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16 ONE
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16 ONE
フウキは広島市の本通商店街に座っていた。
20代前半と思われる女の子が「あのう、宜しいでしょうか?」
「はい、いらっしゃい!どうぞ」
「私は、今服飾系の仕事をしてるんですけど、上司との人間関係や仕事上でも会社の方針と合わない
部分があって退職しようかどうか悩んでます。仕事的は嫌いでないので、それも含めて相談したくてきました」
「はい、まずあなたは、どうなりたいですか?」
「どうと云うと?」
「具体的に例えば技術を身に付けたいとか、結婚までの腰掛けとか、あなたと
会社との繋がりのスタンスの事です」
「技術を身に付けたいです」
「では、今の職場はそういう意味ではどうですか?」
「はい、技術的には申し分ありません」
「じゃあその技術習得のひとつに人間関係も含まれているとしたらどうしますか?」
「仕事と人間関係ですか?」
「はい」
「・・・・どうしてですか」
「あなたは生まれてから死ぬまで、ずっと人間と係わっていきます。例外はなく永遠にです。解ります?」
「はい」
「そして、あなたに都合のいい人間というのは、あなたがこの世を生きる為に
障害になる事はそんなに教えてくれません」
「あ、はい」
「社会には色んな人間がいて皆それぞれ好き勝手に主張しあい、時には味方となり、そして敵にもなります。
ただし敵味方というのはその時々のあなたにとっての話しです。それが社会だと思いませんか?」
「あっ・・・はい・・・」
「障害を避けて生きてきた人生と、障害は障害と認めそれと向き合う人生。どっちを選んでも
自由なんですどちらを選びますか?
立場を変えてみましょう。もしあなたに子供がいて同じ事で悩んでいたら、あなたは何と声を掛けます?
その事をまず考えてみませんか。もし本当に嫌なら退社を勧めます。精神的にも良くないので・・」
「はい・・・何か解ったような気がしてきました。ありがとうございました。わたし、
もう一度自分と向き合ってみます」
「良い朝を迎えますように」フウキは軽く手を振った。
仕事を終えたフウキはテーブルとイスをたたみ、身支度をして帰り道の路地に差し掛かった。
次の瞬間、暗闇の中から2人の黒い影が現われた。
突然「宮園風輝さんだね・・・」男に声を掛けられた。
それはトーンの低い厳つい声。
「ハイ、君は?」次の瞬間フウキの背中に激痛が走った。
「うっ・うっ・・・・つ・ついに・・きたか・・」
そっと近寄ってきたもうひとりの男がフウキの背中にサバイバルナイフを突き刺したのだった。
そして2人組の男が暗闇に走り去っていった。
フウキは前屈みのまま倒れ込んだ。次の瞬間、フウキは意識を肉体から切り離した。
痛みから解放されたが肉体的なダメージはひどく、人通りの
少ない路地。
翌早朝、新聞配達員によって発見されたが、倒れてから既に5時間が経過していた。
警察と救急車が来た時にはフウキの身体は帰らぬ人となっていた。
警察の発表では、解剖の結果刃物のような者で背中をひと突き。
それが心臓に達し致命傷になったとの結論がなされた。
フウキの所持品が無いことから金品目的の通り魔的犯行と断定した。公には発表されていないが、
フウキの遺体は死後硬直が認められず、監察医は頭を傾げていた。
刺された直後に魂を肉体から意識的に離脱させたために死後硬直が無かったからだった。
フウキが息を引き取ったと思われる同時刻にSANNGA6人は
同じ夢を視た。笑みを浮かべたフウキが白い装いで目の前に立っていた。
「僕は帰ります。SANGAを一度解散してほしい。そして個々の活動をしながら過ごして下さい。
再復活の為に今はエネルギーを蓄えてほしい。僕はいつでも皆さんを応援してます。
今後はチャネリングで・・・又、逢いましょう」
朝を待って6人はいっせいに連絡を取り合った。
シバの指示で札幌在住のラトリが代表し、余市町のフウキの実家に連絡を入れたが
何の連絡も入っていないとの事。
次はインドラからの提案で正午になったらエネルギーをひとつにし、同時にフウキへ
チャネリングを試みる事にした。
打合せ時刻になって直ぐに花梨がフウキと繋がった。
花梨の話では昨夜、エレボスに手配された2人組の男に後ろから
刺され、フウキの肉体は死を迎えたというものだった。
程なくしてフウキの実家から札幌のラトリに電話が入った。
「広島の警察から連絡が入りフウキらしき男性が殺されたので
身元確認をしてほしい」という連絡があったらしい。
インドラ・花梨・シバ・摩耶の4人は新幹線で広島に向かった。
警察の霊安室では変わり果てたフウキの姿があった。
司法解剖の結果、後ろからサバイバルナイフで心臓をひと突きされた事による即死というもの。
インドラ・摩耶・花梨・シバはその場で天を仰いだ。
遺体はフウキの家族に引き取られ、故郷での葬儀にはSANGA6人と由美子が列席した。
宮園風輝30歳の人生はここに終わった。
SANGAはフウキの遺言通り解散された。
フウキの死から3年が過ぎた。
世の中は管理・監視社会と変貌した。何をするにも身分証明書の提示が義務付けされたり、
運転免許証にもマイクロチップが埋め込まれ街のあらゆる所に監視カメラの設置がされた。
犯罪登録された人間は6時間以内には、国内であれば潜伏場所を90%解析出来る仕組みも開発された。
これらは表向き犯罪防止と称し、実は人間管理の為のシステムで、
何時何処で誰と誰が何を話したかまで監視する仕組み。
さらに個人の行動も数時間前まで時間を逆行して監視できるというシステムが開発された。
テロ対策室には今はもう解散したSANGAも「テロ活動の疑いあり」として監視登録されていた。
世界はエレボスの思惑通りワンワールドに統一されようとしていたが、それに立ち向かう反体派も
水面下で組織が結成され、ネットを通じて世界に配信されていた。
ネットの力は驚異的な早さで広がり、そこには人種の壁・言葉や身分の違いはもちろん、
キリスト教・イスラム教・仏教・ヒンズー教とあらゆる宗教の壁も取り外された。
エレボスの意思とは全く別の意味で世界の意識は自然と統一されつつあった。
世界に発信される際の合い言葉は「ONE」発信源はイギリス
だったが、初めは水面下で燻っていたONEの活動も時と共に
急激に広がった。
圧縮されたゴム風船から解き放たれた空気のような勢い。
魂の叫びは、ある時は歌や絵などに隠されていた。そんな中で
日本のミュージシャン花梨の書いた曲が世界に無料配信されていた。
その曲は「KIZUNA(絆)」という題名で、フウキの事を
思い描きながら作られたバラード曲。
歌詞の中にフウキとサンガの文字がアナグラムとして隠されていた。
KIZUNAは著作権フリーとしたこともあり、ONEが中心となって8カ国語に翻訳され配信された。
そして世界中で愛される歌へと成長した。
配信され2ヶ月で世界に広まる快挙。このKIZUNAはただの歌ではなかった。
花梨が旧SANGAの仲間と音魂(おとだま)を利用した魂の癒しの歌であった。
フウキの死後徐々にそして急激に世界は動き始めた。
エレボスの圧力規制の執行よりもONEの伝わる波は早かった。
弾圧を掛けようとした時には、すでに違う風が吹くという具合にONEの動きは目を見張るものがあった。
偏らない思想・音楽・文学等、ONEの影響は止まるところを知らず、
21世紀のルネッサンスとまで云われた。
またONEとは数字の始まり1であり創造性、意志の強さ、夜明けの始まりという意味である。
着実に目に見えて世界は変わりつつあった。
フウキは広島市の本通商店街に座っていた。
20代前半と思われる女の子が「あのう、宜しいでしょうか?」
「はい、いらっしゃい!どうぞ」
「私は、今服飾系の仕事をしてるんですけど、上司との人間関係や仕事上でも会社の方針と合わない
部分があって退職しようかどうか悩んでます。仕事的は嫌いでないので、それも含めて相談したくてきました」
「はい、まずあなたは、どうなりたいですか?」
「どうと云うと?」
「具体的に例えば技術を身に付けたいとか、結婚までの腰掛けとか、あなたと
会社との繋がりのスタンスの事です」
「技術を身に付けたいです」
「では、今の職場はそういう意味ではどうですか?」
「はい、技術的には申し分ありません」
「じゃあその技術習得のひとつに人間関係も含まれているとしたらどうしますか?」
「仕事と人間関係ですか?」
「はい」
「・・・・どうしてですか」
「あなたは生まれてから死ぬまで、ずっと人間と係わっていきます。例外はなく永遠にです。解ります?」
「はい」
「そして、あなたに都合のいい人間というのは、あなたがこの世を生きる為に
障害になる事はそんなに教えてくれません」
「あ、はい」
「社会には色んな人間がいて皆それぞれ好き勝手に主張しあい、時には味方となり、そして敵にもなります。
ただし敵味方というのはその時々のあなたにとっての話しです。それが社会だと思いませんか?」
「あっ・・・はい・・・」
「障害を避けて生きてきた人生と、障害は障害と認めそれと向き合う人生。どっちを選んでも
自由なんですどちらを選びますか?
立場を変えてみましょう。もしあなたに子供がいて同じ事で悩んでいたら、あなたは何と声を掛けます?
