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9「夢」
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9「夢」
「どこなのここは……?」
HisaeはSizuと池袋で飲んで自宅に戻り、たしか布団を敷いてシャワーを浴びて寝た……うん。
昨日のことだからしっかり覚えている。 確かに寝たけどここどこ?
自分がアイヌの代表的楽器ムックリを囲炉裏のまえで演奏していた。
「なんで?」
その時後ろから「ヌック朝からムックリを鳴らしてどうした?」
振り返り声の主に視線を向けた。
「……誰?」髭の生えた濃い顔をした見知らぬ男。 この出立はもしかしてアイヌの人?
それに私の持っている紐の付いた楽器っぽいものはたしか……
「あんた誰?」
その男が「なんだって?」
「イシリクラン(なんか変)」Hisaeが言った。 これってアイヌ語?
なんで私がアイヌ語話せるのよ……?
「イペルスイ(腹がすいた)」男が言った。
「うるせ、腹がすいたぐらいで、ぐだぐだ言うな。 こっちは何が何だかさっぱり解らねんだから!」
「エシアンテ(腹立つ)」と言い捨てて男は出て行った。
「何が腹立つだって、こっちがエシアンテだよ。 あれ?私の頭やっぱ変だ、アイヌ語で言った……」
その時Sizuのことが頭を過ぎった。
「Sizuはどうなった?」
次の瞬間ひとりの女が入ってきた。
「姉さん目が醒めたの?」
紛れもなくSizuの声だった。 でも姿形がなんか違う。
「あんたSizuなの?」恐る恐る聞いた。
「そう、私はSizu」
「なんかおかしいと思わない?」目を丸くして言った。
「おかしくないの。 ここは百三十年程前の北海道なの。 場所でいうと太平洋側に位置した静内町辺り」
「なんで静内に? しかもアイヌなの」
「これは私の夢の中。 ただの夢じゃないよSizuと姉さんの前世」
「夢って事は解ったけど、なんで私があんたの夢の中にいるのよ?」
「Sizuねぇ、他人の夢と同調させること出来るの。 同時に同じ夢を二人で共有できるの」
「お前そんなこと出来るのかい? たまげたね、でもなんか面白い。 で、これはどっちの夢なの?」
「二人共通の夢、姉さんと前世で一緒だったから当時のこと思い出してるの」
「……解った。そういう事なら表に出て楽しもうよ。 それとあの男は誰なの?」
「姉さんの旦那さんでセキという名前だよ」
「ふん~。 ということは私は主婦なのか」
「フチというシャーマンでもあるのよ」
「あんたは?」
「私もフチなんだけど病気とかのお払い専門のフチで祈祷師なの」
「私は?」
「姉さんは神託とか妖精とアイヌの架け橋というか通訳みたいなこと」
「へ~面白い」
「それとラマッコロクルという長老の知恵者がここでは絶対的存在なのね、だから逆らったりしないでね。
あと、倭人は北海道を我が物顔で歩いているけど、逆らわないように。
私達アイヌはハッキリいって迫害を受けてるの、人種差別」
「そっか、そういう時代か解ったよ。 外を案内してよ」Hisaeは複雑な気分で表に出た。
外は澄み切った空と海と川が一度に視界に入る所だった。
「Sizuここ凄い所だね、綺麗……」
「綺麗でしょ。 これからこの地も文明が栄えて段々と町が変わるの。 本当に進化って呼べるのかどうか?」
「あっ、思い出した。 さっき私の旦那らしき男が腹減ったって言ってたけどどうするの」
「大丈夫だよ、何処かに行って食べてるよ」
「何を食べてるの?」
「夏場はそこら中食べ物が豊富にあるの。 蓄えは冬場のぶんだけ肉や魚を干したりするの」
「なんかそれって原始風で好いね」
それから二人は村を散策した。
「姉さん全然思い出せないの?」
「うん、断片的に、言葉だとか音楽や服や家の造りなどいいなって感じるけど。
あんたのように詳しく思い出せない」
「そっか…… 私はこの時代は楽しい事ばかりだったから結構鮮明に覚えてたのね」
「そういえば姉さんは、いつもラマッコロクルと言い争いしてたから。
一度、村を追放されたことあったのよ」
「あんたそんなことまで覚えてるの?」
そこへ、向こうから長老ラマッコロクルが二人に向って歩いてきた。
Sizuが「噂をすれば」
Hisaeは深々とお辞儀をした。
それを横でSizuが慌てて辞めさせた。 長老は一瞬怪訝な顔をしたがそのまま通り過ぎた。
「Sizuなんで折角の挨拶止めるの?」
