半世紀生きて、やっと小説完成しました

さんかく ひかる

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お金を払って、小説の感想を書いてもらってます

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 小説投稿のアレコレを語るエッセイ、三週間もご無沙汰していました。
 今回はタイトル通り、有料の小説感想サービスについて語ります。

 はじめにお断りします。
 有料感想サービスと聞くと、小説投稿サイトの感想欄に褒め言葉を書かせる行為を連想するかもしれません。
 私は、お金を出して感想を投稿してもらう行為は、NGと思っています。
 大絶賛の感想が金で買った文章と判明したら、小説への信頼が失われてしまいます。バレなければいいという問題ではありません。後ろ暗い行為って、自分自身が悲しいではありませんか。

 私がこのエッセイで取り上げるのは、その手の騙しではなく、感想を依頼者に直接送るサービスのことです。
 小説を投稿しても反応がないと、寂しいものです。そこで有料感想サービスを利用するわけです。
 自分を励ますために感想文を買うことは倫理的に問題ないように思われますが、やはりドン引きされる方がいらっしゃいます。
 大体、こんな意見でしょうか。

 ・お金を出してまで感想が欲しいなんてガツガツしすぎ
 ・お金の力で褒めてもらっても意味がない
 ・感想が欲しいなら、実力を磨くべきだ

 私はこんなエッセイを書くぐらいなので、有料感想サービスを使っています。あ、ドン引きします?
 ともあれ私は、感想サービスの利用者として、これから弁護させていただきます。


 感想が欲しいなら、感想をもらえる小説を書くべし。
 その通りですが、現実、なかなか厳しいものです。
 他サイトですが、「小説家になろう」で感想が書かれていない作品は七割もあります。それだけ、感想をもらうことは難しいのです。
「小説」「感想」のキーワードで検索すると、感想をもらうノウハウを書いたページがたくさんヒットします。
 私を含めた多くの作者が、感想を求めているのでしょう。


 感想を買う側だけではなく、売る側に嫌悪を覚える人もいます。人の弱みに付け込む卑怯な行為だ、と。
 待ってください。そもそも商売とは人の弱みに付け込むことではないでしょうか。
 取引が合法で、価格が適正で、互いに利益をもたらし、買う側の負担が大きくなければ、なーんにも問題ないと思います。


 私も小説を書いている時は、とにかく完成させたいの一念しかありません。感想のことなんか頭にありません。
 なのに、出来上がってアップすると欲しくなるのが感想。
 初めて小説を投稿したとき、正直に言って反応は芳しくありませんでした。(多くの人が自作についてそう思うように)自信作だったので凹みました。

 私は、「ココナラ」というネットサービスを見つけました。ホームページ制作やイラスト制作など、あらゆる仕事が集まっているネットのフリーマーケットです。
 小説関係の仕事もたくさんあります。小説の仕事というと、執筆や添削というイメージでしょうが、目立つのは「あなたの小説の感想書きます」と掲げている方々でした。

 小説の感想書きが仕事になるのか、と驚きました。出品者にはプロ作家や編集者もいますが、多くはアマチュア作家か読書を趣味とする素人さんです。
 驚きつつも、一人でもいいから自分の小説を読んで欲しい、お金を出すのに抵抗がない訳じゃないが、お金で解決できるならそれに越したことはない、で、小説の感想を依頼しました。
 結果は、満足いくものでした。
 さすがに有料感想です。単に面白いの一言ではなく、三千字にわたって主要キャラの印象やストーリー展開についていい感じに語ってくれました。


 誉めちぎる感想なんて、簡単に書けるじゃん、それで金取るなんてずるいよなあ、とお思いでしょうか?
 これ、自分から積極的に読んで感動して書く感想とは違うんですよ。
 依頼してくるのはど素人です。それに小説のジャンルは多岐に渡ります。苦手ジャンルの下手な長編小説を読み、なんとか美点を見出してまとまった感想文を書く……結構キツいと思います。
 だって皆さん、学校の読書感想文、好きでした? あの課題図書って、一流のプロが書いた作品ですから、ど素人の小説とは訳が違います。それでも宿題のために興味ない本を読んで感想書くって、大変だったと思います。


 小説の改善点を指摘してもらうならわかるが、ただ誉めてもらうって意味なくない? とお思いでしょうか?
 これ、作者の精神状態によります。
 せっかく小説をアップしても無反応だと、自分の小説は最低なんだと落ち込みます。
 そもそも自信があるから発表するわけで、欠点を指摘されるのは自分を否定されるようで嫌なものです。
 アドバイスなんかもらっても落ち込むだけ、前向きな励ましで元気を出したい……そんなときは、誉め感想がすごく効きます。
 誉め感想だけでは小説が上達しないだろ? とお思いでしょうが、それは作者の選択です。
 私は、当初誉め感想を求めていました。が、誉め感想で元気になってくると、自然、向上心が沸き起こるものです。
 最近は、誉め半分、改善点半分でお願いしています。


 小説感想サービスについて弁護してきました。
 無理に利用しろってことじゃないんです。
 ですが、小説の反応がなくて落ち込み、書くのをやめようとまで思い詰めているなら、この手のサービスを利用するのもありかと思います。

 とはいえ、気を付けたいポイントがあります。

 一つ目。
 私はココナラで何人かに感想をお願いしました。今まで失敗したことはありません。
 が、このサイトは誰でも出品者になれるので、サービスの質は担保されません。
 レビューや実績を参考にして、慎重に選びましょう。

 二つ目。
 小説を誉められるのは気持ちいいもの。癖になっちゃいます。
 でも、癖になりすぎて散財するのは気を付けましょう。
 私は二十万字~三十万字の長編の感想をお願いするので、安くて五千円、上は一万五千円かかりました。結構それなりにしますが、沢山書いてもらったので満足しています。
 大体、一作につき二人にお願いしています。結構散財してますね。まあ、趣味を続けるための必要経費かな?


 ここまで書くと、有料で感想をお願いしているなら、私の小説に感想なんて書く必要ないじゃん、って思われそうですが、それは別なんです!
 やーっぱり、コメントもらえるとめっちゃ嬉しいんです! なので引き続き、一言でいいので感想お願いします。
 自分は感想書いてないのにクレクレするなって指摘されたら、もう頭下げるしかありません。ごめんなさい。


 以上、有料の小説感想サービスの弁護でした。
 次回は、私がどんな感想をもらえたかお話しします、
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