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独断と偏見だらけのお勧めハーレクイン漫画~クセあるヒーロー編~
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小説投稿にまつわるアレコレを語るエッセイと称し、ときどき小説と関係ない話もするエッセイ。
前回、私の大好きなハーレクイン漫画について語り、次回はヤバいヒーローを紹介するといって、三か月以上、放置していました。ごめんなさい。
放置の原因の一割は、こちらの小説の連載、九割は、ゲームにドハマりしていたせいでした。そのゲームとは、Switchの『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』いわゆる「ティアキン」です。2023年に一番売れたゲームでしょう。
三か月遊び先月ラスボスを倒しました。また小説も完結し、気持ちがすっきりしたところで、エッセイを再開します。
ということで前回の予告通り、今回は、ハーレクイン漫画のヤバいヒーローを紹介します。
なお、私がハーレクイン漫画にハマったのは二~三年前の一時期なので、膨大なハーレクインの世界のホンの上澄みしか知りません。
もっともっとヤバいヒーローがいると思いますが、ご容赦のほどを。
『黒い羊』 碧ゆかこ スーザン・フォックス
原作者のスーザン・フォックスは、アメリカの牧場を舞台にしたハーレクインを書かれています。
牧場というと素朴な人々のハートウォーミングな物語と思いきや真逆で、ドロドロしております。
とにかくヒロインがかわいそすぎるんです。
ヒロインが十代の時、従姉妹とヒーローの妹の三人でドライブしていましたが、従姉妹の無謀運転により、ヒーローの妹が死んでしまいます。
が、従姉妹がヒロインに罪をなすりつけたため、ヒロインは町を追いだされます。
五年後、性悪従姉妹の母、つまりヒロインの叔母から牧場を立て直してほしいと頼まれ、ヒロインは町に戻ります。が、町の人も妹を失ったヒーローも、ヒロインに辛く当たります。
意地悪されても叔母のため健気に働くヒロインが気の毒です。
ただこのヒーローは後で取り上げるヒーローよりまともで、ヒロインを理解し愛するようになります。
タイトルの「黒い羊」とは、英語で家族のはみ出し者を意味するそうです。
かわいそうで健気なヒロインが好きな方は、どうぞ。
『ちぎれたハート』 星合 操 ダイアナ・パーマー
ハーレクイン界では「ダイアナヒーロー」という言葉をよく耳にしますが、私は、チョーむかつくヒーローと解釈しています。ダイアナ・パーマーの描くヒーロー……まともじゃありません。
先ほど紹介したヒーローは誤解からヒロインに冷たく当たりますが、わからなくもないです。
が、こちらのヒーローは、人間として終わってます。
ヒーローは医師、ヒロインは看護師です。最初ヒーローは、ヒロインの従姉妹の夫として登場します。
従姉妹の具合が悪くなり、ヒロインは救急車を呼ぼうとしますが、ヒロインは心臓病の発作で倒れます。救急車が呼べず従姉妹が死んだため、ヒーローはヒロインを憎みます。
月日が経ち、ヒロインの心臓病は悪化し救急に運ばれます。ヒーローはヒロインとは知らず手術しますが、後にヒロインだと判明。そこで「彼女だと知っていたら手術はしなかった」と怒ります。
医者として人間として終わってません? ブラックジャック先生はね、死刑囚を助け、囚人の死刑に激怒していたよ。
その後、ヒーローは、元妻の死にヒロインの責任がなかったとわかると、ストーカーに早変わり。退院後、ヒロインが嫌がってるのにヒーローは強引に自宅に連れて帰ります。
もちろんハーレクインなので二人は結ばれますが、最後まで私はヒーローにむかつきすぎて祝福できませんでした。
ハーレクイン初心者?にはお勧めできません。ただ、普通の優しいイケメンでは物足りないハーレクイン上級者?には、刺激があっていいかもしれません。
邦題の『ちぎれたハート』が素晴らしいです。ヒロインの心臓病と傷ついた心という、二つの意味が込められてますね。
『愛は苦悩とともに―パーフェクト・ファミリー5』 橋本 多佳子 ペニー・ジョーダン
ハーレクイン界でよく「マックス様」と話題になるヒーローです。
パーフェクト・ファミリーとは、弁護士一家のドロドログチャグチャシリーズです。
他のシリーズでは悪役なマックスが、ヒーローをやっています。
このヒーローは弁護士ですが、人妻の顧客に手を出すし滅茶滅茶。ヒロインの奥様へのモラハラも半端ない。
しかしヒーロー、浮気しモラハラするのは、愛する奥様が自分のせいで傷つくのが楽しいからで、好きな子に意地悪する小学生男子と一緒です。
このままじゃハッピーになりませんが、途中でヒーロー改心します。
前に紹介した話では終始ヒーローに腹立てていましたが、私、こちらのヒーローは好きです。悪の自覚があるし、ここまで徹底されると清々しいです。マックス様、ハーレクイン界では人気者です。
今までムカつくヒーローを紹介しましたが、最後にまったく違うタイプのヒーローに登場してもらいます。
『きまじめな誘惑』 おおにし真 ローリー・フォスター
バックホーン・ブラザーズというミニシリーズのひとつで、末っ子四男がヒーローです。
ハーレクインのヒーローはゴージャスな金持ち、またはエリートというのが定番ですが、このヒーロー、定職についてないんです!
便利屋として家の修理などを手伝い町のみなさまに愛されていますが、CEOや王子が珍しくないハーレクインの世界では異色です。
もちろんイケメンなので女子にも人気あり、チャラチャラしてます。
ヒロインは生真面目な女子大生です。当初互いにいい印象を持っていませんが、少しずつ惹かれあっていきます。
今まで紹介したムカつくヒーローの対極にいて、素直に応援したくなるカップルです。
ハーレクインらしいゴージャスな雰囲気はありませんが、素直にお勧めできます。
長々とハーレクインについて語ってきましたが、次回からテーマを小説投稿に戻します。
長編小説が終わり、ゲームのラスボスを倒したので、しばらく、週に一度を目安に更新します、多分。
前回、私の大好きなハーレクイン漫画について語り、次回はヤバいヒーローを紹介するといって、三か月以上、放置していました。ごめんなさい。
放置の原因の一割は、こちらの小説の連載、九割は、ゲームにドハマりしていたせいでした。そのゲームとは、Switchの『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』いわゆる「ティアキン」です。2023年に一番売れたゲームでしょう。
三か月遊び先月ラスボスを倒しました。また小説も完結し、気持ちがすっきりしたところで、エッセイを再開します。
ということで前回の予告通り、今回は、ハーレクイン漫画のヤバいヒーローを紹介します。
なお、私がハーレクイン漫画にハマったのは二~三年前の一時期なので、膨大なハーレクインの世界のホンの上澄みしか知りません。
もっともっとヤバいヒーローがいると思いますが、ご容赦のほどを。
『黒い羊』 碧ゆかこ スーザン・フォックス
原作者のスーザン・フォックスは、アメリカの牧場を舞台にしたハーレクインを書かれています。
牧場というと素朴な人々のハートウォーミングな物語と思いきや真逆で、ドロドロしております。
とにかくヒロインがかわいそすぎるんです。
ヒロインが十代の時、従姉妹とヒーローの妹の三人でドライブしていましたが、従姉妹の無謀運転により、ヒーローの妹が死んでしまいます。
が、従姉妹がヒロインに罪をなすりつけたため、ヒロインは町を追いだされます。
五年後、性悪従姉妹の母、つまりヒロインの叔母から牧場を立て直してほしいと頼まれ、ヒロインは町に戻ります。が、町の人も妹を失ったヒーローも、ヒロインに辛く当たります。
意地悪されても叔母のため健気に働くヒロインが気の毒です。
ただこのヒーローは後で取り上げるヒーローよりまともで、ヒロインを理解し愛するようになります。
タイトルの「黒い羊」とは、英語で家族のはみ出し者を意味するそうです。
かわいそうで健気なヒロインが好きな方は、どうぞ。
『ちぎれたハート』 星合 操 ダイアナ・パーマー
ハーレクイン界では「ダイアナヒーロー」という言葉をよく耳にしますが、私は、チョーむかつくヒーローと解釈しています。ダイアナ・パーマーの描くヒーロー……まともじゃありません。
先ほど紹介したヒーローは誤解からヒロインに冷たく当たりますが、わからなくもないです。
が、こちらのヒーローは、人間として終わってます。
ヒーローは医師、ヒロインは看護師です。最初ヒーローは、ヒロインの従姉妹の夫として登場します。
従姉妹の具合が悪くなり、ヒロインは救急車を呼ぼうとしますが、ヒロインは心臓病の発作で倒れます。救急車が呼べず従姉妹が死んだため、ヒーローはヒロインを憎みます。
月日が経ち、ヒロインの心臓病は悪化し救急に運ばれます。ヒーローはヒロインとは知らず手術しますが、後にヒロインだと判明。そこで「彼女だと知っていたら手術はしなかった」と怒ります。
医者として人間として終わってません? ブラックジャック先生はね、死刑囚を助け、囚人の死刑に激怒していたよ。
その後、ヒーローは、元妻の死にヒロインの責任がなかったとわかると、ストーカーに早変わり。退院後、ヒロインが嫌がってるのにヒーローは強引に自宅に連れて帰ります。
もちろんハーレクインなので二人は結ばれますが、最後まで私はヒーローにむかつきすぎて祝福できませんでした。
ハーレクイン初心者?にはお勧めできません。ただ、普通の優しいイケメンでは物足りないハーレクイン上級者?には、刺激があっていいかもしれません。
邦題の『ちぎれたハート』が素晴らしいです。ヒロインの心臓病と傷ついた心という、二つの意味が込められてますね。
『愛は苦悩とともに―パーフェクト・ファミリー5』 橋本 多佳子 ペニー・ジョーダン
ハーレクイン界でよく「マックス様」と話題になるヒーローです。
パーフェクト・ファミリーとは、弁護士一家のドロドログチャグチャシリーズです。
他のシリーズでは悪役なマックスが、ヒーローをやっています。
このヒーローは弁護士ですが、人妻の顧客に手を出すし滅茶滅茶。ヒロインの奥様へのモラハラも半端ない。
しかしヒーロー、浮気しモラハラするのは、愛する奥様が自分のせいで傷つくのが楽しいからで、好きな子に意地悪する小学生男子と一緒です。
このままじゃハッピーになりませんが、途中でヒーロー改心します。
前に紹介した話では終始ヒーローに腹立てていましたが、私、こちらのヒーローは好きです。悪の自覚があるし、ここまで徹底されると清々しいです。マックス様、ハーレクイン界では人気者です。
今までムカつくヒーローを紹介しましたが、最後にまったく違うタイプのヒーローに登場してもらいます。
『きまじめな誘惑』 おおにし真 ローリー・フォスター
バックホーン・ブラザーズというミニシリーズのひとつで、末っ子四男がヒーローです。
ハーレクインのヒーローはゴージャスな金持ち、またはエリートというのが定番ですが、このヒーロー、定職についてないんです!
便利屋として家の修理などを手伝い町のみなさまに愛されていますが、CEOや王子が珍しくないハーレクインの世界では異色です。
もちろんイケメンなので女子にも人気あり、チャラチャラしてます。
ヒロインは生真面目な女子大生です。当初互いにいい印象を持っていませんが、少しずつ惹かれあっていきます。
今まで紹介したムカつくヒーローの対極にいて、素直に応援したくなるカップルです。
ハーレクインらしいゴージャスな雰囲気はありませんが、素直にお勧めできます。
長々とハーレクインについて語ってきましたが、次回からテーマを小説投稿に戻します。
長編小説が終わり、ゲームのラスボスを倒したので、しばらく、週に一度を目安に更新します、多分。
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