異世界で自助努力に徹してます。

極楽とんぼ

文字の大きさ
60 / 65
第2章

060 異世界版遠距離通信(4)

しおりを挟む
「夏至パーティの趣旨は皆で集まって親交を深めることであろうが! だとしたら食事やワインに造詣の深い私が主催者としてふさわしい!」

「何を言うか! ここのところの夏至パーティのレベルダウンは己のような食道楽な輩が出しゃばってきたからだ! 今回こそは魔術師の集いにふさわしい、術の研究成果の公開を兼ねた物にするべきだ!!」

白熱してます。

特許制度があっさり承認され、保護結界メインテナンスの注意事項が簡単に説明された後、夏至パーティの主催者の選別に議題が移ったのだが・・・今までのおざなりな態度と豹変して、皆さんがとても熱心に参加・発言してます。

すげ~。

「皆さん物凄く拘りがあるようね」
思わずデニーシャに囁いてしまった。

「そりゃあ、ね。魔術院主催の一番のエンターテイメントだから。
色々なショーみたいな魔術を見せてくれるのも面白いんだけど、最近は食道楽派が主催権を取ってきたから、魔術は殆ど無くて美味しい物を食べに行く集いになってきたわね」

ふうん。
魔術師にも食道楽がいるんだ。
だったら何故、もっと美味しいお菓子とかを造るのに料理人と協力しないんだろ?
そういう発想が無いのかなぁ?

食道楽派をミズバンやシャルノの店に連れて行ったら、新しい魔術の使い方に啓発されてくれるかもしれないかな。

「食べたい人が食べている間に、順番に発表したい人が魔術を発表していればいいじゃない。
ディナーショーみたいな感じで」
行ったことは無いが、手品とかジャズとかシャンソン歌手のディナーショーって食事とショーが一緒に楽しめる催しだろう。

そう言うところの食事なんておまけ程度だろうから美味しくなさそうだが、食道楽派が食事の手配を引き受ければ、美味しい食事も期待できるんじゃないかね?

「最初はそう言う案もあったんだけどね。魔術をディナーのショー程度に貶めるはけしからんって真面目な人たちが怒っちゃって。だけど真面目に研究したい人よりも、美味しい物を楽しみたい人の方が多いから、ここのところずっと食べる為のパーティになっているの」

ははは。
真面目な魔術師よりも食道楽の方が多いのか。

まあ、真面目な研究者ってあまりその分野に興味が無い人を楽しめるように工夫するのに向いてなさそうだもんね。
私も以前、合コンで理工学部の大学院に通っている研究者の男性と合席になった時に、延々と良く分からない生物学の深~い話題を続けられて参った記憶がある。

最初は面白い話だっただけどねぇ。
興味を持ったのがいけなかったのか、途中から暴走して物凄く話が専門的になって全く付いていけなかった。
ある程度話が深くなると、素人には違いの分からないような細かいポイントが重要になるらしくって、一生懸命説明してくれるんだけど全く理解できなかった。

「ここのところ連続して主催権争いに負けているから、もうそろそろディナーショーのエンターテイメントとしての妥協もしてきそうじゃないかと長老たちは見ているんだけどね」
デニーシャが小さく笑いながら教えてくれた。

成程ね。

ぼ~っと白熱議論を見ていたら、やはり食道楽派の方が人数が大いようだ。
だんだん研究派の旗色が悪くなってきたと思っていたら、ウサマン長老が立ち上がった。
「提案をしてもいいかな?」

唾を飛ばしながら研究の重要さと美味しい物の素晴らしさを主張していた魔術師たちも、ぴたっと発言を止めた。
・・・もしかして、これに関しても根回ししてあったのかね?

「特許権という、新しい術を費用を払えば皆が利用できるようになる制度が始まったこともあり、研究成果の発表は重要だ。
だが、夏至パーティで美味しい物を食べることを楽しみにしている者が多いのも事実。
そこで提案だが、私が主催者になって、エンターテイメントと食事の手配をそれぞれ熱意がある者に手配してもらうようアレンジすると言うことではどうかね?」

ざわざわと皆がお互いに話し合っている声が広がる。
どうやら、見える範囲の表情から判断する限り、良いアイディアだと思っている人が大多数の様だ。

「そうですね。それが一番現実的な妥協と云ったところかもしれませんね」
あっさりとさっきまで熱く議論をかましていた研究派が合意した。
まあ、旗色が悪かったもんねぇ。

「食事の采配を任せてもらうのでしたら、私も不満はありません」
食道楽派の主導者っぽかった人も合意する。

「では、ウサマン長老が主催者と云うことに反対の者は挙手を」
議長がすかさず、纏めに入った。

数人、研究派と食道楽派が手を上げていたが、数える程しかいなかったので多数決でウサマン長老に主催者は決まった。

あとでウサマン長老のところに行って、食道楽派の食事を手配する人と会えないか、頼んでみよっと。

◆◆◆

今回の保護結界メインテナンスは、遠い街を回りたい私と、魔物退治の攻撃呪文を試したいデニーシャのニーズが一致した為、二人で10程の西にある街や村を回ることになった。
魔物退治の依頼も有る時は2人組で動くことになっているっていうのと、初めての私に保護結界のメインテナンスを一人で任せるのは怖すぎるということで、ちょうど魔術院側にとっても都合が良かったらしい。

転移門の入口には、目的地と成りうる他の街の転移門のIDサインみたいなモノがファイルされてあった。
それを念頭に浮かべつつ、魔力を込めて転移門の魔法陣を稼働させると移動できるんだそうだ。

ということで、初の転移門トライです!

