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16歳の結婚。
お母さんからの呼び出し。
社交シーズンも終盤だ。
昼食会もお茶会も、夜会の約束も、あちこちの打ち合わせも大体片付いた。残っているのは王都の大舞踏会だけ。季の終わりを締める、八時間の長丁場のやつだ。
そんな折、ルステイン城経由で速文が届いた。
封を切ると、母の筆跡。
「社交シーズンが終わったら、必ずエメイラとミザーリとナミリアをうちに連れてくる事。遅れるのは禁止。お母さんより」
短いのに圧が強い。紙の向こうで腕組みしてる母の姿が目に浮かぶ。
「……なんだろうな、これ」
僕がぽつりと言うと、エメイラが肩をすくめた。
「私も分からないわ。ハノンらしいけど」
「そういう時って、何かあるんだよね」
「ええ、絶対に」
ミザーリはまだ領都にいる。社交シーズンの終わりに合流する手筈だ。
僕は速文を打つ。
「社交が終わったら、ルステイン側で待ち合わせしよう。お母さんが来いと言ってる」
「了解。嫌な予感しかしないけど、行くよ」
そういう返事が返ってきそうな気がして、ちょっと笑った。
ともあれ今日は大舞踏会だ。
「まずは舞踏会を終わらせよう」
「ええ。あなたは今日も忙しいわよ」
「わかってる」
僕らは王城へ向かった。
大広間は、もう熱気の海だった。
天井に吊られた灯りがまぶしく、楽団の音が壁を震わせ、絹の衣擦れの音と笑い声が絶えない。
八時間。舞踏会というより戦場に近い。
僕とエメイラは礼を取り、最初の曲へ出る。
「最初の三曲は私のものよね」
エメイラが小さく笑う。
「もちろん」
一曲目。二曲目。三曲目。
エメイラの手は軽いのに確かで、歩幅は僕より半歩先を読む。エルフ特有の滑るような動きに、僕の方も自然に呼吸が合った。
三曲目が終わると、エメイラは軽く指を引く。
「行きなさい」
「うん」
そこからは、次々にパートナーが変わっていく。
伯爵家の令嬢、侯爵家の夫人、公爵家の姪御さん。順番はアールと侍従が勝手に組んでいるはずだ。僕はただ、その場その場で礼を忘れず、相手の歩幅を潰さず、場の会話を途切れさせないように踊る。
踊りながら、視線を走らせる。
この場の熱の向き。誰が誰を探しているか。どの席が固くなりかけているか。季の終わりだからこそ、皆、最後に何か掴もうとしている。
四曲目のあと、上級貴族の輪が僕を呼ぶ空気ができた。
エメイラと目が合う。
そろそろ良いか、という合図。
僕は頷き、踊りを終えたところで輪へ向かった。
上級貴族の集まりは、王国の縮図みたいなものだ。公爵二家、侯爵二家、伯爵家の代表。派閥の色はあっても、この場では季の締めの言葉を交わすのが目的だ。
「リョウエスト卿、今季も見事だった」
「昼食会の余韻がまだ王都に残っておるぞ」
「お茶会も良かった。若い子爵達が随分元気づいた」
「ありがとうございます。皆さまのおかげです」
そこへ六伯が揃って顔を合わせる。
「リョウ様、港ができたら皆で集まろう」
「うん。約束ね」
「水の街も見たい」
「蒸留所もな」
「港と運河と水路が一体になった街を、やっと自分の目で見られる」
口々に言う六伯の熱に、僕もつい笑ってしまう。
「その時は、ちゃんと歓迎の席を作りますよ」
「期待しておるぞ」
そんな会話の途中で、ゼローキア侯爵がすっと近づいてきた。
「リョウエスト卿」
「侯爵。今季もお世話になりました」
「寿司だ。地元の川魚で名物にしてみたい」
「川魚で」
「そうだ。うちの領は川が豊かだろう。もしあれが定着すれば、領の顔になる」
侯爵の目は本気だった。もう完全に寿司沼に沈んでいる。
「いいと思います。魚の選定と酢の使い方が鍵ですね。後で具体的に詰めましょう」
「頼む。君が協力してくれるなら心強い」
「もちろん」
話を終えて席に戻ろうとすると、アールがさっと来た。
「リョウ様、エメイラ様。皆さん、お二人に挨拶したがっております」
「列か」
「かなり長い列です。先に王様へ挨拶を済ませましょう。戻ったらそのまま流れに乗れます」
「分かった」
僕らは王様一家の席へ向かった。
王様、王妃様、王太子殿下、ルマーニ殿下が揃っている。季の最後の舞踏会の日、王家の席の空気は独特だ。格式の中に、少しだけゆるさが混じる。
僕とエメイラは跪礼を取り、挨拶する。
「陛下、王妃様。今季も大変お世話になりました」
「うむ」
王様が頷く。
「今季もよく働いた。ほどほどに休めよ」
「はい」
王妃様が微笑む。
「舞踏会、楽しんでいる?」
「はい。とても」
「なら良かったわ。エメイラヒルデも元気そうね」
「はい、王妃様。ありがとうございます」
王太子殿下が口を挟む。
「三ヶ月後のフェリシア行き、忘れるなよ」
「もちろんです。こちらも結婚式の支度が先ですが」
「互いにな」
ルマーニ殿下がにこりと笑う。
「今度は僕の相談だな」
「了解です。動きがわかったら連絡を」
王様が「よし」と軽く手を振る。
「さあ行け。今日は最後まで忙しいぞ」
「はい」
僕らは礼を取り、席を離れた。
戻ってきて、思わず足が止まった。
本当に列ができている。
伯爵家の末席、子爵家、騎士爵の家系、従属貴族。顔の緊張の仕方が違う。上級貴族は余裕があるけど、下の層は必死だ。言葉を噛まないように、服の皺を直して、手汗を隠して。
この舞踏会が、下級貴族にとってどれだけ大きい場かを思い出す。
上級貴族と縁を持てる可能性がある唯一の場所。その可能性の前で、人生を賭けている顔だ。
僕は背筋を正した。
「次の方、どうぞ」
一人目が緊張で声を震わせながら挨拶する。
「リョウエスト卿、今季……その、昼食会では……」
「うん、来てくれてありがとう。何か困りごと?」
「いえ、あの、ただ……礼を」
「礼は十分受け取ったよ。君の領の話も、今度ゆっくり聞かせて」
相手の顔がぱっと明るくなる。
次の人。
「卿の寿司酢、私の家でも試しまして……」
「どうでした?」
「家族が大喜びで……もし可能なら、領の川魚で何か……」
「いいね。小さく試して、うまくいったら広げよう。レシピでわからない事があったら知らせて?」
また顔色が変わる。息が深くなっていく。
次々と挨拶が続く。
僕は一人一人の目を見て、短く、でも誠実に返すよう心がけた。約束しすぎない。けれど希望は潰さない。今この人達が欲しいのは、握手一つの重さだ。
途中、エメイラが隣で小声で言う。
「あなた、疲れてない?」
「大丈夫。こういうのは、疲れる前に終わらせる」
「そういうところ、変わらないわね」
「変えたくないところだから」
列は長かったけど、途中で流れが温まっていくのが分かった。
最初は硬い顔だった人達が、僕の返事を聞くうちに少しだけ肩の力を抜いて帰っていく。それを見て、むしろ僕の方が救われる気がした。
八時間の舞踏会は、結局いつものように一瞬で過ぎたような気もするし、永遠みたいにも感じた。
最後の曲が終わって、広間の空気がほどける。
僕はエメイラと並んで歩きながら、ふと思い出す。
母の速文。
「終わったら必ず連れてこい」
エメイラも同じことを考えていたみたいで、ぽつりと言う。
「お母様、何をたくらんでいるのかしら」
「たくらんでる、は言い方が悪いけど……たぶん、何かある」
「ええ。それも、あなたに言わずに進めてる感じのやつ」
僕は苦笑する。
「怖いな」
「でも、行くしかないわね」
「うん。ミザーリも合流するし」
舞踏会の余韻がまだ耳に残っている。けれど、社交の季はこれで終わりだ。
季が終われば、次は結婚式。
そしてその前に、母のところへ行く。
母が何を準備しているのかは分からない。でも、嫌なことじゃないはずだとも思う。母は母なりに、僕達を“家族に入れるための何か”を用意しているのだろう。
そう思うと、少しだけ胸の奥が温かくなった。
「行こう、エメイラ」
「ええ。覚悟してね」
僕らは春の夜の空気の中、王城を後にした。
昼食会もお茶会も、夜会の約束も、あちこちの打ち合わせも大体片付いた。残っているのは王都の大舞踏会だけ。季の終わりを締める、八時間の長丁場のやつだ。
そんな折、ルステイン城経由で速文が届いた。
封を切ると、母の筆跡。
「社交シーズンが終わったら、必ずエメイラとミザーリとナミリアをうちに連れてくる事。遅れるのは禁止。お母さんより」
短いのに圧が強い。紙の向こうで腕組みしてる母の姿が目に浮かぶ。
「……なんだろうな、これ」
僕がぽつりと言うと、エメイラが肩をすくめた。
「私も分からないわ。ハノンらしいけど」
「そういう時って、何かあるんだよね」
「ええ、絶対に」
ミザーリはまだ領都にいる。社交シーズンの終わりに合流する手筈だ。
僕は速文を打つ。
「社交が終わったら、ルステイン側で待ち合わせしよう。お母さんが来いと言ってる」
「了解。嫌な予感しかしないけど、行くよ」
そういう返事が返ってきそうな気がして、ちょっと笑った。
ともあれ今日は大舞踏会だ。
「まずは舞踏会を終わらせよう」
「ええ。あなたは今日も忙しいわよ」
「わかってる」
僕らは王城へ向かった。
大広間は、もう熱気の海だった。
天井に吊られた灯りがまぶしく、楽団の音が壁を震わせ、絹の衣擦れの音と笑い声が絶えない。
八時間。舞踏会というより戦場に近い。
僕とエメイラは礼を取り、最初の曲へ出る。
「最初の三曲は私のものよね」
エメイラが小さく笑う。
「もちろん」
一曲目。二曲目。三曲目。
エメイラの手は軽いのに確かで、歩幅は僕より半歩先を読む。エルフ特有の滑るような動きに、僕の方も自然に呼吸が合った。
三曲目が終わると、エメイラは軽く指を引く。
「行きなさい」
「うん」
そこからは、次々にパートナーが変わっていく。
伯爵家の令嬢、侯爵家の夫人、公爵家の姪御さん。順番はアールと侍従が勝手に組んでいるはずだ。僕はただ、その場その場で礼を忘れず、相手の歩幅を潰さず、場の会話を途切れさせないように踊る。
踊りながら、視線を走らせる。
この場の熱の向き。誰が誰を探しているか。どの席が固くなりかけているか。季の終わりだからこそ、皆、最後に何か掴もうとしている。
四曲目のあと、上級貴族の輪が僕を呼ぶ空気ができた。
エメイラと目が合う。
そろそろ良いか、という合図。
僕は頷き、踊りを終えたところで輪へ向かった。
上級貴族の集まりは、王国の縮図みたいなものだ。公爵二家、侯爵二家、伯爵家の代表。派閥の色はあっても、この場では季の締めの言葉を交わすのが目的だ。
「リョウエスト卿、今季も見事だった」
「昼食会の余韻がまだ王都に残っておるぞ」
「お茶会も良かった。若い子爵達が随分元気づいた」
「ありがとうございます。皆さまのおかげです」
そこへ六伯が揃って顔を合わせる。
「リョウ様、港ができたら皆で集まろう」
「うん。約束ね」
「水の街も見たい」
「蒸留所もな」
「港と運河と水路が一体になった街を、やっと自分の目で見られる」
口々に言う六伯の熱に、僕もつい笑ってしまう。
「その時は、ちゃんと歓迎の席を作りますよ」
「期待しておるぞ」
そんな会話の途中で、ゼローキア侯爵がすっと近づいてきた。
「リョウエスト卿」
「侯爵。今季もお世話になりました」
「寿司だ。地元の川魚で名物にしてみたい」
「川魚で」
「そうだ。うちの領は川が豊かだろう。もしあれが定着すれば、領の顔になる」
侯爵の目は本気だった。もう完全に寿司沼に沈んでいる。
「いいと思います。魚の選定と酢の使い方が鍵ですね。後で具体的に詰めましょう」
「頼む。君が協力してくれるなら心強い」
「もちろん」
話を終えて席に戻ろうとすると、アールがさっと来た。
「リョウ様、エメイラ様。皆さん、お二人に挨拶したがっております」
「列か」
「かなり長い列です。先に王様へ挨拶を済ませましょう。戻ったらそのまま流れに乗れます」
