449 / 1,060
第十章 なくした宝物
04話
しおりを挟む
「相馬先生、さっきまですごく腰が痛かったの」
「おう」
「それが今は全然痛くない」
すごく不思議だった。
左腰から脇腹、そこから鳩尾にかけてたまらない痛さがあったのに、今は痛みの欠片もない。
「そこは左右逆方向に歪んでたからな、相当痛かっただろうよ。人の身体は生活習慣によって歪むものが大半だ。だいたいは左右同じ方向に歪むが、嬢ちゃんは左右反対に歪んでる。それはたまらなく痛いはずだ」
相馬先生に凄むような目で見られた。まるで数日前の昇さんと同じ目。
「それで、どうしてそんな普通の顔をしていた?」
「痛いけど、まだ我慢できるから……」
「悪いがな、今度からそういうのはなしにしてくれ。痛かったらすぐにナースコールだ。いいな? これは俺との最初の約束だ」
「……はい」
脅すとかそういうものではなく、有無を言わせない何かがあった。
「よし、じゃぁ今日の治療はここまで。ただし、痛みを感じたらすぐに呼べ。いいな?」
「はい……ありがとうございました」
先生が出ていくまで、お母さんと蒼兄は軽く頭を下げていた。
「型破りなお医者さんだねぇ~」
唯兄の言葉に病室の雰囲気がガラッと変わる。
「翠葉、本当に痛みが消えたの?」
ベッド脇に来たお母さんに訊かれる。
「うん、さっき……痛みで目が覚めたのだけど、そのときの痛みは確かにないの」
自分でも不思議で、なんだか唖然としてしまう。蒼兄も目を見開いた状態で寄ってきた。
「本当なのよ?」
「リィが嘘つくなんて思っちゃいないよ」
「良かったわね……」
それまでは緊張の面持ちだったお母さんの表情が緩む。蒼兄は私の背骨を触り、
「何がどう違うんだろうな?」
と、心底不思議そうな顔をしている。
そのあとは家族で談笑。
なんてことのない話をして笑って、そんな時間が好き。
「そういえばね、今日は唯兄が蔵元さんと藤宮秋斗さんの写真と動画を見せてくれたんだよ」
「え? ……秋斗先輩を見たのか?」
蒼兄の表情がどうしてか曇る。
「でも、藤宮秋斗さんはすぐに奥の部屋へ行ってしまったからあまり見られなかったけど……。なんだか、とても寂しそうに笑う人なのね?」
蒼兄は何も答えず、代わりに唯兄が口を開いた。
「リィ、違うよ。リィに見せるものだから寂しそうに笑ったんだ」
「え……?」
「それまで普通に接していた人が自分の記憶を失ったらさ、寂しく思ったっておかしくないでしょ?」
確かにそうなのかもしれない。
一部の記憶がないとわかったとき、私は錯乱した。それと同じように、記憶をなくされた人もまた、何を感じてもおかしくはないのだ。
「悪いこと、しちゃったよね……。記憶をなくすなんて……」
「翠葉、記憶ってなくそうと思ってなくせるものじゃないでしょう?」
お母さんに言われて頷く。
「だから、翠葉が悪いわけじゃないのよ」
穏やかな表情で、労わるように言われた。
「どうして記憶を失ってしまったのかがずっと不思議で、でもどうしても思い出せなくて……」
記憶のない部分の話を聞いても、記憶の欠片パズルははまっていかなかった。
「記憶のない部分の話を聞いても、記憶が戻るという感じじゃないの。ただ、知識が補足される。そんな感じ……」
手元に視線を落としてポツリポツリと口にすると、頭に優しい重力が加わった。
「翠葉、思い出せるまでゆっくり過ごせばいい。今は治療が優先」
そう諭してくれたのは蒼兄だった。
「そうだよね……まずはここから出なくちゃ」
「でも、無理は禁物よ? ゆっくり治療を受けて元気になりなさい」
お母さんに言われてコクリとしっかり頷いた。
それから数分もすると、突然睡魔に襲われた。
「翠葉、寝ちゃいなさい」
お母さんに羽毛布団を胸までかけられ、
「相馬先生が仰ってたわ。施術後には必ず眠くなるはずって。たぶん、それがこれなんでしょう」
そういえば、さっきそんなようなことを言われた気がする。
「そういうときは寝たほうがいいんですって」
「俺たちはこれで帰るけど……」
どこか不安そうに蒼兄が口にする。
「蒼兄、大丈夫。痛みはほとんどないし、ただ眠いだけだから」
