世界を救った変身ヒーローだったのに、人類に危険視されて異世界へ追放されたのだが

天地海

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変身ヒーローと魔王の息子

会談の事前準備

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 キャリーが最初に発言した。
 その内容はもちろん、魔王と伝説の武器についてだった。
 その事が帝国との会談で話題に上ることはたぶん避けられない。
 明かすにしても隠しにしても会議に出席するものの中で情報が共有されていないのは帝国に隙を与えることになる。
「……では、金華国を実質的に支配していた魔族がその存在を隠していたということですか?」
 ルトヴィナは冷静に聞いてきた。
 そう言えば彼女は伝承についても詳しかったし、伝説の武器や魔王について知識を持っている。
 だからシャリオットのように驚いてはいないのだ。
「俺とエリーネの見立てではそうだ。石の壁や幻覚魔法による封印はミュウの仕業であることに間違いはない」
「魔族が魔王を隠したのは、やはり伝説の武器によって封印されていたからでしょうか?」
「それは、今となっては理由は不明だ。アスルは伝説の武器を破壊して魔王を復活させた。ミュウにも同じことが出来たはずなんだ」
「ですが、アスラフェルくんが瀕死の重傷を負わされるほど攻撃を受けたのなら、そのミュウという魔族もそれを恐れたとは考えられませんか?」
「アスルは魔王を解放したら人間に被害が及ぶことを心配して手を出したから返り討ちに遭った。ミュウが魔王を解放させたら、その配下に収まるだろ」
 あいつはそう言う小狡い魔族だった。
「二人とも待って。重要なのはその部分ではないはずよ」
 俺とルトヴィナが議論を白熱させていたらキャリーが水を差した。
 確かに、今この場で話すようなことではなかったか。
 すでにあの場所には伝説の武器も魔王も存在しないのだから。
「えーと、キャロラインさんはギルドマスターからこの話を口外しないように言われているんですよね」
 話を元に戻すようにシャリオットが確認する。
「そう。それでもみんなに明かしたのは、帝国との話し合いを少しでも有利に進めるため。だから、この話を広めないで欲しいのよ」
 この情報の共有はあくまでも魔王の存在を周知させるためじゃないと改めて説明した。
「では、キャロラインさんはギルドマスターの話を信じていると言うことですか? 本当に、魔王を野放しにしても良いと思っているんですか?」
 シャリオットの心配はごく当たり前の反応だった。
 キャリーも同じだったんだから、それは想定済みだろう。
「シャリオット陛下。私も同じ懸念をギルドマスターに伝えました。ですが、彼は自分の命を懸けても魔王は暴れないと断言したのです。私はその覚悟を認めました」
 あえて女王の口調でそう言ったのは、それだけクランスと交わした約束がキャリーにとって重要な意味を持つと言うことの意思表示だと思った。
「キャロラインさん。帝国側がこの話を求めた場合、誤魔化すと言うことでいいのですか?」
 ルトヴィナだけは表情が変わらないので、キャリーの決定をどう思っているのかわからない。
「……正直に言えば、この話の取り扱いについて意見を求めたくて皆さんに集まってもらったんです」
「つまり、帝国側の求めに応じても良いと思っていると言うことですか?」
「彼らがどこまで知っているのかによりますが、隠すことに意味がないのであれば、情報を共有しても良いと思っています」
「それは、ギルドとの約束に反する行為だと受け取られたりしないのでしょうか?」
「帝国が単独でこの情報を公開したところで連合国の国民が信じると思いますか? ギルドもその情報に信憑性など与えないでしょうし」
 冒険者だって同じだろうな。
 戦争で情報が道具のように使われたことでその扱いはみんな慎重になってる。
 そこに伝説の武器や魔王の情報が帝国から公表されたところで、何かの罠だと思うことはあってもそれが真実であると思う人は連合国側にはいないだろう。
「そもそも、私はなぜ帝国がこの情報を掴んだのかが気になってます」
 そこでキャリーは俺に視線を送ってきた。
「どうしてそこで俺を見る」
