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五章後編 "5人目の怪物"編
2.獅子元への関係者コメント
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夏を自らの成長に費やす者も居る一方で、楽しむ者も居る……久島との縁から仲良くなった伊佐美光輝と、本田明日夢は……2人して波浜を出て神戸三宮へ来ていた。
「あ?久島は朝からジム練で、山城は知り合った黒ギャルとデートだぁ!?山城は兎も角、久島は夏休み入ってすぐ練習虫かい!」
「どうする、解散するか?と言うか……お前連絡先交換した宮本の友達は?」
「……聞くんじゃねぇよ」
2人は夏休み始まって早速、4人で遊びに行こうと誘ったのだが……久島は試合に向けて朝からジムに居て、山城は宮本経由で知り合った黒ギャルとデートと連絡が帰って来た。集合したはいいが、2人で遊ぶのもだから今日は解散するかと本田が言う。
「野郎2人時間潰すってのはな……しゃあない、適当にぶらついて解散するか」
「だな、せっかく集合したし……」
集まったから勿体無い、とりあえずはぶらついてから適当に解散しようと伊佐美が言うので、本田もそれでいいかと頷く。
「そう言えば漫画の単行本の新刊出てたような……ジュンク堂近いし寄ってええか?」
「ああ、と言うか……お前紙派か、電子書籍じゃなくて」
「まぁ便利やけどさ、紙で読みたいんよ……時代に取り残されとんかのぉ……」
当てもなくぶらつくが、確か漫画の新刊が出てたと伊佐美が思い出し、本田は付き添いで書店へまず行く事となった。
三ノ宮駅から歩いてすぐ、三ノ宮オーパ2の7階にジュンク堂書店はあった。早速伊佐美は目当ての新刊の漫画コーナーへ向かう中……本田はスポーツ系の雑誌が並べられた棚に向かう。
……何故この棚に?自分も、漫画が気になるやつがあったろうにと本田は自問しながら、並ぶ雑誌を見て……取るか迷った。今更まだ、未練があるのか?あれだけ秋山に、こっ酷くやられておきながら……あるから、この棚に来たのかもしれない?
そう言えばと、本田は思い出す。波浜高校野球部は、今年地区予選一回戦で敗れたと……うちの三年の夏はすでに終わったらしい。並ぶ雑誌の、表紙を飾る今活躍するプロ野球選手達を見つめ……いつかは自分もここに、なんて考えた時期があったなと本田は自嘲し鼻で笑った。
「本田ぁ?」
「む……」
伊佐美の声がして、そちらに振り向く。紙袋を携えているので、もう買ったのかと本田は野球雑誌の棚から目を離す。
「なんや探し物か?スポーツ雑誌の棚なんて……」
「いや……少しね……」
「ほーん……お?これ、格闘技の雑誌ちゃうか?」
伊佐美は察したのか、はたまた何も理解せず本当に、ただ格闘技の雑誌を見つけたのか、本田の野球雑誌の棚の隣に向かった。何も言わないでくれて助かったと、本田は一息静かに吐くと、伊佐美が気になった格闘技雑誌の棚を並んで見た。
「お!これ、久島の出るBOFのトーナメント予想が載っとるみたいやな……ちょうどええわ、せっかくやし買うたろ!」
「何?俺も読みたいから半分出すが……」
「あーやったら、飯奢ってや!サイゼあるしそこで読もうや!」
そしてたまたま、その格闘技雑誌には久島の出る大会の、トーナメント予想が表紙の見出しに刻まれていたらしい、伊佐美が買うと言うので、せっかだからサイゼリヤで読む事になったのであった。
ポップコーンシュリンプに辛味チキン、バッファローモッツァレラのマルゲリータピザ。そこにドリンクバーがあれば、シェアしても十分2人で満足な量がリーズナブルに食べられるあたり、物価高の煽りを受けてもサイゼリヤは学生の味方とも言えた。
紙面を広げながら、ピザを齧る伊佐美は、早速久島が出場する試合の記事のページを開いた。記事の名前は『徹底予想!今年のBOFユースファイナル8を生き残る高校生は……!?』と言うタイトルであった。
内容は、関係記者や更にはプロ格闘家、BOF契約プロキックボクサーによる、今年のファイナル8の誰が次のファイナル4に進むのか!?それをトーナメント表がどう進行するか、それぞれの表とコラムを交えて語ると言う内容であった。
「結構大々的にやってるんやなぁ、3ページくらいあるで……」
「余程力入れてるのか……で?なんて書いてある?」
