死にかけたときに助けてくれた王家に一生を捧げます〜黒髪赤目が理由で殺されそうになりましたが助けてもらって生き延びます〜

一条蓮

14話 キャロライン=ホアピーチ file2

「残りの一時間の手術、念の為聞きますが、さっきよりヤバイやつじゃないですよね?」

「……………………………………………………大丈夫。」

「春希さん、大丈夫じゃなかったら今度こそ恨みますよ。」

「…スミマセン。」

「春ちゃんは別として～、は・や・く～、手術～、しようよ～。早くしてくれないとぉ、私の研究の実験体にしちゃうよ？最近人間の若い男の子がほしいとこだったんだぁ。」

「「ヒェッ」」

「手術、するよね?」


無言でうなずく蓮だった。


「蓮ちゃん、麻酔はなしでいいよね!」

「…もう、どうだっていいですよ。好きにしてください。」

「言質はとったよ～文句なしね!」