そう答えたあと、いくつか言葉を交わしたような気もするけれど、私はずるずると引きずり込まれるようにして眠りに落ちた。
「そろそろ起きられるかな?」
この声――
「楓先生……?」
ゆっくりと目を開けると同時に声を発する。
「当たり」
ベッドの脇にはにこりと笑う楓先生がいた。
「……私服?」
「さっき仕事が終わったんだ」
「えっ!? それじゃ、早く帰って寝ないとっ」
反射的に口にすると、クスクスと笑われた。
コントローラーでベッドを起こし時計に目をやると、すでに七時を回っていた。
「激務っていっても翠葉ちゃんのところに顔を出す体力くらい残ってなかったらマンションにたどり着けないよ」
それはそうなんだけど……。
「相馬先生がさ、自分が一緒じゃ食べられるものも食べられなくなりそうだから、って起きるころを見計らって夕飯の相手してやれって連絡くれたんだ」
相馬先生……。
「楓先生……相馬先生をどう思いますか?」
「……そうだなぁ。治療をするところは見ていないけど、痛みが取れたんでしょう? そこからすれば腕はいいんじゃないかな。それに俺を呼ぶくらいには懐も深そうだけど?」
そうだよね、そうなんだよね……。
昇さんなら間違いなく、患者と医者のコミュニケーションだ、とか言って自分が夕飯の相手をしようとしただろう。でも、相馬先生は楓先生を呼んでくれた。
「……怖いのは顔だけで、実はそんなに怖い人じゃないのかな」
楓先生は再度クスクスと笑い、夕飯のトレイを持ってくる、と病室を出ていった。
「怖いのは顔だけ――」
なんだか、あんなに怖がったのが早くも少し申し訳なく思えてくる。
楓先生を呼んでくれたのは、きっと私が楓先生の名前を出したからだ。
鍼の治療を怖がっている私に、段階を追って説明し、まずは目に見えるところに施術してくれた。
わからないことは訊けば答えてくれる。怖がればその不安を取り除いてくれる。
何よりも、痛い思いをせずに痛みを和らげてくれた。
「はい、夕飯」
トレイをテーブルに置かれ、もうひとつの気遣いにも気づく。
夕飯は六時なのに、私が起きるまで待ってくれたのだろう。
「先生、相馬先生は優しい人かもしれない」
「……第一印象は外れないって言うけど、なんでもかんでもその型に当てはめなくてもいいよね」
それにコクリと頷き、ご飯を食べることにした。
「翠葉ちゃんは感覚で人を見分けたりするけれど、ちゃんとその人の本質を見ようとするよね」
感覚と本質……?
「つまり、第一印象とそのあとの、人の言動や行動ってところかな? それはものすごく大切なことだと思うんだ。第一印象で人を避けちゃう人はさ、食わず嫌いと同じでしょ?」
そんなふうにたとえられて、ようやく意味を理解する。
「先生、でもね……」
これは白状しないとだめだと思うの。
楓先生は「ん?」って顔をして私を見ていた。
「主治医で治療してくれる人じゃなかったら、できる限り近寄りたくない人だったかも……」
「翠葉ちゃん、正直すぎ」
楓先生はくつくつと笑いながらベッドに突っ伏した。
楓先生の背中を見つつ、ひどいなぁ、と思う。でも、この場合ひどいのは自分だったかもしれない。
それに正直すぎというよりは――
「ずるくなりたくないだけなんですけど、すでに結構たくさんずるいことをしているのかもしれなくて……」
「でも、翠葉ちゃんは少しくらいずるくていいと思うよ。じゃないと、世の中の人間みんなが腹黒人間になっちゃうからね」
楓先生は私のことを真っ白できれいみたいに言ってくれるけれど、私はたぶんそんなに真っ白じゃないと思う。
そんなことを思いながらご飯を食べ、少し残してご馳走様をした。
痛みが軽くても食欲が戻らない。
残してしまったものを見ていると、
「すぐには食欲だって戻らないよ」
と、トレイを取り上げられる。
「ただでさえ、今は行動を制限されていてカロリーを使わないようにしているんだ。激痛発作がなければ体力を消耗することもない。お腹が空かなくて当然なんだ」
そっか……。
「俺はこれで帰るけど――あれ? 何か言い忘れてる気がする」
……言い忘れ?