「あー待て待て……うーん……」
記事のページ、最初の文章を眼で追いながら、促す本田に伊佐美が文章を声に出して読み始めた。
「今年のBOFは即ち……2位を決める戦いになるだろう……実力が拮抗、少しの差ならば"久島包囲網"と呼んで盛り上がれたが、シード権持ち3人の不参加により、今年のBOFユースは……"久島一強"の図式となっている……!?」
その記事に、伊佐美は驚き本田も目を見開いた。その強さを間近で見て来たから、久島秀忠の強さを知っているが……それでもよく知らない格闘技の雑誌や、この記者が記事に刻んだ文章には、流石に素人な2人でもいやいや……となってしまった。
「いや、え……ここまで記事ってガッツリ真実書くん?」
「基本こう、盛り上げのために対抗馬の存在とか絡めるよな……こうまで一強を強調するくらい、久島は強いのか……?」
主役を盛り立てるために脇役は必要、こうも一強を持ち上げる記事はあまり見ないと、2人して記事を追うや、短いながら友人として久島秀忠とつるんだ2人は……久島への評価の度合いの高さに唖然とするのだった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
『今年はもう久島くんが優勝だよね、格が違うんだよ本当、対戦相手の獅子元くん噛み付いたけど……彼、地道にキャリア積んで契約して55kgのスーパーバンタムが活躍できるよ、ユースは60kgだけだから出ない方が良かったんじゃないかな?』
ーー同紙記者 クロマニヨン織田
『もうね、久島が勝つよ?獅子元じゃ勝てない、分かるもん……肉体が違うよね、1ラウンド持たないよ?寝技畑の俺でも動画見て比べて、勝てないって分かるよ?で、久島に勝てるのは……2試合目の天瀬じゃあないかな?天瀬が判定に持ち込めば可能性はある』
ーー総合格闘家 菊本慎之助
『獅子元くんの実力を認めないわけでは無い、ベスト4に入れる実力は確かにある。だが、久島だけは回避すべきだった……久島を回避したらベスト4入り、決勝まで行けたら準優勝は固かったが……これがトーナメントの怖さである、面白い試合も、つまらない試合も組み合わせで変わってしまうのだから』
ーーBOFファイター 刃留徒
『少なくとも獅子元は怪物では無い、よくて座敷犬、窓に守られて外の大型犬に吠えるポメラニアンである』
ーー前年度準優勝 篠月涼
「なんだよこの記事!?どいつもこいつもよぉ!!」
同じ雑誌を見ていた、獅子元博之は雑誌を閉じてジムの床に叩きつけた。どいつもこいつも、久島を持ち上げ、久島の優勝を疑わないのだから、獅子元の怒りも最もであった。
それが『全く勝てない』だったら逆に獅子元は燃え上がるものだが、節々に『まぁ実力はあるけど……』と、こちらの実力を認めた上で勝てないと結論付けられては、余計に腹が立った。
「左の蹴りが強いだけ、ただ日本最強と互角にやり合っただけでこれかよ……」
「まぁ、それだけ期待されてるんだ、つまりは勝った時のリターンも大きい」
ただ左の蹴りが強いだけ、それだけでこの評価は納得いかない様子に、彼のトレーナーは雑誌を拾い上げ記事を見ながら、久島という才能への期待、それは勝てばすべて掻っ攫える事を意味すると言った。
「9月にはしっかり関係者の目を覚ましてやる!」
苛立ちをぶつけるように、グローブをはめた獅子元が、サンドバッグに向かいブザーを無視して殴り始めた。
獅子元に打ち付けられ揺れるサンドバッグを見つめ、獅子元のトレーナーは記事を見ながら考えた。
確かに久島秀忠は『左の蹴りが強い』選手だ。しかし、それだけでは無い……たったそれだけで、BOFユースを勝ち上がって最後の4人には残れる訳がない。
その左の蹴りが……上記を逸しているのだ。トレーナーは、昨年の久島の試合でサイトに投稿された三つの動画でそれを理解した。
左の蹴りだけで、鍛え上げた全て打ち砕く……それができるのが、久島秀忠である。かつて、タイの伝説的なファイターの1人が同じような戦い方で勝ち続けた……。
しかも……あくまでそれは『去年の久島』だ。
聞いた話では、今年の3月に久島含めたモンスター4は、わざわざタイのプーケットのメガジムにて合宿を行い技術交流まで行ったと聞く。
獅子元の頭にあるのは『昨年の久島』だ……しかし『今年の久島』を測れる支配は、ブレイキングケイジの素人相手の試合のみしか無く、正式な復帰戦がこの獅子元戦になる。
