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第十一章 トラウマ
23話
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「最近、普通に話せなくてごめんなさい」
私が謝ると、
「それでいいって言ったのは俺だから」
「……本当はもっと普通に――夏休みに話していたみたいに話したいんだけど……」
「第三者が絡むとケンカ腰?」
ツカサがふっ、と笑みを浮かべた。
久しぶりに冷笑の類ではない笑顔を見られた気がする。
図書室で話すときは、会話数こそ少なくても普通に話せていたと思う。そうできないのは、ツカサのことで女の子と話をしているときだけ。
いつも嫌なタイミングでツカサが来るから。
「ツカサ……私、大丈夫だよ?」
「何が」
「ツカサや風紀委員の人が見張っていてくれなくても、たぶん大丈夫……。最初こそ、『呼び出し』かもしれない。でも、今では会えば挨拶をしてくれる人もいるのよ?」
「……青木から聞いた。呼び出した側の態度が変わりつつあるって」
「話せばわかってくれる人もいるよ? 時々、どうしても相容れない人もいるけれど」
ツカサを好きな女の子たちと話していてわからなくなってしまったことがある。
私が彼女たちにわかってほしいことはなんなのか。自分の噂の訂正をしたいのか、ツカサの性格に対する誤解を解きたいのか。
きっと両方なのだけど、彼女たちの言い分も理解できてしまうだけに、何か解決策はないものか、と悩み始めると、どうしたことか怒りの矛先がツカサに向いてしまうのだ。
ほとんど八つ当たりであることはわかっているのに、それをやめることもできずに今に至る。
「ツカサ、どうしたら普通に一緒にいられるのかな」
「…………」
「ただ一緒にいて、普通に話をしたいだけなのにね」
理由がわかっているだけにもどかしい。
「ツカサがもう少し周りの女の子と話をしてくれたらこんなに苦労しなくて済むんだよ?」
ツカサは何も言わない。それは「受け入れられない」という気持ちの表れなのだろう。
確かに人間には得て不得手があるし、ツカサは女の子が苦手だと言っていた。
――あ、れ……? それはつまり……私が女の子として見られてないっていうことだよね?
「ツカサ……私、ものすごく大丈夫な気がしてきた」
「は?」
「ううん、こっちの話」
ツカサのファンたちの思いは杞憂なのだ。
私がツカサに特別視されていると思うからこそ、私の存在が邪魔に見えるのだろう。だとしたら、私がツカサに特別視されていないから普通に話せる事実を教えてあげればいいのではないだろうか。
「何、笑顔から一変して表情曇ったけど?」
ツカサの切れ長な目がこちらを向いていた。
「ううん、有効な解決法はあったけど、なんとなくショックだな、と思っただけ」
「……それ、どんな解決法?」
「え? ものすごく簡単なことだよ。ツカサは女の子が苦手だから話さないのでしょう? それでも私と話せるというのは、私を女の子として見ていないからっていう極論。それをみんなに話せば納得してもらえるだろうな、って」
ツカサはほんの一瞬目を見開き、直後、眉間に深いしわを寄せた。
「どうしてそんな顔をするの?」
何も話さなくてもわかる。この表情はすばらしく不機嫌なときに見せるものだ。
もう、やだな……。こんなふうになりたくなくて色々考えているのに。
そのとき、ノック音が聞こえた。相変わらずドアは開いたままだけど。
「翠葉ちゃん、どう?」
姿を現したのは秋斗さんだった。
「あ、大丈夫です。あの、病院まで運んでいただいてありがとうございます」
「いいえ、どうしたしまして。今日はもう帰っていいみたいだから送るよ」
そこまで言われて、「あれ?」と思う。どうして秋斗さんのお迎えなのだろう……。
「蒼樹、今日は教授に捕まって大学の研究室で飲まされてるんだ」
つまり運転ができない、ということだろうか。
「俺じゃ嫌かな? それなら、あと一時間もしたら楓が上がる時間みたいだけど……」
秋斗さんは、今も私と話すときは少し遠慮気味。その少しの緊張ですら、私に伝染してしまう。
「あ、えと……全然嫌じゃないです。お手数をおかけしてすみません」
普通に話す方法を忘れてしまった気すらしてくる。
「翠、秋兄とブライトネスパレスへ行ってきたら?」
「「え?」」
私と秋斗さんが同時に声を発する。
ツカサは下を向いていたけれど、
「どっちにしろ、少し休んだほうがいいのは確か。でも、家や病院で横になってろっていう類でもない。だから、息抜きに行ってきたら? 白野は紅葉が始まってると思う。秋兄、仕事の都合は?」
ツカサが斜め後ろに立つ秋斗さんを見ると、秋斗さんは面食らったまま答える。
「いや、明日は会議とかそういうものもないから大丈夫だけど……。でも、翠葉ちゃん大丈夫なの?」
「学校は楽しいみたいだけど、気苦労耐えないこともあるから。たまにはそういうのもいいんじゃないの? あとは相馬さんに訊いて。俺は帰る」
「ツカサっ!?」
ツカサはドア口から振り返り、
「少しは身体も頭も休ませろっ」
怒鳴られたあと、無言で数秒睨みつけられ病室を出ていった。
……どうしてだろう。ものすごく胸が痛い。でも、さっきまで感じていたような痛みじゃない。
「……翠葉ちゃん、泣きそうな顔してる」
そう言って、秋斗さんは今までツカサが座っていたスツールに腰掛けた。
「ふふ、泣かないですよ」
少し声が震えていた。でも、泣けない。
きっと、私が何かしたんだ。だから、ツカサの態度が一変したに違いない。
「私、ツカサが怒るような何かを言ってしまったんだと思います。ツカサは意味もなく怒る人ではないし、あんなふうに大声を出す人でもない……」
「……そうだね。ツカサが声を荒げるのは珍しい。でも翠葉ちゃん、人が声を荒げるときは怒っているときとは限らないんだよ」
……え?
「思っていることがうまく伝わらないとき。そういうときにだってイライラして声を荒げたりする」
思っていることがうまく伝わらないとき……?
「今の司は、なんとなく後者のような気が俺はしたけど?」
秋斗さんが優しく笑ってくれると心が和む気がした。
「おーい……」
病室に相馬先生が入ってくるも、先生は廊下の方に視線をやったままだ。
「坊主がすごい勢いで出てったけど、なんだ? 結局仲直りはできなかったのか?」
「……少しだけ。少しだけ普通に話せたのにな。私、何か言っちゃいけないこと言っちゃったかもしれなくて。まだどの言葉がそれにあたるのかはわからないんですけど……」
「話せるなら、話してみたら?」
秋斗さんに言われて、秋斗さんが来る前にしていた会話の内容を話した。
「それはまた……」
相馬先生が頭をわしわしと掻き、
「なんともコメントに困る内容だね」
言いながら、秋斗さんは苦笑を浮かべていた。
ふたりは顔を見合わせて大きなため息をひとつつく。
最近、人にため息をつかれてばかりな気がして心苦しい。
「坊主にもスイハにも直すべき点はあるが、こりゃ、自分で気づくしかねぇな。なんつーか、大人の俺たちが教えていいことじゃない」
「確かに、無暗やたらと入れ知恵はできないなぁ……」
相馬先生に続き秋斗さんも頭を掻く。
「ま、がんばれや。今日はもう帰っていいぞ。ただ、明日明後日は学校を休め」
「相馬さん、彼女を森林浴に連れていっても問題ないですか?」
「おぉ? 今日これだけの発作を起こしてるから数日は休ませたいんだが、森林浴くらいなら問題ないだろ。確か明後日からなら昇も休みだ。栞姫と昇も一緒に一泊二日くらいでどこか温泉旅行にでも行ってきたらどうだ?」
「先生、私学校……」
「スイハ、おまえ曜日感覚狂ってねぇか? 今日は木曜日で明日は金曜日。俺は明日明後日は休めって言ったぞ?」
あ――
最近は土日関係なく学校へ行っていたこともあり、確かに曜日感覚が狂っていたかもしれない。
「どうする?」
秋斗さんに訊かれ、
「蒼兄と唯兄、それからお母さんたちにも訊いてみないと――」
「そうだね。じゃ、栞ちゃんたちには俺から連絡を入れるよ」
「坊ちゃん、順番変えたほうが無難だぜ?」
「……あぁ、先に栞ちゃんたちに言ってから御園生夫妻の了承を得るほうがいいですね」