じっと楓先生を見ていて、はっとする。
「楓先生っ、ツカサ、ツカサは勝った!?」
「あ、それだ! 無事に勝ち進んでるよ。それから陸上の佐野くんも」
「良かったぁ……」
「俺も言い忘れなくて良かった。じゃ、ゆっくり休んでね」
「おう」
「それが今は全然痛くない」
すごく不思議だった。
左腰から脇腹、そこから鳩尾にかけてたまらない痛さがあったのに、今は痛みの欠片もない。
「そこは左右逆方向に歪んでたからな、相当痛かっただろうよ。人の身体は生活習慣によって歪むものが大半だ。だいたいは左右同じ方向に歪むが、嬢ちゃんは左右反対に歪んでる。それはたまらなく痛いはずだ」
相馬先生に凄むような目で見られた。まるで数日前の昇さんと同じ目。
「それで、どうしてそんな普通の顔をしていた?」
「痛いけど、まだ我慢できるから……」
「悪いがな、今度からそういうのはなしにしてくれ。痛かったらすぐにナースコールだ。いいな? これは俺との最初の約束だ」
「……はい」
脅すとかそういうものではなく、有無を言わせない何かがあった。
「よし、じゃぁ今日の治療はここまで。ただし、痛みを感じたらすぐに呼べ。いいな?」
「はい……ありがとうございました」
先生が出ていくまで、お母さんと蒼兄は軽く頭を下げていた。
「型破りなお医者さんだねぇ~」
唯兄の言葉に病室の雰囲気がガラッと変わる。
「翠葉、本当に痛みが消えたの?」
ベッド脇に来たお母さんに訊かれる。
「うん、さっき……痛みで目が覚めたのだけど、そのときの痛みは確かにないの」
自分でも不思議で、なんだか唖然としてしまう。蒼兄も目を見開いた状態で寄ってきた。
「本当なのよ?」
「リィが嘘つくなんて思っちゃいないよ」
「良かったわね……」
それまでは緊張の面持ちだったお母さんの表情が緩む。蒼兄は私の背骨を触り、
「何がどう違うんだろうな?」
と、心底不思議そうな顔をしている。
そのあとは家族で談笑。
なんてことのない話をして笑って、そんな時間が好き。
「そういえばね、今日は唯兄が蔵元さんと藤宮秋斗さんの写真と動画を見せてくれたんだよ」
「え? ……秋斗先輩を見たのか?」
蒼兄の表情がどうしてか曇る。
「でも、藤宮秋斗さんはすぐに奥の部屋へ行ってしまったからあまり見られなかったけど……。なんだか、とても寂しそうに笑う人なのね?」
蒼兄は何も答えず、代わりに唯兄が口を開いた。
「リィ、違うよ。リィに見せるものだから寂しそうに笑ったんだ」
「え……?」
「それまで普通に接していた人が自分の記憶を失ったらさ、寂しく思ったっておかしくないでしょ?」
確かにそうなのかもしれない。
一部の記憶がないとわかったとき、私は錯乱した。それと同じように、記憶をなくされた人もまた、何を感じてもおかしくはないのだ。
「悪いこと、しちゃったよね……。記憶をなくすなんて……」
「翠葉、記憶ってなくそうと思ってなくせるものじゃないでしょう?」
お母さんに言われて頷く。
「だから、翠葉が悪いわけじゃないのよ」
穏やかな表情で、労わるように言われた。
「どうして記憶を失ってしまったのかがずっと不思議で、でもどうしても思い出せなくて……」
記憶のない部分の話を聞いても、記憶の欠片パズルははまっていかなかった。
「記憶のない部分の話を聞いても、記憶が戻るという感じじゃないの。ただ、知識が補足される。そんな感じ……」
