読者さんに「この人、表記ルールわかってないなあ。教えてあげようかなあ。でも逆切れされたら怖いなあ」と、モヤモヤさせなくてすみます。
もしかすると、いや、もしかしなくても、私の小説をそんな理由で見限った人、いたかもしれないなあ……寂しいなあ……。
と、ここで終わったら普通の説教エッセイで、私が書く必要はありません。
3.ルールを守ることへのモヤモヤ
私はルール遵守で生きてきたと思います。バイク盗んだことないし、体育館のガラスを壊したこともないし、でも遅刻よくするなあ。一時間目サボったなあ。大学ほとんど行かなかったなあ。あれ? ルール遵守してないじゃん。いや、守りたいんですよ。守ろうとするけど眠いんだ……守ってないね。
大体のルールには、意味があります。二次方程式の解の公式、三角関数の半角の公式、みんな意味があります。
ほとんどの人は忘れてますが(私も覚えてない)、先生は数学の授業でこれらの公式の意味を、ちゃんと説明してくれたはずです。時間がなくて飛ばした可能性はありますが、教科書には書いてあるはずです。
表記ルールのほとんどは納得できますが、なかには、学校教育と一般書籍で異なるルールだの、3点リーダー二つ並べろだの、謎なルールがあります。
前々回、前回のエッセイで私は調べましたが、謎ルールにもちゃんと根拠があります。
が、書き方ルールを述べているサイトの多くでは、ルールの由来は説明されていないんですよね。
頭ごなしにルールを押しつけられれば誰でも反発するし、そういう教育はよくないと、多くの人が思っています。
でも、表記ルールだけではなく、マナーの常識、ビジネスルールなど、実用系サイトでは、決まりごとは載っているけどその根拠はあまり示されていません。とにかく守りなさい、というのが主流のようです。
私のモヤモヤポイントの一つはそこです。
繰り返しますが、表記のルールについては、こだわりがないなら守った方が無難です。
どうにも納得がいかなかったら、由来を調べてみましょう。結構おもしろいし、ルールを守るにしても何らかの根拠を見つけた方が、気持ちもスッキリするしね。
公式を丸暗記するのはきついけど、ちゃんと導出できるようになれば覚える必要ないんです。
4.さらなるモヤモヤ
小説を書く人──明治大正昭和の大文豪は破天荒がいますが、令和の現代では真面目な方が多いようです。
ツイッターでは、プロの方、プロ志望の方、私のような趣味人間、たくさんいらっしゃいますが、みなさま本当に真面目です。ストイックです。
リアル社会でも、良き家族で、良き社会人または学生であり、良き地域人、良き恋人で良き友人で、自己を律し規則的な生活を営んでいる……そんな姿が思い浮かびます。
でも、その良識的で真面目な人たちが書くのは……とんでもない無法地帯です。
強盗殺人なら手ぬるいぐらい。戦争だって日常茶飯事。人類どころか宇宙も平気で全滅します。
そういう無法地帯を描くのに、みなさま、実生活も創作活動もストイックに励んでいらっしゃる、当然表記のルールは厳守する。ルール無視の小説は読まない、ルールを無視するなんておかしい、と熱く語る方もいる。
一つ言えるのは、みなさま、真剣に小説を愛し、真摯に現実を生きているということです。
私は、多くのストイックな小説投稿者と違って、良き家族でも良き社会人でも良き地域人でも良き友人でもなく、だらしない生活を送っています。
小説を書くのはとんでもない時間帯だし、仕事中も小説……というより正確には小説的妄想してるし、運動とか節制とか全然してないし……やばいっす。家事やれ? 仕事真面目にしろ? うん、そうだよね。小説なんか書いてる場合じゃないよね……。
どーしよーもない人間なので、小説に対するスタンスもそんな感じです。
私の小説も、キャラクターは私と違って働き者ですが、小説世界そのものは、自分のだらしなさをベースとしています。「だらしなさ」が基本にあるので、スタンスとコンテンツの間に、悪い意味で矛盾はないんです。
矛盾がないというのは、小説そのものじゃないよ。私の小説は、特に長編だと(今のところ、ようやく二つ)、設定に穴がありすぎ矛盾だらけ……だと思います、作者は気がつかないけど。
穴があって矛盾だらけの世界を出せてしまう、というスタンスそのものが、悪い意味で言動一致しています。「こんな小説書いてるけど、こんなの自分じゃない!」といった文学的葛藤とは無縁です。
ルールの話からそれちゃいました。私は、ぬるいスタンスで書いております。
でも多くの人は、もっと真剣に小説に取り組まれています。ルールを守るのは当たり前。
一方、小説には、独創性・人間の暗部・既成概念の打破などが求められています。え? 私はそんな難しいこと書かないよ、自分の妄想願望を書いているだけだよ。
でも、一般的には、特に優れた書き手には、既成のルールを破ることが求められている気がします。
一方、表記のルールを守りなさい、とも要請される。
ルールを破ることとルールを守ることの両方が求められている……矛盾はしませんが、モヤモヤします。
グチャグチャ書きましたが、要約すると嫉妬と甘えです。自分、器が小さすぎます。小さすぎて、もはや器ではなく、計量スプーンの一番小さい2.5CCです。
自分は、そこまでの情熱ないなあ……情熱がない人間がテキトーな小説を書くのって、やっぱりダメなのかなあ……ランキング取りたいとか言わないからさあ、のほほんとテキトーに書くってだめかなあ?
私の小説のなかに、誤字脱字や間違った事実や矛盾を見つけたら、教えてくれるとありがたいです。でも小説のクオリティや創作に対するぬるーい姿勢は、見逃して欲しいなあ……。
前回、前々回と私にしては珍しく真面目路線で書いた反動か、今回はオール愚痴になりました。
次回も愚痴です。今回、四つのモヤモヤを取り上げましたが、四つ目のモヤモヤ「独創性とルール厳守の矛盾」について書いてみます。
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