「お姉さん、今の挨拶は倭人式なの。 アイヌ式とは違うの、だから村長は変な顔してたの」
「なるほどねめんどくせぇ……」といいながら道ばたの小石を蹴っていた。
Sizuはその仕草が面白いと笑っていた。
「Sizuところでこの夢いつ覚めるのよ?」
「もう帰りたいですか?」
「いや、帰らないでみんなをからかって遊ばない?」
「姉さん、こっちの人達は純粋なんだから。 それに姉さんのというかフチの
言葉には影響力あるんだから」
「はいはい」
Hisaeは思った「なんで私がSizuから注意を……?」
「姉さんこっちに来て」
「はいよ」
二人は小川の淵にきた。 スズランの群生を指さした。
「おや、スズランかい綺麗だね…… ほのかな匂いがまた良いね」
Hisaeが近寄ると葉の陰に黒い影が隠れた。
「なにいまの? Sizuいま何か動いたけど?」
Sizuはその影に近寄って声をかけた。
「出ておいで」
スズランの葉の陰から小さい人の形をした生きものが顔を出した。
ジッと見ていたHisaeは「あんた誰?」声をかけた。
Sizuが「この人達はコロポックル族の妖精さんだよ」
「妖精なの…… ウソッ! 本当に妖精なのかい可愛いね。 こんにちは私ヌック。 あなたは?」
「Pinoだよ」
「Pinoちゃんよろしくね。 Sizu、この子Pinoちゃんだって、可愛いね」
「Sizuは前からこの子らと知り合いで、妖精さん達の世話役なの」
「へ~。 他にも仲間いるんですか?」
Pinoはヌックの後方を指さした。 ヌックが振り返るとそこには十人の
コロボックルの集団が立っていた。
ヌックが「皆さんこんにちは」
その中の一人が「ヌックさん、こんにちはダニ。 ここで何やってるダニ?」
「Sizuおもしろいこの子達ダニだって」
「姉さん」ヌックはまた叱られた。
ヌックはその場に屈んで「Pinoさんはここで何をやってるダニ?」
「ノッキリ(花)から蜜を採ってるダニ」
「蜜は美味しいの?」
「美味しいから採ってるダニよ」
「それもそうね、変なこと聞いてすいませんでした」
「ヌックさん、あなたおもしろいダニ」
それから二人と妖精達は太陽が真上に来るまで語り合っていた。
Sizuが「姉さんそろそろ帰りましょう」
「えっ、もう帰るのかい? もっとコロポックル達と話そうよ」
次の瞬間Hisaeは自宅のベットの上で目が醒めた。
「……なに今の夢?」
ベットから起き上がりSizuの寝ている部屋に入り、いきなり寝ているSizuの体を
揺らし「おい、Sizu起きろ」
「……なに? あっ、姉さんおはようございます」
「お前さ、今、夢見てなかった?」
「姉さんとアイヌコタンで妖精達と遊ぶ夢を視たけど」
「やっぱり、あの夢は本当だったんだ。 夢に妖精のPino出て来た?」
「Pinoちゃんや十人の仲間もいたよ」
「同じだ。 あんた夢を操作できるのかい?」
「操作かどうか解らないけど、こういう夢視たいと思ったらその夢が視えるけど」
「へ~、そういうこと出来るんだ。今朝の夢みたいに二人同時に同じ夢も視られるのかい?」
「姉さんと前世の何処かで一緒だったのかなって思って寝たの。
同時に同じ夢を視たいとは思ってなかったど」
「そういうことか。 あんたの能力は凄いよ。
そしたらさ、あんたがなんで今回は自閉症という表現方法で産まれてきたのか知りたいと思わない?」
「それ解らない。 解りたいと思わないし」
「そっか…… ごめんねSizu」
「はい」
「話し変えようね。 Sizuはアイヌ以外に他の世界にも遊びに行くのかい?」
「たくさん行きました」
「何処か思いでに強く残る夢ある?」
「印度でヨガをやってました」
「それはどんな想い出があるの?」
「肉体の感覚を超越して光の世界に繫がる修行をヨガを通してやってよ」
「ヨガね…… で、出来たの?」
「結構簡単にやってたよ」
「今のSizuは出来ないのかい?」
「必要ないからやってないけど」
「なんで?」
「出来ても役に立たないもん」
「……なるほどね。 しかしお前は本当に変わったね、これからもその感覚を磨いてね。
もっと感覚を研ぎすますのよ」
「はい、姉さんのおかげです」
「なんだい、そんなお世辞も使うようになったのかい」
「お世辞ではありません。 Sizuの本心です」
「はい、ありがとう素直に受け取っておくよ」
「どこなのここは……?」
HisaeはSizuと池袋で飲んで自宅に戻り、たしか布団を敷いてシャワーを浴びて寝た……うん。
昨日のことだからしっかり覚えている。 確かに寝たけどここどこ?
自分がアイヌの代表的楽器ムックリを囲炉裏のまえで演奏していた。
「なんで?」
その時後ろから「ヌック朝からムックリを鳴らしてどうした?」
振り返り声の主に視線を向けた。
「……誰?」髭の生えた濃い顔をした見知らぬ男。 この出立はもしかしてアイヌの人?
それに私の持っている紐の付いた楽器っぽいものはたしか……
「あんた誰?」
その男が「なんだって?」
「イシリクラン(なんか変)」Hisaeが言った。 これってアイヌ語?
なんで私がアイヌ語話せるのよ……?
「イペルスイ(腹がすいた)」男が言った。
「うるせ、腹がすいたぐらいで、ぐだぐだ言うな。 こっちは何が何だかさっぱり解らねんだから!」
「エシアンテ(腹立つ)」と言い捨てて男は出て行った。
「何が腹立つだって、こっちがエシアンテだよ。 あれ?私の頭やっぱ変だ、アイヌ語で言った……」
その時Sizuのことが頭を過ぎった。
「Sizuはどうなった?」
次の瞬間ひとりの女が入ってきた。
「姉さん目が醒めたの?」
紛れもなくSizuの声だった。 でも姿形がなんか違う。
「あんたSizuなの?」恐る恐る聞いた。
「そう、私はSizu」
「なんかおかしいと思わない?」目を丸くして言った。
「おかしくないの。 ここは百三十年程前の北海道なの。 場所でいうと太平洋側に位置した静内町辺り」
「なんで静内に? しかもアイヌなの」
「これは私の夢の中。 ただの夢じゃないよSizuと姉さんの前世」
「夢って事は解ったけど、なんで私があんたの夢の中にいるのよ?」
「Sizuねぇ、他人の夢と同調させること出来るの。 同時に同じ夢を二人で共有できるの」
「お前そんなこと出来るのかい? たまげたね、でもなんか面白い。 で、これはどっちの夢なの?」
「二人共通の夢、姉さんと前世で一緒だったから当時のこと思い出してるの」
「……解った。そういう事なら表に出て楽しもうよ。 それとあの男は誰なの?」
「姉さんの旦那さんでセキという名前だよ」
「ふん~。 ということは私は主婦なのか」
「フチというシャーマンでもあるのよ」
「あんたは?」
「私もフチなんだけど病気とかのお払い専門のフチで祈祷師なの」
「私は?」
「姉さんは神託とか妖精とアイヌの架け橋というか通訳みたいなこと」
「へ~面白い」
「それとラマッコロクルという長老の知恵者がここでは絶対的存在なのね、だから逆らったりしないでね。
あと、倭人は北海道を我が物顔で歩いているけど、逆らわないように。
私達アイヌはハッキリいって迫害を受けてるの、人種差別」
「そっか、そういう時代か解ったよ。 外を案内してよ」Hisaeは複雑な気分で表に出た。
外は澄み切った空と海と川が一度に視界に入る所だった。
「Sizuここ凄い所だね、綺麗……」
「綺麗でしょ。 これからこの地も文明が栄えて段々と町が変わるの。 本当に進化って呼べるのかどうか?」
「あっ、思い出した。 さっき私の旦那らしき男が腹減ったって言ってたけどどうするの」
「大丈夫だよ、何処かに行って食べてるよ」
「何を食べてるの?」
「夏場はそこら中食べ物が豊富にあるの。 蓄えは冬場のぶんだけ肉や魚を干したりするの」
「なんかそれって原始風で好いね」
それから二人は村を散策した。
「姉さん全然思い出せないの?」
「うん、断片的に、言葉だとか音楽や服や家の造りなどいいなって感じるけど。
あんたのように詳しく思い出せない」
「そっか…… 私はこの時代は楽しい事ばかりだったから結構鮮明に覚えてたのね」
「そういえば姉さんは、いつもラマッコロクルと言い争いしてたから。
一度、村を追放されたことあったのよ」
「あんたそんなことまで覚えてるの?」
そこへ、向こうから長老ラマッコロクルが二人に向って歩いてきた。
Sizuが「噂をすれば」
Hisaeは深々とお辞儀をした。
それを横でSizuが慌てて辞めさせた。 長老は一瞬怪訝な顔をしたがそのまま通り過ぎた。
「Sizuなんで折角の挨拶止めるの?」
「お姉さん、今の挨拶は倭人式なの。 アイヌ式とは違うの、だから村長は変な顔してたの」
「なるほどねめんどくせぇ……」といいながら道ばたの小石を蹴っていた。
Sizuはその仕草が面白いと笑っていた。