手元に視線を落としてポツリポツリと口にすると、頭に優しい重力が加わった。
「翠葉、思い出せるまでゆっくり過ごせばいい。今は治療が優先」
そう諭してくれたのは蒼兄だった。
「そうだよね……まずはここから出なくちゃ」
「でも、無理は禁物よ? ゆっくり治療を受けて元気になりなさい」
お母さんに言われてコクリとしっかり頷いた。
それから数分もすると、突然睡魔に襲われた。
「翠葉、寝ちゃいなさい」
お母さんに羽毛布団を胸までかけられ、
「相馬先生が仰ってたわ。施術後には必ず眠くなるはずって。たぶん、それがこれなんでしょう」
そういえば、さっきそんなようなことを言われた気がする。
「そういうときは寝たほうがいいんですって」
「俺たちはこれで帰るけど……」
どこか不安そうに蒼兄が口にする。
「蒼兄、大丈夫。痛みはほとんどないし、ただ眠いだけだから」
そう答えたあと、いくつか言葉を交わしたような気もするけれど、私はずるずると引きずり込まれるようにして眠りに落ちた。
「そろそろ起きられるかな?」
この声――
「楓先生……?」
ゆっくりと目を開けると同時に声を発する。
「当たり」
ベッドの脇にはにこりと笑う楓先生がいた。
「……私服?」
「さっき仕事が終わったんだ」
「えっ!? それじゃ、早く帰って寝ないとっ」
反射的に口にすると、クスクスと笑われた。
コントローラーでベッドを起こし時計に目をやると、すでに七時を回っていた。
「激務っていっても翠葉ちゃんのところに顔を出す体力くらい残ってなかったらマンションにたどり着けないよ」
それはそうなんだけど……。
「相馬先生がさ、自分が一緒じゃ食べられるものも食べられなくなりそうだから、って起きるころを見計らって夕飯の相手してやれって連絡くれたんだ」
相馬先生……。
「楓先生……相馬先生をどう思いますか?」
「……そうだなぁ。治療をするところは見ていないけど、痛みが取れたんでしょう? そこからすれば腕はいいんじゃないかな。それに俺を呼ぶくらいには懐も深そうだけど?」
そうだよね、そうなんだよね……。
昇さんなら間違いなく、患者と医者のコミュニケーションだ、とか言って自分が夕飯の相手をしようとしただろう。でも、相馬先生は楓先生を呼んでくれた。
「……怖いのは顔だけで、実はそんなに怖い人じゃないのかな」
楓先生は再度クスクスと笑い、夕飯のトレイを持ってくる、と病室を出ていった。
「怖いのは顔だけ――」
なんだか、あんなに怖がったのが早くも少し申し訳なく思えてくる。
楓先生を呼んでくれたのは、きっと私が楓先生の名前を出したからだ。
鍼の治療を怖がっている私に、段階を追って説明し、まずは目に見えるところに施術してくれた。
わからないことは訊けば答えてくれる。怖がればその不安を取り除いてくれる。
何よりも、痛い思いをせずに痛みを和らげてくれた。
「はい、夕飯」
トレイをテーブルに置かれ、もうひとつの気遣いにも気づく。
夕飯は六時なのに、私が起きるまで待ってくれたのだろう。
「先生、相馬先生は優しい人かもしれない」
「……第一印象は外れないって言うけど、なんでもかんでもその型に当てはめなくてもいいよね」
それにコクリと頷き、ご飯を食べることにした。
「翠葉ちゃんは感覚で人を見分けたりするけれど、ちゃんとその人の本質を見ようとするよね」
感覚と本質……?