トレーナー、そして彼を育てたオーナーが願う事はただ一つ。
『無事にリングから帰って来て欲しい』
それだけであった。
「あ?久島は朝からジム練で、山城は知り合った黒ギャルとデートだぁ!?山城は兎も角、久島は夏休み入ってすぐ練習虫かい!」
「どうする、解散するか?と言うか……お前連絡先交換した宮本の友達は?」
「……聞くんじゃねぇよ」
2人は夏休み始まって早速、4人で遊びに行こうと誘ったのだが……久島は試合に向けて朝からジムに居て、山城は宮本経由で知り合った黒ギャルとデートと連絡が帰って来た。集合したはいいが、2人で遊ぶのもだから今日は解散するかと本田が言う。
「野郎2人時間潰すってのはな……しゃあない、適当にぶらついて解散するか」
「だな、せっかく集合したし……」
集まったから勿体無い、とりあえずはぶらついてから適当に解散しようと伊佐美が言うので、本田もそれでいいかと頷く。
「そう言えば漫画の単行本の新刊出てたような……ジュンク堂近いし寄ってええか?」
「ああ、と言うか……お前紙派か、電子書籍じゃなくて」
「まぁ便利やけどさ、紙で読みたいんよ……時代に取り残されとんかのぉ……」
当てもなくぶらつくが、確か漫画の新刊が出てたと伊佐美が思い出し、本田は付き添いで書店へまず行く事となった。
三ノ宮駅から歩いてすぐ、三ノ宮オーパ2の7階にジュンク堂書店はあった。早速伊佐美は目当ての新刊の漫画コーナーへ向かう中……本田はスポーツ系の雑誌が並べられた棚に向かう。
……何故この棚に?自分も、漫画が気になるやつがあったろうにと本田は自問しながら、並ぶ雑誌を見て……取るか迷った。今更まだ、未練があるのか?あれだけ秋山に、こっ酷くやられておきながら……あるから、この棚に来たのかもしれない?
そう言えばと、本田は思い出す。波浜高校野球部は、今年地区予選一回戦で敗れたと……うちの三年の夏はすでに終わったらしい。並ぶ雑誌の、表紙を飾る今活躍するプロ野球選手達を見つめ……いつかは自分もここに、なんて考えた時期があったなと本田は自嘲し鼻で笑った。
「本田ぁ?」
「む……」
伊佐美の声がして、そちらに振り向く。紙袋を携えているので、もう買ったのかと本田は野球雑誌の棚から目を離す。
「なんや探し物か?スポーツ雑誌の棚なんて……」
「いや……少しね……」
「ほーん……お?これ、格闘技の雑誌ちゃうか?」
伊佐美は察したのか、はたまた何も理解せず本当に、ただ格闘技の雑誌を見つけたのか、本田の野球雑誌の棚の隣に向かった。何も言わないでくれて助かったと、本田は一息静かに吐くと、伊佐美が気になった格闘技雑誌の棚を並んで見た。
「お!これ、久島の出るBOFのトーナメント予想が載っとるみたいやな……ちょうどええわ、せっかくやし買うたろ!」
「何?俺も読みたいから半分出すが……」
「あーやったら、飯奢ってや!サイゼあるしそこで読もうや!」
そしてたまたま、その格闘技雑誌には久島の出る大会の、トーナメント予想が表紙の見出しに刻まれていたらしい、伊佐美が買うと言うので、せっかだからサイゼリヤで読む事になったのであった。
ポップコーンシュリンプに辛味チキン、バッファローモッツァレラのマルゲリータピザ。そこにドリンクバーがあれば、シェアしても十分2人で満足な量がリーズナブルに食べられるあたり、物価高の煽りを受けてもサイゼリヤは学生の味方とも言えた。
紙面を広げながら、ピザを齧る伊佐美は、早速久島が出場する試合の記事のページを開いた。記事の名前は『徹底予想!今年のBOFユースファイナル8を生き残る高校生は……!?』と言うタイトルであった。
内容は、関係記者や更にはプロ格闘家、BOF契約プロキックボクサーによる、今年のファイナル8の誰が次のファイナル4に進むのか!?それをトーナメント表がどう進行するか、それぞれの表とコラムを交えて語ると言う内容であった。
「結構大々的にやってるんやなぁ、3ページくらいあるで……」
「余程力入れてるのか……で?なんて書いてある?」
「あー待て待て……うーん……」
記事のページ、最初の文章を眼で追いながら、促す本田に伊佐美が文章を声に出して読み始めた。
