838 / 1,060
第十四章 三叉路
23話
しおりを挟む
「星が降ってきそう……」
満天の星空と、星の降る音が聞こえそうなくらいの静寂がここにはあった。
ツカサに教えてもらったのは夏の大三角。今見えるのはオリオン座の三ツ星。
季節が変わった――
ツカサと見た空でもなければ、お父さんと見た空でも秋斗さんと見た空でもない。
同じ空なのに、色んなことが変わりすぎた今、同じには見えない。
ただひとつ変わらないことがあるとしたら、空に瞬く星たちが降ってきそうなことくらい。
寝室は暖房が入っていて二十度くらいに保たれている。でも、私がいる窓際はきっともう少し低い。
私はお布団に潜り込み、窓から見える空だけを見ていた。
目が慣れてくると暗くは感じない。
視界の左側に見える白樺は樹皮がきちんと白っぽく見え、空は絵の具の「藍」を濃く溶いたような色に見えた。
目を閉じ、四月からの出来事すべてを思い返す。
映像が流れていくよりももっと緩やかに、鮮やかな色彩に感情を交えて思い出す。
そうしていると、秋斗さんの問いかけばかりが頭に浮かんだ。
――「恋、だと思う?」
――「あのときの動揺の原因、その理由わかった?」
――「ちゃんと理由を突き止めたほうがいいと思うよ」
秋斗さんはこうも言っていた。
――「翠葉ちゃんはとても気になる人がいたんだ。でも、俺は君にどうしても自分を見てほしくて
――だから、自分と恋愛してみないか、って恋愛に憧れている翠葉ちゃんに提案した」
――「初恋の相手が俺かどうかは記憶を取り戻した君に訊いてみたいな。いつか訊きたいと思っていたことだから、思い出したら教えてね」
付随するように思い出すのは大好きなクラスメイトの言葉。
私が秋斗さんを好きだと自覚したとき、なぜかみんなはツカサの名前を口にした。
四人が四人、私の好きな人がツカサだと思っていたのはどうして……?
秋斗さんは私の初恋の相手が自分だと知っていたはずなのに、思い出したら考えてほしいと言っていた。
それはどうして……?
「あ……一学期の球技大会」
どうしてツカサの名前が出てくるのかを尋ねたら、海斗くんは一学期の球技大会のことを話してくれた。
――「翠葉、覚えてる? おまえ、球技大会のとき、今みたいに散々赤くなってただろ?」
あの日、ツカサがどこにいてもすぐに見つけることができた。
シュートを決める姿も、何もかも鮮明に思い出すことができる。
意地悪な笑みも、爽やかな笑顔も何もかも……。
クラスの応援に紛れてツカサに声をかけた。
何気ない応援の言葉だったけど、それに気づいてもらえたことが、目が合ったことがとても嬉しくて――
頬に熱を持った私を隠してくれたのは佐野くんのジャージだった。
ジャージで隠される前に交わした佐野くんとの会話。
――「なぁ……御園生って、もしかしてあの先輩のこと好きだったりするのか?」
――「えっと、あの……なんていうか、あの顔が好き? なんか、ど真ん中ストライクで……。あ、嘘、そうじゃなくてっ――」
思い出して目に涙が滲む。
「知らなかった。あれが恋だなんて知らなかった……」
人を好きになるという気持ちがどんなものかなんて、知らなかった。
あれが初恋だったの……?
もし、そうなら納得できることがある。
ホテルで、ツカサが女の子に笑顔で手を差し伸べているのを見たときに感じた気持ち。
動揺したのは衝撃を受けたからで、衝撃はショックというものだったのだ。
秋斗さんはそれに気づいていたから、「とても気になる人がいたんだ」という言い方をしたのね。
秋斗さんは何度も私にヒントをくれていた。
あの日だって、きちんと言葉にしてくれていた。
「恋、だと思う?」と訊かれてもしっくりこなかったのは、私が「恋」を知らなかったから?
秋斗さんはことあるごとにあの日の出来事はきちんと考えたほうがいいと言ってくれていたのに、今になって気づくなんて――
涙が止まらなくて頭が痛い。
気づいたところで過去には戻れない。過去に戻ることはできないのだ。
それに、過去に戻れたところでどうするというのか……。
「お薬……」
私はここまで逃げてきてもなお薬に逃げる。ありきたりな理由を言い訳にして。
「朝食までには起きなくちゃいけないから寝なくちゃ……」
携帯を見れば一時半を回っていた。
久しぶりの夜更かしだった。
サイドテーブルに置いたピルケースから薬を取り出し寝る前の薬を飲む。
でも、横になってもしばらくは眠れず、最後に時間を確認したのは二時五分だった――
目覚ましはセットしていなかったけれど、翌朝六時半になると目が覚めた。
外には明けたばかりの空がある。
空には暗く重々しい雲に覆われている。まるで、晴れない私の心のよう。
身体を起こし恐る恐る洗面所の鏡の前に立つと、鏡には腫れぼったい顔をした自分が映っていた。
瞼が、昨夜どれだけ泣いたのかを物語っている。
私は冷たすぎる水にタオルを浸し、それを目の上に乗せた。しばらくすると、目から頭まで冷えてしまったらしく頭が痛くなる。
仕方ないから次はホットタオルで目から額を温めた。すると、意外なことにさきほどよりも目の腫れが引いていた。
「交互にするといいのかな……?」
何度か繰り返すと、瞼の腫れはすっかり引いた。
けれど、目の充血までは取れないようだ。
「でも、さっきよりはいい……」
冷たい水で洗顔を済ませ、濡れたままの自分の頬を叩く。
さすがに化粧水などは持ってきていない。
洗面台の端に置いてあるアメニティを手に取り、アルコールが入ってないことを確認してから手の平に馴染ませ顔につけた。
幸い肌が赤くなることも痒くなることもなく、七時半までに身支度を済ませることができた。
七時半ぴったりに部屋のドアがノックされる。
ドアを開けると、木田さんがいつものスーツに身を包み、カートの傍らに立っていた。
「おはようございます。朝食をお持ちいたしました」
木田さんは部屋に入るとすぐにテーブルセッティングを始める。
「朝食はいつもお雑炊とうかがっておりましたのでそのようにいたしましたが、何か足りないものはございませんか?」
足りないものは、と訊かれたけれど、テーブルの上にはお雑炊のほかにお浸しや卵焼き。
食べやすい大きさにカットされた数種の果物も並べられている。
けれど、分量に圧倒されることはない。私が食べきれるであろう分量しか器には盛り付けられていないのだ。
「木田さん……何から何まで、本当にありがとうございます」
「いえ、当然のことをしているまでです」
テーブルセッティングが済めばそのあとは給仕することもない。それでも、木田さんは私が食べ終わるまで同じ空間にいてくれた。
「あの……」
「はい」
木田さんは身体の前で両手を組み、にこやかな表情で答える。
「お時間があるようでしたら、一緒にお茶を飲んでいただけませんか?」
朝のこの時間、忙しくないわけがない。
わかってはいるけれど、木田さんがこの場からいなくなる気はしなかったし、私の食事が終わるまでずっと部屋の片隅で佇んでいる気がしたから、それなら座ってお茶を飲んでほしかった。
それが勤務中の人に勧めていいことかどうかは別として。
「……それでは失礼させていただきます」
木田さんはカップをひとつ取り、私に淹れたものと同じお茶を注いだ。
「本日のご予定はお決まりですか?」
「……森へ出かけてもいいですか?」
「……かまいませんが、外気温は一度ですよ?」
一度……それはとても寒そうだ。
きっと、昨夜は氷点下だったことだろう。
「どうしても森へ行きたくて……」
「……寒さは身体にこたえるのではないですか?」
「薬は余分に持ってきています」
そういう問題じゃない、わかってる。でも――
「かしこまりました。ご用意いたしますので、それまでは館内でお待ちください」
「わがままを言ってすみません」
「いえ、お気になさらず、どうぞ冬のブライトネスパレスをご堪能ください」
一時間弱ほど私の朝食に付き合ってくれた木田さんはダイニングテーブルを片付けると、来たとき同様カートを押して部屋をあとにした。
満天の星空と、星の降る音が聞こえそうなくらいの静寂がここにはあった。
ツカサに教えてもらったのは夏の大三角。今見えるのはオリオン座の三ツ星。
季節が変わった――
ツカサと見た空でもなければ、お父さんと見た空でも秋斗さんと見た空でもない。
同じ空なのに、色んなことが変わりすぎた今、同じには見えない。
ただひとつ変わらないことがあるとしたら、空に瞬く星たちが降ってきそうなことくらい。
寝室は暖房が入っていて二十度くらいに保たれている。でも、私がいる窓際はきっともう少し低い。
私はお布団に潜り込み、窓から見える空だけを見ていた。
目が慣れてくると暗くは感じない。
視界の左側に見える白樺は樹皮がきちんと白っぽく見え、空は絵の具の「藍」を濃く溶いたような色に見えた。
目を閉じ、四月からの出来事すべてを思い返す。
映像が流れていくよりももっと緩やかに、鮮やかな色彩に感情を交えて思い出す。
そうしていると、秋斗さんの問いかけばかりが頭に浮かんだ。
――「恋、だと思う?」
――「あのときの動揺の原因、その理由わかった?」
――「ちゃんと理由を突き止めたほうがいいと思うよ」
秋斗さんはこうも言っていた。
――「翠葉ちゃんはとても気になる人がいたんだ。でも、俺は君にどうしても自分を見てほしくて
――だから、自分と恋愛してみないか、って恋愛に憧れている翠葉ちゃんに提案した」
――「初恋の相手が俺かどうかは記憶を取り戻した君に訊いてみたいな。いつか訊きたいと思っていたことだから、思い出したら教えてね」
付随するように思い出すのは大好きなクラスメイトの言葉。
私が秋斗さんを好きだと自覚したとき、なぜかみんなはツカサの名前を口にした。
四人が四人、私の好きな人がツカサだと思っていたのはどうして……?
秋斗さんは私の初恋の相手が自分だと知っていたはずなのに、思い出したら考えてほしいと言っていた。
それはどうして……?
「あ……一学期の球技大会」
どうしてツカサの名前が出てくるのかを尋ねたら、海斗くんは一学期の球技大会のことを話してくれた。
――「翠葉、覚えてる? おまえ、球技大会のとき、今みたいに散々赤くなってただろ?」
あの日、ツカサがどこにいてもすぐに見つけることができた。
シュートを決める姿も、何もかも鮮明に思い出すことができる。
意地悪な笑みも、爽やかな笑顔も何もかも……。
クラスの応援に紛れてツカサに声をかけた。
何気ない応援の言葉だったけど、それに気づいてもらえたことが、目が合ったことがとても嬉しくて――
頬に熱を持った私を隠してくれたのは佐野くんのジャージだった。
ジャージで隠される前に交わした佐野くんとの会話。
――「なぁ……御園生って、もしかしてあの先輩のこと好きだったりするのか?」
――「えっと、あの……なんていうか、あの顔が好き? なんか、ど真ん中ストライクで……。あ、嘘、そうじゃなくてっ――」
思い出して目に涙が滲む。
「知らなかった。あれが恋だなんて知らなかった……」
人を好きになるという気持ちがどんなものかなんて、知らなかった。
あれが初恋だったの……?
もし、そうなら納得できることがある。
ホテルで、ツカサが女の子に笑顔で手を差し伸べているのを見たときに感じた気持ち。
動揺したのは衝撃を受けたからで、衝撃はショックというものだったのだ。
秋斗さんはそれに気づいていたから、「とても気になる人がいたんだ」という言い方をしたのね。
秋斗さんは何度も私にヒントをくれていた。
あの日だって、きちんと言葉にしてくれていた。
「恋、だと思う?」と訊かれてもしっくりこなかったのは、私が「恋」を知らなかったから?
秋斗さんはことあるごとにあの日の出来事はきちんと考えたほうがいいと言ってくれていたのに、今になって気づくなんて――
涙が止まらなくて頭が痛い。
気づいたところで過去には戻れない。過去に戻ることはできないのだ。
それに、過去に戻れたところでどうするというのか……。
「お薬……」
私はここまで逃げてきてもなお薬に逃げる。ありきたりな理由を言い訳にして。
「朝食までには起きなくちゃいけないから寝なくちゃ……」
携帯を見れば一時半を回っていた。
久しぶりの夜更かしだった。
サイドテーブルに置いたピルケースから薬を取り出し寝る前の薬を飲む。
でも、横になってもしばらくは眠れず、最後に時間を確認したのは二時五分だった――
目覚ましはセットしていなかったけれど、翌朝六時半になると目が覚めた。
外には明けたばかりの空がある。
空には暗く重々しい雲に覆われている。まるで、晴れない私の心のよう。
身体を起こし恐る恐る洗面所の鏡の前に立つと、鏡には腫れぼったい顔をした自分が映っていた。
瞼が、昨夜どれだけ泣いたのかを物語っている。
私は冷たすぎる水にタオルを浸し、それを目の上に乗せた。しばらくすると、目から頭まで冷えてしまったらしく頭が痛くなる。
仕方ないから次はホットタオルで目から額を温めた。すると、意外なことにさきほどよりも目の腫れが引いていた。
「交互にするといいのかな……?」
何度か繰り返すと、瞼の腫れはすっかり引いた。
けれど、目の充血までは取れないようだ。
「でも、さっきよりはいい……」
冷たい水で洗顔を済ませ、濡れたままの自分の頬を叩く。
さすがに化粧水などは持ってきていない。
洗面台の端に置いてあるアメニティを手に取り、アルコールが入ってないことを確認してから手の平に馴染ませ顔につけた。
幸い肌が赤くなることも痒くなることもなく、七時半までに身支度を済ませることができた。
七時半ぴったりに部屋のドアがノックされる。
ドアを開けると、木田さんがいつものスーツに身を包み、カートの傍らに立っていた。
「おはようございます。朝食をお持ちいたしました」
木田さんは部屋に入るとすぐにテーブルセッティングを始める。
「朝食はいつもお雑炊とうかがっておりましたのでそのようにいたしましたが、何か足りないものはございませんか?」
足りないものは、と訊かれたけれど、テーブルの上にはお雑炊のほかにお浸しや卵焼き。
食べやすい大きさにカットされた数種の果物も並べられている。
けれど、分量に圧倒されることはない。私が食べきれるであろう分量しか器には盛り付けられていないのだ。
「木田さん……何から何まで、本当にありがとうございます」
「いえ、当然のことをしているまでです」
テーブルセッティングが済めばそのあとは給仕することもない。それでも、木田さんは私が食べ終わるまで同じ空間にいてくれた。
「あの……」
「はい」
木田さんは身体の前で両手を組み、にこやかな表情で答える。
「お時間があるようでしたら、一緒にお茶を飲んでいただけませんか?」
朝のこの時間、忙しくないわけがない。
わかってはいるけれど、木田さんがこの場からいなくなる気はしなかったし、私の食事が終わるまでずっと部屋の片隅で佇んでいる気がしたから、それなら座ってお茶を飲んでほしかった。
それが勤務中の人に勧めていいことかどうかは別として。
「……それでは失礼させていただきます」
木田さんはカップをひとつ取り、私に淹れたものと同じお茶を注いだ。
「本日のご予定はお決まりですか?」
「……森へ出かけてもいいですか?」
「……かまいませんが、外気温は一度ですよ?」
一度……それはとても寒そうだ。
きっと、昨夜は氷点下だったことだろう。
「どうしても森へ行きたくて……」
「……寒さは身体にこたえるのではないですか?」
「薬は余分に持ってきています」
そういう問題じゃない、わかってる。でも――
「かしこまりました。ご用意いたしますので、それまでは館内でお待ちください」
「わがままを言ってすみません」
「いえ、お気になさらず、どうぞ冬のブライトネスパレスをご堪能ください」
一時間弱ほど私の朝食に付き合ってくれた木田さんはダイニングテーブルを片付けると、来たとき同様カートを押して部屋をあとにした。
3
あなたにおすすめの小説
光のもとで2
葉野りるは
青春
一年の療養を経て高校へ入学した翠葉は「高校一年」という濃厚な時間を過ごし、
新たな気持ちで新学期を迎える。
好きな人と両思いにはなれたけれど、だからといって順風満帆にいくわけではないみたい。
少し環境が変わっただけで会う機会は減ってしまったし、気持ちがすれ違うことも多々。
それでも、同じ時間を過ごし共に歩めることに感謝を……。
この世界には当たり前のことなどひとつもなく、あるのは光のような奇跡だけだから。
何か問題が起きたとしても、一つひとつ乗り越えて行きたい――
(10万文字を一冊として、文庫本10冊ほどの長さです)
キャバ嬢(ハイスペック)との同棲が、僕の高校生活を色々と変えていく。
たかなしポン太
青春
僕のアパートの前で、巨乳美人のお姉さんが倒れていた。
助けたそのお姉さんは一流大卒だが内定取り消しとなり、就職浪人中のキャバ嬢だった。
でもまさかそのお姉さんと、同棲することになるとは…。
「今日のパンツってどんなんだっけ? ああ、これか。」
「ちょっと、確認しなくていいですから!」
「これ、可愛いでしょ? 色違いでピンクもあるんだけどね。綿なんだけど生地がサラサラで、この上の部分のリボンが」
「もういいです! いいですから、パンツの説明は!」
天然高学歴キャバ嬢と、心優しいDT高校生。
異色の2人が繰り広げる、水色パンツから始まる日常系ラブコメディー!
※小説家になろうとカクヨムにも同時掲載中です。
※本作品はフィクションであり、実在の人物や団体、製品とは一切関係ありません。
みんなの女神サマは最強ヤンキーに甘く壊される
けるたん
青春
「ほんと胸がニセモノで良かったな。貧乳バンザイ!」
「離して洋子! じゃなきゃあのバカの頭をかち割れないっ!」
「お、落ちついてメイちゃんっ!? そんなバットで殴ったら死んじゃう!? オオカミくんが死んじゃうよ!?」
県立森実高校には2人の美の「女神」がいる。
頭脳明晰、容姿端麗、誰に対しても優しい聖女のような性格に、誰もが憧れる生徒会長と、天は二物を与えずという言葉に真正面から喧嘩を売って完膚なきまでに完勝している完全無敵の双子姉妹。
その名も『古羊姉妹』
本来であれば彼女の視界にすら入らないはずの少年Bである大神士狼のようなロマンティックゲス野郎とは、縁もゆかりもない女の子のはずだった。
――士狼が彼女たちを不審者から助ける、その日までは。
そして『その日』は突然やってきた。
ある日、夜遊びで帰りが遅くなった士狼が急いで家へ帰ろうとすると、古羊姉妹がナイフを持った不審者に襲われている場面に遭遇したのだ。
助け出そうと駆け出すも、古羊姉妹の妹君である『古羊洋子』は助けることに成功したが、姉君であり『古羊芽衣』は不審者に胸元をザックリ斬りつけられてしまう。
何とか不審者を撃退し、急いで応急処置をしようと士狼は芽衣の身体を抱き上げた……その時だった!
――彼女の胸元から冗談みたいにバカデカい胸パッドが転げ落ちたのは。
そう、彼女は嘘で塗り固められた虚乳(きょにゅう)の持ち主だったのだ!
意識を取り戻した芽衣(Aカップ)は【乙女の秘密】を知られたことに発狂し、士狼を亡き者にするべく、その場で士狼に襲い掛かる。
士狼は洋子の協力もあり、何とか逃げることには成功するが翌日、芽衣の策略にハマり生徒会に強制入部させられる事に。
こうして古羊芽衣の無理難題を解決する大神士狼の受難の日々が始まった。
が、この時の古羊姉妹はまだ知らなかったのだ。
彼の蜂蜜のように甘い優しさが自分たち姉妹をどんどん狂わせていくことに。
※【カクヨム】にて編掲載中。【ネオページ】にて序盤のみお試し掲載中。【Nolaノベル】【Tales】にて完全版を公開中。
イラスト担当:さんさん
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
静かに過ごしたい冬馬君が学園のマドンナに好かれてしまった件について
おとら@ 書籍発売中
青春
この物語は、とある理由から目立ちたくないぼっちの少年の成長物語である
そんなある日、少年は不良に絡まれている女子を助けてしまったが……。
なんと、彼女は学園のマドンナだった……!
こうして平穏に過ごしたい少年の生活は一変することになる。
彼女を避けていたが、度々遭遇してしまう。
そんな中、少年は次第に彼女に惹かれていく……。
そして助けられた少女もまた……。
二人の青春、そして成長物語をご覧ください。
※中盤から甘々にご注意を。
※性描写ありは保険です。
他サイトにも掲載しております。
学校一の美人から恋人にならないと迷惑系Vtuberになると脅された。俺を切り捨てた幼馴染を確実に見返せるけど……迷惑系Vtuberて何それ?
宇多田真紀
青春
学校一の美人、姫川菜乃。
栗色でゆるふわな髪に整った目鼻立ち、声質は少し強いのに優し気な雰囲気の女子だ。
その彼女に脅された。
「恋人にならないと、迷惑系Vtuberになるわよ?」
今日は、大好きな幼馴染みから彼氏ができたと知らされて、心底落ち込んでいた。
でもこれで、確実に幼馴染みを見返すことができる!
しかしだ。迷惑系Vtuberってなんだ??
訳が分からない……。それ、俺困るの?
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話
桜井正宗
青春
――結婚しています!
それは二人だけの秘密。
高校二年の遙と遥は結婚した。
近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。
キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。
ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。
*結婚要素あり
*ヤンデレ要素あり
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる