世界を救った変身ヒーローだったのに、人類に危険視されて異世界へ追放されたのだが

天地海

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変身ヒーローと未知の国

町の正体

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 穏やかな日々。
 戦いも争いも何もない。
 ちょっと退屈だけど、どこか懐かしいような気にさせる。
 これはきっと彰じゃなくて俺の記憶なんだろう。
 だって、彰はデモンから妹を守るために日々戦っていた。
 穏やかな日々なんて戦いが終わった後にしかないはずだったけど、人類に危険視されて追放された。
 彰がこの日々を懐かしいと思うはずはなかった。
 ……でも、確か彰の記憶は博士と出会う前の部分はなかったから、幼い頃はこういう穏やかな日々がなかったとは言い切れないのか。
 やっぱりややこしい。
 俺自身の記憶もそうだけど、彰の記憶も定かではない。
 どちらも曖昧だから、虚ろなんだ。
 でも、考えたところで意味はない。
 妹に自分の存在を否定され、元の世界だと思っていた世界へ帰る必要もなくなり、目的を失った。
 今はただ、この平和で幸せな日々が続くことを願うだけだ。

 お互いのことを話してから数日後。
 その日はマーシャの帰りが遅かった。
 いつも同じ時間に帰ってきたからそれに合わせて夕食を作っていたから、とっくに冷めてしまった。
 ご飯は一応炊飯器の中で保温にしてあるし、レンジもあるからすぐに温め直すことは簡単だけど、やはりできたてに比べると味は落ちる。
 俺だけ先に食べるのも気が引けるし、待つしかなかった。
 こんな時携帯電話でもあれば便利なんだけど、さすがにそれはなかった。
 ちなみに、固定電話はある。
 まあ、マーシャの近くに電話がなければこっちに連絡することは出来ないんだけどさ。
 それから二時間ほど経った午後九時過ぎに、ようやく玄関を開ける音が聞こえてきた。
「た、ただいま帰りました」
 俺はキッチンから廊下に出て彼女を出迎える。
「ずいぶん遅かったな。何か問題でも起こったのかと心配したぞ」
「ごめんなさい。急な仕事で帰りが遅くなることを連絡する方法がなかったので……」
「まあ、無事だったなら良いよ。料理を温め直すから、準備が出来たらダイニングに来てくれ」
「はい」
 マーシャは鞄を片付けて、いつものように手洗いとうがいをすませてからダイニングテーブルの席に着いた。
 どうして遅くなったのか、気になって仕方がなかったので夕食を食べながらもそれを話題に出した。
 この町のことのように、教えてくれるとは思わなかったけど。
「ごめんなさい。仕事の内容については、部外者のアキラさんに教えられません」
「それは、俺が異世界の人間だから? それとも……」
「この町の人間ではないから、ですね……」
 それなら、例えばキャリーやエリーネでも話せないと言うことか。
 興味がないわけではないが、問い詰めるような話でもない。
「この町のことやここがなんて国なのか、もう聞くつもりはないけど、マーシャがいなくなったらさすがに俺もここに留まることは出来なくなるからな」
 冷蔵庫にある食材は節約して使っても二週間くらいで尽きる。
 さすがにまだ死ぬつもりはないから生きるためには自分で食べ物を何とかしなければならなくなる。
「それは……はい、わかってます」
「どんな仕事をしてるのか知らないけど、危ないことなら関わらない方がいい」
 俺が真面目な顔でそう言ったのに、マーシャはクスリと笑ってから言い返した。
「……危ない冒険をしてきた冒険者が言うことですか?」
 確かに。
 魔王と戦うなんてこの世界じゃ一番危険なことだろう。
 魔王は俺と戦う気はなかった。
 立ち向かわなければ、回避できた戦いだったと思う。
 もちろん、その場合は勇者たちが死ぬことになる。
 俺はそれを見過ごすことはできなかった。
「それは……なんていうか、ネムスギアのことを信じていたんだ」
「アキラさんの体の半分を構成するナノマシン、ですね」
「ああ、ネムスギアならどんな状況でも何とか出来るって、俺は知っていた」
 言いながら自分でも不思議だと思った。
 自分の存在が揺らいでも、ネムスギアへの信頼は変わらない。
 どうしてそこまで自信を持って言えるのか、根拠はわからなかった。
「魔法が使えないのに、魔法のような力を持っているんですよね」
「科学ってのは、それが発達していない世界から見たら魔法のようなものだからな」
 マーシャにはネムスギアとその能力についてもだいたい話した。
 どうせ理解できないだろうと思っていたが、さすがに電気道具という名の機械が使われているだけあって何となくでも話は伝わった。
「見せていただけるのなら、見てみたいですけど」
「悪いな。今の俺には“変身”できない」
 これはすでに試した結果だった。
 目覚めてから二週間は過ぎたのに、未だにAIは俺の呼びかけに応えない。
 サバイバルギアフォームというのは、それほどのエネルギーを使うものだったのか。
 あるいは、俺が大地彰ではないとネムスギアも気がついたのか。
「後片付けは私がやりますから、お風呂に入って寝てください」
 いつのまにか夕食は食べ終えていた。
 何だか話を逸らされてしまったような気がした。
 聞かれたくなかったことだったんだろうか。
「マーシャ、明日も遅くなるようなら、今日くらいの時間に合わせて料理を作るけど」
「え……ああ、えーと。ごめんなさい。これから数日はちょっと帰る時間がはっきり言えないんです。ですから、食材だけは用意しておくのでアキラさんは先に夕食を済ませていただいて構いませんよ」
「マーシャはどうするんだ?」
「料理が苦手でも、温め直すくらいは出来ますから」
 その方がお互いに気を遣わなくてすむってことはわかる。
 でも、俺は次の日からもマーシャが帰るのを待ったし、彼女もそれについて何も言うことはなかった。

 そして、マーシャの帰りが遅くなってから五日が過ぎた。
 連続勤務も今までで最長だ。
 七連勤位したと思う。
 久しぶりの休みの日。
 マーシャは疲れているのかお昼を過ぎても起きてこなかった。
 ここのところの忙しさを目の当たりにしていたから、俺も起こすつもりはない。
 いつものように家事をこなして、お昼を過ぎた後くらいにやっと寝惚け眼でマーシャが階段を降りてきた。
「おはよう、というような時間じゃないけどな」
「……おはようございます」
「昼食の時間はとっくに過ぎてるけど、何か食べたかったらすぐに用意するぞ」
「はい、ありがとうございます……」
 まだ眠そうな声だった。
 食事よりも寝かせた方が良いのかな。
 そう思いながらも、残り物でチャーハンを作った。
 洗面所で身支度をすませたマーシャがダイニングに入ってきたときには、すっかりいつもの様子だったから少し安心した。
 あっという間に食べ終えて、彼女が食器を片付けようとしたので、リビングで休むように言った。
 今日はできる限りマーシャを休ませてあげたいと思った。
 片付けを終えると、コーヒーを淹れてリビングのソファーに座っているマーシャにカップを渡した。
 何だか、いつになく真剣な表情をしている。
 休みの日だというのに、仕事のことを考えているのかなと思った。
 彼女はコーヒーカップに口を付けないままリビングテーブルに置いて、俺を正面から見据えた。
 その瞳には、覚悟のようなものが窺えるほど強い視線を感じる。
「アキラさん。あなたには明日、私と一緒に行ってもらいたいところがあります」
「え? いや、俺はこの家から出ない方が良いんじゃないのか?」
「あなたに会いたいという方がいます。ですから、この町についても、私たちのことについてもまずは私から説明します」
 突然のことに頭が追いついていかない。
 頑なに町のことや仕事について話をはぐらかしてきたのに、どうして急に変わったのか。
「初めに私たちのことを説明するべきでしょう」
 そう言うと、マーシャの体が光に包まれた。
 なぜかヨミが人間に変身するときの感覚に似ていた。ヨミは闇に包まれたから属性的には逆だけど。
 マーシャの姿が光の中から現れる。
 顔は変わらないが、大きく変わったところが三つ。
 特徴的な長い耳。黄色の髪に緑色の瞳。
 彼女は人間ではなかった。
 その姿から、想像できるものは一つ。
 古い伝承にしかその存在が記されていない。
 滅びた種族――エルフだ。
「マーシャはエルフだったのか?」
「はい。ご覧の通りです」
「ってことは、ここはエルフの町?」
「私たちの国は人間界や魔界から魔法で隔離して結界によって外界との繋がりを断ち切っています。アキラさんがどうしてこの町に入れたのか、それだけがまだ理解できませんが、あなたの話してくれたことがほとんど真実であると実証されました」
 驚きというよりも、信じられないって思いの方が強かった。
 エルフが生きてるかどうかなんて、異世界にやってきた俺にとっては驚くような話ではない。
 それよりも、エルフの町がどうして俺のよく知る現代日本のような町なのか。
 もっとこう、森の中の幻想的な町がエルフには似合うと思う。
「今まで騙すようなマネをして申し訳ありませんでした。それでも、私の気持ちは……」
「ちょっと待った。ええと、情報が一気に増えすぎて頭が追いつかない。まず騙すってのは?」
「それは、もちろん人間を装ってアキラさんに接したことです」
 騙すというような程のことではない。
 そもそも俺のような人間がわけのわからない力でエルフの町に迷い込んできて、警戒しない方がおかしい。
 彼女は俺が正体を明かすに足りる存在なのか見極めていただけだ。
 介抱してくれたことに比べたら、些細な問題だ。
「どうして、今まで話さなかったのに、急にその話をすることになったんだ?」
「我が国の女王様が、アキラさんのことに気付いていたのです。部下を使って調べていたようで、これ以上は私の力でも隠しておくことが困難になってしまって……」
「ってことは、俺に会いたいと言ってるのは女王ってこと?」
「はい」
 ……なんてことだ。つくづく王族に縁があるらしい。
 今の俺にはネムスギアが使えない。
 この状況で、女王に会うのはリスクしかないんじゃないか?
「拒否するって言う選択肢は……」
「その場合、女王様直属の近衛隊に追われることになります。それだけじゃありません。エルフの国に人間が入り込んだことが公になると、それこそ国中をあげて追われかねません」
「俺の存在はまだ女王にしか知られていないってことか?」
「はい。もちろん、アキラさんのことを調べていた近衛隊の方々はご存じですが」
 エルフの国は外界から隔離されていると言った。
 よくもまあそんな国に妹は俺をテレポートさせてくれたものだが、出るのも簡単じゃなさそうだ。
 逃げ場のない国で追われる立場になるというのは、まさしく八方塞がりじゃないか。
 つまり、マーシャが言っているのは警告や忠告じゃなくてほとんど命令に近い。
 その命令を出しているのがエルフの女王ってこと。
 ……せめて、AIに相談できたらよかったのだが、それも不可能という状況では従うしかない。
「わかった。会いに行く。一応確認しておきたいんだけど、不法侵入で死刑とかってのはないよね」
「不法侵入って、アキラさんを家に連れ込んだのは私ですから」
「いや、そうじゃなくて……エルフの国は他の国々というか、世界から交流を閉ざしているんだろ。俺はそこに土足で入り込むようなことをしたわけで……」
「どうでしょう。今までこのような形でエルフの国へ侵入した人間はいなかったので、そういうことへの罰則がなかったと思います」
 超能力だものな。
 魔法じゃないから想定外だってことも納得だ。
 まあ、感情的な女王でないことを祈ろう。
 国外追放くらいですむならそれでいい。
 行くところはなくても、俺一人が生きていくくらいは何とかなるだろ。
 変身できなかったとしても、この体は普通の人間よりは丈夫なんだし。
 気になることは、マーシャのことだ。
「マーシャが何か罰せられたりはしないのか? 部外者を匿っていたことになるだろ」
「それについては、アキラさんを必ず女王様のところへ連れて行くことでお許しを得ています」
「それじゃ、俺が拒絶したら困るのは俺だけじゃないってことじゃないか。そう言う大事なことは先に言ってくれ」
「いえ、私のことは気にしなくて良いんです。アキラさんはアキラさんの意志で行動してくだされば」
 マーシャはそう言ったが、彼女のためにも俺は逃げるわけにはいかなかった。
 そのためにも必要なことは何でも聞いておくか。
 AIが頼れない以上、俺が一人で判断するにはエルフたちの事情も少しは勉強しておくべきだ。
「ところで、どうしてエルフは滅びたことになっていて、世界から隔離してるんだ?」
「詳しい話は女王様自らお伝えするとおっしゃっていましたが、私が話せる範囲で言えば、世界の争い――人間たちと魔族との戦争に巻き込まれたくないからです」
「エルフは、どちらかが勝ってもここで平和が約束されるってことか」
 それを残酷だと思ってしまうのは、俺が人間の目線で世の中を見ているからだろう。
 いや……待てよ。
 他者の進入を完全に拒むほどの結界があるなら、それで人間界と魔界を隔離することは出来ないのか?
 天使による魔界の結界は揺らいでいるらしいが、エルフたちがそれよりも優れた結界を作れるなら、戦争だって回避できそうなものだけど。
 これはマーシャにいっても仕方のないことか。
 そういう意味ではエルフの女王に会えるというのは、俺にとっても意味があることなのかも……。
 ため息が勝手に口を突いて出た。
 自分でも自分が嫌になる。
 俺はもう世界を守る正義のヒーローなんかじゃない。
 いつまで大地彰のつもりでいるのだろうか。
 これだから本当の自分なんてものがわからないんだ。
「あの、誤解されているようなのではっきり言っておきますが、人間と魔族の戦争にどちらかが勝つという未来はありませんよ」
「え?」
「必ず人間が勝ちます。そして、それでも世界は終わりを迎えます」
「どうしてそんなことが言えるんだ?」
「女王様がそう教えてくれました」
「じゃあ、世界から隔離する意味がないじゃないか」
「意味はありますよ。無駄な争いで傷つくことが避けられます。私たちはもう運命から抗うことを諦めたのです」
 運命? 世界が滅びることが?
 人間が勝っても平和にならないのか?
 そうだ……妹は俺に、正体を思い出すだけでなくこう言った。

 ――この世界の理と真実を理解してください、と。

 何だろう。
 胸の奥がモヤモヤした感じ。
 俺は何か、とても重要なことを忘れているような――。
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