「ま、そういうこった」
トントン、と話はまとまり、ベッドから起き上がるとそのまま秋斗さんの車でマンションまで送ってもらった。
私が謝ると、
「それでいいって言ったのは俺だから」
「……本当はもっと普通に――夏休みに話していたみたいに話したいんだけど……」
「第三者が絡むとケンカ腰?」
ツカサがふっ、と笑みを浮かべた。
久しぶりに冷笑の類ではない笑顔を見られた気がする。
図書室で話すときは、会話数こそ少なくても普通に話せていたと思う。そうできないのは、ツカサのことで女の子と話をしているときだけ。
いつも嫌なタイミングでツカサが来るから。
「ツカサ……私、大丈夫だよ?」
「何が」
「ツカサや風紀委員の人が見張っていてくれなくても、たぶん大丈夫……。最初こそ、『呼び出し』かもしれない。でも、今では会えば挨拶をしてくれる人もいるのよ?」
「……青木から聞いた。呼び出した側の態度が変わりつつあるって」
「話せばわかってくれる人もいるよ? 時々、どうしても相容れない人もいるけれど」
ツカサを好きな女の子たちと話していてわからなくなってしまったことがある。
私が彼女たちにわかってほしいことはなんなのか。自分の噂の訂正をしたいのか、ツカサの性格に対する誤解を解きたいのか。
きっと両方なのだけど、彼女たちの言い分も理解できてしまうだけに、何か解決策はないものか、と悩み始めると、どうしたことか怒りの矛先がツカサに向いてしまうのだ。
ほとんど八つ当たりであることはわかっているのに、それをやめることもできずに今に至る。
「ツカサ、どうしたら普通に一緒にいられるのかな」
「…………」
「ただ一緒にいて、普通に話をしたいだけなのにね」
理由がわかっているだけにもどかしい。
「ツカサがもう少し周りの女の子と話をしてくれたらこんなに苦労しなくて済むんだよ?」
ツカサは何も言わない。それは「受け入れられない」という気持ちの表れなのだろう。
確かに人間には得て不得手があるし、ツカサは女の子が苦手だと言っていた。
――あ、れ……? それはつまり……私が女の子として見られてないっていうことだよね?
「ツカサ……私、ものすごく大丈夫な気がしてきた」
「は?」
「ううん、こっちの話」
ツカサのファンたちの思いは杞憂なのだ。
私がツカサに特別視されていると思うからこそ、私の存在が邪魔に見えるのだろう。だとしたら、私がツカサに特別視されていないから普通に話せる事実を教えてあげればいいのではないだろうか。
「何、笑顔から一変して表情曇ったけど?」
ツカサの切れ長な目がこちらを向いていた。
「ううん、有効な解決法はあったけど、なんとなくショックだな、と思っただけ」
「……それ、どんな解決法?」
「え? ものすごく簡単なことだよ。ツカサは女の子が苦手だから話さないのでしょう? それでも私と話せるというのは、私を女の子として見ていないからっていう極論。それをみんなに話せば納得してもらえるだろうな、って」
ツカサはほんの一瞬目を見開き、直後、眉間に深いしわを寄せた。
「どうしてそんな顔をするの?」
何も話さなくてもわかる。この表情はすばらしく不機嫌なときに見せるものだ。
もう、やだな……。こんなふうになりたくなくて色々考えているのに。
そのとき、ノック音が聞こえた。相変わらずドアは開いたままだけど。
「翠葉ちゃん、どう?」
姿を現したのは秋斗さんだった。
「あ、大丈夫です。あの、病院まで運んでいただいてありがとうございます」
「いいえ、どうしたしまして。今日はもう帰っていいみたいだから送るよ」
そこまで言われて、「あれ?」と思う。どうして秋斗さんのお迎えなのだろう……。
「蒼樹、今日は教授に捕まって大学の研究室で飲まされてるんだ」
つまり運転ができない、ということだろうか。
「俺じゃ嫌かな? それなら、あと一時間もしたら楓が上がる時間みたいだけど……」
秋斗さんは、今も私と話すときは少し遠慮気味。その少しの緊張ですら、私に伝染してしまう。
「あ、えと……全然嫌じゃないです。お手数をおかけしてすみません」
普通に話す方法を忘れてしまった気すらしてくる。
「翠、秋兄とブライトネスパレスへ行ってきたら?」
「「え?」」
私と秋斗さんが同時に声を発する。
ツカサは下を向いていたけれど、
「どっちにしろ、少し休んだほうがいいのは確か。でも、家や病院で横になってろっていう類でもない。だから、息抜きに行ってきたら? 白野は紅葉が始まってると思う。秋兄、仕事の都合は?」
ツカサが斜め後ろに立つ秋斗さんを見ると、秋斗さんは面食らったまま答える。
「いや、明日は会議とかそういうものもないから大丈夫だけど……。でも、翠葉ちゃん大丈夫なの?」
「学校は楽しいみたいだけど、気苦労耐えないこともあるから。たまにはそういうのもいいんじゃないの? あとは相馬さんに訊いて。俺は帰る」
「ツカサっ!?」
ツカサはドア口から振り返り、
「少しは身体も頭も休ませろっ」
怒鳴られたあと、無言で数秒睨みつけられ病室を出ていった。
……どうしてだろう。ものすごく胸が痛い。でも、さっきまで感じていたような痛みじゃない。
「……翠葉ちゃん、泣きそうな顔してる」
そう言って、秋斗さんは今までツカサが座っていたスツールに腰掛けた。
「ふふ、泣かないですよ」
少し声が震えていた。でも、泣けない。
きっと、私が何かしたんだ。だから、ツカサの態度が一変したに違いない。
「私、ツカサが怒るような何かを言ってしまったんだと思います。ツカサは意味もなく怒る人ではないし、あんなふうに大声を出す人でもない……」
「……そうだね。ツカサが声を荒げるのは珍しい。でも翠葉ちゃん、人が声を荒げるときは怒っているときとは限らないんだよ」
……え?
「思っていることがうまく伝わらないとき。そういうときにだってイライラして声を荒げたりする」
思っていることがうまく伝わらないとき……?
「今の司は、なんとなく後者のような気が俺はしたけど?」
秋斗さんが優しく笑ってくれると心が和む気がした。
「おーい……」
病室に相馬先生が入ってくるも、先生は廊下の方に視線をやったままだ。
「坊主がすごい勢いで出てったけど、なんだ? 結局仲直りはできなかったのか?」
「……少しだけ。少しだけ普通に話せたのにな。私、何か言っちゃいけないこと言っちゃったかもしれなくて。まだどの言葉がそれにあたるのかはわからないんですけど……」
「話せるなら、話してみたら?」
秋斗さんに言われて、秋斗さんが来る前にしていた会話の内容を話した。
「それはまた……」
相馬先生が頭をわしわしと掻き、
「なんともコメントに困る内容だね」
言いながら、秋斗さんは苦笑を浮かべていた。
ふたりは顔を見合わせて大きなため息をひとつつく。
最近、人にため息をつかれてばかりな気がして心苦しい。
「坊主にもスイハにも直すべき点はあるが、こりゃ、自分で気づくしかねぇな。なんつーか、大人の俺たちが教えていいことじゃない」
「確かに、無暗やたらと入れ知恵はできないなぁ……」
相馬先生に続き秋斗さんも頭を掻く。
「ま、がんばれや。今日はもう帰っていいぞ。ただ、明日明後日は学校を休め」
「相馬さん、彼女を森林浴に連れていっても問題ないですか?」
「おぉ? 今日これだけの発作を起こしてるから数日は休ませたいんだが、森林浴くらいなら問題ないだろ。確か明後日からなら昇も休みだ。栞姫と昇も一緒に一泊二日くらいでどこか温泉旅行にでも行ってきたらどうだ?」
「先生、私学校……」
「スイハ、おまえ曜日感覚狂ってねぇか? 今日は木曜日で明日は金曜日。俺は明日明後日は休めって言ったぞ?」
あ――
最近は土日関係なく学校へ行っていたこともあり、確かに曜日感覚が狂っていたかもしれない。
「どうする?」
秋斗さんに訊かれ、
「蒼兄と唯兄、それからお母さんたちにも訊いてみないと――」
「そうだね。じゃ、栞ちゃんたちには俺から連絡を入れるよ」
「坊ちゃん、順番変えたほうが無難だぜ?」
「……あぁ、先に栞ちゃんたちに言ってから御園生夫妻の了承を得るほうがいいですね」
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