「今年のBOFは即ち……2位を決める戦いになるだろう……実力が拮抗、少しの差ならば"久島包囲網"と呼んで盛り上がれたが、シード権持ち3人の不参加により、今年のBOFユースは……"久島一強"の図式となっている……!?」
その記事に、伊佐美は驚き本田も目を見開いた。その強さを間近で見て来たから、久島秀忠の強さを知っているが……それでもよく知らない格闘技の雑誌や、この記者が記事に刻んだ文章には、流石に素人な2人でもいやいや……となってしまった。
「いや、え……ここまで記事ってガッツリ真実書くん?」
「基本こう、盛り上げのために対抗馬の存在とか絡めるよな……こうまで一強を強調するくらい、久島は強いのか……?」
主役を盛り立てるために脇役は必要、こうも一強を持ち上げる記事はあまり見ないと、2人して記事を追うや、短いながら友人として久島秀忠とつるんだ2人は……久島への評価の度合いの高さに唖然とするのだった。
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『今年はもう久島くんが優勝だよね、格が違うんだよ本当、対戦相手の獅子元くん噛み付いたけど……彼、地道にキャリア積んで契約して55kgのスーパーバンタムが活躍できるよ、ユースは60kgだけだから出ない方が良かったんじゃないかな?』
ーー同紙記者 クロマニヨン織田
『もうね、久島が勝つよ?獅子元じゃ勝てない、分かるもん……肉体が違うよね、1ラウンド持たないよ?寝技畑の俺でも動画見て比べて、勝てないって分かるよ?で、久島に勝てるのは……2試合目の天瀬じゃあないかな?天瀬が判定に持ち込めば可能性はある』
ーー総合格闘家 菊本慎之助
『獅子元くんの実力を認めないわけでは無い、ベスト4に入れる実力は確かにある。だが、久島だけは回避すべきだった……久島を回避したらベスト4入り、決勝まで行けたら準優勝は固かったが……これがトーナメントの怖さである、面白い試合も、つまらない試合も組み合わせで変わってしまうのだから』
ーーBOFファイター 刃留徒
『少なくとも獅子元は怪物では無い、よくて座敷犬、窓に守られて外の大型犬に吠えるポメラニアンである』
ーー前年度準優勝 篠月涼
「なんだよこの記事!?どいつもこいつもよぉ!!」
同じ雑誌を見ていた、獅子元博之は雑誌を閉じてジムの床に叩きつけた。どいつもこいつも、久島を持ち上げ、久島の優勝を疑わないのだから、獅子元の怒りも最もであった。
それが『全く勝てない』だったら逆に獅子元は燃え上がるものだが、節々に『まぁ実力はあるけど……』と、こちらの実力を認めた上で勝てないと結論付けられては、余計に腹が立った。
「左の蹴りが強いだけ、ただ日本最強と互角にやり合っただけでこれかよ……」
「まぁ、それだけ期待されてるんだ、つまりは勝った時のリターンも大きい」
ただ左の蹴りが強いだけ、それだけでこの評価は納得いかない様子に、彼のトレーナーは雑誌を拾い上げ記事を見ながら、久島という才能への期待、それは勝てばすべて掻っ攫える事を意味すると言った。
「9月にはしっかり関係者の目を覚ましてやる!」
苛立ちをぶつけるように、グローブをはめた獅子元が、サンドバッグに向かいブザーを無視して殴り始めた。
獅子元に打ち付けられ揺れるサンドバッグを見つめ、獅子元のトレーナーは記事を見ながら考えた。
確かに久島秀忠は『左の蹴りが強い』選手だ。しかし、それだけでは無い……たったそれだけで、BOFユースを勝ち上がって最後の4人には残れる訳がない。
その左の蹴りが……上記を逸しているのだ。トレーナーは、昨年の久島の試合でサイトに投稿された三つの動画でそれを理解した。
左の蹴りだけで、鍛え上げた全て打ち砕く……それができるのが、久島秀忠である。かつて、タイの伝説的なファイターの1人が同じような戦い方で勝ち続けた……。
しかも……あくまでそれは『去年の久島』だ。
聞いた話では、今年の3月に久島含めたモンスター4は、わざわざタイのプーケットのメガジムにて合宿を行い技術交流まで行ったと聞く。
獅子元の頭にあるのは『昨年の久島』だ……しかし『今年の久島』を測れる支配は、ブレイキングケイジの素人相手の試合のみしか無く、正式な復帰戦がこの獅子元戦になる。
トレーナー、そして彼を育てたオーナーが願う事はただ一つ。
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