「Sizuところでこの夢いつ覚めるのよ?」
「もう帰りたいですか?」
「いや、帰らないでみんなをからかって遊ばない?」
「姉さん、こっちの人達は純粋なんだから。 それに姉さんのというかフチの
言葉には影響力あるんだから」
「はいはい」
Hisaeは思った「なんで私がSizuから注意を……?」
「姉さんこっちに来て」
「はいよ」
二人は小川の淵にきた。 スズランの群生を指さした。
「おや、スズランかい綺麗だね…… ほのかな匂いがまた良いね」
Hisaeが近寄ると葉の陰に黒い影が隠れた。
「なにいまの? Sizuいま何か動いたけど?」
Sizuはその影に近寄って声をかけた。
「出ておいで」
スズランの葉の陰から小さい人の形をした生きものが顔を出した。
ジッと見ていたHisaeは「あんた誰?」声をかけた。
Sizuが「この人達はコロポックル族の妖精さんだよ」
「妖精なの…… ウソッ! 本当に妖精なのかい可愛いね。 こんにちは私ヌック。 あなたは?」
「Pinoだよ」
「Pinoちゃんよろしくね。 Sizu、この子Pinoちゃんだって、可愛いね」
「Sizuは前からこの子らと知り合いで、妖精さん達の世話役なの」
「へ~。 他にも仲間いるんですか?」
Pinoはヌックの後方を指さした。 ヌックが振り返るとそこには十人の
コロボックルの集団が立っていた。
ヌックが「皆さんこんにちは」
その中の一人が「ヌックさん、こんにちはダニ。 ここで何やってるダニ?」
「Sizuおもしろいこの子達ダニだって」
「姉さん」ヌックはまた叱られた。
ヌックはその場に屈んで「Pinoさんはここで何をやってるダニ?」
「ノッキリ(花)から蜜を採ってるダニ」
「蜜は美味しいの?」
「美味しいから採ってるダニよ」
「それもそうね、変なこと聞いてすいませんでした」
「ヌックさん、あなたおもしろいダニ」
それから二人と妖精達は太陽が真上に来るまで語り合っていた。
Sizuが「姉さんそろそろ帰りましょう」
「えっ、もう帰るのかい? もっとコロポックル達と話そうよ」
次の瞬間Hisaeは自宅のベットの上で目が醒めた。
「……なに今の夢?」
ベットから起き上がりSizuの寝ている部屋に入り、いきなり寝ているSizuの体を
揺らし「おい、Sizu起きろ」
「……なに? あっ、姉さんおはようございます」
「お前さ、今、夢見てなかった?」
「姉さんとアイヌコタンで妖精達と遊ぶ夢を視たけど」
「やっぱり、あの夢は本当だったんだ。 夢に妖精のPino出て来た?」
「Pinoちゃんや十人の仲間もいたよ」
「同じだ。 あんた夢を操作できるのかい?」
「操作かどうか解らないけど、こういう夢視たいと思ったらその夢が視えるけど」
「へ~、そういうこと出来るんだ。今朝の夢みたいに二人同時に同じ夢も視られるのかい?」
「姉さんと前世の何処かで一緒だったのかなって思って寝たの。
同時に同じ夢を視たいとは思ってなかったど」
「そういうことか。 あんたの能力は凄いよ。
そしたらさ、あんたがなんで今回は自閉症という表現方法で産まれてきたのか知りたいと思わない?」
「それ解らない。 解りたいと思わないし」
「そっか…… ごめんねSizu」
「はい」
「話し変えようね。 Sizuはアイヌ以外に他の世界にも遊びに行くのかい?」
「たくさん行きました」
「何処か思いでに強く残る夢ある?」
「印度でヨガをやってました」
「それはどんな想い出があるの?」
「肉体の感覚を超越して光の世界に繫がる修行をヨガを通してやってよ」
「ヨガね…… で、出来たの?」
「結構簡単にやってたよ」
「今のSizuは出来ないのかい?」
「必要ないからやってないけど」
「なんで?」
「出来ても役に立たないもん」
「……なるほどね。 しかしお前は本当に変わったね、これからもその感覚を磨いてね。
もっと感覚を研ぎすますのよ」
「はい、姉さんのおかげです」
「なんだい、そんなお世辞も使うようになったのかい」
「お世辞ではありません。 Sizuの本心です」
「はい、ありがとう素直に受け取っておくよ」
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