「・・・これってIDサインを思い浮かべる時に詳細を間違えていたら、どうなるのかな?」
思わず、同行することになっているデニーシャに尋ねてしまった。
一応魔術の能力と一緒に、こう言った魔術に必要なIDサインもきちんと認識できる能力が付与されているようなのだが・・・何と言っても見た目は難解な魔法陣モドキな模様なのである。
自分の記憶力に全く自信が持てない。

デニーシャが肩を竦めた。
「ちょっとぐらい細部が違ってもそれに目的地のIDが一番近くなればそこに行くわ。
他のIDと見なされたらそこに行くし。
最悪なのは、自然の地形と術に判定された時ね。どこかの僻地とかに飛ばされるって云うのならまだしも、地下とか地中とかに飛ばされたら終わりよ。極々偶に見つかる、埋めた形跡が無いのに地中や岩石の中で発見される死体って移転門使用の失敗事故だろうと言われているわ」

うわ~お。
目的地を最初から相対する鏡に設定しておかなければならない鏡を使っての移動の方が、不便だけど安全そう。

誰かが悪戯(もしくは悪意を持って)この転移門に置いてあるIDサインを書き変えていたら、下手をしたら死んじゃうじゃない!

まあ、意図的に誰かを暗殺しようとしているんだったら、人を殺す方法なんて時間をかければいつかは見つかるんだろうけど。でも、暗殺ではなく悪戯とか無差別殺人だったらやりきれない。

「跳ぶ前に、IDサインがちゃんと想定している転移門の物だって確認出来る?」

「魔力を込めれば、目的地の周辺も視えるはずよ? 疲れるから大抵の人はしないけど」

疲れるよりも、岩の中へ転移する方が怖いよ。

と云うことで、魔力を込めて転移門からの魔力の流れを追い、終点のIDサインまで辿り着いて周りを遠視する。
向こうに行ったことがないから正しい目的地なのかは分からないが、少なくともどこかの部屋の中のようだから跳んでも大丈夫だろう。

「じゃあ、向こうで会いましょう」
一声デニーシャにかけ、転移門を起動させた。

ヴン!
何やら骨に響くような振動音が一瞬したと思ったら、見慣れない部屋に立っていた。

「ようこそバルルーシアへ! 領主より出迎えを命じられましたサレスと申します」
部屋で待っていた若い男の人に声を掛けられた。

「こんにちは。魔術師のフジノです」
男性に挨拶をしながら部屋の端へ寄る。

直ぐ後に、後ろの魔法陣が光り、デニーシャが現れた。

「あら、サレスさん。今年も出迎え当番御苦労さま」
デニーシャが男性に気軽に声をかける。
ふ~ん、知り合いなのね。
な~んとはなしに、サレス氏のやにが下がって見えるんだけど、気のせい?
まあ、デニーシャって美人だもんねぇ。

「地方の外れの村の幾つかで魔物退治の請願を出していたと聞いたので、デニーシャさんが来るかもと期待していたんですよ」
にこやかにサレスが答えた。

正直だね~。

デニーシャの反応はイマイチ鈍いし、サレス氏の方もそれ程熱がこもっている様子でもないから、単に奇麗な女性を見物に来ただけなのかもしれない。

「一昨年生まれた息子さんは元気?」
見物確定だね。

「聞いて下さい!! この間『パパ』と言ってくれたんです! 滅多にないほど賢いでしょう!?」
でれ~と顔を崩しながらサレスが答えた。
ほほう。
親バカですか。良いですねぇ。
美女見物に態々出てきたことも、許しましょう。

「子供の発声って『ママ』の方が言いやすいって聞いたけど、取り残されなくって良かったわね」
小さく笑いながらデニーシャが扉の方へ足を向けた。

事前の説明によると、保護結界は領主の屋敷の奥にあるそうだ。
どうせメインテナンスするのが魔術師なんだから、魔術院の支部があるような街だったら転移門と同じ建物に設置すれば良いのにと言ったら、転移門を使った電撃攻勢をかけられる危険を避けるために、常に保護結界は防御武力の一番高い場所に置かれるのだと教えられた。

国同士(どころか領地同士)の戦争は許されないが、電撃的に領主や王族を暗殺したり、保護結界を壊した後に魔物を追いこんだりすること自体は『戦争』と見なされず、魔族の攻撃対象にはならないことが多いらしい。

