世界を救った変身ヒーローだったのに、人類に危険視されて異世界へ追放されたのだが

天地海

文字の大きさ
109 / 214
変身ヒーローと魔王の息子

クリームヒルト鉱山の調査・最深部

しおりを挟む
 エリーネの鞄には保冷機能と保温機能があるのか、サンドウィッチはひんやりとしていて、スープと紅茶は温かかった。
 その事を聞いたら、その鞄はルトヴィナの試作品らしい。
 エリーネがアイディアを出して、ルトヴィナがそれを形にした。
 俺たちと旅をする中で食事に困ったことから、いつでも温かい食事や新鮮な食事をするにはどうしたらいいのか考えたと言うことだった。
 鞄にはクリスタルが加工されていて、スペースによって温度を調節できるらしい。
 ただ、その調整が難しいため、結構な魔力を必要とする上にせいぜい三日くらいしか効果が続かないとか。
 ことあるごとに鞄を使ってルトヴィナと調整しているんだと教えてくれた。
 そんなわけで、こんな鉱山の真ん中でも食事は十分満足できるものだった。
「それじゃ、行くわよ」
 再び明かりの魔法をヨミの先に向かわせる。
 階段を降りて進んでいくと、少しずつ下っているのがわかった。
「この辺りはまた道が真っ直ぐなんだな」
 脇道はいくつかあるが、レールが二手に分かれることはなかった。
 だから、明かりを頼りにしなくてもレールに沿って進むだけで奥に向かっているのがわかる。
「……ねえ、変じゃない?」
 不意に後ろを歩いていたジェシカが言った。
「何が?」
「……俺もそう思います」
 俺の問いかけに答える前に、ゴブリンがジェシカの意見に同意した。
「さっきまでの採掘場までには結構魔物に遭遇したけど、それよりも奥に向かっているこの道で魔族を見かけないのは不自然だと思うのよ」
「もしかして、道を間違えた?」
 エリーネが明かりを寄せて地図を見た。
「中盤の採掘場から奥へ向かう道ってここだけじゃなかったのか?」
「ううん、そうじゃなくて。最初の採掘場がここで、二番目がここでしょ。ここから先は三つ採掘場があるのよ。その中でも一番奥に向かってるのがこの道の採掘場だったんだけど……」
 ってことは、その選択を間違えたってことか?
 まあ、どの道鉱山全体の調査をするつもりで来たんだから、この奥の採掘場を調べた後にそっちも調べればいい。
「いいや、道は間違えてません。俺たちはこの脇道の奥で生まれた。この奥の広場ではいろんな魔物たちが争っていて、俺は何とか隙を窺ってこの道を逃げたんだ」
 ゴブリンの顔が青ざめて震えていた。
「ヨミは――」
 どう思うか聞こうとして顔を向けたら、冷や汗が魔法の明かりに照らされていた。
 この鉱山は汗をかくほど暑くはないし湿度も高くないというのに。
 何かを感じ取っていることは確かなようだが、俺の呼びかけにも反応しないほど集中していた。
「……AIは? そんなヤバい魔力を計測してるか?」
 エリーネもジェシカもゴブリンも道の奥に意識を集中しているようだから聞こえてはいないと思うが、小声で聞く。
『……この山の奥からは絶えず魔力は感知していますよ。それも、恐らくは今までで一番高い数値を常に計測しています』
「そんな大事なことを黙っていたのか?」
『大事なことですか? そもそもその原因を調べに来ているのに、報告したからと言って彰の行動が変わることはないと思いますが』
 ……確かにそうだけどさ。
 文句を言っても仕方がないか。
「この道は間違っていないと思っていいんだな?」
『はい、ただ……強い魔力に近づいているせいで、魔物程度の弱い魔力は判別しづらくなっています。そちらは彰自身の目で確認してください』
「エリーネ、進もう。それと、あの明かりをもう少し前に向けられるか?」
「え、ええ」
 エリーネは魔法の明かりを起用に操り、俺たちの前方一メートルくらい先に移動させた。
 さすがにこの状況では変身しておいた方が良いか。
 エネルギーを無駄に消費したくはないが、安全第一で行こう。
 俺の意志をネムスギアが認証し、ソードギアフォームを展開させた。
 その事に誰も驚かないほど、俺たちは奥に向かう道から魔物が現れないか気を張っていた。
 下りの道をゆっくり歩いたせいで、時間はかかるし疲労感もそれまでよりも多かったが、やっと開けた場所に着いた。
 ここが最深部。金が多く取れるといわれている採掘場だ。
 しかし、この採掘場は大きく荒らされていた。
 階段や壁に取りつけられていたはずの足場がメチャクチャにされている。
 古くなって朽ち果てたのではなく、明らかに何かが争った痕跡があった。
「何かがいたことは間違いなさそうだが……」
「そうね。でも、結局キマイラには遭遇しなかったわね……」
 俺もエリーネも辺りの様子を確かめながら感想を言っては見たものの、お互いに何が言いたいのかはっきりしていないような言い方になってしまった。
 ただ、何というか……。
 寒気のようなものに襲われる。
 ネムスギアのセンサーによれば、この採掘場の気温は十八度。
 そもそも俺は変身している状態なわけだから寒さを感じるってことが矛盾してるんだけど……。
 そうとしか表現できない雰囲気だった。
「この鉱山から、魔物が発生する理由のようなものはわかった気がします」
 体を抱くようにしてヨミが言った。
 口が震え、俺よりもよっぽど寒そう。
 もしかして、ネムスギアのセンサーがぶっ壊れたのか?
『私は正常です』
 変身中は思考を読み取るから、即座にAIは答えた。
「ヨミさん、どういうことですか?」
「え、エリーネさんはわかりませんか? ここは、瘴気が強すぎます。この鉱山の石には微量の魔力も含まれているようですし、それらが魔物の核となるクリスタルに変質したと考えれば……」
 瘴気というものがどういうものかよくわからないが、ゴブリンもヨミと同じように震えているところを見ると、魔物にしかわからないものなのだろうか。
 エリーネやジェシカはそこまで強い反応は示していなかった。
 魔力のない俺でも、この場が何となくよくない空気に溢れているとは思うが……。
『恐らくは、お二人は魔力があるから自然と瘴気をガードしているのかも知れません』
 だとしたら、ヨミやゴブリンは?
『魔物の心臓に当たる部分はクリスタルです。それが強く反応しているのではないかと』
 そこまで言うなら、瘴気とやらは分析できてるのか?
『今のところ数値化は出来ません。心に作用するもののようです』
 それじゃ、発生源とかはわかりそうもないな。
「ヨミ、辛いなら戻ってもいいぞ」
 少なくとも中間地点の採掘場ではそんな表情を見せなかった。
 あそこまで戻れば、影響を受けずに済むだろう。
「い、いえ。凄く嫌な予感がします。今、アキラと離れるわけにはいきません」
 こういう時、何を言っても無駄だと言うことはわかってる。
 本当にヤバそうだったら無理矢理でも俺が連れて行くしかないか。
 最悪、鉱山に大穴を開けることになるがな。
「ちょっと! これ見て!」
 辺りを物色していたジェシカが叫んだ。
 みんなが集まり、エリーネがジェシカの手元を照らす。
「……見たことない形のクリスタルよ。これってもしかして、キマイラのクリスタルじゃない?」
 どことなくケルベロスのクリスタルに似ていた。
 細長い六角形のクリスタルを三つ折り重ねたようだが、でこぼこしていてケルベロスの程精巧ではなかったが。
「そ、それならこちらにもありますよ」
 ヨミが同じものを拾ってきた。
『と言うか、この採掘場にはクリスタルがたくさん落ちてますけどね』
 そう言ってAIがマスクの中の画面にクリスタルを強調して可視化させた。
 まるでプラネタリムを見ているかのように、画面いっぱいにクリスタルが見える。
 つまり、そこら中にクリスタルが転がっていることを表していた。
「もしかして、ここから魔物が生まれるのか?」
「……そうではありませんね。これは、生まれた魔物がこの場で何者かに倒された後のようです」
 クリスタルを見ながらヨミが答える。
「何者かって、ゴブリンの言うことを信じるなら魔物同士で殺し合いをしたってことじゃないの? 縄張り争いなのか、エサを求めてなのかはわからないけど」
 それがこの場で起こったことは間違いではないだろう。
 採掘場が荒らされた痕跡がそれを裏付けている。
 でも、それだけじゃない。
 ゴブリンが見たという多くの魔物。
 中級冒険者に死傷者を出したほど生息していたはずなのに、外に出てくる魔物はそれほど多くなかった。
 そして、今となっては最深部にすらほとんど魔物がいない。
 この鉱山を舞台に弱肉強食の論理で食物連鎖があったのなら、その頂点に立った魔物はどこへ行ったのか。
「……アキラ、こっちに来て!」
 今度は地図を片手に採掘場を調べていたエリーネが俺を呼んだ。
「何だよ」
「ミュウって魔族が幻惑魔法をよく使っていたの、覚えてる?」
「何度も騙されたり不意打ちを食らわされたからな。でも、あいつは倒したし今さらそんな話をする意味があるのか?」
「この採掘場に来てから、妙な魔力を感じてたの」
「それは、ヨミが言ってる瘴気とは別のことなのか?」
「……ジェシカさんがいるから大きな声で言いたくないけど、たぶん瘴気は魔物じゃないとわからないみたい。私のはそれとは別。ここを見て」
 エリーネが明かりを照らして見せたのは、採掘場の一番奥。壁の前の床だった。
「……何だ? 黒いクリスタル?」
 キマイラのものと思われるクリスタルの傍らに、人差し指くらいの大きさのクリスタルがあった。
 色も黒いから明かりがあってもそう簡単には気付かなかっただろう。
「たぶん、ミュウが魔法で何かを封印していたみたい。特定の魔法をクリスタルに込めて本人がいなくても効果を発揮させる方法は人間でもできるから、ミュウはそれを使っていたんだと思う。さすがに、本人が死んでるからもうその効果はないけど」
「よく気がついたな」
「封印だけじゃなくて幻惑魔法も使われていたみたいだから。あいつの魔法は独特だったし、なんて言うか嫌な感じは忘れられないのよね」
「問題は何を封印して幻惑魔法まで使っていたのか、だな」
 目の前には壁しかない。
『彰、これはただの壁ではありませんね。石を積み上げただけのようです』
 その言葉の意味はすぐにわかった。
「ヨミ、ツルハシは持ってるか?」
「はい、ここに」