「つまり、第一印象とそのあとの、人の言動や行動ってところかな? それはものすごく大切なことだと思うんだ。第一印象で人を避けちゃう人はさ、食わず嫌いと同じでしょ?」
そんなふうにたとえられて、ようやく意味を理解する。
「先生、でもね……」
これは白状しないとだめだと思うの。
楓先生は「ん?」って顔をして私を見ていた。
「主治医で治療してくれる人じゃなかったら、できる限り近寄りたくない人だったかも……」
「翠葉ちゃん、正直すぎ」
楓先生はくつくつと笑いながらベッドに突っ伏した。
楓先生の背中を見つつ、ひどいなぁ、と思う。でも、この場合ひどいのは自分だったかもしれない。
それに正直すぎというよりは――
「ずるくなりたくないだけなんですけど、すでに結構たくさんずるいことをしているのかもしれなくて……」
「でも、翠葉ちゃんは少しくらいずるくていいと思うよ。じゃないと、世の中の人間みんなが腹黒人間になっちゃうからね」
楓先生は私のことを真っ白できれいみたいに言ってくれるけれど、私はたぶんそんなに真っ白じゃないと思う。
そんなことを思いながらご飯を食べ、少し残してご馳走様をした。
痛みが軽くても食欲が戻らない。
残してしまったものを見ていると、
「すぐには食欲だって戻らないよ」
と、トレイを取り上げられる。
「ただでさえ、今は行動を制限されていてカロリーを使わないようにしているんだ。激痛発作がなければ体力を消耗することもない。お腹が空かなくて当然なんだ」
そっか……。
「俺はこれで帰るけど――あれ? 何か言い忘れてる気がする」
……言い忘れ?
じっと楓先生を見ていて、はっとする。
「楓先生っ、ツカサ、ツカサは勝った!?」
「あ、それだ! 無事に勝ち進んでるよ。それから陸上の佐野くんも」
「良かったぁ……」
「俺も言い忘れなくて良かった。じゃ、ゆっくり休んでね」
5
あなたにおすすめの小説
光のもとで2
葉野りるは
青春
一年の療養を経て高校へ入学した翠葉は「高校一年」という濃厚な時間を過ごし、
新たな気持ちで新学期を迎える。
好きな人と両思いにはなれたけれど、だからといって順風満帆にいくわけではないみたい。
少し環境が変わっただけで会う機会は減ってしまったし、気持ちがすれ違うことも多々。
それでも、同じ時間を過ごし共に歩めることに感謝を……。
この世界には当たり前のことなどひとつもなく、あるのは光のような奇跡だけだから。
何か問題が起きたとしても、一つひとつ乗り越えて行きたい――
(10万文字を一冊として、文庫本10冊ほどの長さです)
キャバ嬢(ハイスペック)との同棲が、僕の高校生活を色々と変えていく。
たかなしポン太
青春
僕のアパートの前で、巨乳美人のお姉さんが倒れていた。
助けたそのお姉さんは一流大卒だが内定取り消しとなり、就職浪人中のキャバ嬢だった。
でもまさかそのお姉さんと、同棲することになるとは…。
「今日のパンツってどんなんだっけ? ああ、これか。」
「ちょっと、確認しなくていいですから!」
「これ、可愛いでしょ? 色違いでピンクもあるんだけどね。綿なんだけど生地がサラサラで、この上の部分のリボンが」
「もういいです! いいですから、パンツの説明は!」
天然高学歴キャバ嬢と、心優しいDT高校生。
異色の2人が繰り広げる、水色パンツから始まる日常系ラブコメディー!
※小説家になろうとカクヨムにも同時掲載中です。
※本作品はフィクションであり、実在の人物や団体、製品とは一切関係ありません。
みんなの女神サマは最強ヤンキーに甘く壊される
けるたん
青春
「ほんと胸がニセモノで良かったな。貧乳バンザイ!」
「離して洋子! じゃなきゃあのバカの頭をかち割れないっ!」
「お、落ちついてメイちゃんっ!? そんなバットで殴ったら死んじゃう!? オオカミくんが死んじゃうよ!?」
県立森実高校には2人の美の「女神」がいる。
頭脳明晰、容姿端麗、誰に対しても優しい聖女のような性格に、誰もが憧れる生徒会長と、天は二物を与えずという言葉に真正面から喧嘩を売って完膚なきまでに完勝している完全無敵の双子姉妹。
その名も『古羊姉妹』
本来であれば彼女の視界にすら入らないはずの少年Bである大神士狼のようなロマンティックゲス野郎とは、縁もゆかりもない女の子のはずだった。
――士狼が彼女たちを不審者から助ける、その日までは。
そして『その日』は突然やってきた。
ある日、夜遊びで帰りが遅くなった士狼が急いで家へ帰ろうとすると、古羊姉妹がナイフを持った不審者に襲われている場面に遭遇したのだ。
助け出そうと駆け出すも、古羊姉妹の妹君である『古羊洋子』は助けることに成功したが、姉君であり『古羊芽衣』は不審者に胸元をザックリ斬りつけられてしまう。
何とか不審者を撃退し、急いで応急処置をしようと士狼は芽衣の身体を抱き上げた……その時だった!
――彼女の胸元から冗談みたいにバカデカい胸パッドが転げ落ちたのは。
そう、彼女は嘘で塗り固められた虚乳(きょにゅう)の持ち主だったのだ!
意識を取り戻した芽衣(Aカップ)は【乙女の秘密】を知られたことに発狂し、士狼を亡き者にするべく、その場で士狼に襲い掛かる。
士狼は洋子の協力もあり、何とか逃げることには成功するが翌日、芽衣の策略にハマり生徒会に強制入部させられる事に。
こうして古羊芽衣の無理難題を解決する大神士狼の受難の日々が始まった。
が、この時の古羊姉妹はまだ知らなかったのだ。
彼の蜂蜜のように甘い優しさが自分たち姉妹をどんどん狂わせていくことに。
※【カクヨム】にて編掲載中。【ネオページ】にて序盤のみお試し掲載中。【Nolaノベル】【Tales】にて完全版を公開中。
イラスト担当:さんさん
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
静かに過ごしたい冬馬君が学園のマドンナに好かれてしまった件について
おとら@ 書籍発売中
青春
この物語は、とある理由から目立ちたくないぼっちの少年の成長物語である
そんなある日、少年は不良に絡まれている女子を助けてしまったが……。
なんと、彼女は学園のマドンナだった……!
こうして平穏に過ごしたい少年の生活は一変することになる。
彼女を避けていたが、度々遭遇してしまう。
そんな中、少年は次第に彼女に惹かれていく……。
そして助けられた少女もまた……。
二人の青春、そして成長物語をご覧ください。
※中盤から甘々にご注意を。
※性描写ありは保険です。
他サイトにも掲載しております。
学校一の美人から恋人にならないと迷惑系Vtuberになると脅された。俺を切り捨てた幼馴染を確実に見返せるけど……迷惑系Vtuberて何それ?
宇多田真紀
青春
学校一の美人、姫川菜乃。
栗色でゆるふわな髪に整った目鼻立ち、声質は少し強いのに優し気な雰囲気の女子だ。
その彼女に脅された。
「恋人にならないと、迷惑系Vtuberになるわよ?」
今日は、大好きな幼馴染みから彼氏ができたと知らされて、心底落ち込んでいた。
でもこれで、確実に幼馴染みを見返すことができる!
しかしだ。迷惑系Vtuberってなんだ??
訳が分からない……。それ、俺困るの?
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話
桜井正宗
青春
――結婚しています!
それは二人だけの秘密。
高校二年の遙と遥は結婚した。
近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。
キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。
ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。
*結婚要素あり
*ヤンデレ要素あり
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる