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第五十二話 粘土人形(スガタミ)
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祠の入り口を近衛兵とショウグが少しずつ歩み出していた。
トルタナは息を潜めながら機会をうかがっている。
ショウグの回りは△を描くように近衛兵が盾になっていて隙がない。
トルタナ「(まあ、当然だよね。)」
トルタナ「(ここは、粘土人形に任せてボクはゲントクを叩こう。)」
※粘土人形=この世界にある黒魔法の1つで術者の極僅かな魂の一部を練り込み、対象と戦わせる。
トルタナ「(ゲントク相手に粘土じゃあ…力不足だもんねッ!)」
ショウグの進んだ祠の奥に粘土を右手いっぱいに放り投げた。
ショウグはトルタナが身を潜めていた間に祠の奥底に到着していた。
ショウグ「ふッ!フハハハハ……、時は来た。これで俺の時代が到来する。」
近衛兵たち「ショウグ様!万歳ッ!」
ショウグ「よし、ここにいるおまえらは今の時点から新しい王!ショウグ王が偉業を成した瞬間を目撃した者らとして未来永劫!王宮神官になることを約束しよう!」
※王宮神官=王のお膝元・最高権威者のこと。
近衛兵たち「ありがたく頂戴いたします!王。」
ショウグ「実に良きな、良き日だッ!」
トルタナは息を潜めながら機会をうかがっている。
ショウグの回りは△を描くように近衛兵が盾になっていて隙がない。
トルタナ「(まあ、当然だよね。)」
トルタナ「(ここは、粘土人形に任せてボクはゲントクを叩こう。)」
※粘土人形=この世界にある黒魔法の1つで術者の極僅かな魂の一部を練り込み、対象と戦わせる。
トルタナ「(ゲントク相手に粘土じゃあ…力不足だもんねッ!)」
ショウグの進んだ祠の奥に粘土を右手いっぱいに放り投げた。
ショウグはトルタナが身を潜めていた間に祠の奥底に到着していた。
ショウグ「ふッ!フハハハハ……、時は来た。これで俺の時代が到来する。」
近衛兵たち「ショウグ様!万歳ッ!」
ショウグ「よし、ここにいるおまえらは今の時点から新しい王!ショウグ王が偉業を成した瞬間を目撃した者らとして未来永劫!王宮神官になることを約束しよう!」
※王宮神官=王のお膝元・最高権威者のこと。
近衛兵たち「ありがたく頂戴いたします!王。」
ショウグ「実に良きな、良き日だッ!」
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