「分かった」
僕らは王様一家の席へ向かった。
王様、王妃様、王太子殿下、ルマーニ殿下が揃っている。季の最後の舞踏会の日、王家の席の空気は独特だ。格式の中に、少しだけゆるさが混じる。
僕とエメイラは跪礼を取り、挨拶する。
「陛下、王妃様。今季も大変お世話になりました」
「うむ」
王様が頷く。
「今季もよく働いた。ほどほどに休めよ」
「はい」
王妃様が微笑む。
「舞踏会、楽しんでいる?」
「はい。とても」
「なら良かったわ。エメイラヒルデも元気そうね」
「はい、王妃様。ありがとうございます」
王太子殿下が口を挟む。
「三ヶ月後のフェリシア行き、忘れるなよ」
「もちろんです。こちらも結婚式の支度が先ですが」
「互いにな」
ルマーニ殿下がにこりと笑う。
「今度は僕の相談だな」
「了解です。動きがわかったら連絡を」
王様が「よし」と軽く手を振る。
「さあ行け。今日は最後まで忙しいぞ」
「はい」
僕らは礼を取り、席を離れた。
戻ってきて、思わず足が止まった。
本当に列ができている。
伯爵家の末席、子爵家、騎士爵の家系、従属貴族。顔の緊張の仕方が違う。上級貴族は余裕があるけど、下の層は必死だ。言葉を噛まないように、服の皺を直して、手汗を隠して。
この舞踏会が、下級貴族にとってどれだけ大きい場かを思い出す。
上級貴族と縁を持てる可能性がある唯一の場所。その可能性の前で、人生を賭けている顔だ。
僕は背筋を正した。
「次の方、どうぞ」
一人目が緊張で声を震わせながら挨拶する。
「リョウエスト卿、今季……その、昼食会では……」
「うん、来てくれてありがとう。何か困りごと?」
「いえ、あの、ただ……礼を」
「礼は十分受け取ったよ。君の領の話も、今度ゆっくり聞かせて」
相手の顔がぱっと明るくなる。
次の人。
「卿の寿司酢、私の家でも試しまして……」
「どうでした?」
「家族が大喜びで……もし可能なら、領の川魚で何か……」
「いいね。小さく試して、うまくいったら広げよう。レシピでわからない事があったら知らせて?」
また顔色が変わる。息が深くなっていく。
次々と挨拶が続く。
僕は一人一人の目を見て、短く、でも誠実に返すよう心がけた。約束しすぎない。けれど希望は潰さない。今この人達が欲しいのは、握手一つの重さだ。
途中、エメイラが隣で小声で言う。
「あなた、疲れてない?」
「大丈夫。こういうのは、疲れる前に終わらせる」
「そういうところ、変わらないわね」
「変えたくないところだから」
列は長かったけど、途中で流れが温まっていくのが分かった。
最初は硬い顔だった人達が、僕の返事を聞くうちに少しだけ肩の力を抜いて帰っていく。それを見て、むしろ僕の方が救われる気がした。
八時間の舞踏会は、結局いつものように一瞬で過ぎたような気もするし、永遠みたいにも感じた。
最後の曲が終わって、広間の空気がほどける。
僕はエメイラと並んで歩きながら、ふと思い出す。
母の速文。
「終わったら必ず連れてこい」
エメイラも同じことを考えていたみたいで、ぽつりと言う。
「お母様、何をたくらんでいるのかしら」
「たくらんでる、は言い方が悪いけど……たぶん、何かある」
「ええ。それも、あなたに言わずに進めてる感じのやつ」
僕は苦笑する。
「怖いな」
「でも、行くしかないわね」
「うん。ミザーリも合流するし」
舞踏会の余韻がまだ耳に残っている。けれど、社交の季はこれで終わりだ。
季が終われば、次は結婚式。
そしてその前に、母のところへ行く。
母が何を準備しているのかは分からない。でも、嫌なことじゃないはずだとも思う。母は母なりに、僕達を“家族に入れるための何か”を用意しているのだろう。
そう思うと、少しだけ胸の奥が温かくなった。
「行こう、エメイラ」
「ええ。覚悟してね」
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