「アキラはこの一週間近く、ずっとあのギルド世界本部にいたのよね。何か妙な動きは見られなかったの? ギルドマスターに接近する人とか」
「疑い始めたらキリがないと思うぞ。あの施設はいろんな人が立ち寄る。その中にスパイが紛れ込んでいた可能性だって否定はできない。疑うとしたらクランスだけじゃないってことさ」
 それでも、俺はこの件に関してはクランスは信じても良いと思った。
 客観的に見て帝国に明かす意味がない。
「ここで一つまとめておきましょう。連合国としてこの件に関する話はあちらが持っている情報全てを出さない限り、こちらはしらを切り通す」
 ルトヴィナの話しに俺はもう一つ条件を付け足す。
「帝国の情報も俺たちが知っている以上のことでない限りは同じ扱いで良いんじゃないか?」
「そうね。精度の低い情報しか得られていないなら、こちらから情報を強化してあげる必要はないわ」
 キャリーも頷いた。
「そして、もし私たちの知らない有益な情報がもたらされたら、その時は情報を共有してもいい。と言うことですわね」
「その場合、一応手に入れた情報はギルドとも共有しておきたい。クランスも帝国がどうしてその情報を手に入れたのか本当に知らない様子だったから」
 ギルドマスターに貸しを作っておくのは、悪いことじゃない。
 まだ何か隠している様子だったが、今のままではそれを俺に教えてくれる雰囲気ではなかった。
 俺と関わることがクランスの目的にとっても有益であると思わせる必要がある。
 ……また、妹から遠ざかってる気もするが、帝国で調査が出来ればきっとそっちの話も進む。
「それから最後に、今回の会談では和平交渉の話しはするつもりはないわ。まずは、アキラの妹さんの捜索へ協力してもらう。少なくともこれだけは約束してもらうのが今回の会談の目標よ」
 キャリーはこれも一つの交渉術のようなことをいっていたが、少なくとも俺に気を遣っていることは確かだ。
「ありがとう」
 その一言しか言えることはなかった。
「それじゃ、準備するわよ。会談の日程は五日後。ダグルドルドと帝国の国境付近にある砦よ」
 それは以前、ダグルドルドの大統領――クリストフに案内された場所だった。
 あの時に、帝国側の人間と初めて接触した。
 俺の帝国に対する印象はあの時のまま。あまり悪い奴らって気はしない。
 でも、油断は禁物だ。
 対応を間違えれば連合国と帝国の全面戦争になるかも知れない。
 しかも、帝国は情報源不明のこちらの秘密を問い質すつもりのようだし。
 一度も対話に応じる気配さえ見せなかった帝国の目的は想像も出来なかった。
 ただ、だからこそチャンスでもある。
 せめて、妹の捜索だけでもさせてもらえるなら、彼らの監視付きでも構わないんだが……。

 会談の準備と言ってもそれはキャリーたちや近衛隊や王国騎士団の仕事であって、俺たちにはすることはなかった。
 特にすることもなかったので、船室にこもってギルド世界本部で得た情報の整理に当たった。
 実務的なことはAIがほとんどやってくれるからそこから知りたい情報を聞き出すくらい。
『そうは言っても、必要な情報は全て伝えたと思いますが』
「いや、一つだけ中途半端な情報がある。クランスが言ってたろ。この世界には“神様がいる”って」
『神に関する記述はそれほど多くはありませんよ。何しろ人間の文明が発展する前の時代の事柄のようですから』
「この世界の命全てを創ったって話か」
『ええ』
「この世界って出来てからどれくらいの時間が経ってるんだ?」
『大地の創世記については記述によってバラバラです。数千年前だとするものから数万年とするものまで。この世界における人類の文明は千数百年前に突如として広がっているようですが、それ以前の事柄は人によって解釈が分かれているようです。それは恐らく人間より以前に生まれたとされているエルフや魔族に情報を求めるしか正確なことはわからないと言うことでしょう』
「人間の文明って、そんな急に広がったのか?」
『はい、それが神による人間の創造に一定の裏付けを与えています。私たちの世界のように動物が進化していったのだとしたら、この世界のような急激な変化はありえません』
「それじゃ、人間が生まれてから神はこの世界に現れたことはあるのか?」
