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第十四章 三叉路
28話
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昨日、特急列車に乗ったときには外がすでに暗くて窓からは何も見えなかった。
白野に近づくにつれて、外に見える明かりすら少なくなっていった。
今日は明るさを残しているうちに列車に乗ったこともあり、外の様子がうかがえる。
陽が沈んでからは、支倉へ近づくほどにネオンが騒がしくなっていき、交通量というよりは道路の本数が増え、外灯があちらこちらに連なって見えた。
それらをぼーっと見ていると、携帯がメールを受信する。
それは美容院、「Ever Green」からのお知らせメールだった。
なんとなしにそれを見ていたけれど、外に視線を戻したとき、窓ガラスに映る自分の顔にはっとする。
「前髪……伸びちゃった」
夏休み、宮川さんに病院で切ってもらってから一度も美容院へ行っていない。
行く時間も余裕もなくて、気づけば前髪は耳にかかる長さになっていた。
記憶をなくしたころから一度も切ることのなかった前髪を手に取り思う。
四、五センチ……かな?
伸び多分だけ指で摘んでみる。
――切ろう。
そう思ってからの行動は早かった。
美容院へメールを送るとすぐに小宮さんから返信があった。
藤倉に着くのは六時くらい。そのころに前髪だけを切ってもらうことはできるかどうか、問い合わせたのだ。
返事はOK。先ほどキャンセルが入ったらしく、運よく宮川さんがフリーとのこと。
私はすぐに返信をした。六時過ぎには着くと思います、と。
支倉に着くとホームに降りてすぐ蒼兄に連絡を入れる。
たぶん、約束をしていなくても電話をすることになっただろう。
「蒼兄?」
『支倉に着いたか?』
「うん。あのね……ホームがたくさんあってどこへ行ったらいいのかわからなくて」
『今、特急列車降りたところ?』
「そう」
『そしたら、まずは改札階へ上がろう』
私は蒼兄の誘導に従って歩きだす。
日曜日の夕方は電車が混む時間帯らしい。昨日よりも確実に人が多い気がした。
特急列車は一番端のホームで、藤倉行きの電車はそのふたつ隣のホームだった。
『電車が来るの何分?』
「えと――五時二十三分って書いてある。……ここの駅が始発みたい」
『じゃあ座れるな。俺も今から出るよ』
「っ……蒼兄、ちょっと待って?」
『え?』
「あのね、帰りに美容院へ寄りたいの」
『すい、は……?』
「あっ、あのねっ? 前髪を切りたいの。時間はかからないから」
『でも、おまえ……身体は大丈夫なのか?』
「……疲れてるけど、でも……行きたいの」
『それなら、ホテルに車停めて美容院まで迎えに行くよ』
「ごめんね、ありがとう」
通話を切り電車を待つ人の列に並ぶと、先頭の人から三番目だった。
電車がホームに滑り込み停車すると同時、暗かった車両に照明が点く。そして、ドアが開くとあたたかな空気が流れ出た。
照明は点いていなかったけど、人を迎えるための準備は整っていたようだ。
座席に座るとお尻がポカポカとあたたかかく、足元から吹き出す暖気も不必要なほどにあたたかい。
座れるとはいえ、コートを脱がなければ昨日の二の舞になるだろう。
私は両側に座る人の迷惑にならないよう手早くコートを脱ぎ、膝の上に乗せた。
ここから藤倉までは二十分ほど。
あと少しで藤倉なんだ……。
普通列車は特急列車と座席の配列が違うため、窓からの風景を見ることはできない。
車内ではどこに視線を定めていればいいのか……。
そんなこともわからない私は、手元に視線を落とし電車内特有の音のみを聞いていた。
ザワザワ、ガタンゴトン、ザワザワ、ガタンゴトン――
時にカーブを曲がる遠心力で身体が左右に振られたり、減速に伴い引っ張られる感覚があったり。そんなことを繰り返していると、聞きなじみのある駅名がアナウンスから流れてきた。
『藤倉、藤倉です。各駅電車との待ち合わせをいたします』
帰ってきた、藤倉に――
藤倉の駅を出てウィステリアホテルと駅の中間くらいにある美容院へ向かう。
美容院はホテルとは反対側の通りにあるため、来たときとは反対側の歩道を歩くことになる。
車道は昨日と同じで車のランプたちがとても賑やかだった。
「あ、翠葉ちゃんっ!?」
振り返ると、ドラッグストアから出てきた小宮さんが駆け寄る。
「ちょうど良かった! 今ね、お店のお遣いに来てたの。お店まで一緒に行こう」
小宮さんの太陽みたいな笑顔に頷き、七、八分の道のりを一緒に歩いた。
美容院へ着くと宮川さんが出迎えられ、ほかのスタッフさんたちはにこやかな表情で「いらっしゃいませ」と声をかけてくれる。
それと同じくらいのタイミングでカランコロン、と優しい音色のドアチャイムが背後で鳴った。なんとなしに振り返ると、蒼兄がお店の入り口をくぐったところだった。
たった一日離れていただけなのに、ひどく懐かしい気がしてしまう。
「おかえり」
「ただいま……」
私の大好きな優しい笑顔だけれど、どこか安堵した表情にも見える。
「知らない人に声かけられたりしなかったか?」
きっと、道中の心配をしてくれていたのだろう。
「うん、大丈夫。誰にも声かけられなかったよ。藤倉の駅からは小宮さんが一緒だったの」
「小宮さん?」
「あ、ここのスタッフさんなの」
小宮さんはお店の奥に行ってしまい、紹介することはできなかった。
「そっか……。かばんは俺が持ってるよ」
「ありがとう」
「じゃ、翠葉ちゃん切ろうか? 本当に前髪だけでいいの?」
宮川さんの声に向き直る。
「あ、突然の予約でしたし……」
「お客さんのキャンセル出たから、翠葉ちゃんの時間が大丈夫なら後ろも少しカットするけど?」
「でも、兄が待っているので……」
「いいよ、翠葉。身体が平気なら切ってもらいな」
「……いいの?」
蒼兄はこくりと頷く。
「俺だけ先に来たけど、あと少ししたら唯も来る。今、車をホテルに停めに行ってるんだ」
「そうなの……?」
「そう。俺たちは二階のカフェで待ってるから、携帯とお財布だけ持ってな」
そう言って、ふたつを手渡され、
「じゃ、すみません。妹をお願いします」
蒼兄はぺこりと頭を下げて美容院を出た。
「何っ!? 今の翠葉ちゃんのお兄さんっ!?」
突如現れた小宮さんに訊かれる。
「はい」
「超美形っ! 何、なんなのこの麗しい兄妹っ」
「タマキ、うるさい」
宮川さんに注意されて小宮さんは口を噤む。
そんな小宮さんに向かって笑みひとつ。
「自慢の兄なんです。あともうひとりいるんですけど、唯兄も格好いいですよ」
「あとでチェックしなくちゃ……」
「ターマーキ……」
宮川さんは呆れたように小宮さんを諭す。
「じゃ、翠葉ちゃん。シャンプーしちゃおう!」
私は小宮さんに連れられてシャンプー台へと向かった。
シャンプーが終わると、宮川さんに確認される。
「毛先を揃えて重くなったところは少し梳いて……あとは前髪を切る、で良かったかな?」
「はい、お願いします」
「前髪、長いのも似合うと思うけど?」
鏡の中の宮川さんに、「いいの?」と目で訊かれる。
「戻りたいんです。……前に」
「……衝動ではなさそうだね?」
私はコクリと頷く。
「了解。じゃ、切ろう」
宮川さんはハサミを手にした。
「でもね、髪の毛を切ったからといって時間が戻るわけじゃないよ? それと、髪の毛はまた伸びる」
何も知らない宮川さんに言われてドキッとする。
でも、気持ちは揺らがなかった。
宮川さんの手の動きを見ているのが好き。
器用に動く手と、サクサク仕事をこなすハサミが格好良く見える。
すべて切り終わり、髪の毛を流すとブローをしてくれる。
「鏡、持てるかな?」
「はい、大丈夫です」
「体調、少しはいいの?」
「はい。夏は病院まで来ていただきありがとうございました」
「どういたしまして。さ、どうかな?」
鏡を持つと、椅子をくるっと回され今まで自分の顔が映っていた鏡に後ろ姿が映る。
夏に切った髪の毛は五センチほど伸び、前髪は元のとおりに短くなった。
今まで額を少し出すような髪形だったけど、前髪を作ると顔の半分弱が隠れる感じ。
だいぶ入学したころの自分に近くなった。
久しぶりの髪型に、顔を隠す面積が増えた髪型にほっとした。
宮川さんの言うように、時間が巻き戻るわけじゃない。
時計は右回りにしか進まない。それでも、前の自分に少しでも近づきたかったの――
白野に近づくにつれて、外に見える明かりすら少なくなっていった。
今日は明るさを残しているうちに列車に乗ったこともあり、外の様子がうかがえる。
陽が沈んでからは、支倉へ近づくほどにネオンが騒がしくなっていき、交通量というよりは道路の本数が増え、外灯があちらこちらに連なって見えた。
それらをぼーっと見ていると、携帯がメールを受信する。
それは美容院、「Ever Green」からのお知らせメールだった。
なんとなしにそれを見ていたけれど、外に視線を戻したとき、窓ガラスに映る自分の顔にはっとする。
「前髪……伸びちゃった」
夏休み、宮川さんに病院で切ってもらってから一度も美容院へ行っていない。
行く時間も余裕もなくて、気づけば前髪は耳にかかる長さになっていた。
記憶をなくしたころから一度も切ることのなかった前髪を手に取り思う。
四、五センチ……かな?
伸び多分だけ指で摘んでみる。
――切ろう。
そう思ってからの行動は早かった。
美容院へメールを送るとすぐに小宮さんから返信があった。
藤倉に着くのは六時くらい。そのころに前髪だけを切ってもらうことはできるかどうか、問い合わせたのだ。
返事はOK。先ほどキャンセルが入ったらしく、運よく宮川さんがフリーとのこと。
私はすぐに返信をした。六時過ぎには着くと思います、と。
支倉に着くとホームに降りてすぐ蒼兄に連絡を入れる。
たぶん、約束をしていなくても電話をすることになっただろう。
「蒼兄?」
『支倉に着いたか?』
「うん。あのね……ホームがたくさんあってどこへ行ったらいいのかわからなくて」
『今、特急列車降りたところ?』
「そう」
『そしたら、まずは改札階へ上がろう』
私は蒼兄の誘導に従って歩きだす。
日曜日の夕方は電車が混む時間帯らしい。昨日よりも確実に人が多い気がした。
特急列車は一番端のホームで、藤倉行きの電車はそのふたつ隣のホームだった。
『電車が来るの何分?』
「えと――五時二十三分って書いてある。……ここの駅が始発みたい」
『じゃあ座れるな。俺も今から出るよ』
「っ……蒼兄、ちょっと待って?」
『え?』
「あのね、帰りに美容院へ寄りたいの」
『すい、は……?』
「あっ、あのねっ? 前髪を切りたいの。時間はかからないから」
『でも、おまえ……身体は大丈夫なのか?』
「……疲れてるけど、でも……行きたいの」
『それなら、ホテルに車停めて美容院まで迎えに行くよ』
「ごめんね、ありがとう」
通話を切り電車を待つ人の列に並ぶと、先頭の人から三番目だった。
電車がホームに滑り込み停車すると同時、暗かった車両に照明が点く。そして、ドアが開くとあたたかな空気が流れ出た。
照明は点いていなかったけど、人を迎えるための準備は整っていたようだ。
座席に座るとお尻がポカポカとあたたかかく、足元から吹き出す暖気も不必要なほどにあたたかい。
座れるとはいえ、コートを脱がなければ昨日の二の舞になるだろう。
私は両側に座る人の迷惑にならないよう手早くコートを脱ぎ、膝の上に乗せた。
ここから藤倉までは二十分ほど。
あと少しで藤倉なんだ……。
普通列車は特急列車と座席の配列が違うため、窓からの風景を見ることはできない。
車内ではどこに視線を定めていればいいのか……。
そんなこともわからない私は、手元に視線を落とし電車内特有の音のみを聞いていた。
ザワザワ、ガタンゴトン、ザワザワ、ガタンゴトン――
時にカーブを曲がる遠心力で身体が左右に振られたり、減速に伴い引っ張られる感覚があったり。そんなことを繰り返していると、聞きなじみのある駅名がアナウンスから流れてきた。
『藤倉、藤倉です。各駅電車との待ち合わせをいたします』
帰ってきた、藤倉に――
藤倉の駅を出てウィステリアホテルと駅の中間くらいにある美容院へ向かう。
美容院はホテルとは反対側の通りにあるため、来たときとは反対側の歩道を歩くことになる。
車道は昨日と同じで車のランプたちがとても賑やかだった。
「あ、翠葉ちゃんっ!?」
振り返ると、ドラッグストアから出てきた小宮さんが駆け寄る。
「ちょうど良かった! 今ね、お店のお遣いに来てたの。お店まで一緒に行こう」
小宮さんの太陽みたいな笑顔に頷き、七、八分の道のりを一緒に歩いた。
美容院へ着くと宮川さんが出迎えられ、ほかのスタッフさんたちはにこやかな表情で「いらっしゃいませ」と声をかけてくれる。
それと同じくらいのタイミングでカランコロン、と優しい音色のドアチャイムが背後で鳴った。なんとなしに振り返ると、蒼兄がお店の入り口をくぐったところだった。
たった一日離れていただけなのに、ひどく懐かしい気がしてしまう。
「おかえり」
「ただいま……」
私の大好きな優しい笑顔だけれど、どこか安堵した表情にも見える。
「知らない人に声かけられたりしなかったか?」
きっと、道中の心配をしてくれていたのだろう。
「うん、大丈夫。誰にも声かけられなかったよ。藤倉の駅からは小宮さんが一緒だったの」
「小宮さん?」
「あ、ここのスタッフさんなの」
小宮さんはお店の奥に行ってしまい、紹介することはできなかった。
「そっか……。かばんは俺が持ってるよ」
「ありがとう」
「じゃ、翠葉ちゃん切ろうか? 本当に前髪だけでいいの?」
宮川さんの声に向き直る。
「あ、突然の予約でしたし……」
「お客さんのキャンセル出たから、翠葉ちゃんの時間が大丈夫なら後ろも少しカットするけど?」
「でも、兄が待っているので……」
「いいよ、翠葉。身体が平気なら切ってもらいな」
「……いいの?」
蒼兄はこくりと頷く。
「俺だけ先に来たけど、あと少ししたら唯も来る。今、車をホテルに停めに行ってるんだ」
「そうなの……?」
「そう。俺たちは二階のカフェで待ってるから、携帯とお財布だけ持ってな」
そう言って、ふたつを手渡され、
「じゃ、すみません。妹をお願いします」
蒼兄はぺこりと頭を下げて美容院を出た。
「何っ!? 今の翠葉ちゃんのお兄さんっ!?」
突如現れた小宮さんに訊かれる。
「はい」
「超美形っ! 何、なんなのこの麗しい兄妹っ」
「タマキ、うるさい」
宮川さんに注意されて小宮さんは口を噤む。
そんな小宮さんに向かって笑みひとつ。
「自慢の兄なんです。あともうひとりいるんですけど、唯兄も格好いいですよ」
「あとでチェックしなくちゃ……」
「ターマーキ……」
宮川さんは呆れたように小宮さんを諭す。
「じゃ、翠葉ちゃん。シャンプーしちゃおう!」
私は小宮さんに連れられてシャンプー台へと向かった。
シャンプーが終わると、宮川さんに確認される。
「毛先を揃えて重くなったところは少し梳いて……あとは前髪を切る、で良かったかな?」
「はい、お願いします」
「前髪、長いのも似合うと思うけど?」
鏡の中の宮川さんに、「いいの?」と目で訊かれる。
「戻りたいんです。……前に」
「……衝動ではなさそうだね?」
私はコクリと頷く。
「了解。じゃ、切ろう」
宮川さんはハサミを手にした。
「でもね、髪の毛を切ったからといって時間が戻るわけじゃないよ? それと、髪の毛はまた伸びる」
何も知らない宮川さんに言われてドキッとする。
でも、気持ちは揺らがなかった。
宮川さんの手の動きを見ているのが好き。
器用に動く手と、サクサク仕事をこなすハサミが格好良く見える。
すべて切り終わり、髪の毛を流すとブローをしてくれる。
「鏡、持てるかな?」
「はい、大丈夫です」
「体調、少しはいいの?」
「はい。夏は病院まで来ていただきありがとうございました」
「どういたしまして。さ、どうかな?」
鏡を持つと、椅子をくるっと回され今まで自分の顔が映っていた鏡に後ろ姿が映る。
夏に切った髪の毛は五センチほど伸び、前髪は元のとおりに短くなった。
今まで額を少し出すような髪形だったけど、前髪を作ると顔の半分弱が隠れる感じ。
だいぶ入学したころの自分に近くなった。
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