 大事そうに抱えて持ってきた。
「ちょっと下がってろ」
 俺はそれを目の前の壁に叩きつける。
 すると、ボロボロと壁が崩れていく。
「こ、これって……」
 エリーネが地図と目の前を交互に見る。
「地図にはないわ。隠し通路ってこと?」
「みたいだが、石を積んで隠したと言うよりは、石が崩れて壁になっちまったみたいだぜ」
 AIの分析は実際の状況より少し違っていた。誤差の範囲内と言えるが。
 石は通路の中側にも入り込んでいたし、よく見ればミュウの使ったと思われる黒いクリスタルやキマイラのクリスタルを囲むように石が乱雑に散らばっていた。
「これを掘るのは一苦労だな。いっそのこと、バスターキャノンで吹っ飛ばすって手も……」
『警告します。それは高確率で鉱山にダメージを与え、皆さんを生き埋めにさせることになります』
 いや、ちょっと楽できるかなと思っていってみただけだ。
 AIもマジで警告しなくてもいいのに。
「待って、それなら私の魔法で何とかするわ」
「え?」
「土地の整備に魔法が使われているって、キャロライン女王陛下から聞いたことがあるでしょ?」
「……エリーネも俺とアスルが腕試しをしたって知ってるのか?」
「そりゃ、キャロライン女王陛下から愚痴られたからね」
「ノーコメントにしておく」
 余計なことを言って怒られたくはない。
 あの件に関する罰は受けたわけだし。
「少し下がって。地の神の名において、我が命ずる。土と石に宿りし小さき命よ、我に従い列を成せ。ストーンモール」
 エリーネはしゃがんで地面に手をつき魔法を唱えた。
 すると、石が勝手に動き出す。
 連なって動いているので、まるで蛇のよう。
 瞬く間に隠し通路を塞いでいた石はなくなり、左右に石の段が出来上がっていた。
 エリーネの魔法も凄いが、それよりも驚いたのは隠し通路の大きさだった。
 普通の家なら収まるほどの大きさじゃないか。
「何々? どうしたの?」
 ジェシカが呑気な声を上げてやってきた。
 どこで見つけたのか、恐らくは採掘した石を入れる麻袋を背中に担いでいる。
 いっぱいに何かが詰め込まれているようだが、鉱石じゃないだろうな。
「俺はジェシカの姿こそどうしたのか聞きたくなるが」
「だって、キマイラやらトロルのクリスタルがそこら中に転がってるんだもの。拾っておかないともったいないじゃない」
「冒険者でもないのに、必要なのか?」
「個人的な趣味とお金。それと、ギルドの資金の足しになるわね」
 ギルドの代表なのに優先されるのは個人でいいのか、ツッコミを入れたくなるが無視して話を進めることにした。
「エリーネが見つけた。隠し通路……っていうにはちょっと広いけど、この先に何があるのか見に行く」
「面白そうね。こんなものが金華国にあったなんて。ギルドを置かせてもらっていたら、もっと早くに冒険者が見つけていたんだろうけど」
 元冒険者の視線で見つめていた。
 まあ、隠し通路の奥ってのは気になるよな。
 しかも、どういうわけかあのミュウが幻惑魔法と封印魔法で二重に隠していたとなると。
「気をつけてください。この奥はここよりもさらに瘴気が濃い」
 ヨミとゴブリンは辛そうにしていたが、それでも俺たちについてくるみたいだった。
 俺は隠し通路の中へ足を踏み入れた。
 すると、通路全体が淡い光を発する。
 鉱山の通路を照らしていた明かりよりも明るいが、オレンジ色の光でそれほど見ていても疲れるような光ではなかった。
 明るくなったお陰でわかったが、そこは床も壁も天井も綺麗に真っ直ぐに作られていた。
 俺の世界で言うとコンクリートの壁のよう。
 だが、光るコンクリートは俺の世界にもない。
 一体、どんな素材で作られているのか。
 触れてAIに分析させる。
『ただの土壁のようですよ。もちろん、魔力が感知できますから、魔法で加工はされているようですが』
「私の魔法もここでは必要なさそうね」
 そう言ってエリーネは明かりの魔法をやめた。
「広いわねー。通路って言うよりも、ここが何かの部屋なんかじゃないかって思えるわね」
 ジェシカが楽しげに言う。その声も反響して聞こえた。
「俺たちよりも冒険者としてのキャリアの長いジェシカとしてはどう思う」
「そうね。ありきたりだけど、何か凄いお宝が隠されていることは間違いないんじゃない?」
「……そうだとしたら、ウェンリーが放って多くとは思えませんが」
「それに、ミュウの封印も説明が付かないな」
「何よ。伯爵と現役の上級冒険者が寄ってたかって文句を言わなくても良いじゃない」
 少しだけ拗ねたように言うが、本気では怒っていない。
 よほどクリスタルがたくさん手に入ったことが嬉しかったのか。
「あれ? ねえ、明かりがあそこで途切れてるわよ。でも、まだ通路が続いているように見えるのに」
 そう言ってジェシカが小走りに行く。
 俺も後に続くが、ジェシカが足を踏み入れた瞬間、パッと部屋が明るくなった。
 広さはここまで歩いてきた通路の二倍くらいある。
 そして、目の前には巨大な石の像が立っていた。
 高さは五メートルくらいある。
 円筒形の頭と胴体と手足。
 まるで気をつけの姿勢のまま固まっているように見えた。
しおりを挟む
感想 2

