人形

青葉

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さよならの時

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私が、この家に来てからもう3年が経とうとしていました。
私はボロボロになっていて、いつからか
女の子は新しいお人形と、遊ぶように
なっていました。
私はついに、捨てられるのだと
思いました。
新しいお人形は私に向かって、
汚い物を見るような目でこう言いました。
女の子は私が好きなの。
貴方は明日、ゴミの日に捨てられるわ。
こういうのです。
私は夜。女の子との思い出を振り返りながら
女の子の寝顔を見に行きました。
すると、ベットで新しいお人形をギュッと
抱きしめて可愛らしい寝顔で眠っていました

私の頬を涙が、流れました。
人生で初めての涙でした。
私はそっと、その場を離れて
窓から見える外の景色を眺めました。
それはとても綺麗で美しいものでした。
さよなら。
ありがとう。
こうして、私の短い人生は幕を閉じたのです
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