世界を救った変身ヒーローだったのに、人類に危険視されて異世界へ追放されたのだが

天地海

文字の大きさ
139 / 214
変身ヒーローと未知の国

世界の状況

しおりを挟む
 妹は何か意図があって俺をエルフの国へ送り込んだ?
 確かに、この町は俺の見覚えのある風景だった。
 でも、彰の世界ともそれほど差はないと思う。
 そもそも俺は自分の世界も彰の世界も同じように思ってる。
 明確な違いはわからない。
 この町並を見て、自分が何者であるのか思い出すことは不可能だった。
「アキラさん。私ばかりが話を聞いてしまうというのは、フェアではないと思っています。あなたも、私に聞きたいことがあるのではありませんか?」
 ひとまず自分のことは置いておこう。
 エルフの女王様に聞きたいことはそれこそたくさんある。
 取り敢えず大きな謎は……。
「この町はどうして俺の世界――それも俺の時代と国の町を模倣したような造りになってるんだ?」
「それは、マーシャからも説明をしていると思いますが、改めて私の口から話すのであれば、私が異世界の存在に気がついたからです。この町はその世界を参考に造り上げました」
「異世界を模倣することに意味はあるのか?」
「ええ。その世界の文化や文明を学ぶことで、いつか異世界へ行くことができるのではないかと考えています」
「この世界では他国と関わることを拒絶しているのに、異世界に関わることには積極的なんだな」
「私たちには必要なことです」
 嘘は言っていないように見えるけど、何かはぐらかされたような気分。
「次の質問は今言ったことと関わりがあるんだけど、どうしてエルフの国を結界で隠して他の国々との交流を断ってるんだ? 世界ではエルフは滅びた種族として認識されているんだぞ」
「この世界は神によって支配されています。私たちはその支配から逃れるために表舞台からの死を決めたのです」
 ……神。
 魔族や天使やエルフがいる世界だ。
 存在していてもおかしなことではない。
 そもそも、ギルド世界本部で見た歴史書だか伝承だかにはこの世界のものは神が創りだしたことになってる。
 その後、神はどうなったんだっけ?
 こういう時はAIの記録と分析が使えないのが痛すぎる。
「それはまるで、この世界に神がいるかのような言い方だけど、存在するのか?」
「ええ、神はいます。アキラさんの世界にはいないのですか?」
 俺の知る神様はどちらかというと概念的な存在。
 明確に存在を証明されたことはない。
 日本人だから信じているかどうかと言われたら、都合のいいときは信じるし、都合の悪いときは信じない。
 神という存在の扱いなんてそんなものだ。
 宗教を信じている人は、同じ世界に生きていても神に対する解釈も変わってくるとは思う。
 だから、その存在を完全に否定することも出来ないしするつもりもない。
「あえて言うなら、俺は見たことはない」
「そうですか……」
「もっとも、それは神だけじゃなくて、魔法や魔物や魔族……それからエルフなんてのもこの世界で初めて見た」
「その割には、あまり驚かれないのですね」
「実際に見たのは初めてでも、知識としては知ってるんだ。物語に登場する存在として――」
 あれ?
 なんだろう。
 何かが引っかかる。
 大地彰は日本でデモンと戦った。
 デモンは世界中に現れたけど、唯一の対抗策を完成させた大地彰を倒すために集結した。
 だから、彰が日本の文化に詳しくても不思議ではない。
 漫画やアニメやゲーム。
 日本で生活していて、それらにまったく触れずにいるのはきっと難しい。
 彰だってきっと、その知識を持っていないはずはない……。
「その知識が、この世界で活躍することに役立ったと言うことでしょうか?」
「いいや、俺が上級冒険者になれたのは、ネムスギアという力のお陰だ」
「それは、どのようなものか教えていただけますか?」
「これも超能力同様難しい質問だけど、エルフの国にはいわゆる機械もあるし、想像はしやすいと思う」
 そう前置きをしてから、ナノマシンの集合体であるネムスギアと俺の体の半分を構成するナノマシンによる制御システムを説明した。
「それでは、アキラさんは人間ではないと言うことですか?」
「正確に表せばそうだろうな」
「そのネムスギアというもので、あの魔王の一柱をも倒した」
 素直に驚いた。
 その話はマーシャにしかしていないし、たとえマーシャが先に女王に伝えていたとしても、簡単に認めるような話ではないと思う。
 俺自身ですら、もはや証明する手段がない。
「そこまで俺のことを調べたのか?」
 マーシャと違ってずいぶん警戒心が強いが、これが一般的な反応か。
「アキラさんがこの世界の人間であるなら、迷い人としてすぐに元の世界へ記憶を消して戻したでしょう。ですが、この町並を知る異世界の人間であると言うことは、私たちエルフにとってとても重要なことなのです」
 そう言えば、エルフたちは異世界へ行くために研究をしてるんだったか。
「俺の世界に興味がある気持ちはわからなくもない。俺も、こういうファンタジー世界を実際に見てみたいと思ったことはある。でも、俺の世界と関わることはあまりお勧めしない」
「なぜです」
「俺は結果的にその世界の人類を救った。だが、人類は俺の持つ力を危険視してその世界から追放された。魔法なんて力が俺の世界に持ち込まれたら、間違いなく世界の軍事バランスが崩れる。あんたたちも俺と同じような目に遭う可能性は否定できない」
「……人間に対する脅威が去っても、アキラさんの世界では国々で争いが起こっているということですか……」
「その辺りは、この世界とあまり変わりはないんじゃないか? 俺は戦争やら覇権争いやらに巻き込まれてきたし」
「そうかも知れませんね……」
 そう考えると、エルフが世界から自分たちの国だけを隔離して、結界で封じているというのも仕方のないことだと思う。
 誰だって戦争なんて望んでいない。
 平和で穏やかな日常がいかに尊いものか、争いに身を置かなければそれを理解できないというのは、あまりに愚かだ。
「アキラさんがアイレーリスの英雄と呼ばれていることは知っています。人間の世界に戻ったら、また人間を守るために戦いたいと思っていますか?」
 その質問には、すぐには答えられなかった。
 今までの俺なら、即答していただろう。
 大地彰が、人を守ることに迷うはずはない。
 ネムスギアが使えるとか使えないとかよりも、俺の心がこのエルフの国での平穏な生活に慣れている気がする。
「人間たちが危機に陥っていたら、救うために戻りたいと思いますか?」
 危機……。
 キャリーやエリーネ、ルトヴィナやシャリオット。
 他にもたくさんこれまでに関わった世界の人たちのことが頭に浮かぶ。
 魔王は俺が倒した奴だけではないし、魔族との戦争はまだ始まってもいない。
 帝国との戦争にどんな決着が付いたのかもわからない。
 少なくともエルフの国のように平和で穏やかな日々とはほど遠い。
 困っているときは助けると約束もした。
 異世界からやってきて、信用されるようなことなど何もなかった俺に、力を貸してくれた。
 だけど――ダメなんだ。
 心が、立ち上がらない。
 俺が大地彰ではないと宣告されてから、今までの大切な仲間や友を助けたいと思ってきた心が、全て作り物のように思えてならない。
「……迷っているようですね」
「ああ、俺は本当は自分が何者なのかよくわからなくなったんだ……」
「不思議なことを言うのですね。あなたは上級冒険者のアキラ=ダイチさんなのでは?」
「俺はそうだと信じていたし、今も信じたいんだけど……」
「私の調査でもあなたはアキラ=ダイチさんでしたよ」
「そうじゃないんだ。この異世界へ来る前の記憶が、どうも曖昧で……」
「記憶喪失という現象のことを言っているのですか?」
「記憶はあるんだ。だから余計混乱している」
「……申し訳ありませんが、エルフの魔法でもそのような症状を治す魔法は存在しません」
「いや、それを期待しているわけじゃない」
 妹にも自分で思い出すことに意味があるようなことを言われている。
「そのようなときに伝えなければならないのは心苦しいのですが、人間の世界で何が起こっているか、アキラさんには教えておかなければならないと思います」
 エリザベスの口ぶりから、何かよくないことが人間の世界で起こっているのだとは察した。
「実は、あなたが魔王を倒して数日後、魔界を封印してきた結界が消滅しました」
「え……」
 それはつまり、人間と魔族の戦争がすでに始まっているってことか。
「どうして急に?」
「それはわかりません。天使は神の御使いと呼ばれていますから。天使が造った結界が消滅したということは、それが神の意向なのでしょう」
 いつだったか思ったことだったけど、この世界の神はつくづく争いごとが好きらしい。
 そもそも、エルフや人間と対立する魔族や魔物を創るなんて……。
 待てよ、人間と対立していたのは……エルフじゃなかったか?
 そうだ! 人間の歴史書にはエルフは人間を支配下に置こうとしたと書かれていた。
 マーシャがあまりにも優しいからそのイメージと重ならなくて忘れていた。
「話の腰を折るようで悪いが、人間の歴史書にはエルフと人間が戦争をしたと書かれていた。それは本当のことなのか?」
「この世界の歴史書にあまり意味はありませんよ。私たちが姿を消したことへの理由づけが欲しかったのでしょう」
 何が真実なのか。それはわからない。
 だとしたら後は俺が何を信じるか。
 遙か過去の歴史書と、今目の前にいるエルフたち。
 俺にはエルフたちが人間を支配するような存在には見えない。
 ……最初に出会ったエルフがあのフィリーってエルフだったら、ちょっと印象が変わっていた気がするが。
 それでも、口は悪かったが力に頼っていうことを聞かせるようには見えなかった。
 国まるごと引きこもりみたいな生活を送っていて、戦争どころか他者と関わることを拒絶しているわけだから、エリザベスの言うようにあの歴史書に書かれていたことは間違いだったのだろう。
 捏造された新聞のこともあるし、人間が書いたものが全て正しく真実であると思うつもりはない。
「悪かったな。話を続けてくれ。すでに人間と魔族の戦争は始まっているのか? 伝承に書かれていたように」
「そういう意味では、別の伝承に書かれていた通りに世界に伝説の武器が出現しました」
 伝説の武器。
 俺が知っている限りだと四つ。
 アスルが破壊してしまった伝説の剣。
 魔王によって破壊された伝説の斧。
 ジュリアスが持っていた伝説の弓。
 カーラが持っていた伝説の杖。
 他にも槍と鎚と爪があったはず。
「七つ全ての伝説の武器がアイレーリスとホルクレストとメリディアとダグルドルドとエオフェリアとグライオフに出現し、同時に武器自身が勇者を選定しました」
「ちょっと待った。数が合わない。破壊された剣や斧が復活したとしても、一つ多いと思う。帝国は弓と杖の二つを持っていたはずだ」
「その事ですが、杖の勇者はその資格を失ってしまったので、新たな地で別の勇者を選定したようです」
「ああ、そう言うことか……」
 確かに、カーラは魔王との戦いで戦意喪失していた。
 そう考えると伝説の武器には意志があって、魔王と戦う気のないものには力を貸さないと言うことか。
 何か、ネムスギアのAIに通ずるものがあるような気がする。
「伝説の勇者が各地に現れたってことは……」
 ギルドマスターの懸念を思い出す。
 伝説の武器が魔王を引き寄せる。
 それがただの噂や思い込みではないことは、帝国が証明して見せた。
「ええ、想像している通りのことが起こりました」
 エリザベスの説明によると、魔王は伝説の武器に引き寄せられるように現れ、魔族が海を越えて押し寄せてきた。
 最初の衝突で、魔界に近かった帝国はその領土を二柱の魔王と魔族に奪われた。
 アイレーリスに現れた魔王は、ホルクレストとメリディアで選ばれた勇者と協力して撃退した。
 ダグルドルドに現れた魔王も、エオフェリアの勇者やグライオフの勇者と協力して撃退した。
 この辺りは、連合国の強みだろう。
 しかし、気になるのは魔王の数。
 帝国を襲ったのが二人でアイレーリスとダグルドルドに一人ずつ。
 伝説の武器と対になるように七柱いるといわれていなかったか?
 アスルの父親は人間と争わないらしいから、それを引いても残り六人。
 俺が倒した魔王の代わりがまだ現れていないなら五人。
 ……やっぱり一人足りない気がする。
 アスルの父親に同調する魔王がいるってことなら、歓迎したいところだけど……。
 歓迎? 俺が、何を?
 世界がどうなったところで、俺には関係なかったんじゃなかったか。
「魔王と魔族に支配された地域に住んでいた方々は、全てが滅ぼされたわけではありません。他の国々へ助けを求めて逃れたようです」
 帝国の連中は、俺にとっては敵だった。
 彼らがどうなろうが、気にする必要はないはずなのに、なぜか少しだけホッとした。
 俺が顔を覚えているのは大統領のレグルスとジュリアスとカーラくらいだけ。
 ……少なくとも、レグルスだけは生き残っているような確証があった。
 何しろ、勇者でもないのに魔王とまともに戦うような人だったからな。
 俺のように、特別な力があるわけでもないのに。
 きっと、どんな状況でも戦うんだろう。
『彰! どうして私の声が届かないのです!』
 突然頭の中に大きな声が響いた。
 あまりに久しぶりな感覚だったので、ちょっとだけ頭が痛くなるほど。
「ネムスギア、か?」
 確認するまでもなくAIの声だったが、思わず聞き返してしまった。
『ああ、やっと私のことを認識できたのですね?』
「どういうことだ?」
『それは私のセリフです。サバイバルギアによる過負荷の修復作業が終わって、目覚めたというのに彰は私の呼びかけに一切応じませんでした』
「呼びかけていたのは、俺も同じなんだけど……」
『そう、だったのですか? お互いの声が届いていなかった? それではまるで、今までの彰と未来さんのようではありませんか』
 理由ははっきりしていた。
 俺の体調やネムスギアのエネルギーは関係なかったんだ。
「妹とは連絡が取れたよ。どの国にいるのかもわかった」
『だったら、早くその国へ行きましょう』
「いいや、それはできない」
『なぜですか?』
「妹は俺が大地彰ではないと言った。だから会えないと拒絶されたよ」
『……何を、言っているのか、理解できません……』
 まるで昔の機械のように片言のような言葉遣いで答えた。
 AIでも動揺することがあるらしい。
『彰の肉体を構成する要素に、別の人間は観測できません。そもそも、ネムスギアが融合している時点で、あなたは彰以外の誰だというのです』
「妹の言っていることはそう言うことじゃない。つまり、心が……大地彰という人間の器に入ってる心が別人なんだろ」
『理解の範疇を超えています』
「俺だって同じだ。ずっと大地彰だと思っていた。だから、誰かを守ることが当たり前だと思っていた。その全てが否定されて、俺は何者だって言うんだ!?」
 AIからの返答はなかった。
「あの……先ほどからどなたとお話しになっているのでしょうか?」
 おずおずといった雰囲気でエリザベスが聞いてきた。
 久しぶりだったから周囲のことを考える余裕がなかった。
 でも、エルフなら伝わるだろう。
「ネムスギアには自立型思考回路――AIが組み込まれている。俺はそのAIと脳内で話が出来るんだ」
「それはまた、超能力のようですね……」
 エリザベスはちょっとだけ困惑しているような表情をさせた。
 脳内で会話だからな。
 端から見たらそんな感じなんだろう。
 AIは俺の状況なんてお構いなしにまた話しかけてきた。
『彰――私はあえてそう呼びますが、彰はこれからどうするのですか?』
「何をする必要もないだろ。誰かのために戦おうと思ったのは、大地彰だったからだ。俺はきっとそう思い込んでいたに過ぎないんだよ」
『……私は、そうは思いません。起動コードの認証は模倣では不可能だからです』
 AIは気を遣っていったわけではないと思う。
 それでも、実際に“変身”して確かめる気にはならなかった。
 AIと話が出来る状態でも変身できなかったら……本当に心が折れてしまう怖さがあった。
しおりを挟む
感想 2