あなたにおすすめの小説

【完結】転生7年!ぼっち脱出して王宮ライフ満喫してたら王国の動乱に巻き込まれた少女戦記 〜愛でたいアイカは救国の姫になる

三矢さくら
ファンタジー
【完結しました】異世界からの召喚に応じて6歳児に転生したアイカは、護ってくれる結界に逆に閉じ込められた結果、山奥でサバイバル生活を始める。 こんなはずじゃなかった! 異世界の山奥で過ごすこと7年。ようやく結界が解けて、山を下りたアイカは王都ヴィアナで【天衣無縫の無頼姫】の異名をとる第3王女リティアと出会う。 珍しい物好きの王女に気に入られたアイカは、なんと侍女に取り立てられて王宮に! やっと始まった異世界生活は、美男美女ぞろいの王宮生活! 右を見ても左を見ても「愛でたい」美人に美少女! 美男子に美少年ばかり! アイカとリティア、まだまだ幼い侍女と王女が数奇な運命をたどる異世界王宮ファンタジー戦記。

侯爵家の愛されない娘でしたが、前世の記憶を思い出したらお父様がバリ好みのイケメン過ぎて毎日が楽しくなりました

下菊みこと
ファンタジー
前世の記憶を思い出したらなにもかも上手くいったお話。 ご都合主義のSS。 お父様、キャラチェンジが激しくないですか。 小説家になろう様でも投稿しています。 突然ですが長編化します!ごめんなさい!ぜひ見てください!

悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる

竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。 評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。 身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。

大根令嬢の雑学無双、王弟殿下を添えて。~ 前世を思い出したので、許婚をほったらかして人助けしまくります!!

古森真朝
恋愛
気弱な伯爵令嬢のカレンは、自分勝手な婚約者レナートに振り回されていた。耐え続けていたある日、舞踏会で何者かに突き飛ばされ、階段から落ちてしまう。 その傷が元で儚く……なるかと思いきや。衝撃で前世を思い出したカレンは一転、かの『ド根性大根』みたいな超・ポジティブ人間になっていた。 『モラハラ婚約者の思惑なんぞ知るか!! 今度こそ好きなことやって、目いっぱい幸せに長生きするんだから!!!』 昔ひたすら読書に耽って身に着けた『雑学』を武器に、うっかり採れ過ぎた作物や、開墾しようとすると不幸に見舞われる土地、不治の病にかかった王族、等々の問題をどんどん解決。 領地の内外で心強い友人が出来たり、いつの間にかものすごく有名になっていたり、何かと協力してくれる王弟ヴィクトルから好意を寄せられたり(注:気付いてない)する中、温かい家族と共に仕事に励んでいく。 一方、前世から因縁のある人々もまた、こちらに転生していて――

追放された無能鑑定士、実は世界最強の万物解析スキル持ち。パーティーと国が泣きついてももう遅い。辺境で美少女とスローライフ(?)を送る

夏見ナイ
ファンタジー
貴族の三男に転生したカイトは、【鑑定】スキルしか持てず家からも勇者パーティーからも無能扱いされ、ついには追放されてしまう。全てを失い辺境に流れ着いた彼だが、そこで自身のスキルが万物の情報を読み解く最強スキル【万物解析】だと覚醒する! 隠された才能を見抜いて助けた美少女エルフや獣人と共に、カイトは辺境の村を豊かにし、古代遺跡の謎を解き明かし、強力な魔物を従え、着実に力をつけていく。一方、カイトを切り捨てた元パーティーと王国は凋落の一途を辿り、彼の築いた豊かさに気づくが……もう遅い! 不遇から成り上がる、痛快な逆転劇と辺境スローライフ(?)が今、始まる!

「クビにされた俺、幸運スキルでスローライフ満喫中」

チャチャ
ファンタジー
突然、蒼牙の刃から追放された冒険者・ハルト。 だが、彼にはS級スキル【幸運】があった――。 魔物がレアアイテムを落とすのも、偶然宝箱が見つかるのも、すべて彼のスキルのおかげ。 だが、仲間は誰一人そのことに気づかず、無能呼ばわりしていた。 追放されたハルトは、肩の荷が下りたとばかりに、自分のためだけの旅を始める。 訪れる村で出会う人々。偶然拾う伝説級の装備。 そして助けた少女は、実は王国の姫!? 「もう面倒ごとはごめんだ」 そう思っていたハルトだったが、幸運のスキルが運命を引き寄せていく――。

【完結】転生したら最強の魔法使いでした~元ブラック企業OLの異世界無双~

きゅちゃん
ファンタジー
過労死寸前のブラック企業OL・田中美咲(28歳)が、残業中に倒れて異世界に転生。転生先では「セリア・アルクライト」という名前で、なんと世界最強クラスの魔法使いとして生まれ変わる。 前世で我慢し続けた鬱憤を晴らすかのように、理不尽な権力者たちを魔法でバッサバッサと成敗し、困っている人々を助けていく。持ち前の社会人経験と常識、そして圧倒的な魔法力で、この世界の様々な問題を解決していく痛快ストーリー。

掃除婦に追いやられた私、城のゴミ山から古代兵器を次々と発掘して国中、世界中?がざわつく

タマ マコト
ファンタジー
王立工房の魔導測量師見習いリーナは、誰にも測れない“失われた魔力波長”を感じ取れるせいで奇人扱いされ、派閥争いのスケープゴートにされて掃除婦として城のゴミ置き場に追いやられる。 最底辺の仕事に落ちた彼女は、ゴミ山の中から自分にだけ見える微かな光を見つけ、それを磨き上げた結果、朽ちた金属片が古代兵器アークレールとして完全復活し、世界の均衡を揺るがす存在としての第一歩を踏み出す。

処理中です...