『いいえ。この世界の人間の解釈では世界の完成を持って神はその役割を終えて安らかな眠りについたとされています』
 人間は神と接触した記録はない。
 それなのに、クランスは存在を断言した。
 俺がまだデータ化していない本に神の存在を証明する記述があったんだろうか。
 いや、それだけでは自信を持って言えるほどの根拠にならないだろ。
 クランスにしかわからない情報を持っている。
 力尽くでも聞き出すべきだっただろうか。
 妙な胸騒ぎがする。とても重要なことを隠されているような。
 今の関係ではそのことを話してはくれないだろうな。
 どうしてなのかわからないが、クランスは異世界の人間である俺の力は借りたくないような雰囲気だった。
 何を聞いても妹を捜して元の世界に帰るように言われるだけのような気がする。
 まあ、妹が見つかれば超能力で人間の心を読み取ることが出来るから隠し事も自然とわかるか。
 結局はクランスの言う通り、今は妹に再会することを優先するべきなのかもな。
 その後でどうするべきか決めればいい。
 そして、世界を創った神はどこにいるのか。眠っていると言うことはこの世界のどこかに封印されているような状態なんだろうか。
 そもそもこんな不安定な世界のどこが完成だというのか。
 争いの火種がたくさんあるのに、無責任な話だ。
「……なあ、この世界は本当に完成しているのか?」
『エルフという種族は滅びてしまったようですが、神が創った種族は千年以上の歴史を作っているわけですから、ある意味完成といえるのではありませんか?』
「実は、飛翔船を使うようになってから気になっていたことがあるんだ。ただ、この世界のことよりも妹のことを優先するべきだからスルーしてきた」
『何でしょう』
「お前もこの世界の地図をデータ化したときに気付いてるはずだろ。この世界は地球のように星じゃない」
『私はそう言う異世界なのだと解釈しました。地球ではないのですから』
 この世界の歴史と同時に世界地図もデータ化したことによってはっきりした事実。
 アイレーリスを含む約十カ国が支配する大陸。それが人間の世界。
 海を挟んで北側にある大陸。それが魔族の棲む世界。
 その西側にも小さな大陸というか島国があるがその大きさは俺たちが活動している大地に比べて百分の一しかないから人間がいるのかどうかは定かではない。
 そして、全ての大陸の周りは海に囲まれている。
 それがこの世界の全てだった。
 歴史書や地理の本によると、海の向こう側は世界の果てになっていて無の空間に飲み込まれてしまうらしい。
 まるで、ヨミの魔法のように。
 この世界で海を行き来するための船があまり活躍していない理由がわかった。
 海を渡って貿易をするとなると大陸の外側を迂回しなければならない。
 それなら陸路の方が速い。
 この世界の全体像が見えてくるほどに、未完成な感覚に陥る。
 地球だって宇宙の果てがどうなってるかわからないし、完成した世界だとは言いがたいけど、何かが決定的に違っている気がする。
「安定した世界であって初めて完成といえるんじゃないのか?」
『彰、不完全な存在である人間がいる時点で、安定した世界なんてありえませんよ』
 それは納得せざるを得ない見解だった。
『誤解されないように言っておきますが、人間を馬鹿にするつもりはありませんよ。何しろ、私自身だって不完全ですから』
「そうなのか?」
『そもそも不完全な人間に作られた私が完全な存在になるなど、論理的にありえないことだと思いませんか?』
 機械だってトラブルを起こすことはある。
 ミスをすることだってあるだろう。
 それは結局、人間の作ったものだからと言うことか。
『そう考えると、この世界の神様は完全な世界は望んでいなかったのかも知れませんね』
「え?」
 神の気持ち。そんなこと考えたこともなかった。
『だって、人間は不完全だからこそ世界は発展するし、面白いのですよ』
 AIの感想はあながち間違っていないんじゃないかと思った。
 コンコンと船室の扉がノックされる。
「誰だ?」
「あ、私です。ヨミです」
 ちょうど情報の整理にも目処がついたところだったので、扉を開けてヨミを部屋へ入れる。
「どうしたんだ? もうそろそろ出発なのか?」
「はい……」
 そう言ったきり黙ってしまった。
「それだけのために来たわけじゃないだろ。言いたいことがあるならはっきり言ってくれ」
「……もし、帝国で妹さんが見つかったら、やはりクランスさんの言う通りに元の世界へ帰るのでしょうか?」
 表情が暗い。そう言えばこのところろくに話もしていなかった。
 クランスと話をしてからヨミはその事で悩んでいたのか……。
 まったく気付いていなかった。
「すぐに帰ることはできないだろうな。そもそも、帰る方法がわからないし」
「そ、そうですか。私はアキラがこの世界で生きていくことになっても良いと思ってますから」
「そんなにクランスの言ったことが気になってるのか」
「……だって、あの人はアキラをこの世界から追い出そうと考えているようだったので……」
 ヨミも俺と似たような印象を持っていたなら、やっぱりクランスの行動は俺に気を遣ってのことではないな。
 いずれにしても、妹に再会すればその謎も明かせる。
「ヨミ、クランスの思惑は今は気にするな。まずは帝国との会談を成功させて、妹を捜すことが優先される。後のことは、それから考えるさ」
「はい。私のことも紹介していただかないといけませんし」
 ヨミのことを冒険者の仲間だと紹介しても、妹なら魔物であることは見抜いてしまうだろう。
 ヨミの気持ちすら知られたときにどんなことが起こるのか、それだけは想像したくないな。
 問題の先送りでしかないけど……。
 不意に浮遊感に襲われる。
 顔の大きさくらいの小窓から外を見ると、飛翔船が動き出したことがわかった。
「甲板に出ますか? たぶん、アスラフェルくんもそっちにいると思います」
「いや、今日はこのままベッドで休む」
 AIとの会話で少し疲れている。それに、帝国との会談に向けて俺も少しだけ緊張していると思った。
「そうですか。では、おやすみなさい」
 そんなことを言うような時間ではなかったが、ヨミはそう言って船室を出て行った。

 飛翔船が会談の場所に設定された砦に着いたのは、約束の日の三日前。
 出迎えに現れたのは、大統領の秘書――レイラだけだった。
「歴史的な会談の場所としてこのような場所が選ばれたことを光栄に思います。皆様だけでなく、帝国の方々も御守りするために我が国の警察が一丸となって警備に当たります」
 飛翔船から降りたキャリーたちを前に事務的な挨拶を無難にこなしていた。
「久しぶりだな」
 俺は見知った顔だったので軽く挨拶を交わす。
「はい、お久しぶりですね」
「警察が警備にってことは、あのレオルって人も来てるのか?」
「はい。警察の指揮を執ってます」
「その割には警備の人の姿が見えないけど、魔法でも使ってるの?」
 俺の知り合いだからだろうか。キャリーは砕けた口調でレイラに話しかけた。
「いえ、外敵の侵入を防ぐために少し離れた場所で警備に当たっています。我々としては帝国に妙な誤解を与えたくありませんから」
 警備も重要だが、近づきすぎると帝国の者を捕らえるために展開していると勘ぐられることを危惧してるってことか。
 さすがにちょっと心配しすぎな気もするが、キャリーもレイラの考えに賛同した。
「そういうこと。それじゃ、私たちが連れてきた警備の兵士たちもそちらに移動してもらうわ。飛翔船も、この近くにおかない方が良いかもしれないわね」
「ありがとうございます。私は大統領の秘書を務めさせていただいております。レイラ=エミルサ。魔族の事件ではアキラ殿にはお世話になりました」
「ああ、そう……。アキラって行く先々で女性にアプローチしてるの?」
 少しだけキャリーの口元が歪んでいるような気がしたが見ていないふりをした。
「魔族に襲われそうになったら助けるだろ。誰でもさ。それよりも、レイラが名乗ったんだからキャリーも挨拶を済ませておくべきじゃないか」
「わかってるわよ。あ、えーと……私は、キャロライン=アイレーリス。知ってるとは思うけど、女王よ」
「はい、存じ上げております。大統領が、強い意志を持った良い女王だと評価しておりましたので、実際にお目にかかりたいと思ってました」
「あ、そ、そう。よろしくお願いします」
「こちらこそ、同盟国としてよろしくお願いいたします」
 少し照れたように頬を赤く染めながら、キャリーはレイラと握手を交わした。
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