あなたにおすすめの小説

【完結】転生7年!ぼっち脱出して王宮ライフ満喫してたら王国の動乱に巻き込まれた少女戦記 〜愛でたいアイカは救国の姫になる

三矢さくら
ファンタジー
【完結しました】異世界からの召喚に応じて6歳児に転生したアイカは、護ってくれる結界に逆に閉じ込められた結果、山奥でサバイバル生活を始める。 こんなはずじゃなかった! 異世界の山奥で過ごすこと7年。ようやく結界が解けて、山を下りたアイカは王都ヴィアナで【天衣無縫の無頼姫】の異名をとる第3王女リティアと出会う。 珍しい物好きの王女に気に入られたアイカは、なんと侍女に取り立てられて王宮に! やっと始まった異世界生活は、美男美女ぞろいの王宮生活! 右を見ても左を見ても「愛でたい」美人に美少女! 美男子に美少年ばかり! アイカとリティア、まだまだ幼い侍女と王女が数奇な運命をたどる異世界王宮ファンタジー戦記。

侯爵家の愛されない娘でしたが、前世の記憶を思い出したらお父様がバリ好みのイケメン過ぎて毎日が楽しくなりました

下菊みこと
ファンタジー
前世の記憶を思い出したらなにもかも上手くいったお話。 ご都合主義のSS。 お父様、キャラチェンジが激しくないですか。 小説家になろう様でも投稿しています。 突然ですが長編化します!ごめんなさい!ぜひ見てください!

悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる

竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。 評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。 身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。

大根令嬢の雑学無双、王弟殿下を添えて。~ 前世を思い出したので、許婚をほったらかして人助けしまくります!!

古森真朝
恋愛
気弱な伯爵令嬢のカレンは、自分勝手な婚約者レナートに振り回されていた。耐え続けていたある日、舞踏会で何者かに突き飛ばされ、階段から落ちてしまう。 その傷が元で儚く……なるかと思いきや。衝撃で前世を思い出したカレンは一転、かの『ド根性大根』みたいな超・ポジティブ人間になっていた。 『モラハラ婚約者の思惑なんぞ知るか!! 今度こそ好きなことやって、目いっぱい幸せに長生きするんだから!!!』 昔ひたすら読書に耽って身に着けた『雑学』を武器に、うっかり採れ過ぎた作物や、開墾しようとすると不幸に見舞われる土地、不治の病にかかった王族、等々の問題をどんどん解決。 領地の内外で心強い友人が出来たり、いつの間にかものすごく有名になっていたり、何かと協力してくれる王弟ヴィクトルから好意を寄せられたり(注:気付いてない)する中、温かい家族と共に仕事に励んでいく。 一方、前世から因縁のある人々もまた、こちらに転生していて――

追放された無能鑑定士、実は世界最強の万物解析スキル持ち。パーティーと国が泣きついてももう遅い。辺境で美少女とスローライフ(?)を送る

夏見ナイ
ファンタジー
貴族の三男に転生したカイトは、【鑑定】スキルしか持てず家からも勇者パーティーからも無能扱いされ、ついには追放されてしまう。全てを失い辺境に流れ着いた彼だが、そこで自身のスキルが万物の情報を読み解く最強スキル【万物解析】だと覚醒する! 隠された才能を見抜いて助けた美少女エルフや獣人と共に、カイトは辺境の村を豊かにし、古代遺跡の謎を解き明かし、強力な魔物を従え、着実に力をつけていく。一方、カイトを切り捨てた元パーティーと王国は凋落の一途を辿り、彼の築いた豊かさに気づくが……もう遅い! 不遇から成り上がる、痛快な逆転劇と辺境スローライフ(?)が今、始まる!

「クビにされた俺、幸運スキルでスローライフ満喫中」

チャチャ
ファンタジー
突然、蒼牙の刃から追放された冒険者・ハルト。 だが、彼にはS級スキル【幸運】があった――。 魔物がレアアイテムを落とすのも、偶然宝箱が見つかるのも、すべて彼のスキルのおかげ。 だが、仲間は誰一人そのことに気づかず、無能呼ばわりしていた。 追放されたハルトは、肩の荷が下りたとばかりに、自分のためだけの旅を始める。 訪れる村で出会う人々。偶然拾う伝説級の装備。 そして助けた少女は、実は王国の姫!? 「もう面倒ごとはごめんだ」 そう思っていたハルトだったが、幸運のスキルが運命を引き寄せていく――。

【完結】転生したら最強の魔法使いでした~元ブラック企業OLの異世界無双~

きゅちゃん
ファンタジー
過労死寸前のブラック企業OL・田中美咲(28歳)が、残業中に倒れて異世界に転生。転生先では「セリア・アルクライト」という名前で、なんと世界最強クラスの魔法使いとして生まれ変わる。 前世で我慢し続けた鬱憤を晴らすかのように、理不尽な権力者たちを魔法でバッサバッサと成敗し、困っている人々を助けていく。持ち前の社会人経験と常識、そして圧倒的な魔法力で、この世界の様々な問題を解決していく痛快ストーリー。

掃除婦に追いやられた私、城のゴミ山から古代兵器を次々と発掘して国中、世界中?がざわつく

タマ マコト
ファンタジー
王立工房の魔導測量師見習いリーナは、誰にも測れない“失われた魔力波長”を感じ取れるせいで奇人扱いされ、派閥争いのスケープゴートにされて掃除婦として城のゴミ置き場に追いやられる。 最底辺の仕事に落ちた彼女は、ゴミ山の中から自分にだけ見える微かな光を見つけ、それを磨き上げた結果、朽ちた金属片が古代兵器アークレールとして完全復活し、世界の均衡を揺るがす存在としての第一歩を踏み出す。

処理中です...