僕は永遠に君のもの

青葉

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秘密の秘密

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僕がそれを知ったのは、飼い犬になって
しばらく経ってからのこと。

コウタは、度々僕に内緒で出かけていた。

いつもなら、声をかけたり、
触ったりしてから出かけるのに。


今日もコウタは、何も言わずに出かけて行った。

僕は、テーブルの上に置いてある1枚の紙を
見つけた。

柵を飛び出して、僕はこっそり
その紙をのぞき込んだ。

僕は、その紙に書いてある内容を
良く理解することが出来た。

"余命2ヶ月"

僕は、ゆっくりと自分のゲージへと戻った。

僕は、また野良に戻るのか…。

だったらいっそ、コウタが居ない今のうちに……。

だが、そこへコウタは戻ってきた。

「ただいま。」

僕は少しだけ、コウタの顔色を伺った。
そして、コウタの元へ擦り寄った。

今日、コウタの元を離れよう。

僕は、そう決断した。
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