そうして相手の経済力や政治的安定を破壊した後に、何食わぬ顔をして援助の手ととともに併合策を提案すると言う手法は過去にも何度も使われてきたのだそうだ。

なので、この世界では転移門と領主や保護結界を離すのが常識。
だから王都でも転移門は魔術院にあるが、保護結界は王宮にあり、王宮と魔術院はそれなりに離されている。

不穏で嫌だね~。

でもまあ、日本みたいに『絶対に攻めて来ないさ』と安心しきっちゃって防衛費を削りまくり、挙句の果てに抑止力として頼りにしているアメリカの軍まで国から追い出そうとするような人がゴロゴロいるような状況もヤバいけどね。

確率論的に起きる可能性が低くても、被害が極端に大きいなら・・・それなりに費用を払ってでも対応策は取るべきだ。日本の常識が独裁国家の近隣国に通用すると信じきるのは危険でしょう。

それなりに物騒なだけに、こちらの世界の方が現実路線なようだ。

さて。
保護結界のメンテナンスが終わったら、ちょびっと時間を貰って王都のカルダールに遠距離掲示板を使って連絡してみたいんだけど・・・時間はあるかな?
しおりを挟む
感想 5

あなたにおすすめの小説

異世界ビルメン~清掃スキルで召喚された俺、役立たずと蔑まれ投獄されたが、実は光の女神の使徒でした~

松永 恭
ファンタジー
三十三歳のビルメン、白石恭真(しらいし きょうま)。 異世界に召喚されたが、与えられたスキルは「清掃」。 「役立たず」と蔑まれ、牢獄に放り込まれる。 だがモップひと振りで汚れも瘴気も消す“浄化スキル”は規格外。 牢獄を光で満たした結果、強制釈放されることに。 やがて彼は知らされる。 その力は偶然ではなく、光の女神に選ばれし“使徒”の証だと――。 金髪エルフやクセ者たちと繰り広げる、 戦闘より掃除が多い異世界ライフ。 ──これは、汚れと戦いながら世界を救う、 笑えて、ときにシリアスなおじさん清掃員の奮闘記である。

45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる

よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました! 【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】 皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました! 本当に、本当にありがとうございます! 皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。 市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です! 【作品紹介】 欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。 だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。 彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。 【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc. その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。 欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。 気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる! 【書誌情報】 タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』 著者: よっしぃ イラスト: 市丸きすけ 先生 出版社: アルファポリス ご購入はこちらから: Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/ 楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/ 【作者より、感謝を込めて】 この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。 そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。 本当に、ありがとうございます。 【これまでの主な実績】 アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得 小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得 アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞 第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過 復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞 ファミ通文庫大賞 一次選考通過

勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!

よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です! 僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。 つねやま  じゅんぺいと読む。 何処にでもいる普通のサラリーマン。 仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・ 突然気分が悪くなり、倒れそうになる。 周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。 何が起こったか分からないまま、気を失う。 気が付けば電車ではなく、どこかの建物。 周りにも人が倒れている。 僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。 気が付けば誰かがしゃべってる。 どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。 そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。 想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。 どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。 一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・ ですが、ここで問題が。 スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・ より良いスキルは早い者勝ち。 我も我もと群がる人々。 そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。 僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。 気が付けば2人だけになっていて・・・・ スキルも2つしか残っていない。 一つは鑑定。 もう一つは家事全般。 両方とも微妙だ・・・・ 彼女の名は才村 友郁 さいむら ゆか。 23歳。 今年社会人になりたて。 取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

転生先はご近所さん?

フロイライン
ファンタジー
大学受験に失敗し、カノジョにフラれた俺は、ある事故に巻き込まれて死んでしまうが… そんな俺に同情した神様が俺を転生させ、やり直すチャンスをくれた。 でも、並行世界で人々を救うつもりだった俺が転生した先は、近所に住む新婚の伊藤さんだった。

底辺から始まった俺の異世界冒険物語!

ちかっぱ雪比呂
ファンタジー
 40歳の真島光流(ましまみつる)は、ある日突然、他数人とともに異世界に召喚された。  しかし、彼自身は勇者召喚に巻き込まれた一般人にすぎず、ステータスも低かったため、利用価値がないと判断され、追放されてしまう。  おまけに、道を歩いているとチンピラに身ぐるみを剥がされる始末。いきなり異世界で路頭に迷う彼だったが、路上生活をしているらしき男、シオンと出会ったことで、少しだけ道が開けた。  漁れる残飯、眠れる舗道、そして裏ギルドで受けられる雑用仕事など――生きていく方法を、教えてくれたのだ。  この世界では『ミーツ』と名乗ることにし、安い賃金ながらも洗濯などの雑用をこなしていくうちに、金が貯まり余裕も生まれてきた。その頃、ミーツは気付く。自分の使っている魔法が、非常識なほどチートなことに――

八百万の神から祝福をもらいました!この力で異世界を生きていきます!

トリガー
ファンタジー
神様のミスで死んでしまったリオ。 女神から代償に八百万の神の祝福をもらった。 転生した異世界で無双する。

40歳のおじさん 旅行に行ったら異世界でした どうやら私はスキル習得が早いようです

カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
部長に傷つけられ続けた私 とうとうキレてしまいました なんで旅行ということで大型連休を取ったのですが 飛行機に乗って寝て起きたら異世界でした…… スキルが簡単に得られるようなので頑張っていきます

処理中です...