その事をまず考えてみませんか。もし本当に嫌なら退社を勧めます。精神的にも良くないので・・」
「はい・・・何か解ったような気がしてきました。ありがとうございました。わたし、
もう一度自分と向き合ってみます」
「良い朝を迎えますように」フウキは軽く手を振った。
仕事を終えたフウキはテーブルとイスをたたみ、身支度をして帰り道の路地に差し掛かった。
次の瞬間、暗闇の中から2人の黒い影が現われた。
突然「宮園風輝さんだね・・・」男に声を掛けられた。
それはトーンの低い厳つい声。
「ハイ、君は?」次の瞬間フウキの背中に激痛が走った。
「うっ・うっ・・・・つ・ついに・・きたか・・」
そっと近寄ってきたもうひとりの男がフウキの背中にサバイバルナイフを突き刺したのだった。
そして2人組の男が暗闇に走り去っていった。
フウキは前屈みのまま倒れ込んだ。次の瞬間、フウキは意識を肉体から切り離した。
痛みから解放されたが肉体的なダメージはひどく、人通りの
少ない路地。
翌早朝、新聞配達員によって発見されたが、倒れてから既に5時間が経過していた。
警察と救急車が来た時にはフウキの身体は帰らぬ人となっていた。
警察の発表では、解剖の結果刃物のような者で背中をひと突き。
それが心臓に達し致命傷になったとの結論がなされた。
フウキの所持品が無いことから金品目的の通り魔的犯行と断定した。公には発表されていないが、
フウキの遺体は死後硬直が認められず、監察医は頭を傾げていた。
刺された直後に魂を肉体から意識的に離脱させたために死後硬直が無かったからだった。
フウキが息を引き取ったと思われる同時刻にSANNGA6人は
同じ夢を視た。笑みを浮かべたフウキが白い装いで目の前に立っていた。
「僕は帰ります。SANGAを一度解散してほしい。そして個々の活動をしながら過ごして下さい。
再復活の為に今はエネルギーを蓄えてほしい。僕はいつでも皆さんを応援してます。
今後はチャネリングで・・・又、逢いましょう」
朝を待って6人はいっせいに連絡を取り合った。
シバの指示で札幌在住のラトリが代表し、余市町のフウキの実家に連絡を入れたが
何の連絡も入っていないとの事。
次はインドラからの提案で正午になったらエネルギーをひとつにし、同時にフウキへ
チャネリングを試みる事にした。
打合せ時刻になって直ぐに花梨がフウキと繋がった。
花梨の話では昨夜、エレボスに手配された2人組の男に後ろから
刺され、フウキの肉体は死を迎えたというものだった。
程なくしてフウキの実家から札幌のラトリに電話が入った。
「広島の警察から連絡が入りフウキらしき男性が殺されたので
身元確認をしてほしい」という連絡があったらしい。
インドラ・花梨・シバ・摩耶の4人は新幹線で広島に向かった。
警察の霊安室では変わり果てたフウキの姿があった。
司法解剖の結果、後ろからサバイバルナイフで心臓をひと突きされた事による即死というもの。
インドラ・摩耶・花梨・シバはその場で天を仰いだ。
遺体はフウキの家族に引き取られ、故郷での葬儀にはSANGA6人と由美子が列席した。
宮園風輝30歳の人生はここに終わった。
SANGAはフウキの遺言通り解散された。
フウキの死から3年が過ぎた。
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運転免許証にもマイクロチップが埋め込まれ街のあらゆる所に監視カメラの設置がされた。
犯罪登録された人間は6時間以内には、国内であれば潜伏場所を90%解析出来る仕組みも開発された。
これらは表向き犯罪防止と称し、実は人間管理の為のシステムで、
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さらに個人の行動も数時間前まで時間を逆行して監視できるというシステムが開発された。
テロ対策室には今はもう解散したSANGAも「テロ活動の疑いあり」として監視登録されていた。
世界はエレボスの思惑通りワンワールドに統一されようとしていたが、それに立ち向かう反体派も
水面下で組織が結成され、ネットを通じて世界に配信されていた。
ネットの力は驚異的な早さで広がり、そこには人種の壁・言葉や身分の違いはもちろん、
キリスト教・イスラム教・仏教・ヒンズー教とあらゆる宗教の壁も取り外された。
エレボスの意思とは全く別の意味で世界の意識は自然と統一されつつあった。
世界に発信される際の合い言葉は「ONE」発信源はイギリス
だったが、初めは水面下で燻っていたONEの活動も時と共に
急激に広がった。
圧縮されたゴム風船から解き放たれた空気のような勢い。
魂の叫びは、ある時は歌や絵などに隠されていた。そんな中で
日本のミュージシャン花梨の書いた曲が世界に無料配信されていた。
その曲は「KIZUNA(絆)」という題名で、フウキの事を
思い描きながら作られたバラード曲。
歌詞の中にフウキとサンガの文字がアナグラムとして隠されていた。
KIZUNAは著作権フリーとしたこともあり、ONEが中心となって8カ国語に翻訳され配信された。
そして世界中で愛される歌へと成長した。
配信され2ヶ月で世界に広まる快挙。このKIZUNAはただの歌ではなかった。
花梨が旧SANGAの仲間と音魂(おとだま)を利用した魂の癒しの歌であった。
フウキの死後徐々にそして急激に世界は動き始めた。
エレボスの圧力規制の執行よりもONEの伝わる波は早かった。
弾圧を掛けようとした時には、すでに違う風が吹くという具合にONEの動きは目を見張るものがあった。
偏らない思想・音楽・文学等、ONEの影響は止まるところを知らず、
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